それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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誰が此処までやれと言った


今週のビックリドッキリ兵装

ペルシカ達からすれば原因不明なので仕方のないことなのでとM4は自分が眠っていた時に見たことを話すのは諦めてメディカルチェックを受けたのだが、その結果に二人は驚愕の表情を晒していた。

 

別に何かしらの異常が出ているとかではない、寧ろMOD化したこともありその前のM4と比べ物にならないほどの数値を叩き出している、では何に驚愕しているのか、それは

 

「何だこの経験値……明らかに稼働時間とかと釣り合ってないぞ」

 

「M4、コレになにか心当たりある?」

 

MOD化することで自身の性能の限界、所謂キャップと呼ばれるものが開放され更に伸ばすことが出来るようになるのだが、それにはやはり戦場に出て経験を積む必要がある、なので当然ながらMOD化して直ぐに強くなるということではない、その筈なのだがメディカルチェックが出した数値はその本来であればこれから積むべき経験値がもう既に積まれている数字だった。

 

あり得ない、そうとしか言えない現象にペルシカがM4に聞けば、彼女はすぐに思い浮かぶ、深層心理とも言える部分での出会い、そしてもう一人の『M4A1』が別れ際に受け取ってと言ってたのを。だがもしこの事を話すとなればそれはあの封じ込めていた記憶のことを話すことになる。

 

それはつまり、あの計画が終わりを告げていないことを、アーキテクトに、ペルシカに話すことに、しかし黙ってられる問題ではないとM4は覚悟を決め

 

「二人共、話があります」

 

ベッドから起き上がりM4は話した。あの時自身に起きていたことを、その中で別の歴史を辿ったという自分に会ったことを、そして自分達AR小隊が揃いも揃って失った記憶の欠片を思い出し、ユノのクローンがまだ作られていることを、その全てを話した。

 

当然ながら場はM4のMOD化の成功を祝うという空気ではなくなる、ペルシカは目を見開き今の話を整理しようとし、アーキテクトも同じ様な表情をしたまま固まっている。しかし今のM4には聞きたいことがあった、あの日、自分達にその任務を出したのは本当にペルシカなのかという疑問を。

 

あれから少し冷静に考えてみて思った、ペルシカが出した任務ならば何故、記憶がないことが発覚した日に聞きに行った時に教えてくれなかったのかと、もしかしたら別の誰かだったのではないかと。

 

「ペルシカさん、私達があの日受けた任務、それはその施設を見つけることだったのですか?」

 

「……すまない、詳しくは話せない」

 

「え、どうしてさ、もしかして脅されてる?それとも……」

 

「構いませんアーキテクト、正直そんな気はしてましたから、では代わりと言うわけじゃないのですが」

 

もう一度、あの作戦区域の施設を調べさせて下さい。M4からの要求にペルシカはその言葉が来るのは分かってたよとばかりに笑い、彼女に問いかける、それは奇しくももう一人の『M4A1』が扉を開こうとした自分にかけた問と似ていた

 

「調べるのは構わないけど、希望なんてものは無いよ」

 

「えぇ、ですが絶望だけであろうと私達はその計画を止めるためだったら進むしか無いんです、もう、指揮官のような子を生み出すわけには行かないのですから」

 

(お、やべぇシリアスな空気過ぎてあたしどうすりゃいいのこれ)

 

「ふふ、分かった……だけどAR小隊のMOD化が全員済むまで待ってくれ、何そこまで時間は取らせないよ、それとユノ達にも話しておこう、そこに行くならばバックアップは必要だしね」

 

当然だろう、少なくともAR小隊とペルシカだけで事が進められる話では既になくなっている、無論コレを話せばこの基地がまた事件に巻き込まれることになるが、話さないよりは断然マシである。

 

寧ろ話すことでペルシカが言うようにナデシコなどのこの基地の戦力がバックアップとして付けてる状態で調べに入ることが出来るのでメリットのほうが大きい。

 

「うーむ、でもそこまでしてあの衛星兵器の計画を進めて、どうするつもりなのかな」

 

「さてね、でもどうせ碌な事じゃないさ……」

 

ペルシカの言葉にM4も同意しつつ、ふと自分の今の身体を見てみる。MOD化という事でナガンと同じく衣装も変わっているのだがそのデザインは『M4A1』とほぼ同じで、だけど違うのはカラーリング、向こうは黒一色で何と言うか自分なのに怖いという印象をもたせる感じだったのだが、こっちは前の衣装のをそのまま使ったような感じである。

 

結構好みかもしれないと思いながら遂に義手を見れば、見慣れない形になっていた。どうやら戦闘用の物が改造されたらしいと思っているとアーキテクトがM4が興味を持ったと思ったのかニコニコ笑顔でこの義手の説明を始めるのだが後の彼女は告げる、ペルシカさんも信頼ならないと

 

「お、義手が気になるのかい?」

 

「ええ、まぁ、形と変わってますし、何か新しい機能でも?」

 

「じゃあその辺りの説明をしてしまおうか、今回、君のMOD化において素体の性能の大幅な向上は勿論のこと、義手と君専用の新たな武装を追加することにしたのさ」

 

武装?とM4が疑問に思えばガチャンガチャンと【めかめかメイドさん】がM16が所持しているのと似ているが向こうは黒なのをこちらは白一色のそれを運び込んできた、どうやら専用武装とはコレに事らしい。

 

ベッドから降りてそのコンテナを持ってみれば思ったよりも軽い事に驚くと

 

「まずはそのコンテナだね、それはエムエムの為に新たに製造した武装コンテナ、というよりもそれは武器であり盾であるって言ったほうが良いね」

 

「武器であり、盾である?」

 

「そのコンテナには防弾耐爆耐衝撃などは勿論、正規軍の戦車、テュポーンの装甲をベースに作り出した新たな複合装甲を使用しているから大半の物理攻撃は防げるようになっているのさ」

 

今の説明だけでM4は無性に嫌な予感がした、今のは序の口だと、絶対に今から自分の頭と胃が痛くなるような説明が飛んでくると謎の確信すら持てていた、そしてそれは辺りだったと分かるのに時間は必要ではなかった。

 

さっき彼女達はこれは武器でありと言っている、なので勿論次はその武器の部分の説明になる。

 

「そしてそして、こいつの目玉となるのは義手と連動させることでコンテナが展開されて、この射出口から強力な重力波を収束、そしてドカーンと放出するのさ!」

 

M4は頭を抱えた、尚、説明はまだ続く模様。




次回もM4姉貴のMOD化紹介とかだよ!終わらねぇ!!!
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