クラスメイトを追いかける謎の男を目撃して面白そうなので追いかけます。

出会って5秒でバトルがハーメルンでも流行れと思って書きました。けど、一番最初の部分しかやりません。思いつきだから仕方ない。

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プロローグ

この世の中は平等ではない。身体能力の差、お金持ちか貧乏か、田舎に生まれたか都会に生まれたか、頭が良いか悪いか……簡単にそんな例をあげられるのだ。誰だって知っている事実だろう。

 

だが、そんな事実はこの現実で問題にはなっていない。そりゃあ、そうだ。なんとかできる訳でも無いし、問題として見るものでもない。世の中は平等じゃないという事実があっても世の中は上手く回り続けれるからだ。

 

そもそも、序盤が平等じゃないだけで努力すればなんとかなる要素が多いのだ。シュートを決めまくるプロのサッカー選手のようになれなくても、高校サッカーでエースをサポートする選手ぐらいならずっとサッカーをし続ければなれるだろう。

 

銀行の社長になれなくても、良き会社で真面目に働き続ければそれなりの金持ちになれる。田舎に生まれたって、都会がいいなら上京すればいい。毎回テストで100点は取れなくても時間を勉強に費やせば毎回80点以上は取れる。

 

努力したって天才との差を埋められないという者もいるだろう。当たり前だ、向こうだって努力しているやつは努力しているのだから。勝ち負けに拘っていたら人生という物は楽しめない。自分がどう問題を起こさずに楽しむか、それを考えればいいのだ。

 

まあ、だからさ?顔に包帯巻いた変な筋肉ゴリゴリのマッチョ男がクラスメイトを追いかけてたらさ?おもしろそうだから付いて行くしかないよな‼

 

俺はそう思いながら、その男から自転車で逃げるクラスメイトを追いかける男を、そこら辺に落ちてた自転車で追いかけながらニヤリと笑っていた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あいつ……このビルに入って行ったな」

 

俺はそう言いながら、男が入って行ったビルを下から見上げる。あの男が入って行ったということはクラスメイトもこのビルに入って行ったという事だろう。だが、このビルは……。

 

「お化けビルなんだよなぁ……」

 

お化けビル。そのビルは手抜き工事で鉄筋がろくに入っていない。危険過ぎるせいで解体途中で放置されるほどだ。もちろん、昔の事なので老朽化も進んでおり床はボロボロである。

 

あの男はゴリゴリの筋肉マッチョだったら歩くだけで足が埋まってろくに歩けないだろう。もしもそれを見越してここに逃げ込んだなら俺のクラスメイトはとてもかしこ……良く考えたらあいつ毎回、テストで学年トップだったわ。

 

だが、もしもクラスメイトが屋上に逃げているとする。男は時間をかけながらもゆっくりと上に上がって行くだろう。あれ……これクラスメイト追い詰められてね?もちろん警察も何か適当に理由つけて呼んでるだろうが……そもそも警察があの男の対策になるのかどうか。

 

まあ、クラスメイトの事はどうでもいいか。友達という訳でもないし、そもそも話したこともない。あの男は交差点でもクラスメイトだけを狙っていたから、俺が屋上に行っても俺が狙われる事は無いだろう。

 

正直、今のクラスメイトの心境を聞いてみたいから屋上には行きたい。だが、中から行くのはアウトだ。あの男が俺の事を狙わないとしても、俺の事を邪魔だと判断したら殺しに来るかもしれない。

 

中がダメなら外からしかないだろう。壁も老朽化しているから、手と足を置くくぼみは簡単に作れるだろう。こんなこともあろうかとフリークライミングとスポーツクライミングを習っておいたのだ……まあ、こんな状況は想定していなかったが。

 

とりあえず俺はそこら辺に落ちていた固そうな石を持ち、近くに木がある場所の壁を彫っては登り、彫っては登りと繰り返し始めた。思ったより時間がかかるなこれ……まあ、他にやること無いしと言うか何もできないから登る事しかできない訳だけどね。

 

て言うか、どうやってビルを降りようか。中から降りようとすればあの男もいるだろうし、飛び降りるなんてもっての他だ。そうなると登る時に作ったくぼみを利用すればいいだろう。 

 

そう思った瞬間、大きな音と共に、ビルが揺れた。その揺れでもう少しでくぼみから手を離すところだった。反射神経ナイス‼……さて、この音は一体なんなのだろうか。横を見れば窓があったであろう場所から煙が立ち上っている。

 

十中八九、あの男のせいだろう。一番高い可能性は五階ぐらいから床を踏み抜けて落ちていった、多分そんな感じだと思う。ラッキーだなクラスメイト。そろそろ屋上のフェンスに手が届きそうだしそのまま、一気に行くか。

 

そう思い、屋上のフェンスを握り、一気に上に登る。その瞬間、また轟音が鳴り響いた。もう既に顔が上がり、屋上の様子が見える。そこには、血だらけで倒れているクラスメイトと、謎の女がいた。

 

女と目が合う。その目は、まるで四つ葉のクローバーを偶然見つけたかのように驚いていた。

 

「ふぅん……こっちも予想外ね。連れていこうかしら?」

 

予想外?連れていく?訳が分からない。だが、女はこちらにゆっくりと近づいてくる。

恐らく、俺を狙っているんだろう。もう、作ったくぼみをゆっくりと降りている時間は無い。

 

俺はフェンスから手を離し、木に飛び移ろうとする。だが、突然女の手が大砲のように変わり、そこから俺に何かが飛んできた。その何かは俺を貫通し、俺はそのまま地面へと落下して意識を失った。

 

 

 

 

 

 


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