序章
ここは下田鎮守府の執務室である。今、提督が電話をしている。提督とは所謂指揮官、司令官の事である。
「だから新しい鎮守府は大阪湾内に置くべきなんだって。え?何処って?咲州とかいろいろあるじゃないか」
「そんな所じゃあ和歌山港までにも既に時間が掛かりすぎる。ここは関空を移転させ、その跡地を鎮守府にすべきだ」
どうやら新しい鎮守府の置き場について話し合っているらしい。
紀伊水道での活動確認によって、鎮守府を新たに置くことになったものの、候補地が多すぎてまだ建設に移れていない。とは言っても、関空と咲州の二択まで絞れたが.......。
それぞれの支持者達の意見はこうである。
関空派
・紀伊水道が近い
・滑走路があるから、物資を空から下ろせる
・陸から離れているので、被害が飛び火する可能性が低
い
・周りが全て海なので、出撃場所の確保がしやすい
・周りが全て海なので、情報の漏洩がしにくい
咲州派
・土地の余裕が大きい
・鉄道網がある程度あるため、鎮守府祭を開いた際の集
客がしやすい
・艦娘たちが簡単に都市部へ出られるため、リラックス
させやすい
結論から言ってしまうと、関空派の勝ちとなった。最後の理由はネットがあるのでどうかと思うが........。しかし、咲州派は負けた腹いせか、第二の関空建設の費用や交渉等は全て関空派の仕事にさせることを通させてしまった。
第二の関空が出来るまでは、前の国際空港である伊丹空港(大阪国際空港)を飛行制限適用で国際線を扱うことにした。近隣住民は騒音問題に悩まされることとなったが、国から税金軽減の措置が特別に取られるという異例の事態となった。
とまぁ、こんな感じで新しい鎮守府が海の上に誕生する事になった。今度は名前が問題になるが、またここでも揉め事が起こった。なにやら、国民達に決めさせろと言うのだ。政府や自治体は一時いやがった物の、そうすることで一致した。
さて候補の名前と来たら、メチャクチャな物がたくさんである。「えくすかりばー」とか「希望の華」とかいうのは可愛い物で、「オンドゥル」とか「モアイ」とか最早訳の分からないものが多数見られたため、この中から候補を絞り政府や自治体からの名前も候補として付け加えた上で投票を行った。
結果、「みんなの希望の華鎮守府」という謎な名前となってしまった。面倒なため「希望の華鎮守府」とか「フ◯ージア鎮守府」と呼ばれるように次第になっていった。
ここからが、希望の華鎮守府での話だ。今後、ここではどんなことが待ち構えているのか、そんなことは誰も知らない。だが、折れることは許されない。どんな時でも、抗い続けるのだ。
どうも、今回より投稿を始めました、作者の蒼鉈Sb兵です。結構リアルな地名や施設が出てくるのは個人的なこだわりです。リアルと仮想を合わせることで、現実感を持たせたいってだけなんですけどねw。
さて、今後どんな道を歩んでいくのか、それは続きをお楽しみにしてくださいね。あ、そうそう、結構思いつきで書いてるので展開が変になることがあるやもしれません。