それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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こいついつもなんか喰ってるな


もぐもぐもぐ

業務も終わり、夕食も殆どが食べ終えた食堂。胃を休める者、デザートを食べる者、特に何をするわけでもなく雑談する者等などが残っている空間に指揮官は居た

 

居たと言うかまだお菓子を食べてた、もぐもぐと、そしてそれは一人ではなく向かい側にも同じようにもぐもぐと食べている人形が居た、もっと言えば指揮官が食べてるお菓子を渡したのは彼女【FF FNC】である

 

(もぐもぐ)

 

(もぐもぐ)

 

((もぐもぐもぐ))

 

互いに一言も発さずにチョコバーをもぐもぐと食べている光景は見る者を和ませる風景だと思われる、既にそれが5分前からの光景だとしたら話が変わるかもしれないが

 

そう、夕食を終えFNCがお菓子を持って現れ指揮官もどうですかと誘い、それから5分、二人は黙々とお菓子を食べ続けているのだ

 

「(もぐもぐ、ゴクン)そういえば指揮官様」

 

「(もぐもぐもぐ、ゴクン)ん、何FNCちゃん」

 

ここに来て漸く会話が始める、それだけなのに見ていた何人かは安堵の息を吐いたのはあの光景はあれで心配になるものだったということか

 

因みに、当たり前だが二人共口に物を入れて喋るなどはしない、指揮官は元々があれだったのでマナー云々は疎かったが一般常識として意外にもペルシカがその辺りは教えていた、とまぁ余談である

 

「明日はハロウィンですね、準備は終わってるのですか?」

 

「終わってるよ~、仮装衣装もバッチリ作り終えたからね」

 

「衣装作ったのですか?凄いですね指揮官様!」

 

「P38ちゃんに教わりながらだけどね、凄いねアイドルって何でも出来ちゃうんだもん」

 

「この間は壁の補修をやってましたよ!」

 

アイドルとは、場に居た全員の心が一つになった。因みに壁の補修は言われなきゃわからないレベルの出来である、最近は銃や車、ヘリの本格的なメンテナンスも覚えようとしているので多分そろそろ司令部の万能アイドルとか言われ始める

 

「でも、ハロウィンでもお菓子を食べるのでしたら今あんまり食べ過ぎない方が良くないですか?」

 

「大丈夫だよ、明日にはお腹空いちゃうからね」

 

「なら問題ないですね!」

 

何が問題にならないのかとまたしても心が一つになるが指揮官の場合、本当にそうなので誰もツッコミには入らない

 

二人はそこまでの会話をしてから、またカゴからチョコバーを取り出して封を切り

 

(もぐもぐ)

 

(もぐもぐ)

 

((もぐもぐもぐ))

 

先ほどと同じように黙々と食べ始める、カゴにはまだまだ大量のお菓子が入っており、もしや二人はあれを空にするまで動かないつもりかと言葉には誰もしないがそう思わせる

 

もぐもぐと食べるのを再開して二人が四本目のチョコバーに手を出した時だった

 

「いやいやいや、何時まで食べてるつもりや、二人共」

 

「(もぐもぐ、ゴクン)うーん、もうちょっと?」

 

「(もぐもぐもぐ、ゴクン)あと……3本くらい?ガリルちゃんも食べる?」

 

「夕食食べたあと言うのによう食べれるなぁ」

 

二人の凄まじい食欲と胃袋に呆れ気味の声でツッコミを入れる【ガリル】

 

指揮官から差し出されたチョコバーを受け取りつつ、そない食べるの構わんけどと言葉を続ける

 

「歯はしっかり磨かんと駄目やで?虫歯になったりしたら大事や」

 

「子供じゃないんだから、寝る前にはしっかり磨いてるよ~。サボるとG36とかおばあちゃんから凄く怒られるし」

 

「あの二人は完全に指揮官の親の立場やなぁ」

 

染み染みと呟くガリルに親のポジションの子たち多い気がするの私だけかなと疑問を口にする指揮官、それに答えたのはFNC

 

「それくらい皆に大事にされてるってことですよ指揮官様」

 

「せやせや、こんなちっこいのが頑張ってるんやからな、大事にしたくなるのも当然や、ウリウリ」

 

二人の言葉とガリルから頭を撫でられれば嬉しそうに笑みを浮かべなすがままになる指揮官、周りもそんな光景に改めて和みながら眺めている

 

また会話が一段落すれば、本日四本目、さきほど手に取ったチョコバーの封を切り二人は黙々と食べ始め、ガリルはそれをチマチマ食べながら眺めることに

 

(もぐもぐ)

 

(もぐもぐ)

 

((もぐもぐもぐ))

 

(……いや、確かにこれは美味しいんやけど黙りになるほどか?てかリスみたいやなぁ)

 

リスと言うよりハムスターの方が近い?と思わせる二人、そして四本目も特に苦にする様子も無く平らげ、そのまま五本目に突入しようかという所で指揮官の背後に一人の人形が現れる

 

それに気付いたのは対面のFNCとガリル、その人物に気付いた二人はとりあえず指揮官に伝えようと後ろを指差してみる

 

「どったの?二人して私を指差すなんて」

 

「いや、後ろや」

 

「後ろ?……あ、あぁ、えっと、えへへ」

 

「G36に笑って誤魔化そうとするのは無茶があると思うんですよ指揮官様」

 

「ええ、それで誤魔化せると思いですかお嬢様?」

 

思ってないですと五本目のチョコバーを手に持ったまま答える指揮官、現れたのは保護者【G36】どうやら夕食が終わってもういい時間が経つと言うのに自室に戻らない指揮官を探しに来たらしい

 

掛けている眼鏡の位置を直しながら指揮官を見るその顔は笑っているが笑ってない、明らかにお菓子の山を見てそして五本目のチョコバーを見て怒っている

 

「お嬢様、食べ過ぎでございます、本日のところはこれでお終いにして下さい、さぁ手に持ったそれをカゴへ」

 

「あ、あとこれだけ!」

 

「申し訳ございませんが許可できません、明日も沢山食べるつもりならばこれで終わりでございます」

 

「うぅ……駄目?」

 

「駄目です、さぁ歯磨きをしそろそろ床に就いて下さい」

 

聞いてはいるものの、拒否権はないらしくチョコバーをカゴに戻したのを確認してからG36に連行される指揮官、後ろ髪を引かれる思いのようでチラチラとFNC達を見るが彼女たちが手を振りおやすみと伝えれば諦めが付いたようで手を振り返し自室へと戻っていく

 

「……背丈は変わらんのにG36がしっかり親に見えるのは不思議やなぁ」

 

(もぐもぐ)

 

「まだ食べよるんか!?」

 

この後FNCは8本を食べ、ガリルを呆れさせた




もぐもぐ回、明日ハロウィンなのに何やってんだこの二人

ガリルは書いてると八神さん思い出すから好き、方言少女大好物、増えろ

という訳で次回 ハロウィン!!

指揮官?少しでも配る側に立ってる姿想像できるか?つまりそういうことだよ
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