それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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指揮官不在の執務室の一コマ


羽休みも立派な仕事

執務室、本日午後の分の書類を片していく二人、特にこれと言ったトラブルもなく、書類を纏めた指揮官は束を持って

 

「これでよしっと、じゃあカリンちゃんに渡してきちゃうね」

 

「うむ、コケるなよ?」

 

「子供じゃないんだからさぁ、じゃ行ってきます!」

 

よくコケるじゃろと思いつつ、執務室から出ていった指揮官を見送ってグッと伸びを一つ、それから少し自分も休憩挟むかと立ち上がった時、コンコンとノックされる

 

「開いとるぞ」

 

「失礼しまーすって、あれ指揮官は?」

 

「なんじゃ、あやつに用事じゃったか、だったら間が悪いのほんの少し前にカリーナに本部に送る書類を渡しに出ていったぞ」

 

入ってきたのは手に書類の束を抱えていた【UMP9】どうやら指揮官に用事があったようでM1895がそう告げるとむむむと困った表情に変わる

 

書類に気付いたM1895は、ふむと頷いてから

 

「わしで良いならば聞いておくぞ」

 

「えっと、頼まれてた武器庫の整理、それと模擬戦の結果と今日の任務の報告書を渡そうと思って」

 

「なるほどな、それならばわしでもどうにかなる、後で目を通し指揮官に話しておこう」

 

あ、本当に、じゃあお願いしますとM1895に手渡して直ぐに執務室から出ていこうとするUMP9

 

だがM1895はUMP9の目を見て何故か溜息をついてから

 

「9、ちょっと待て」

 

「え、は、はい、何でしょうか」

 

「そこに座れ、お主ここ最近、休憩をきちんと取ってないじゃろ、目が若干疲れておるぞ」

 

やれやれと言った感じに指摘をすればUMP9はうっと図星を突かれてような顔になり、視線を泳がしどうしようかと悩む仕草を見せる

 

だが良いからはよ座れと改めて言われれば無碍に出来るわけもなく言われた通りにソファーに座ることにした

 

「うむ、コーヒーでいいか?」

 

「あ、はい、大丈夫です」

 

「固くなるな、何も短い仲ではあるまい」

 

「副官と一対一は流石に緊張しますよ?」

 

カッカッカッ、不思議じゃのう、わしは何も威圧してるわけではないのじゃがと笑いながらコーヒーを淹れていくM1895にいや、この司令部始まってからずっと副官の貴女に緊張するなという方が難しいと思いますよと呟くUMP9

 

そう言われると流石のM1895もむぅ、そんなに堅いイメージが先行しておるのかと少々凹む、実際は堅いイメージとかではなくてUMP9の言う通り副官と言う肩書のせいで一対一だと何かやらかしたのではと緊張してるだけである

 

コーヒーを淹れ終え、UMP9に差し出し渡してから自信も座り、一口飲んで

 

「で、何をそんなに忙しなく働いておる」

 

「忙しなくと言いますか、つい自分がやらなくちゃって思っちゃいまして」

 

「何じゃその脅迫概念、と言いたいがまぁ少し前までは人手不足や何やと掛け持ちが普通じゃったからな、今からガラリと変えろというのは難しいか」

 

「ええ、もちろん今は仲間が沢山増えたし、部隊員も言えるから少しは仕事を回すべきだってのはわかってるんですが」

 

少し前、この司令部が始まった当初の話である、その時は誰かが幾つかの仕事を掛け持ち忙しなく動いてた時期であり丁度UMP9達が来たのもそれくらいの時期だったので当時の癖が染み付いてしまっているのである

 

「分かっておるなら、しつこくは言わぬ、が指揮官に無茶をするなと言った手前わし等が無茶してますは流石に怒られるからな?」

 

「う、それは嫌かも、P7の時みたいな怒り方じゃないと思うけど心配されながら怒られるって結構クルからね……」

 

まぁ、司令部の仲間には滅多には怒らぬがなと一言付け足し喉を潤しM1895、と言うか指揮官って人形相手だと警戒心も無いですよねとUMP9が言い彼女もコーヒーを飲む

 

「あ~、そうじゃな、流石に他司令部の人形となると少しは警戒するがそれでもかなり緩いからのう……一応しつこく言ってはおるが」

 

休憩のはずの雑談が指揮官のこの対人形の警戒心の無さに話が発展すれば、はぁと二人してため息をつく

 

二人の言う通り、人間相手なら過剰なまでに警戒が強くなる指揮官だが人形が相手となると薄壁程度の警戒心になってしまう、外でもそうなのでこれを利用され誘拐などされてはシャレにならないと随分前から話されている内容である

 

とりあえずは外で何が何でも指揮官を一人にしないと言うことで対処はしてあるしM1895が率いる裏側が事前に防ぐなどしているので今現在で事件が起きたことはない、が心配なものは心配である

 

「……すまぬな、変な空気にしてしまったわい。饅頭食べるか?」

 

「お饅頭ですか?和菓子なんて珍しいですね」

 

「ペルシカがよく送ってくるのじゃ、何故かは知らぬが」

 

「そうなんですか、じゃあ頂きます」

 

うむ、待っておれとソファーから立ち上がり、棚から割と高価そうな箱を取り出してテーブルの上で開く

 

一つ手に取り一口食べればこし餡の滑らかな舌触りと程よい甘さが口の中に広がり、ん~と唸ってしまうほどの美味しさを感じ取る

 

「相も変わらず、ペルシカから送られてくる和菓子はどれも美味しいのう」

 

「え、毎回和菓子何ですか?」

 

「不思議なことにな、ああ、二三個取っておいてくれ、指揮官も食べるじゃろうしな」

 

「たっだいまーって9?どったのってあ、お饅頭!」

 

カリーナと満足するまで会話できたのが楽しかったのか、テンションが少々高めの指揮官が丁度帰ってきて饅頭を見ればソファーにそそくさに座り一つ手にとって食べ始める

 

「ん、美味しい!」

 

「本当に美味しそうに食べますね指揮官」

 

「見てて面白いじゃろ?」

 

働くのも大事だが、羽休めも大事なことである、それを言わずとも分からせてくれる執務室の一コマ、今日も司令部は穏やかに一日が過ぎていくのであった




偶にはまぁこんなただの日常回もいいよねって話

人物資料の指揮官の項目で新たに身長、体重、バストの情報を開示しました!!

セルフQA

Q 身長低すぎない、これでよくパンケーキとか作れたな

A バリアフリー的な感じで低身長でも大丈夫な調理場です、司令部全体にもバリアフリーはあります、あくまでバリアフリーです、指揮官に合わせたわけじゃないです

Q バストの情報いる?

A いる(鋼の意志

次回 まだ考えてない
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