それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:焔薙

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人物資料 キャロル・エストレーヤ(フェアリーリリース作戦後)

現在のS09P基地の指揮官、元々ユノの妊娠してから指揮官代理として働いていたので基地としてはあまり大きな混乱こそなかったが、正式に彼女を指揮官にするということで実を言うと本社とで少々揉めていたりもしたが彼女の代理期間の功績とナデシコを十全に扱えるという事で認められた。

 

容姿等などには大きな変更はないが細かなところでは日常での服装がジャージからグリフィンの制服に、また代理をしている時から何かと難しい顔をしていたことが原因なのかエルダーブレインに比べると目つきが悪くなっている。コレのせいなのか一度だけ機嫌悪い?とユノに聞かれたことがあった。またジャージから変わったとは言ったが業務が終わったり休日の日は変わらずジャージに白衣である、本人曰く拘りを感じ始めているらしい。

 

指揮官としては基本的にナデシコに接続し、任務中に関しては何が起きても動じたり取り乱したりはせずに正確に指揮を執り、想定外のことに驚愕こそしてもそこからの立て直しはユノが自分には出来ないかなぁと感心するほどである、また本社への出向もユノと違い自身を秘匿するつもりがサラサラない彼女は素直に応じ、その背丈から見ず知らずの指揮官などに甘く見られようとも態度は一切崩さずに堂々と言葉を返すほどである、これが若干問題を引き起こしかけることもあるがキャロルは一切治すつもりはないとのこと。

 

基地の運営方針もユノのものを引き継いでおり、ここは全く手を付けるつもりはない、彼女が作り上げたものでありだからこそ守るべきなのだと理解しているから、本人としても休みに開発などの科学分野を触りたいという欲求もある。

 

流石にダウルダヴラを装備しての出撃は殆どなくなったが必要とあればオートスコアラーを率いて出撃も辞さない、要は状況次第ということである、またストレスが限界にまで達した時も(勿論ながら状況が許すのであればだが)出撃をし半ば八つ当たり気味に敵を蹂躙していったりもする、ストレスの原因は大体副官とSaiga-12

 

副官としているFive-sevenに関してはオートスコアラーやユノ達を除けば一番会話をし自分を知っている存在であり、だからこそ彼女が自薦した時は認めたのだが最近は【Saiga-12】と激しい言い争いをしょっちゅう始めることが悩みになりつつある。キャロルは認めないしFive-sevenにも伝えるつもりはないのだが彼女からのアドバイスを素直に受けたり、食堂での注文を彼女に頼んだり、基地の中だけとは言え抱えて持ち運ばれたり、彼女からのマッサージを受けつつそのまま寝てしまったりと心の底ではFive-sevenのことを信頼している様子が随所で見受けられている。

 

また今までは無いと思われていた好みも最近になり生まれたのか、それとも始めから合ったのだがキャロルが気付いていなかったのかは不明だが存在し、苦いものや辛いものは駄目ではないが苦手で、ビーフシチューやクリームシチュー、カレーライスと言ったかなり味が濃いものと普通の人からすれば甘すぎると言うお菓子の類が好みらしい。尚、お菓子の方は基本的にAA-12と同じく棒付きキャンディなのだがFive-sevenによって一日3本までと制約を受けている、これは過去に自室で一箱を舐めていたのを見咎められたのが原因であり、キャロル本人はかなり不服としている。

 

彼女の心の中にはまだアルアジフとの約束は残り、小さな体でありながら大きな信念の火を燃やして、この陽だまりの体現とも言われている基地を守っている。




テーマ曲を付けるとすれば【五線譜のサンクチュアリ】

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