それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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ラブコメ難しいっすわ(白目)


☆ ラブコメは唐突にゃ(IDW談)

数日後、レイディアントガーデン正門前。そこに一台のバンが停車し降りてきたのは

 

「なぁ、ジイさんはまだ分かる、なんで姐さんが着いてきてんだよ」

 

「良いじゃねぇか別に、減るもんじゃねぇしよ。それにほら、オヤジの介抱ってのもある」

 

「馬鹿言うんじゃねぇ、あれくらいもう治って痛ゥ!?」

 

ああほら無理すんなとM16が腰を擦れば、シドはクッソこれだから歳は取りたかねぇんだとボヤキ、その様子をジェイクが大きくため息を吐き出しながら備え付けられているインターホンを鳴らせば

 

【はい、レイディアントガーデンのロペラです、ご用件をどうぞー】

 

「本日、そちらの設備のメンテナンスを頼まれてる【シド工房】のジェイクです」

 

【おっと、もうそんな時間だった?えっと……はい、確認できたので正門を開けるからバンでそのまま入って駐車場に止めてね~】

 

応対の途中、向こう側から『だから時間だって言ったにゃ』と聞こえ、M16がククッと笑うがジェイクが理由を分かるわけもないので二人に告げてバンに乗り込み、開かれた正門を通り案内板に従って駐車場へと向かう。

 

その途中、先程のやり取りでM16からしてみれば少々意外だったという感じの声で

 

「にしても、少年。いつそんな敬語習ったんだよ」

 

「ジイさんが今後必要になるから礼儀と言葉くらい覚えてこいってリディアンで」

 

「たりめぇだ、お客様に粗々があっちゃわりぃからな。まっ、ボウズの頭の良さには流石の俺も舌を巻いたがな」

 

シドの言葉通り、彼はまだ出来たばかりの頃のリディアンに生徒、と言うわけではないが物事を教わりに向かったのだがあらゆる分野で驚異的な吸収と応用を見せつけて向こうの教師たちも驚かしていた。

 

その時のことを思い出したのだろう、運転をしながらジェイクはその中でも一番面白かった授業を語る

 

「数学、あの時の先生の授業は面白かったな。俺が出来るレベルギリギリを出してきて、解ければ更に上をって感じで出してくれて」

 

「……あ~、ユノが言ってたビックリするくらい頭の回転が早い子って少年のことだったのか」

 

因みに、ユノからの評価は最終的には自分が出せる最高難易度の問題も苦戦こそしていたが解けた彼のことを絶賛しており、ペルシカにも紹介したいとも語っていた。

 

更に余談だが、ユノの数学はついぞペルシカに追いついた、何だったら今もまだ勉学を続けているのでそのうち超えるかもしれないとペルシカは笑っていたとか何とか、などと語っている間にバンは駐車場に到着、全員が降りてから後部座席から道具を取り出していると

 

「こんにちわって、シドお爺ちゃん!?ちょ、腰痛めてるのに来ちゃったの?」

 

「おうとも、今日が初日のコイツを一人で向かわせられるかっての」

 

「よく言う、少しでも動かしたら痛がるくせに。っとと本日はよろしくお願いします」

 

「ペーシャが聞いたらブチギレそうな患者にゃ、よっM16」

 

「よぉ、元気そうだな」

 

どうやらフトゥーロは手が離せないらしく出迎えに来たのはロペラと現在はP基地からほぼ住み込みで警備と手伝いという形で働いているIDWと共に歩き出すのだが、途中でIDWからM16に

 

「んで、オメェさんは何で着いてきたにゃ」

 

「ん?そりゃ少年の仕事っぷりを見るためだが?」

 

「半分ダウト、だったらもう何度も見てる筈だからにゃ」

 

彼女の言葉にM16は軽く肩を竦めてからジェイクの方を向いて、そうだなぁと言葉を紡ぐ、確かに本人が言ったように此処での仕事振りを見たいというのも嘘ではない、がIDWの言う通り半分だけの理由でもある。

 

「もしかしたらがあるかもしれないっていう興味、かね」

 

「もしかしたら?ははーん、さてはシャフトかにゃ?ありゃ難しい問題にゃ、確かに向こうも男性恐怖症を直したいという気持ちはあるが根が深すぎる、ジェイクが悪い奴ではないというのは分かるけど、それとこれとは……」

 

「いや、有り得るさ。アイツとシャフトは、似てるからな」

 

似てる?オウム返しでIDWが聞くがそれ以上は彼女は答えなかった、だがその目は決してデタラメを言っているような感じではなく、IDWもそれ以上は聞かなった。

 

と言うよりも、コイツがそう言うときは何というべきか大体いい感じに物事が転がる事が多いので変に口を出さないほうが良いかという判断でもある。

 

その間に前のジェイクとロペラとシド組は本日の業務内容を確認しつつ本館に向かい、到着してから今度はフトゥーロが出迎え、挨拶をしてから改めて今回の依頼内容を話している姿を眺めていると

 

「へぇ、あの子がジェイク」

 

「喰うなよ?」

 

「貴女が私をどう見てるのがよく分かる一言だけど、誰だろうと構わず食べる狂人じゃないわよ」

 

「狂人じゃないとかいう今世紀一番のおまいうが来たにゃ」

 

軽い挨拶代わりの冗談を叩きあってからイングラムが改めてジェイクの姿を見れば、軽くため息を吐き出してから

 

「面影バッチリね」

 

「ん?オメェ、アイツの両親でも知ってるのかにゃ?」

 

「……知ってるなんてものじゃないわよ、フフッ驚きね、あのマッドサイエンティストからあんな良い子が生まれるなんてね」

 

「やっぱりか、頼むからアイツには言うなよ……いや、もし向こうから親父を知りたいとでも来たら別だが」

 

そこでIDWがM16が着いてきた理由の一部に勘付いた、どうやらイングラム、というよりもヤークトフントのラストミッションにジェイクが関係し、そしてコイツがなにか皮肉や余計なことを言わないかを心配しているらしい。

 

マッドサイエンティストとヤークトフント一二を争う狂人の口から出たのだからそれはもう人間の形をした畜生だったのだろう、今こうしてまっすぐ育っている彼が知る必要がないほどに。

 

「言わないわよ、それに私自身は、いえ、リーダー以外は正直どうでもいいとすら思ってるわ、この世界じゃ至って不思議じゃない人種だったってだけよ。それに子に罪は無い、知ってるでしょ、私って子供は好きなのよ」

 

なら良いけどよと安堵の声でM16が答えればイングラムはそれにしても心外ねと言う感じに哀愁漂う笑みを零す、そしていい感じに置いてけぼりを食らったIDWは伊達なのかはたまた本当に老眼鏡なのかわからない眼鏡の位置を直しつつ

 

「オメェが子供好きは初めて知ったにゃ、どうりで此処に入り浸るわけにゃ、って?」

 

突如声を上げたIDW、その視線の先には遊びにでも行こうかとなったのか子供たちに囲まれたシャフトの姿、勿論ながら玄関前でやり取りをしているのでそうすればジェイクの姿も視認するわけで

 

「あっ」

 

「ん?あっと、えぇっと姐さんが言ってた子だっけ?」

 

「(ビクッ)あ、あ、え、えと、シドお爺ちゃんのお弟子さん?」

 

ビクビクだが勘の良さからか悪い人ではないと判断してなのかジェイクに言葉を返したシャフト、誰しもが驚く彼と彼女のファーストコンタクトとなった。

 

だが、勘の良さで見抜いたのは彼の人の良さだけではなく、似た者同士と言うM16の言葉の部分だったと知るのはもう少し後のお話である。




因みにジェイクって名前はバイハ6の動画見てるときにそのまま使いました。

つまり、まぁ、ヤークトフントのラストミッションはそうだったんだよ
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