IS ~剣の才の無い兄~   作:ソースケ_研究中

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今回もよろしく 


もう掃除用具なんて言わせない

海上、上空を飛翔する輸送機。サイズは戦闘機より二回りも大きい物で、全体的に青い塗装で土台の形をした飛行機に両サイドに付けられら四つずつ球体状のプロペラントタンクに急増して取り付けられたと思われる四機の大型ロケットブースター、上下に空気抵抗を考えられ半楕円状の大型コンテナに上下逆に纏められ、角を取った三角柱の形のコンテナが上と下に合計に八個程取り付けられていたが、一番そこで注目されていたのが、流線形の大型コンテナだ。これの規模を考えると操縦者と武装込みでISを二機収納できるからだ。

つまり補足される事を前提にしての強襲。何処の馬鹿が考えたか知らないが、力技の様な作戦でこのIS学園に進行してきている。

さらに後方には何十キロも離れた場所から全体的に青黒いリヴァイブ。顔上半分を丸いバイザーで覆っており、そして一番目立つのは持っていた機体の二倍もある逆三角形の形をした砲口で大型冷却装置を着けた長砲身、銃身は四本の大きな円筒形のジェネレーターが付けられた大砲の様な狙撃使用のビームランチャーと思しき武器を担ぐように持ち、その砲身を降ろして撃つ時を待っていた。

そして強襲用輸送機から通信が入り、女性の様な声が

 

 

 

 

《パーティ会場まで後もう少しだ。エスコートはしっかり頼むぞ。》

 

 

 

 

 

《お相手は腐るほど居る。精々ドレスの裾を踏まれてないように気をつけるんだな。》

 

 

 

 

 

《大きなお世話だ!!》

 

 

 

 

返すリヴァイブの方は彼女に比べて若い女性だという事が分かる。それから輸送機の方から

 

 

 

 

 

《んん?言ってる傍からお相手のご登場だ。――――――本命で無いがな。》

 

 

 

 

《まったく、不細工は引っ込んでろってんだ!!派手に騒ぐぞ!》

 

 

 

 

《まずは場を掻き回せ。此方からエスコートを始めるのはそこからだ。》

 

 

 

前方から海岸沿いの港や目測されにくい森などから発進した警備部隊のISが出てくる。そのISは全体的に黒く、頭は戦闘機パイロットのヘルメットを連想させる丸いヘッドギアで、顔の上半分を覆うゴーグルの様な物には左右、大小の合計四つの赤いレンズの付いたアイカメラ。胸部はゴツイ襟の付いたジャケットの様な装甲を着けており、盾の形で肩を覆う様なショルダーアーマーから繋がってシンプルな黒腕のマニュピレーターは手の甲と付けられたナックルガード以外は保持と強度を考えられ、分厚いゴム質の皮膚に覆われていた。ジャケットの様な胸部の背部は丸い装甲板が後ろに突き出る様に少し展開するとそこから青白い光が出て機体を飛ばす独特な形状の推進機となっている。そして下半身は股関部に下から回り込むように装甲がついており、太股はドイツ軍服の様にダボッとしたシルエットになっているが両サイドにハードポイントがついた太股を覆う分厚い装甲、膝から下は見た目が軍隊ブーツの様な形状で足の裏に溝の入った細い脚部だ。

イメージ的に軍隊の戦闘服の様な形状で、リヴァイブの防御パッケージ”ガーデン・カーテン”と同じ使用で体中を覆う重装甲板とエネルギーシールドで身を包み驚異的な防御力を誇るワンオフ・アビリティー《唯一仕様の特殊能力》を持った”ゴーレム”と呼ばれる量産型ISだ。コイツは固定武装を持たず、高いパワーアシストと機動性能、多いシールドエネルギー量とリヴァイブより少ないがそれでも多いバススロット《拡張領域》を持ち、量産機からすれば全体的に高い性能を誇っている。そしてさらに女性の人形が組み込まれ、背中で繋がった大きな大型ジェネレータの丸い肩から繋がったビーム砲を付いた黒剛腕が特徴な通常機体より二回りも大きい感じから黒い巨人を思わせる無人型のIS”ゴーレムI”が大隊規模の隊員達を取り巻く様にそれ以上の数が先行して飛ぶ。

開発経緯としてはISとしてのゴーレム自体は生存能力と連続起動時間を考えられているが、その防御性能の所為で量産に向いておらず、先行生産された数十機のみとなってしまった。そして後継機である様にも見えるこのゴーレムIは別のコプセントで作られており、無人機としての運用を考えて制作されたISなのだ。コイツは無人機として一から作り直されているのではっきり言って全無人機は絶対防御がオミットされている為に防御性能が簡易的され、一般機より高いがゴーレムより防御性能が無いので名前に”I”が付いるのは人形としてのゴーレムであり、最初のゴーレムは強固な兵士のイメージらしい。

とりあえず差別化が取りずらいのは採用した制作者の所為である。

そして先に先行したゴーレムIが腕を飛行ユニットに向けて赤い高出力の光線を撃つが、機体に直撃する前に円状に阻む壁に妨げられて攻撃が阻まれ、それに対応するようにコンテナの三個をパージすると底部が三つに割れ、中から推進機が露出して直に点火する。

 

 

 

 

 

《遠慮せずにたらふく食らいなぁっ!!》

 

 

 

 

コンテナは撃ってきたゴーレムI部隊の前で側面がパージされるとそこには大量のミサイルが搭載されてた物を全部吐き出した。ミサイルは白煙の尾を引きながら周りに散って弾頭が襲う。無人機である以上、直に反応する事が出来なかったのでその餌食になってしまう。出て来ていた20機中、9機が黒煙と火を吹きながら落ちた。

 

 

 

 

 

《――――――これからエスコートを開始する。》

 

 

 

 

そして爆煙を突っ切って通過した後に大破、中破が目立つがそれでも続行して後方から追うとするが、そこへ桃色をした高出力の光線が反転したゴーレムIの無人機部隊を襲う。一機が撃ち抜かれて落ち、続々と反転したゴーレムIが落とされていくその中で一機のゴーレムIが望遠で補足したのは、青黒いリヴァイブがその狙撃用の大型ビームランチャーでISの補正を受けて正確に狙撃してくる。

 

 

 

 

《さくらには興味は無い。》

 

 

 

 

補足した一機の含めて狙撃してきていた一機にそのまま全機の無人機が落とされた。そして後方部隊の十機のゴーレム部隊が、ガルムやヴェント、巨大な対物ライフルの形をした携帯式榴弾砲、ガトリング砲、六連式ロケットランチャーなど設置式の固定砲台の様な武器まで青白い粒子から形作られ、全機は輸送機に向かって撃ちこんで来る。

それをエネルギーシールドで受け、突っ込んで行きながら残りの大型以外のコンテナを残りをパージしてミサイルをばら撒かせるが、弾幕で数が減っていくのもあり、防御能力が高いゴーレムには数発のミサイルの直撃は微々たるものでしかない。

 

 

 

 

 

《不細工は、不細工同士で戯れていろ。》

 

 

 

 

だが、彼女達の目的はそれじゃなかった爆煙が目暗ましになっていて突然、海から飛び出て来た存在に気づく事が出来なかったのだ。それは頭傘の様な形状のヘッドギアに顔を覆う糸目の様なバイザー。首が見えない程覆う流線形な装甲に両肩が突き出して覆いかぶさる様なショルダーアーマーで、腕は肘までは普通なのだがそこから下が所々に装甲が覆うフレキシブアームの先に大きな手に掌にビーム砲と指の代りに返りの付いた四本の爪が付いている。背部にタンクの様な推進機から前にチューブの様な物が腰部のアーマーに接続されており、太股から膝を覆う装甲に足は足から水中を航行する為にスクリューが付いている為か、足が異様に太く腕が長い為に重心が取りづらいから外側に突き出した三本の爪がある。そのISは甲殻類の様なイメージの機体だ。中には腕の先が円筒形の分厚い装甲に覆われて、中央で四つに割れてパージすると中に砲口の掌に接続され、使い捨ての点火機構を備えた黒い大型ロケット弾が軽い破裂音を出してジョットエンジンによる推進力を得た弾頭は真っ直ぐに取りついたゴーレム以外に直撃させる。

 

 

 

 

 

 

「――――!?こ、コイツは無人機かっ!!?」

 

 

 

 

 

と驚く防衛部隊の女性IS乗りが声を上げる。センサーから生体反応が無い事が分かってしまう。そして無人機自体彼女達には見覚えがあり、この機体は水中の探査、水中戦など高いステルス性を備えた機体で、海軍で重宝されている水中用IS”アクア・ダイバー”だ。

それを無人機仕様に改造した八機もの無人機を揃える襲撃者。最近話題になっている兵器の輸送中に襲撃して奪うテロリストが居ると言うが、この連中がそうかもしれない。そんな戦闘の中に、防衛隊の中のゴーレムの一機だけがコンテナに取りつく事に成功してガルムを突き付けて

 

 

 

 

 

「これ以上進行はさせないぃっ!!!」

 

 

 

 

 

自機より三機分も巨大な機体に取りついたまま突き付けたガルムの引き金を引こうとしたら突然、取りついていた楕円形の装甲板が弾け飛んで突然の事に離れるのに遅れたゴーレムはそのまま弾け飛んだ装甲板と一緒に吹き飛ばされた所を剥がれて空いた部分から長方形の長い砲身が突き出して砲口から収束音と共に赤黒い光線が発射される。装甲板と裏側に付いていた機材や燃料共々爆散、全てに引火して機体を包み込む巨大な爆発を起こし、強固なゴーレムのシールドエネルギーを一撃で空にさせて墜落させて追跡を続行を出来なくさせる。

そして機体上部と下部のハッチに当たる装甲板をパージさせて輸送機から出てくる機影が姿を表す。

一機は前に突き出した流線形の顔を覆うヘッドギアで頭頂部に四角い鶏冠の様な物があってヘッドギアの両サイドの長方形の目に当たる部分と鶏冠の前が窪んで同じ様な赤いカメラアイの付いており、胸部はジャケットの装甲が角張った形状で前に突き出しており、肩口からに突き出す尾翼の様な物が付いている。両腕も全体的に角張っているが、その中でも目立つのは両肩部辺りに浮き、全長が機体より少し小さい位のバインダー状の盾の様なアンロック兵装、先に今さっき撃ったのと同じ長方形の長砲身が付いている。そして動きやすく考えられた腰回りを覆う分厚い装甲に膝辺りから前に突き出して下部と膝関節後ろの下部に大きなスラスターが付いていおり、足は分厚い板に様な形状で先に立てる様に収納式の板の様なつま先と踵が付いている白と黒を基調とした機体だ。

そしてもう一機も同じ様な形状だがバックパックのから接続されているゴーレムとは違い、本来の腕とは独立した角張った足元まである巨大は剛腕だ。腕の下部に長方形のユニットに指先一本一本が打撃も考えられて作られた分厚い砲口になっている。バックパックの肩口には長方形の形状のユニット付いている。背中のユニットの所為で異質な機体に見える黒と赤の機体だ。もう一機のバリエーション機にも見え、両機体共に一般機より少し大きいぐらいだ。

 

 

 

 

《―――――さぁ。本命の元に向かおうかぁっ!!》

 

 

 

そして黒と赤の一機がアリーナの方に視線を向けながらバックパックの右剛腕を向けて巨大な手を手刀に構えて突き出された五本の砲身はアリーナ上空に差し掛かると下に向けて赤黒い巨大な五本の光がシールドを突き抜けてお偉いさんのメンツの為に警報が鳴らされなかった避難警報すら出されてなかった賑わうアリーナの中心に降り注いだ。

 

 

 

その頃、俺はが居る管制室で映し出されているアリーナの状況は最悪だった。最初の頃は簪ちゃんの恩師が依頼で簪ちゃんの家に何度か少し滞在する事がった束の姉貴だった事など驚かされる事があったが、試合が終盤に差し掛かろうとした時にいきなり飛来してきた赤黒い大きな光がシールドを突き破って今戦っている鈴ちゃんと一夏の居るアリーナの中心に降り注いだ。何に事か読み込めない観客席の皆は暫くして阿鼻叫喚が響き渡る。観客席のシャッターが直に閉まってどうにか大丈夫だが、問題なのはアリーナの二人だ。

簪ちゃんやセシリアちゃん、箒ちゃんが困惑している間も姉貴は無線機を使って二人に避難勧告を出すが、あの出て来た二機の見た事無いISと皆が避難するまでやり合うと言ってそのまま戦闘に入ってしまった。

そして管制システムのコントロールの聞かなくなった事を山田先生が叫ぶと苦虫をかみしめる様な表情をする束の姉貴には白衣の腰から一本の配線を繋ぐとISと同じ空中モニターと青白く球体状の物を操作しながらモニターに各階層に区分させたの様な物が表示されて、それを見ながら小声で喋っている。

 

 

 

 

 

 

「―――――ダミーシステムへの進行60%で維持、遮蔽シールドがレベル4に設定させている。防護ハッチまでロックされて、どうにか私がシステムは守っているけど、これじゃ他への操作が出来ないから二人が・・・!?」

 

 

 

 

おろおろしている山田先生とモニターに視線を向けている姉貴も険しい顔をしている。多分、メンツの為に警報を鳴らさなかったのだろうとお偉いさんせいだろうが、このままじゃまずいな。動きは片方は無人機だろうが、もう片方ほうがプロだ。今の代表候補生の鈴ちゃんの実力よりはるか上なのに一夏が手が出せる相手じゃない。デカブツは鈴ちゃんが相手しているが遊ばれているし、無人機なのに動作がパターン化されているが遠距離型なので相性が悪いから攻め込めないでいる。見ていられなくいなったセシリアちゃんは

 

 

 

 

「先生!!私にISの使用許可を!!直に出撃出来ます!!」

 

 

 

 

「そうしたい所だが・・・。―――――篠ノ之先生。長い説明抜きに簡潔に頼む。」

 

 

 

 

「へ?、うん。分かったよ。―――――”襲撃の一瞬の隙にシールドの強度をレベル4まで上げられちゃってさらに教員の突入部隊がアリーナへ入る為のハッチがロックされているから二人を助ける事が出来ない。”コレで良いかな。」

 

 

 

その事にさらに焦った表情になるセシリアちゃんに姉貴が

 

 

 

 

「オルコット。どっちにしろお前は突入部隊には加われない。」

 

 

 

「な、何でですか!!」

 

 

 

「お前のブルーティアーズは一対複数向きだ。お前が複数の側に入るとむしろ邪魔になる。」

 

 

姉貴の言う事は御尤もだ。彼女の機体は複数の遠隔操作型兵装による包囲戦と遠距離からの狙撃などの戦闘を得意としているから複数の側に入ると今の彼女の技量じゃビット兵器は下手すると味方に誤射する可能性がある。そんなことを否定するようにセシリアちゃんは声を上げて

 

 

「そ、そんな事ありませんわ!!この私が邪魔になどと!!」

 

 

 

 

「――――なら連携訓練はしたか?その時のお前の役割は?味方の構成は?敵はどのレベルを想定してある?連続稼働時間は?」

 

 

 

有無を言わさない正論の嵐に完全に黙ってしまうセシリアちゃん。だが、そんな二人に割り込む声が

 

 

 

 

「――――セシリアちゃんは後衛。構成は俺、簪ちゃん、セシリアちゃん。あの技量なら想定内だ。カバーし合えば二時間くらいいけんだろう。」

 

 

 

 

「―――――織斑兄。」

 

 

 

そう言う俺に皆が少し驚いたのか僅かに目が見開いたようにも見える。俺はそんな事を気にせずに束の姉貴に

 

 

 

「篠ノ之先生。ピット側のハッチはどうにかなりますか?」

 

 

 

 

「それならどうにかなるけど・・・・行くの?」

 

 

 

 

「おおともさ、このまま弟見殺しに出来る程人間腐っちゃいないんでね。―――――俺が指揮を執る。セシリアちゃんの面倒は俺が見るから大丈夫だ。」

 

 

 

 

「で、ですが、秋十君!?」

 

 

 

そんな俺に危険だと言おうと声を出す山田先生を姉貴が制して険しい顔で

 

 

 

「―――――勝算はあるのか?」

 

 

 

 

「ある。―――――セシリアちゃんはアレだけど、簪ちゃんとは連携訓練してるし、アリーナに居る二人も昔から何かあったら俺が仕切っていたからな。問題ないね。」

 

 

 

 

「――――そうか。なら頼むぞ。」

 

 

 

と話が進むがそれを止める術がない箒ちゃんは悔しそうな顔をしている。ISが無い所為で自分が何もできない事に苛立ちを覚えている。

そんな彼女に俺はおどけた様な笑みで

 

 

 

 

「―――――大丈夫だぜ。箒ちゃん。ちゃんと皆を連れて帰った来るから。」

 

 

 

 

「そ、そんな事は分かっている。」

 

 

 

 

「行けなくて悔しいのは分かるが、あまり思いつめるなよ。」

 

 

 

 

「分かったから行けと言っている!!」

 

 

 

 

「そう怒鳴るなよ。――――行ってくるぜ。」

 

 

 

そういって俺は残りの二人を呼んで共にピットの方に足を運ぶと怒った様な今さっき違って心配そうな視線で見送っていた。

ピットのハッチを前にして俺は上着を脱いでおいたので今はISスーツでオーヴェインを展開、残りの二人もドットフェイサーとブルーティアーズを展開して俺はセシリアちゃんに

 

 

 

 

「ああ、忘れてた。――――セシリアちゃん。コイツを受け取ってくれ。」

 

 

 

 

「え、はい。―――――コレはっ!?」

 

 

 

そうしてセシリアちゃんの空中モニターに表示されたのはブルーティアーズのビットのフォーメーションのデータだ。それぞれビット展開動作を組んでいる。どれも姿勢を固定すれば今の技量なら実現可能な物ばかりだ。それを見ていたセシリアちゃんに俺は

 

 

 

 

「ま、暇な時に少しづつ考えていたんだよ。――――それなら大丈夫だろ?」

 

 

 

 

「え、ええ!!問題ありませんわ!!――――秋十さん。ありがとうございます。」

 

 

 

意気込んだ様に返事するセシリアちゃん。そして横にいる簪ちゃんが

 

 

 

 

「―――――二人が危ないからそろそろ行こう。」

 

 

 

 

「そうだな。」

 

 

 

ハッチのは開け方は説明を受けていたが内側の発進口の左端に手動レバーがあるからそれを回せば開くんだったんな。俺は警告色の黄色と黒の斜めのボーダーラインの蓋を開ける回転式の丸いレバーがあり、それを掴んでオーヴェインの手首を回転させてそれを回していくとゆっくりとハッチが開いて行く。

 

その頃、一夏を白式で空を駆けながら無人機のISの相手をしていた。突入してきた時より盾を兼ねたビーム砲が三つも増えて合計四つの砲身から赤黒い光線が襲い、その所為で近づけないでいる。不用意に押し込めばあの光線の餌食になってしまうのは目に見えているからだ。

そして鈴の方はシンプルな流線形な機体で両肩辺りに浮いている丸い形状で左右に突き出したショルダーアーマーに円錐型の様な物が突き出しているアンロックユニット”衝撃砲”を着けて大きな柄の先端に接続部分の付いた大きな出刃包丁の様な中華刀”双天牙月”を振り回す甲龍 《シェンロン》を駆って地上でデカブツの方とやり合っているが、同じ格闘と射撃を兼ね備えたパワータイプでも技量も性能も違い過ぎる所為で完全に遊ばれている。

そして振った双天牙月を剛腕で弾かれて残った腕で殴り飛ばしてアリーナの壁に叩きつけられるのを見た一夏は

 

 

 

「鈴!?―――――うおっ!?」

 

 

 

向かおうとする一夏の進行を妨げる様に赤黒い光線が放たれる。そうしてる間にも手を翳して五本の砲身を鈴に向ける砲口には同じ赤黒い光が集まってきている。それを見て一夏は焦ったうように痛みで思うように動けない鈴に

 

 

 

「っ!?――――鈴!!」

 

 

 

叫ぶ一夏は完全に無人機の猛攻に掻い潜ってどうにか彼女の元に着くが彼女は

 

 

 

「ば、馬鹿!!何で来たのよ!!」

 

 

 

「お前を放っておけるかよ!!――――っ!?まずい!?」

 

 

彼女を支えて回避しようと動こうするが既に収束音が終わり、完全に発射態勢に入って居る。このタイミングではいくら急いでも照射速度の速い為に当たってしまう。せめて鈴がと思いって彼は彼女の前に立った一夏に声もかける事も出来ずに放とうと光が強くなり、今打たれようとした瞬間に土煙を巻き上げながら金属同士がぶつかり合う様な音が響き合い。放たれた光線は二人の横をと通り過ぎて黒い爆煙を起こす。そして彼目に入った者は

 

 

 

 

 

「―――――あ、秋十兄ぃ!?」

 

 

 

 

 

「―――――お待たせ。一夏君。咄嗟に女の子の盾になるなんて良い心がけだが、そんなんで怪我されたら鈴ちゃんが悲しい思いをするのを忘れんなよ。」

 

 

 

俺はO・ハンマーを構えて一夏達の前に立ちふさがる。さらにそこへ無人機が四つの砲身から乱入してきた俺に撃とうとするが、赤い光弾と青白い無数の光線が無人機に向けて放たれて来たのを浮かぶ盾を兼ねたビーム砲で防ぐ、撃って方向に視線を向けるとカタパルトの発射代にブルーティアーズを纏ったセシリアちゃんがスターライトmkⅢを撃ちながら、砲身を中心に六機のビットは早い円軌道を取り、砲口を向けてスターライトmkⅢの砲身上部辺りで撃つ。そして周回軌道を取っている為冷却時間と次弾をその間に済ませる事が出来るので殆どガトリングの様な勢いで撃ち続けられる青白い光線と此方にドッドフェイサーを纏った簪ちゃんがタイヤで土煙を巻き上げながら走行して右手のZ・シューターを撃ってから、目標をデカブツに変えて

 

 

 

 

《Setup!!Z・hammer!!》

 

 

 

 

Z・シールドに収納しているZ・ソードの二枚の刀身を挟んで存在する接続部に刀身の方から接続してから外すと、Z・シューターのグリップが折れて鈍器部分の上部が展開してすると棍棒の様なハンマーの形に姿を変える。彼女はアクセルを踏むように加速しながら一度回転するように投げてZ・ハンマーの柄が来た頃に掴んでから、間合いと詰めてZ・ハンマーを振り上げて叩きこんだ後に、見た目からして軽いドットフェイサーはデカブツとの機体重量が差があるにも関わらず、その馬力と瞬時加速《イグニッション・ブースト》で各部のスラスターを吹かせて強引に押し込む。

そして彼女等が牽制している間に二人に視線を向けて

 

 

 

 

「――――お前等、後は俺が仕切るが良いか?」

 

 

 

 

「あ、頼むぜ!!秋十兄ぃ!!」

 

 

 

「アンタの事だから秘策ぐらいあるんでしょ?」

 

 

 

 

意気込む一夏にゆっくりと痛む体を立たせる鈴ちゃんに俺は

 

 

 

 

「あの二機を分散させる。一夏と鈴ちゃんはあの無人機を頼む。一夏はヒットアンドウェイでとにかく前に出てあの四つの大砲を使えない様にしろ。そんで危なくなったらはなれろ。鈴ちゃんは肩にある大砲でそれの援護だ。タイミングは一夏が離れた所にそのでっかい武器でおもいっきりぶちかませ。」

 

 

 

それを聞くと二人は好戦的な軽い笑みを作り

 

 

 

 

「案外簡単な仕事ね。」

 

 

 

「そうだな。それじゃあ俺達に任せてくれ。秋十兄ぃ。」

 

 

 

そうして俺達は各持ち場に移動しながらセシリアちゃんにフォーメーションを一夏達が交戦を始めたと同時に今さっきからやっている連射重視の”テンペスト”からビットとライフルを一点集中させた威力重視の”アロー”に変えて隙が出来たら撃ちこめと言って、簪ちゃんに俺が前衛に戻ったら援護に回ってくれと指示を出して俺は何度かZ・ハンマーを打ち込んでいる簪ちゃんが離れたのを確認するとO・ハンマーを防ぐ剛腕に叩きこむ

 

 

 

 

「お待たせしましてすみませんね。―――簪ちゃん。」

 

 

 

 

「わかっている。」

 

 

 

と簪ちゃんがZ・シールドを背中に戻してZ・ハンマーを変形させる。

 

 

 

 

《Setup!!Z・rifle!!》

 

 

 

折れていたグリップが元に戻り、展開していた鈍器部分が元に戻ってZ・シューターの銃底から肩当てが伸びる。そしてシューターの銃身下部の接続部分のパーツが独立して覆いかぶさるカバー状のパーツだけが前にスライドしてから、左手に青白い粒子が集まってライフル弾の入った長方形のマガジンが展開されて、それを前にスライド出来た銃身下部の挿入口にマガジンを指し込む。その形状がライフル銃に変わり、シューターの上部に着いている持ち運び用の取っ手を掴んで右手でグリップを、左手で銃身を支えて構える簪ちゃんは

 

 

 

「――――援護する。」

 

 

 

 

「――――おう。任せたぜ。」

 

 

 

 

そして俺は簪ちゃんの援護を受けながらO・ハンマーを振り回してデカブツ相手に渡り合っている。前の会長さんと戦った時より強いわけじゃないが機体の相性の悪さがもろに出て来ている。元々万能機体と万能型砲撃機体で向こうは拠点防衛型の様な機体だと言うのに思った以上に速い、いや今まで加減していたかの様にその力を振るう姿はまるで好敵手に巡り合ったかのようなはしゃぎ様だ。振るわれる剛腕をO・ハンマーを盾にする様に防ぐ、そこへZ・ライフルで援護するが思った以上に堅いその剛腕に防がれ、反撃に指先の砲身を向けて当たればタダでは済まない赤黒い光線を放つのをジグザグに走行しながら回避する。機動力の速さはドットフェイサーやオーヴェインと同程度、本来は走行速度の速いドットフェイサーが前衛を務めるべきなのだが、あの装甲だとそうそう攻撃が通らないし、パワー負けしてしまう。それでパワーと堅い装甲のが売りのオーヴェインが前衛で打ち合う事にしたのだが、重そうな機体の癖になかなかどうして、軽いフットワークで動きながら剛腕を繰り出してくる。それでも俺はO・ハンマーを構えて

 

 

 

 

 

「幾ら不利だからって負けてやる道理はねぇよなぁっ!!」

 

 

 

 

叫びながら打ち込んで来る剛腕の拳にO・ハンマーを迎えうつ様に叩きつけ、火花を散らし合う。

 

管制室でそれを見ていた箒は悔しさに表情を歪めていた。アレほど練習したのに今はこうして見ることした出来ない事に苛立ちや悔しさでいっぱいになっている彼女に作業をしながら心配そうに視線を向ける束は

 

 

 

 

「ねぇ。箒ちゃん。――――行きたい?」

 

 

 

 

その声に皆の視線が集まり、箒も視線を向けて少し目を見開くが、直に下に視線を逸らして自分の言葉をかみしめる様に

 

 

 

 

「行きたい。―――――ですが、幾ら共に連携の修練をしても私には加勢に入れる力がありません。」

 

 

 

 

「――――だったら力があったらどうする?」

 

 

 

 

その言葉に真耶が声を上げそうになるが千冬がそれを制す。箒は驚いたようにそう言う姉に視線を向ける。そして懐から出した灰色の腕輪に角張った台形の形をしたベルの付いた物だった。

 

 

 

 

「これはマルチギミックサック・システム搭載機の二号機”バル・スパロス”三機の中で高機動戦闘を得意とした機体だよ。」

 

 

 

 

「――――――!?」

 

 

 

暫くして近づいて彼女の持っているそのベルの付いた腕輪に手が伸びるが、真剣な眼差しで束は

 

 

 

 

「箒ちゃん。一つだけ、コレだけは覚えておいて・・・。―――――”力は守る事も出来れるけど相手を傷付ける事もある。”」

 

 

 

 

何時もと違った雰囲気の彼女の視線と言葉には経験したかのように重みのある物だった。手が止まった箒は一度その感じに困惑したが、誓うように真剣な目で頷くと彼女の表情はほころんで優しそうな笑みに変わる。

 

 

 

 

「ごめんね。驚かす様な事を言って、だけど覚えてて欲しい大事な事だからね」

 

 

 

 

「――――分かりました。」

 

 

 

 

そう言うと束は千冬に

 

 

 

 

「ごめん。勝手な事をするけど事後処理はちゃんとするから――――。」

 

 

 

 

「私の言いたい事が分かっているなら何も言わん。フォーマットとフィッティングにどれくらいかかる?」

 

 

 

 

「ISネットワークで箒ちゃんが使っていた打鉄からフィードバックすれば一分もかからないよ。」

 

 

 

 

「わかった。―――――――――二人は直に作業に移れ、私がバックアップに回るが、山田先生は数十秒でもいいから篠ノ之先生の抜けた穴を埋めてくれ。」

 

 

 

 

「任せて!!」

 

 

 

「分かりました!!」

 

 

 

そう言うと直にしたのピットに降りて行った二人をおろおろとして見る真耶に喝を入れる。

 

 

 

「せ、先生の変わりなんて私では・・・・・。」

 

 

 

 

「しゃきっとしろ!!我々教員が頼りなくては生徒に示しがつかんだろ!!」

 

 

 

 

「は、はい!!」

 

 

 

そして管制室から変わってアリーナの方では無人機の方は抑え込んでいるが、デカイ方の機体を相手にしている俺と簪ちゃんの方がかなり押されていた。デカイ方の両腕下部と肩口の長方形のユニットがハッチを左右に展開してそこから無数のミサイル吐き出す。周り巻き込みながら爆炎が辺りを蹂躙して行く、俺達はその被害をもろに受ける。

そして黒煙の尾を引きながら出てくる俺に突然目の前に現れて大きな影を落とし、その巨大な剛腕を振るってくるをのO・ハンマーを構えて受け止めるが、突き出す拳に吹き飛ばされる。

 

 

 

 

 

「―――――がっ!!?」

 

 

 

 

一回まわって横倒しに倒れた俺をこの程度かと残念そうな感じで右の指の砲身を向けて赤黒い光を収束さていくのを妨害する為に響き渡る連続した銃声と共に大口径の数発の銃弾が飛来する

 

 

 

 

 

 

「―――――秋十!!」

 

 

 

 

左腕でそれを防いだ後に肩のハッチを開けて数発のミサイルを放って牽制して続けて左の指先のビーム砲と新たに展開した無人機と同じ盾とビーム砲を兼ねたバインダー状のアンロック装備で牽制してくる。

そして痛む体を起して横薙ぎにO・ハンマーを振るってその腕を弾き飛ばして近くに撃ちこまれた光線で起された爆発の勢いを利用をして吹き飛ばされたと同時にどうにか姿勢制御を行って伏せた状態で両手膝を着いて直に立ち上がり、パワーアシストによる身体能力で飛んでその場から距離を取り、撃ってくる光線やミサイルを土煙を上げながらキャタピラで走行しながらジグザグに動き回りながら、空中モニターに映ったシールドエネルギーはまだ十分にあるがコレだけ撃たれたり殴られたりすると幾ら頑丈でも体にガタが来始めている。

そんな俺に簪ちゃんは

 

 

 

 

「どうする?秋十。―――――このままじゃあ。」

 

 

 

 

「分かってるよ。だが、距離を開ければミサイルとビームで懐に入ればあの剛腕だ。ったく、頭がくらくらしやがる。」

 

 

 

だからと言ってアレを翻弄させる程のスピード出せる奴は居ないし、仕方がないな。もう一度ガチンコ勝負を仕掛けるか。と思っていると撃ちながら周りを破壊しまくっているデカブツに回転して飛来するヘリコプターのローターの様な物に刃の翼の付いた巨大な手裏剣を剛腕で防いで弾いき、弾いたそれを掴んで俺達の近くに機影が降り立つ。

 

 

 

 

「―――――攻めかねているようだな。」

 

 

 

 

その機体は全体的に流線形のフォルムで頭部前に突き出す様な角の付いたヘルメットの様な弧を描いた後ろの方にF-1の様なウイングを備えたヘッドギアに両サイドに戦闘機のエンジンの様な形で耳の様に突き出して、突き出す様な顎に装甲を着けて左右に黒い尾翼の様な物が付いている。胸部装甲は前に突き出して下部に丸い冷却装置、両肩口に尾翼がついてる。そして両肩には左右に突き出す様に翼の様な物に途中から翼が上と下に枝分かれしているが上の方が長く、翼の下部に取り付けられたミサイル。腕は細く手首から肘辺りまでコンバットナイフの様な物が付いており、三機の中で腰回りの装甲は最低限まで薄く空気抵抗を考えられている。太股は太く中心で角張っていおり、膝には逆三角形の冷却装置ついて、膝関節後ろには推進機のノズルが着いている細い足。つま先と踵は細いが衝撃吸収は万全である。

忍者と戦闘機を合わせた様な姿をしたISは背中に刃の翼をたたんで接続している機体を纏っていたのは箒ちゃんだった。

そんな彼女に簪ちゃんと俺は

 

 

 

 

「――――――それは”バル・スパロス”!?」

 

 

 

 

 

「箒ちゃんその機体どうした!?」

 

 

 

 

 

「ね、篠ノ之先生と契約してテストパイロットとして貰い受けた。」

 

 

 

 

 

「そうか、まぁとりあえずコレで勝利条件は揃ったな。―――――箒ちゃんは前衛を頼む。俺は後衛に回るから何時も通りに行こうぜ。」

 

 

 

 

「―――――了解!」

 

 

「―――――承知!」

 

 

 

俺はそのまま後方に下がり、簪ちゃんはZ・ライフルのマガジンを外してからを分離させて左手にZ・シューター、右手にZ・ソードを構える。

そして箒ちゃんはデカブツに向かっては走り、両脚で地面を踏みしめて疾走したのだ。見た感じでは三機中で、いや今まで見たISの中で機体反応速度が随一を誇っており、瞬発力も申し分ない所か軽量化されているのもあるのか見た目と同じ忍者の様で走行速度がドットフェイサー以上だ。箒ちゃんは取りだした打鉄の近接ブレードを走らせ、すれ違いざまに脇腹に一太刀入れる。

そして簪ちゃんはZ・シューターの赤いビーム弾を撃ちながらデカブツを中心に周回軌道を取りながら撃ち、俺は後方でO・キャノンを展開して

 

 

 

 

「やっと俺の仕事が出来るってなぁ!!」

 

 

 

 

砲口から轟音を響かせてデカブツに砲弾を撃ちこみ、堅いデカブツの体が揺らぐが反撃にビーム砲とミサイルの嵐の中を掻い潜りながら背中の翼の三枚をたたんだ巨大手裏剣”風魔手裏剣”のウチの一枚を取り外すと一本の小太刀”風魔小太刀”にその形を変え、剣道でやる様な小太刀と長刀の二刀流で挑む箒ちゃんに剛腕で迎え撃つ、振るわれる巨大な拳を掻い潜って

 

 

 

 

「―――――遅いぞ!」

 

 

 

 

二刀を連続で叩きこむ。変則な軌道で斬りこまれる剣撃から身を捻って回し蹴りまで叩きこんで来る。通常腕で防ぐ程の物で軽量級ながらなかなかの威力あると思う。援護にO・キャノンを数発叩きこんで怯んだとこで直に飛んで離脱し、簪ちゃんがZ・シューターを撃ちながらすれ違いざまに逆手に持ったZ・ソードで斬りつけて、見ていると思うように動けないデカブツは苛立っている様な風にも見える。

俺はそろそろ決めようと二人に指示を出す。

 

 

 

 

「―――――各機、フォーメーションパターンBで行くぞ!!皆用意はいいな?」

 

 

 

 

「大丈夫。」

 

 

 

「何時でも行けるぞ。」

 

 

 

そう言って簪ちゃんと箒ちゃんは並走するように疾走する二機を援護するようにO・キャノンの轟音を唸らせる。数発叩きこんで怯ませた所に交差するように機動を取ってすれ違いざまに斬りつけて、そのまま展開する。二人の後を追うように俺が分離させたO・ハンマーを叩きつけ、少しだけ後ろに後退させる。

 

 

 

 

「―――――行くぞ!!簪!!」

 

 

 

《風魔手裏剣!!》

 

 

 

「―――――分かっている!!箒!!」

 

 

 

《Z・rifle!!》

 

 

 

箒ちゃんは小太刀を戻して背中の風魔手裏剣のたたんでいた刃の羽を展開して思いっきり投擲し、Z・シューターとZ・ソードを合体させてZ・ライフルに姿を変えさせてマガジンを差し込んで響き渡る連続した銃声と共に大口径の銃弾による三点バーストを叩きこみ、再び辺り構わず撃ってくるが、掠らせながらも俺はパワーアシストを使って飛び上がって弾き飛んだ風魔手裏剣を一枚の羽根を掴んでから右のO・ハンマーを自由落下とオーヴェインのパワーを重ねた一撃を叩きこんで足をアリーナの地面に沈ませる。

そこから剛腕を蹴って飛び退いて衝撃吸収材を膝関節や足から噴出して着地した後に風魔手裏剣で斬りつけ、振るわれる剛腕を掻い潜りながらキャタピラで後方に下がって風魔手裏剣を投擲するが剛腕で弾いたと同時に、俺を視界に入れる頃には右腕にO・ハンマー、左腕にZ・ハンマーを持ってもう一度突撃する。

 

 

 

 

「―――――日本の祭り名物が一つ!!喧嘩太鼓ってね!!」

 

 

 

両腕のハンマーを連続で叩きこんで行く、腕で防がれる前にコンパクトに柄の先を持って動作を最小限に休む暇の与える事の無い猛攻が襲い、最後に両ハンマーを重ねる様にして振り被り、身を捻って体全部を使って打撃を叩きこみ、全力で吹き飛ばす。

そして後方に少し飛んだ辺りで足を着け、後方に勢いを殺し切れずに下がるデカブツにバル・スパロスを纏った箒ちゃんは近接ブレードを量子化し、収納してから俺から受け取ったZ・ハンマーを合体、変形させたZ・ランスの肩当ての柄では無く、携帯用の持ち手部分を握っているまさに剣を握る様にだ。箒ちゃんの空中モニターにZ・ランスの明確にはZ・ソードとZ・シューターの小型ジェネレーターが表示されて、

 

 

 

 

「――――エネルギー蓄積率70、80、・・・・打鉄では耐えきれなかっただろうが、これならいけるぞ!!」

 

 

 

 

簪ちゃんが撃っている時と俺が打ちこんでいる時、さらに箒ちゃんが蓄積したエネルギーが臨界を示した途端に形成されていた穂先の結晶化されたエネルギー刀身が維持できなくなって砕けて解放された様に天高くそびえ立つ光の剣に変わり、既に避け切れない距離で上段から振り降ろす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――――――――――――――臨!!界!!《星薙ぎの剣》!!一刀ぉっ!!両ぉ断!!」

 

 

 

 

 

 

「―――――!?」

 

 

 

 

 

 

 

剛腕をクロスさせて防ごうとするが、それすらも無駄と言わんばがりに斬り込んで行き、両断して斬った本人を巻き込む程の大爆発を起こして大きな黒煙が立ち上ったかと思うとその黒煙の尾を引いて逃げ出している今さっきのデカブツだったISの姿が見える。背中のユニットが無くなっている所から、まずいと思ったのか根元から直にパージして離脱していた様だ。

そして追うとするが今さっきの爆発は俺達が起したのと一夏君らが起した二つ、その内のアリーナ中央部でもう一機の無人機が沈んでいる方から空中モニターに高エネルギー反応が検出されて一体何かと思っているとそれを答える様に山田先生が

 

 

 

 

《無人機の方から膨大な高エネルギー反応を検出!!直に退避してください!!このままではアリーナに居る貴方達が爆発に巻き込まれます!!急いでください!!》

 

 

 

 

《みんな!!全速力でピットの方に戻ってきて!!あの規模なら遮断シールドの中に入れば大丈夫だから!!早く!!》

 

 

 

束の姉貴も血相を変えて俺達に警告している中、視線の先ではシールドの上部にレベル4にも関わらず巨大なライフル銃の様なビームランチャーが放つ高出力の光線で穴を開けて逃げてしまった。

そして俺達はピットに全速力で戻ろうとするが、俺達の方が距離がある為に戻るのに時間が掛かる。その間もエネルギーは蓄積されていく、俺は束の姉貴に

 

 

 

 

「篠ノ之先生。アイツのコアを機能停止させれば爆発は止まるか?」

 

 

 

 

《え?コアを止めれば爆発は免れないけど爆発の規模なら抑えられるよ――――――まさか!?》

 

 

 

 

「そのまさかだ。俺達の陣営の方がどうやっても退避が遅くなる。―――――それに向こうさんはただでは自爆してくれそうにないみたいだ。だからコアの位置特定を頼みます。」

 

 

 

 

《わ、わかったよ!!直に送るから!!》

 

 

 

後ろに視線を向けると再び動き出し盾を兼ねたビーム砲から赤黒い光線が放たれる。今までよりかなり高出力でだ。その光線をジグザグに後方へ下がりながら走行して途中で止まって俺の手に青白い粒子が詰まり、形を成して灰色の大きな大砲の様で武骨な機関砲”76mm速射砲”が姿を現す。武骨な肩当てに右肩を当ててグリップを握り、左肩を前に出す様に姿勢を取って速射砲の左サイドにバナナ状の大型マガジンを掴んで、空中モニターにデータが送られてきてコアの部分背中の中心ある事が分かった俺は狙いを付けようとするが、今まで以上FCSの補正と警報音が煩くて鬱陶しいので、射撃の補正だけをカットして狙いを着けながら

 

 

 

 

 

 

「――――――これ以上、気味の悪いお人形遊びに付き合わされるの勘弁して貰いたいのでね。」

 

 

 

 

 

そう言って動き回る的をまず、四つのビーム砲を四つの重い発砲音を響かせて撃ち出された砲弾は正確に収束し始めていた砲口に狂いも無く直撃して、爆散した次に両腕を撃って肘から下を吹き飛ばして脱落させ、

 

 

 

 

 

「あんまりコレで呼ばれるのは好きじゃないんだが、黒いサザンクロスは”学園一の射撃の名手でな。”―――――狙いは外しはしない。」

 

 

 

 

 

そしてさらに腹部と頭を撃ち抜いて

 

 

 

 

 

「”黒いサザンクロスの印”を受け取れ!―――――――そして最後にもう一発おまけだ!!」

 

 

 

 

最後に胸部を撃ち抜く

 

 

 

 

 

 

「――――――人形にくれてやるには勿体ない墓標だがな。」

 

 

 

 

 

十字架の様に穴を開けた人形はかき消すような光と音を出して周りを吹き飛ばしたが、思った以上の爆発を起こさず、撒きこまれることは無かった。

そして振り返ると皆が喜んだような視線を向けているが突然意識が朦朧とし始めて俺は倒れた。

次に目を覚ましたのは夕焼けの日差しが窓から入るベットに寝かされている様だ。霞む視界が段々とはっきりして行き

 

 

 

 

「だ、大丈夫か!――――――秋十!!」

 

 

 

 

「あ?箒ちゃん?――――――何焦ってんだよ?」

 

 

 

 

「お前がいきなり倒れるからし、心配したのだぞ!」

 

 

 

それを聞いて思い出すとアレを撃ち落とした後に倒れたんだっけと思いだしていると

 

 

 

 

「――――皆は大丈夫だったか?」

 

 

 

 

「一夏とお前は全身打撲とかだが、お前ら以外はけが人はいない。――――――――――特にお前はかなり攻撃を受けていたからな。少し休んだ方がいい。」

 

 

 

 

「ふ~ん。箒ちゃんは一夏君の所に行かなくていいのかい?」

 

 

 

 

「だ、だから何度も言っているだろう!!私は―――――。」

 

 

 

突然、医務室の扉が開いて

 

 

 

「――――――それは言わせない」

 

 

 

 

「――――――うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

 

いきなり声に驚いて椅子に座っているのにこけそうになってる箒ちゃんを見ながら視線を声をした方に視線を向けると簪ちゃんが居て、箒ちゃんは落ち着いたのか恨めしそうな視線を向けているがなんのそのと言った感じだ。

 

 

その後ににぎやかに話している場所とは変わって千冬と束はベンチに一緒に座って両者とも黙っている。あの後、馬鹿をやった防衛部隊の責任追及についての会議をしていた。敵の規模や無人機の事を話して上手くかわしてようだが、メンツを保とうとした防衛部隊の頭は変わる事が決定された。そして此処に来て今まで黙っているが暫くして千冬は口を開き

 

 

 

「――――良かったのか?」

 

 

 

 

「何が・・・・・?」

 

 

 

 

「あ奴らがヤツへの手掛かりになるかもしれなかったのだぞ?」

 

 

 

 

「――――――私自身の私怨に皆を巻き込みたくないし、自分の大切なものを犠牲にするのは絶対に嫌だよ。」

 

 

 

 

「そうか、お前がそう言うなら何も言わん。」

 

 

 

 

「・・・・・・。」

 

 

 

そんな束に空を見上げながら千冬は

 

 

 

 

「――――――――――ただ、無理だけはするなよ。貴様が苦しめば悲しむ者もいる。」

 

 

 

 

「―――――――うん。ありがとう。ちーちゃん」

 

 

 

 

 

赤く温かな夕日を浴びながら優しそうな声が響いた。

 




では感想よろしくお願いします。

また次回

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