それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!! 作:焔薙
Warning Warning Warning
本人からはやれ(脅迫)(願望)(幸せを教えたい)って感想で送られてるから私は暴走するぞジョジョォォォォォ!!!
休日、まだ眠っている指揮官の自室の机に置いてあった通信機、これはCUBE作戦後、ペルシカから送られてきた特殊なものらしいのだが今日まで一度も通信が来たことがない
その今の今まで黙りだった通信機から通信音が部屋中に、だが外に漏れない程度の音量で鳴り響いた
「ふぉ!?」
音に驚いて指揮官が飛び起きるが勢いが良すぎてそのままベッドから落ち頭を擦りながら立ち上がり、通信を繋げば聴こえてきたのは
《やぁ、指揮官さん。こちら【404小隊】の【UMP45】もしかして寝てた?》
「404のUMP45?まぁうん、寝てたけど目が覚めた、いったた」
《あらら、それはごめんねー、でもちょっと頼み事があってさ、聞いてくれるかな。ああ、ペルシカは通してあるからヘーキだよ》
「頼み事?うん、いいよ、話して」
《貴女の司令部でとある小隊を預かってて欲しい、具体的な日数は提示できないけど長くても数日位だとと思う》
とある小隊、404から頼んでくるってことはまた特別な小隊なのかなと思いつつ、聞いて大丈夫なら聞いてみるかとUMP45に話してみれば、うーんと言う悩む声がしてから
《特殊と言えば特殊かな、悪い子達じゃないよ、寧ろ可愛い妹達みたいな感じ》
「そっか、分かった、ならちゃんともてなしてあげないとね。で、何時来るの?」
《うん、今日》
「え?」
《今もうバンで向かってるよー》
拒否権なんて無かったのでは?と苦笑を浮かべつつ、人形に対しては警戒心もあまり怒ることもしない彼女はじゃあ、準備しておくねと言ってから通信を切りまた同じところに置いておく
約一時間後、正門前、指揮官とM189と念の為と付いてきたG36はその例の小隊と対面していた、因みに404は急いでいたのかじゃあ、あとはよろしくー!と慌ただしく乗ってきたバンで消えていった
出てきた小隊の面々を見て指揮官は最初驚いた、そこに居たのは404小隊と同じ人形たちだからだ、だけど直ぐに違うとわかる
「あ、えっと、今日からお世話になります【404-F小隊】隊長の【F45】です」
「私は【F9】よろしくね!」
「I am 【F416】, nice to meet you.」
「【F11】よろしく」
それぞれが自己紹介をしてから頭を下げる、この時点でかなりの違いがあった、先ず全員の名称がFであること、F45の肌が凄く色白なこと、更に言えばF416が何故か英語しか喋らないことと上げていったらキリがない
のでそこら辺の思考はまるっと投げ捨て自分らも軽く自己紹介を始める
「うん、いらっしゃい、私はこの司令部の指揮官です」
「副官を務めておる、ナガンM1895じゃ、ナガンで良い。短い間になると思うがゆっくりしていっとくれ」
「お嬢様のメイドをしております、G36でございます」
こちらも自己紹介を終えて、さてまずはどうしようかと考える指揮官、ふと目についたのは中々の大荷物、これを持ちながらは酷だよねよ頷いてから
「じゃあ、先ずは荷物を置きに行っちゃおうか、宿舎まで案内するから付いてきて」
「お荷物、お持ちします」
「わわ、だ、大丈夫ですよ?」
「遠慮するな、そうさな、ホテルや旅館にでも来たと思え」
ここまでされたことがないのかF45が戸惑っているとM1895が気を利かせそう伝えればF9がなるほどと言った感じな表情をしてからF45に
「45姉少しだけでも持ってもらおうよ、それに全部向こう任せにするわけじゃないんだから」
「う、うん、えっとお願いします」
一方、指揮官も少しは手伝おうとF416の荷物を持とうとした時、大きめの方を持とうとした指揮官に彼女が心配そうな声で
「Be careful, this baggage is heavy」
「……?」
だが悲しいかな、挨拶程度なら何ヶ国語も口から出せるが会話レベルとなると全く分からない指揮官は心配はされたのだろうが何を言われたか分からずフリーズする
F416もそんな彼女を見て伝わってないと気付きどうすると思っているとF11がフォローに入る
「この荷物重いので気をつけてくれだって」
「あ、うん、ありがと、気をつけ、あ、あれ?」
「お主に持たせるわけ無いじゃろって本当に重いなこれ……指揮官、持つならF9かF11のにしろ、そっちの方が軽いからわしらが安心する」
「うん、分かった……ん?」
それぞれが荷物を持ってから宿舎まで案内しつつ、404-F小隊の話を聞いてみる、やはり気になるのは【F】と言う部分、先ず考えを口にしたのはM1895
「しかし、Fと言うのは『Fake』と言う意味か?」
「多分だけど『Freedom』じゃない?」
それに対して指揮官がそう反論、答えを求めてF45に視線を向ければ
「えっと、両方正解です。と言うより私達は最初は特に小隊名とかはなくて、ある日404小隊の隊長に付けてもらったのが404-F小隊でそれぞれFを頭文字にしたのが私達なの」
あやつか、ならばそういう洒落たこともするかと納得するM1895、指揮官も良い話だね、名前って何よりも大事だからさと笑っているはずなのに妙に重い感じに同意する
「確かにそのままでは404と区別が難しいですからね。さてこちらが宿舎でございます、お嬢様、皆様のお部屋はこちらで?」
「そうだよ、ただごめん、皆が来るって知ったの今朝で一応、起きてた皆で掃除はしたんだけどちょっと汚いかも」
扉が開かれればちょっと汚いかもと言った割りにはそんな風には見えない小奇麗な部屋、ベッドの数もしっかり四人分あり家具も揃っている
予想よりもしっかりした部屋に驚く404-F小隊の面々、F9が代表するように口を開く
「いやいや、こんな綺麗な部屋ありがとう!ビックリしちゃったよ」
その言葉に三人も頷けば良かったとホッと息を吐く指揮官、それからとりあえず荷物を置いてもらい
「さて、じゃあ司令部を案内するね、今日は休日だから皆いろいろしてて面白いと思うよ」
これはこの世界線での彼女達のお話、後に彼女達は語るだろう、何処よりも暖かい優しい指揮官の司令部だったと
F小隊幸せ世界線開始だオラァ!!!因みに404は何しに行ったかって?何してるんやろなぁ(謎の人名のリストを見つつ)
今回出てきたF小隊が気になる?よろしい、【404小隊(大嘘)】を読むのです、ていうか読んで下さいオナシャス!!(ダイマ)
あとF416のセリフはグーグル先生任せです、多分色々違う、私は英語苦手なのです(白状
次回 休日の司令部でF小隊が楽しむ
因みに全何話になるかはわからないです(THE 無計画)それと上手く欠けてる気がしないのが辛い(吐血