それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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仕事中でも茶目っ気を見せ始めるおばあちゃんの図


時にはこんな場面でも

M1895が部隊長を務める【第一部隊】は最近出撃は練度を均一にするために他の部隊に任せることが多かったのだがその日は珍しくM1895から

 

「偶には出んと流石に鈍るか」

 

と発言、なのでと廃墟の街の探索、及び鉄血の再侵入か残党が残ってないかの巡回に出撃、そして今現在彼女たちは

 

「ええい、偶にはとか言ったらこのざまじゃ!!滅多なことは言わんべきじゃのう!」

 

「文句言ってる暇あるなら撃ってくれるかしら!?」

 

鉄血の小規模集団とかち合い絶賛銃撃中でした、幸いハイエンドは混ざっておらず、近くに元が何の建物だったかは不明だが遮蔽物となる物もあり距離も保てているのだが敵は【Vespid】と【Guar】を中心としその後衛からそれなりの数の【Jaeger】が狙撃してくる、お蔭で満足に顔を出しての撃ち合いは出来ずに【WA200】が何とかJaegerを片付けてくれなければジリジリとVespid、Guarに距離を詰められるという状況に陥っている

 

がこの程度で焦る彼女たちではない、寧ろこれを楽しんでる節まである。忘れてはいけない彼女たち第一部隊は司令部設立から殆ど変わらずのメンバーであり第一線を駆け抜けてきた面々なのだ、これ以上にやばい状況は腐るほどあったので上記のM1895と【FAL】の言い合いも顔は笑っていた

 

「ですが、このまま押し込まれたらちょっと不味くないですか、部隊長、うわっとと」

 

「身を出しすぎ、指揮官に怪我しましたって報告したいの?」

 

「ご、ごめんなさい……」

 

危うく被弾しそうになる【一〇〇式】に忠告しつつ壁から顔を出して銃撃を浴びせる【ST AR-15】普段を知ってると中々に苦笑を浮かべる姿だが彼女は基本的に任務中では頼りになる人形だ、ちょっと普段がネジが抜けてるだけであって

 

「WA、まだ片付かんか!」

 

「簡単に言わないでくれる!?高所取ってるならまだしも同じ土俵で前がワラワラ居るのに後ろだけ狙い撃てって言ってるようなもんよそれ!」

 

「なんじゃ、出来んというのか」

 

「出来るわよ!ただ簡単に言うなって、だけよ!!」

 

こう言い合ってる間にもWA2000は集団後ろのJaegerを着実に撃ち殺していく、が向こうもダミーが居るためかまだそれなりの数が残っている。対してこちらはと言った所でWA2000が悪態をつく

 

「ああ、もう!ただの巡回だからって言うからダミーなんて最低限しか連れてないわよ、数の差ってキツイって理解できてる部隊長!」

 

「わしだって既に制圧済みの地域でこんな集団が警戒網を抜けて此処まで来とるなんて思っとらんわ!あ、いやこういった自体は想定するべきじゃったな、謝るのじゃ」

 

「急にしおらしくなるなっ!?やってくれるわね!!」

 

「ナイスショット!って敵が足を早めた!」

 

「Jaegerの数が少ないのかもしれないわねって、部隊長、集団右からDragoon、数は10、ダミーあり!」

 

顔スレスレにすっ飛んできた弾丸のお返しとWA2000が怒りのスナイプでJaegerを二枚抜きした時、敵集団の動きが早くなる、それを疑問に思ったFAL、そして推測を立てたAR-15の視界に特徴的な二足歩行兵器が現れたのを確認、Dragoonと呼称されているそれは集団から素早く抜け出すとその足の速さを生かして彼女たちに接敵せんと移動を開始する

 

「数だけでも減らすんじゃ!流石に一辺は被害が出るぞ!」

 

「言われずとも、それに私がその機動を読めないとでも?」

 

FALの自信に溢れた言葉と同時に打ち出される榴弾はDragoonの集団の前、回避できない位置で爆発、周囲の鉄血と共に吹き飛ぶがそれでも全滅とは行かない、どうやら一部は盾になる形で免れた用で損傷らしい損傷が無い

 

それに思わず舌打ちするFAL、彼女の中では今のはベストな射撃だったという感情だろう。その間にも敵は彼女たちが立て籠もる地点に接近、そして

 

「ここまで接近されたら、仕方ないですよね、一〇〇式、参ります!!」

 

「ちょっと、一〇〇式!?部隊長、一〇〇式がって」

 

「ほれほれ、接近すれば勝てるとでも思うたか?年寄りを甘く見るのも大概にするのじゃ!」

 

「部隊長も!?ああ、もう。AR-15、一〇〇式の援護を、私はあのアグレッシブおばあちゃんの方に行くわ。WA2000、貴女は引き続き数を減らして、もうそんなに掛からないでしょ?」

 

「はっ、もう終わるわよ!」

 

「了解、全く誰に似たのかしらね彼女……」

 

AR-15が溜息をつきながら銃撃を交えた総合武術格闘術で大暴れする一〇〇式の援護に入ったのを確認してからFALも同じ様に暴れるM1895の援護に向かう

 

システマ、ガン=カタを駆使した彼女独自の戦闘術は初見は勿論、見慣れているFALでも未だに読み切れない、伊達に長生きしてるわけではないからのうと彼女は言ってたが何をどう生きればあんな闇鍋の接近術を会得できるのか割りと真面目に疑問に思いながら愛銃で援護するFAL、気付けば殆どの敵を殲滅した所で物陰に居た一体がM1895に襲いかかる

 

「部隊長!」

 

「分かっと……」

 

無論、彼女も気付いており銃口を向け引き金を引いた時、弾丸が入ってるのにも関わらずカチンという音が鳴り響きM1895が苦虫を噛み潰した顔になる

 

「(発火不良(ミスファイア)!?)チッ!」

 

「なぁんてなぁ!!」

 

発火不良(ミスファイア)に気付いたFALが彼女を救うべく撃とうとした時、M1895のそんな陽気な声と同時にVespidの胴体と顔に合計4発撃ち込まれ、沈黙。見ればM1895の左手にも銃が握られていた、どうやら予備としてもう一丁持ってたらしい

 

二人は周囲を警戒して、次いでWA2000、一〇〇式とAR-15から敵の殲滅を聞けば互いに息を吐く、それから

 

「二丁持ってたなんて知らなかったわ」

 

「言っとらんからのう、役に立つとは思わんかったが……」

 

「それと一〇〇式が変な影響を受けて接近戦ジャンキーになるから程々にして欲しいわね、おばあちゃん」

 

「知らん、それはあやつが勝手に影響されとるだけじゃ、わしは昔から故に今更変えられんぞ」

 

その言葉にやれやれと肩をすくめる、しかしとM1895は思った、そろそろ自分での整備ではなく一度は専門を呼んで見てもらうべきかもしれんと、流石に今回の発火不良(ミスファイア)は肝が冷えたらしい

 

因みにこの小規模集団はどうやら警戒網にあった穴を通ってきてたらしく、この襲撃後、担当してる基地に話したら無事防がれ、暫くは平和が訪れた




ナガンおばあちゃんの影響を受けて接近戦ジャンキーになる末っ子一〇〇式ちゃん(尚、ナガンおばあちゃんが戦闘スタイルを直すつもりはない模様

最後の専門はぶん投げ伏線、でも大丈夫ならそろそろ出したいとも思ってる

……でもミスファイアって弾薬の問題だっけ?一応銃側の異常でもあるんだっけ?(知識曖昧
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