それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

769 / 794
時系列的にはコラボの前ぞよ。


もちもちに罪なし!

ノアがレイと接触し、彼女がP基地と合流をすると決めてから約一時間後、そこには第一部隊の面々、そして……

 

「おぉ~、こりゃ宝の山ってやつだ」

 

「感嘆の声を上げるのは良いが量が多いのを忘れてないだろうな、さっさと吟味するぞアーキテクト殿」

 

「急がないと、夜になったらここもどうなるか分かりませんからね」

 

「夜行性のELIDとか、居るんだろうなぁ……」

 

まずはアーキテクト、89式に88式の技術部と所属というわけではないが手伝えるだろうということで付いてきたウロボロス、彼女たちは到着してから上記のように感動しつつも直ぐに研究所にある様々な資料などの収集を開始、詳しくの吟味は基地に持ち帰ってから行うらしい。

 

それに伴い、紙媒体ではなくデータとしての資料に関してはウィルスチェックなどを兼ねて情報部全員が集まっており、こちらは無言で急ピッチに作業を進めている、そして第一部隊はというと部隊長であるジェリコがテキパキと指示を飛ばしていた。

 

「ワルサーは屋上から周囲の監視をナデシコの目があるとは言えそれを掻い潜ってくる個体が生まれていない可能性がありますから、FAL、式自はアーキテクト達のサポートへ、積み込むものがあればヒポグリフに手早く積んでしまってください」

 

「了解、って言ってもそんな特殊個体居てほしくもないけどね……」

 

「アタシも空から見てきたほうが良いか?」

 

「ノアは座ってレイの相手してないさいな、式自行くわよ」

 

「……あ~っと、そろそろツッコミってのを入れたほうが良いのかしらねこれ」

 

式自の何とも歯切れの悪い言葉だが、その場の全員には意味は伝わっているし現在進行系で第一部隊の視線はそこに注がれている、その上で今の今まで触れないでいた、どう触れれば良いのだろうかこれというのが正直な感想だからだ。

 

歴戦の勇士でもある彼女たちを困惑させている者の正体、それは……

 

「ふぉ~……」

 

「おぉ、やっばいわこのモチモチ肌、ずっと触ってても飽きないって凄いよこれ」

 

プニプニプニとほっぺを突き続けるレイとその彼女に背後から捕まり動けない逃げれない抵抗できない状態の一〇〇式、これが第一部隊とノアを困惑させている正体だった。

 

ことの始まりは彼女たちが到着してからすぐの出来事、今の今まで自分一人しか居なかった研究所にここまで大人数が来るとはと感心していたレイ、そんな時に見つけたのが一〇〇式であり、彼女いわく気付けば捕まっていたとのこと

 

「な、なんで私なんですか、ふにゃ」

 

「いやぁ、こんな絶対に突いたら柔らかそうなほっぺを突かないなんて失礼かなって思ってさ、【おもちちゃん】」

 

「一〇〇式です」

 

つまりは衝動的な行動だったらしい、しかし一〇〇式の受難はここから始まったのである、というのもそれから数十分と立つのだが未だに開放されないのだ、一応、不快には思ってないし自分はこの場ではあまりやることがないのでレイの機嫌取りと言う意味では良いのかもしれないが、流石に聞きたくなったので式自が聞いてみれば

 

「まぁ良いのだけど、いつまでそうやってるつもりなのかしら」

 

「飽きるまでかなぁ、【しらたまちゃん】」

 

「一〇〇式です」

 

因みにだがレイは餅も白玉も見たこと無いし食べたことはない、一〇〇式が日本の銃を持っているということでリアルタイムで脳内で検索をかけて、呼んでいるだけである、なお、呼ばれた側の一〇〇式はその度に訂正をしている模様。

 

しかしまぁとノアがふと思う、彼女、レイのネーミングセンスを聞いていると思い浮かぶのはこの時間帯ならばSRSの授業を受けているであろう能天気バカことユノである、そしてそれは他もそうだったようで偶々通りかかった89式が

 

「なんだか、ユノちゃんみたいなネーミングセンスですね」

 

「ん?ユノってあれ、えっと……?」

 

「あ~、オリジナルの、姉貴の名前を引き継いでるクローンが居て、ほら、アタシが能天気バカって言ったそいつだ、そいつも動物には食いもんの名前つけるんだよ」

 

だが流石に人には付けないので、レイのほうが割と遠慮のない性格なのが作用しているのかもしれない、だが仮に渾名で付けてとなったらほぼ間違いなく一〇〇式のほっぺのぷにぷに具合を見てから同じようにつけるだろうというある意味での信頼感がある。

 

「へ~、でもほら、食べ物って特徴を表すには丁度いい感じがあるから良いよね【かしわもちちゃん】」

 

「一〇〇式です」

 

いつまで続くのかなこの流れと式自、ノアもこれ以上は面倒だなと思いつつも手伝えることがないのでどうしたものかとなる、一方、技術部と情報部の作業は思いの外、順調に進んでいた。

 

どうやらレイの言葉とおり罠らしい罠は見当たらないらしい、更に言えばどうして研究所の資料などで削除などされずに残っていたのかの謎も解消された。

 

《なるほど、奴の嫌がらせということか》

 

「嫌がらせだったかは不明ですが、ヨゼフとしてもここの研究データなどを消されるのは避けたかったということでしょうね」

 

何時何処でどのように行ったかは判明しなかったが、ヨゼフがこの研究所に対して細工を施していたらしく、フェアリーリリース作戦日にこの研究所のデータを保護、更にラビットプロトコルの一部を襲撃させて紙媒体の資料なども確保して放置、そしてレイが覚醒と同時にアクセスできるようにしていたので、結果として手付かずの状態で残っていたという状況になったらしい。

 

彼が何を目的でそうしたのかは今となっては分からないが、ヨゼフからしてもパラデウスの技術力は無視できないものであり、その研究データも欲したと考えればこの行動も一応の納得はできる。

 

「だけどまぁ、そいつは死んじゃって敵対してたあんたらが丸々頂くことになるなんて笑える話じゃん?」

 

「それだけあの戦いは勝てると思っていたのでしょう、しかし、あの日にここを襲撃したとなればラビットプロトコルの残党が居ても……って何を思い出したって顔してるのですか」

 

ジェリコが見たのは誰が見てももしかしてあれってと言う顔をしているレイ、その間も一〇〇式の頬を弄るのを止めていないが、ともかく、そんな表情をされれば気にするなというのが難しいので聞いてみれば

 

「もしかすっと、覚醒した日に外でELIDに転がされてたのってそれだったんじゃないかなって」

 

「流石にELIDを相手には出来なかったってことか」

 

「でもELIDの死体もあったから相討ちっぽいけどね、ん?どうしたのさ【ところてんちゃん】」

 

「ちょっと、貴方の腕が乗ってる両肩が痛くなってきて、あと一〇〇式です」

 

おぉう、それは宜しくないねごめんと離れるレイ、というよりも流石の彼女もそろそろ満足していたらしい、とそのタイミングで資料や機材の積み込みとデータの抽出が完了という報告が上がる。

 

ならばここにもう長居は無用だなとレイはブラックサレナで、ノアはそれに追従する形で、それ以外はヒポグリフにて基地への帰投を開始する、なお研究所は厳重にセキュリティを施した上でこの汚染地域での活動拠点として今後は活用することにした模様。




あれ、基地の到着まで書けなかったわ(無計画)まぁ次の話では基地での場面になると思うようん。

あ、コラボの方は後日談に入って良いのか、それとも向こうがもう一話来てから書こうかで悩んで今回はこうなりました、なのでコラボ話し書いたら話数の順番が変わるかもしれません、はい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。