それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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指揮官とカリーナ以外に人間が居ないこの司令部の今まで浮上しなかったのが不思議な問題点

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【ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー】からガンスミス兄貴が来ます、本家を皆も読もうな!!


銃整備出張サービス Session 1

その日、執務室は妙な緊張感に包まれていた、居るのは副官であるM1895と指揮官だけなのだが彼女の顔は若干引き攣り、それをM1895が見て溜息をつく

 

「もう一度言おう、一回主力戦闘部隊の銃だけでも外部から専門に来てもらい、診てもらうべきじゃ」

 

今更な情報だがこの司令部には指揮官とカリーナしか人間がおらず、データベースの管理はカリーナ、基地運営は指揮官とM1895、その他は人形たちが自主、もしくは指揮官に任命されて兼業として回しているのがこの基地だ

 

そして、戦術人形たちには命とも言える愛銃の整備に至っては彼女たち自身に任せていたのが現状であり、一応今まで問題は出ていないが今後もそうかと言われると首を傾げるしか無い、はっきり言えば個人の整備なのでキチンと診れてるか怪しいというのがM1895の主張

 

なので今回の彼女の提案は誰もが頷くであろう、指揮官も前線で戦っているM1895の言葉には納得している、がここで問題なのはその専門だ。当然、人形が銃の整備を本業にしているとは聞いたこと無いため呼ぶとなれば来るのは人間、そして責任者として前に出るのは勿論だが指揮官となる。そうなると彼女の目と人間不信が問題になる、人間をマネキンとしか捉えられず、人間不信が手伝ってロクに会話できなくなれば相手からの心情も非常に悪くなる、それを気にして指揮官のストレスが溜まる、一種の負のスパイラルである

 

「必要だよね……ナガン達の身を守ってくれる大事なものだし」

 

「うむ、寧ろこれまで問題にならなかったのが奇跡じゃ、この司令部が立ち上がってから細々な戦いから、激戦とも言える作戦もあった、そろそろ診てもらわねば近い内に事故るじゃろう」

 

M1895の強い言葉にうぅん、と指揮官は唸る。彼女としては二つ返事に頷きたいのだが上手く対応できるかが不安で頷けないのだ、だがそこは今日まで副官としてそして祖母として彼女と接してたM1895、実を言うと既に手は打ってあった

 

「お主の不安も理解しておる、故にペルシカに相談を飛ばしたのじゃがそしたら宛があると言って来てな」

 

「それってつまりのペルシカさんのお墨付きってこと?」

 

「いや、一度しか会ってはないが腕は確かで人も良いから大丈夫だろうとのことじゃ、それでその相手に取り合ってもらって当たり障りない感じに事情を話した所、昨日ここに連絡が来た」

 

ん?とそこで指揮官の頭上に疑問符が浮かぶ、そんな電話取った記憶ないぞと、余談だが人間とは上手く会話できない彼女だが電話越しとかならば仕事モードとして普通に応対できる、面と向かってとなると駄目なだけ。

 

「ああ、すまぬ、わしに繋がるようにしてたのじゃ。それで連絡が来て話し合った所……明日の朝から来て診て貰えることになったのじゃ」

 

「事後報告!?いや、まぁナガンが決めても問題じゃないけど、そうか、なら私も頑張らないと……えっと、報酬?も必要だよね、もう提示したの?」

 

「一応、相手側からこれくらいとは出たが……まぁその三倍でも出しておけばよいじゃろ、同じ地区の基地からの出張とは言え道中は危険なのは変わらんしな、それの技術は高く買うものじゃ」

 

「……ん?同じ地区の基地から?え、基地所属の人呼んで大丈夫なのそれ!?」

 

M1895から出た思わぬ情報に驚きの声を上げる指揮官、それもそうだろう他の基地所属の人間を、しかも銃の整備出来る人間を呼びつけるなんて失礼極まりない筈だと彼女は狼狽える、だがM1895は呵々と笑いそれがな指揮官と前置きをして

 

「どうやら、其奴は出張サービスなるものを受け取るらしいのじゃよ」

 

「基地所属なのに?」

 

「うむ、不思議じゃろうがそのお蔭で今回は助かっているからな、触らぬが吉じゃ」

 

まぁそれならいいかとなり、それから指揮官とM1895は明日までに必要なこと、診て貰う予定の銃の資料を纏め送付、移動経路の巡回、及び警備を緊急的に配備、帰りの際の護衛部隊の編成、作業場予定の場所の掃除、整備等々etcに一日を費やして

 

翌日、その日は基地も例の休日にして警備は今回、診てもらわない戦術人形たちに割り振り、それ以外は基地に居てもらっている。そして正門前では指揮官とM1895が待機しその出張サービスを待っていた、が今回は何時かのF小隊のように人形相手ではないのでその顔には緊張が見られる

 

「……平気か、指揮官」

 

「だ、大丈夫だよおばあちゃん、うん、大丈夫」

 

大丈夫に見えんのだがのうと思いつつそれでも今回は彼女には頑張って貰わねばなと少々心を鬼にする、と言うのも今後、この基地に人間が来ないとも限らないからだ、なので少しずつその時の対応を彼女に覚えてもらおうというのも今回の銃の整備で目論んでいた

 

《こちらM1ガーランド、例の整備士が乗ってると思われる車が今通りました、もう間もなくそちらでも確認できると思います》

 

「わ、分かった、ガーランドちゃん達ももう撤収していいよ、ごめんね、休日なのに警備してもらっちゃって」

 

《いいえ、指揮官からの命令ならば何時でも出撃しますよ、では撤収しますね》

 

「ふぅ、うん、大丈夫」

 

気合を入れ直すように指揮官が呟いたと同時に世間的には珍しいのだがこの司令部にとっては車を収集しているグリズリーのお蔭で珍しくないガソリン車が二人の視界に映り停車する

 

運転席と助手席が開かれそこから現れたのは男性と……

 

「むむ?ワシが居るぞ?」

 

「珍しくもないだろうよ、っと今回出張サービスを利用頂きありがとうございます、ガンスミスです」

 

「ご丁寧に、わしはこの基地の副官を務めておるM1895じゃ、そうさな、そっちとゴチャゴチャになるのもいかんし副官と呼んどくれ、でこっちがほれ」

 

「あ、えっと、この基地の指揮官です、本日は遠路はるばるお越しいただき誠にありがとうございます」

 

ガッチガチに緊張してる声とお辞儀をする指揮官、それを見たガンスミスとナガンM1895の気持ちが一つになる、大丈夫なのかこの娘と。そして副官は深い溜め息を付いていた




ガンスミス兄貴とあっち側のM1895ちゃん出てきたの最後の最後とかお前……お前……次のSessionからメインだから許して(土下座)うーむ、ガンスミス兄貴の口調は再度よく読み直さなければ、ちくせう、お仕事じゃなかったら一日中読み漁って形にできるのに、まぁ明日と明後日は休みなのでそれで頑張ろう!

提示額出されたからのじゃあ三倍でも出せばいいだろうとなるしそれを指揮官も止めないくらいに色々金銭感覚怪しい二人、片やは技術は高く買うもの思考、片やはそもそもそういったことに弱いので問題ないなら沢山渡してもいいよね思考

ペルシカさんダシに使ったけどガンスミス兄貴とペルシカさん、ドア・ノッカーの話で一回しか接点ないしその時だって初対面やん……ってくらいのガバッぷりよ、怒られても文句言えねぇな私?(土下座外交

そしてゲスト回毎度おなじみ、Session幾つになるかは不明です(ガバガバ計画)そんなに長くはならないとは思う……多分

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