それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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束の間の休息、そして


ハンティングの時間だ! Session4

今日だけで何度目だろう、言葉を失うという感覚を味わうのは。そんな事を思うのは我らが指揮官と副官の二人、理由は簡単、ランページゴーストを迎えに行ったヘリとは別のジンオウガの遺体を持ち帰ってきたヘリを見たからだ。

 

吊り下げられる形で運ばれてきたその遺体の第一印象は想像よりも大きいだった、こんな巨体の生き物が高機動で動き回っていたと聞けば自分達の常識が軽く音を立てて崩れ始めるのも無理はない、実際に戦った三人ですらあれは何の冗談だったんだと言いたいのだから。

 

「で、これを追い出したさらなる化け物が存在すると、頭が痛くなる話じゃな……」

 

「とにかく、お疲れ様三人とも、と言っても警戒態勢はまだ崩せないけどね」

 

「MSFからは何か話がありましたか?」

 

アナの質問に答えたのは未だナデシコにて情報収集と警戒態勢を維持しているキャロル、あれから絶対ではないが各地のモンスターの反応を解析し感知できるように設定してから監視の任に着いている彼女曰く

 

《まだ何もないな、向こうだけでことを終わらせるつもりなのか……将又、俺の推測が外れたか》

 

《現状でおかしな反応もないしね~、まぁ絶対に捉えられてるって保証は無いんだけど》

 

なので現状では待機として言えないらしい、無論事件が収束したのかすら不明な為に基地全体はこうして警戒態勢を取っているのだが、と聞いてからノアが何かに気付いたようにジンオウガの遺体を遠巻きに見ておぉと感動の声を上げているユノを見てから

 

「だったらあの能天気バカがこうして外に出てるってマズくねぇか?」

 

「へ?あぁ、そこはほら、大丈夫だよ」

 

「うーん、この指揮官の能天気っぷりよ、いやまぁ、今更感あるんだけどさ」

 

RFBが呆れ半分感心半分の声にユノは流石にもっと危険な状態だったら出てこないから大丈夫だってとイマイチ理解しきれてない言葉を言うとその場全員が改めて溜息を吐き出すのであった、ともかくいつまでもこれらを外に出しておくわけないは行かない、しかし何処に運び込もうかとなった時に現れたのはスリーピースとアーキテクト。

 

どうやら持ち帰ってきたジンオウガの遺体を彼女たちも見に来たらしい

 

「おぉ、これが例の……すげー、ゲームとかでしか見たことないよこんな生き物」

 

「そうですね、確か電気を纏い攻撃、それと自家発電も可能だとか、内部で発電してるんでしょうか?」

 

「でも三人が言ってることだと内部からバチバチ~って感じじゃなくて外側からって気がしますよリーダー」

 

「両方というのもありえますよね、それに外部からも集めてたということは電気というものを自分のもとに集める器官のようなものあるのかな、あ、頭に秘密があるとか!?」

 

「だとすると角が怪しいですね、では私が【めかめかメイドさん】と運んできちゃいますね、何処に運びますか?」

 

アーキテクトはまだしもなぜスリーピースの面々はこの遺体を前にして騒ぐこともなく淡々と語り合いながら、最後には一度解体してからじゃないと判断つかないですねとかを職人顔でP38は言っているのだろうか、そもそもこの基地に大型生物を解体するだけの機材や場所はあるのだろうかと。

 

アイドルとは、ナガンですら久しく持ち合わせていなかった疑問に襲われるアナ、彼女だってそこらへんの常識はある、なんだったら電脳で検索だって出来る、出来た上で彼女は思う、アイドルとは……

 

「なぁなぁ、こいつの肉って食べれないのか?」

 

「え、あ~、どうでしょうか、一度検査して毒などがないか、肉自体に発電機能が備わってないかとかを調べなければ何とも言えませんが」

 

「そうか、じゃあ、あれだ、今回の事件が終わるまでに食べれるか判断してくれよ、それで食べれるならバーベキューだ!」

 

輝かしい笑顔のノア、まだ食べれるかは分からないというのに彼女の中では、いや、彼女の勘が告げていた、これは絶対に食べれると、だが忘れてはいけないこの場にはもう一人ノアと同じくらいに食という物を好んでいる存在を、そうユノである。

 

「それ、私も食べれるかな!?」

 

「あの、指揮官はその妊娠してますしあまり得体のしれないものは食べない方が良いのでは……?」

 

「大丈夫だって、それに最近はすぐにお腹が空いちゃうんだよね」

 

「ユノっちの食欲はモンスターにも負けず劣らずだね~、でもバーベキュー、良いね、あたしも参加したい!」

 

どうしてこの姉妹はこうも食い意地が強いのか、と周りが思いつつも先ほどまで過剰なまでに硬かった基地の空気がこの一角だけとは言え程よく柔らかくなり、その辺りは流石指揮官だなと言う空気になる。

 

ともかくジンオウガの遺体は一度、外の使ってない格納庫を簡易的に生物の研究施設にして解体、検査に回されることになりラボの面々とスリーピースは作業に入るために行動を開始した。

 

「で、アタシらはどうする?」

 

《ランページゴーストは次の指示が来るまでに補給と整備を終わらせて待機だ、それと戦車部隊も防衛の時にはすぐに動けるようにしておいてく……いや、ランページゴースト急ぎ準備を済ませろ!》

 

声の質が先ほどまでの彼女らしい落ち着きが合ったものではなくなった、それはつまり何かしらの緊急事態が起きたということ。

 

通信機に耳を当てればオモイカネが何やら騒いでいる、どうやら反応を拾ったらしくノアが何が起きたと聞けば

 

《今日一番の反応を拾った、ハハッ、コレが元凶というやつか?》

 

《何だこの反応、それにデカイ、具体的な大きさはわからないけど少なくともジンオウガとも、他が戦ってたモンスターとも比べ物にならない大きさだよ!!》

 

乾いた笑いのキャロルと対象的に半ば取り乱してる感じのオモイカネ、しかしキャロルも別に冷静というわけではない、反応だけで視えるだけも冗談染みた大きさなのだ、その大きさは推定でもデータにはない生物の大きさ、これがもし都市部に着いてしまったとすればその被害は計り知れない。

 

「帰って息を突く間もねぇな……」

 

「少しくらい休めせてほしいよねぇ」

 

「そう言っても仕方がありません、けどこちらから出撃するのですか?」

 

場所的にはこちらから出るには遠く、またそんな巨大な相手となれば自分達だけではどうしようもないだろう、しかしキャロルはこう返した、自分達で気付いたということはMSFも気付き、そして

 

《ヒポグリフに搭乗して待機、恐らくは向こうからすぐに緊急の依頼が飛んでくるはずだからな》

 

「……みんな、絶対に生きて帰ってね」

 

ユノの言葉に三人が頷いてからヒポグリフに搭乗、キャロルの予測通りMSFから話が来るまでに時間は掛からずランページゴーストは決戦の舞台に出撃していくのであった。




という事で後は向こうにぶん投げです、もし問題がということになったら多分明日の私がマッハで修正しますのでお知らせ下さいね!

因みに元凶のモンスターは推測ですが調べて半笑いしました、デカすぎぃ!!
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