「パチェー。塗料は持ってきたわ」
「ありがとう。用意するから少し待っていて」
「分かったわ! フランーお話しして待っていましょう!」
「うん! さっき目に塗料が入っちゃったのはだいしょうぶ?」
お姉ちゃんの目が赤くなっているから、さっきはだいじょうぶって言っていたけど、ちょっと気になった。もともとお姉ちゃんも私も紅い瞳なんだけどね!
「だいじょうぶよ! それよりフラン? パチェと仲良くなれたかしら?」
「お友達になったよ! すごい優しかったの!」
魔法を教えて貰うことはお姉ちゃんにはまだ内緒だね。パチュリーに早く教わりたいなー。魔法を覚えてお姉ちゃんのお手伝いをしたいからね!
「よかったわ。今度3人で遊びましょうね」
「あ、なら3人で本を読みたいなー。皆でまったりしたいね」
「静かに本を読むのも悪くないわね。今度やりましょう!」
お姉ちゃんとパチュリーが居るだけでも楽しいと思うの。本を読むときに美鈴も呼べたらもっと楽しくなるかな?その時にでもお姉ちゃんに相談してみよう!
「レミィ、フラン準備ができたわ」
「さすが、パチェは早いわね」
「何をするの? 楽しみ-!」
何をするのかな?さっき言っていたすごい魔法?お姉ちゃんが持ってきた赤色の塗料を使うってことは魔法で紅魔館を赤く染めるのかな?目が痛くならないといいけど、お姉ちゃんが決めたのなら、だいじょうぶだよね!
紅魔館って名前はお姉ちゃんと私で付けたけど、結構かっこいい名前になったよね。お姉ちゃんは不夜城レッドって付けようとしていたけど、かっこいいのかな?私には分からないけど、お姉ちゃんにとってはかっこよかったんだよね?ならかっこいいのかな?
でも私が考えた紅魔館って名前に決めてくれたんだよねー。スカーレットの紅、吸血鬼は悪魔の一種だから魔、合わせて紅魔の館、紅魔館って考えたの。お姉ちゃんがかっこいい名前って褒めてくれて嬉しかった!美鈴が漢字については教えてくれたから、紅魔館って名前になったけど、美鈴ってすごい物知りだったね!
「今から、この屋敷を紅に染めるわ。フランいいわね?」
「わたし? お姉ちゃんが決めたからいいんじゃないかな? 目に優しい感じで染めてくれるとうれしいな!」
「無理。諦めなさい。文句はレミィに言いなさい。ではやるわ」
「フラン? パチェ!? えっダメだったの? かっこいいのよ! 目も慣れてくると思うわよ? よ、よろしく頼むわ!」
慌ててるお姉ちゃんがかわいいね。それより、パチュリーが魔法陣の真ん中に塗料入りの瓶を置いて、手をかざした。魔法陣が光って瓶の中の塗料が消えた。
魔法陣から赤色が広がっていって、床と壁が一気に赤くなっていく。部屋一面が真っ赤になったあと、開いている扉の先もどんどん赤くなっていくのが見える。すごい……!こんな魔法もあるんだ!
パチュリーはまだ魔法陣に手をかざしている。どれくらい広がったのかな?
「終わったわね。これで紅魔館の床と壁が赤色になったわよ」
「ありがとう! これで紅魔館が完成よ!」
「すごーい! パチュリーの魔法ってほんとうにすごいよ!」
どうやったんだろう?小さな瓶に入っていた塗料で、紅魔館の床と壁を真っ赤に染めるってどうしたらできるんだろう?うーん、わからないね!
「窓の外から紅魔館を見てもいいかな? どうなっているか見てみたい!」
「いいわね! 行くわよ!」
「私はゆっくりしているわ。いってらっしゃい」
「いってきまーす! 行こうお姉ちゃん!」
窓を開けて、外に飛び出す。頭の上には大きな満月。照らす先には真っ赤な紅魔館。さっきまでは黒い屋敷にだったのに、真っ赤になっていた。パチュリーすごい!
「お姉ちゃんすごいね! 全部真っ赤だよ!」
「そうね! 私の好きな紅色に染まっているわ! さすがパチェ!」
お姉ちゃんと一緒に空に止まって紅魔館を眺める。赤色で染まっていると、けっこうかっこいいかもね!目には悪いかもだけど!
「妹様ー? 紅に染めた屋敷を見に来たんですか-?」
「あ、美鈴! 門番お疲れさま」
私の近くに飛んで来た美鈴に抱きつく。なんか、美鈴に会う度に抱きついてる気がするけど、なんだか癖になっちゃったのかな?美鈴に抱きしめられて撫でられるのが好きなんだよねー。もっと撫でてー。
「ちょっと美鈴! 何してるのよ!」
「お嬢様お疲れさまです。外は寒いので温めてあげているだけですよ? お嬢様も抱きしめてあげましょうか?」
「お姉ちゃん、あったかいよー」
「あ、ああ……フランー……し、仕方ないわね! 今回だけよ美鈴!」
お姉ちゃんが私に抱きついてきて、美鈴が私とお姉ちゃんに腕を回して、私たちを抱きしめた。もっとあったかくなったよー!お姉ちゃんと顔が近くてちょっと恥ずかしいけど!
「それにしても紅魔館が真っ赤になりましたね。門と塀も真っ赤ですよ。パチュリー様の魔法ですか?」
「そうだよ-! パチュリーの魔法はすごいんだから! あとパチュリーとお友達になったよ!」
「おめでとうございます! 私も自分の事のように嬉しいですよ」
「ありがとー!」
「ちょっと美鈴! フランと仲良すぎじゃない? それより、私を撫でるのは止めなさい!」
「いえいえ遠慮なさらずに、主を撫でるのも門番の仕事ですので」
「そんな仕事与えた覚えが無いわよ!」
「お姉ちゃんと美鈴も仲がいいね! みんな仲良しだね」
仲良くないわーってお姉ちゃんが言っているけど、仲良しだよね!こうやって楽しいのも紅魔館が赤くなったおかげなのかな?パチュリーのおかげ!あれ?紅魔館の方からパチュリーが飛んできた。
「美鈴。楽しそうじゃない」
「パチュリー様も一緒にどうですか?」
「もちろん行くわ」
えー!パチュリーも来るの?クールなお姉さんだと思ってたからびっくりしたよ。そういえばお姉ちゃんが結構冗談も言うって言っていたね。
パチュリーが私とお姉ちゃんの間に入り込んできたので、抱きつくとすごい柔らかかった。それになんだか古本の良い匂いみたいなのも感じられて、抱きついていると落ち着くなー。
「パチュリー様もなかなかやりますね」
「それほどでもないわ」
パチュリーと美鈴ももう仲良くなってる。
こんな感じで4人で居られて幸せだなー。ずっとみんなと一緒に居れるように私もがんばるから、これからもよろしくね!
「みんな! 大好きだよ!」
パチュリー回と見せかけて美鈴回だったかもです。
紅魔館は真っ赤に染まりました。
だんだん原作に近づいてきましたね!
次回は紅魔館に誰かが加入します!一体誰でしょうか?
没シナリオ『紅に染める』
「では魔法を使うわ」
魔法を展開。あ、まずい。咳が出ちゃう。魔法が暴走しちゃ……!
「ぐふっ!」
「パチュリー!?」
身体の内側で魔力が暴走して、内臓にダメージ。口から血を吐いて血が床を汚していく。
「これが屋敷を紅く染める魔法よ……ぐふっ……!」
「パチュリーーーーー!?」
最初に思いついたのはこれでしたすみません!
登場人物紹介
フラン
紅魔館の名付け親。
仲良くなると抱きつきます。
みんなだいすきですよ!
レミリア
ネーミングセンスは壊滅的。
不夜城レッドかレミリア城にするか迷っていたそうです。城じゃないです。
美鈴とフランの仲がかなり良いことに危機感を覚えました。
パチュリー
赤魔法の使い手でしたね。
吐血ネタは没シナリオで消化できて満足です!
レミィとフランは染まった紅魔館を眺めているのかしらと外を見ると。美鈴に抱きしめられている二人を見かけて、吐血しかけました。
慌てて、飛んでいき、姉妹の間に入り込んだ。好きな子二人に挟まれて、鼻から吐血するとこでしたね。
美鈴
有能お姉さん。
レミィをからかうのが楽しみ。
フランもレミリアも抱きしめて、撫でたので満足です。
パチュリーも抱きしめて、改めてこの仕事が天職だと思ってました。
一話と二話を少し読みやすくしました。
一話と二話があらすじ詐欺になっていて、だいたいそこで読むのを止めてるのかなって各話UAを見て思いました。あらすじもちゃんと書いてみるかもです!
どうせなら最後まで読んで欲しいですからね。
今回も読んでいただいてありがとうございました!
あとは関係無い話しですが、これを書いている時は、
いえろ〜ぜぶらふぃな〜れぼっくすをランダム再生で聴きながら書いています。
書くモチベーションは音楽で補給です!
雨上がり、melody!、色彩少女とか紅魔郷の曲とか流れるとテンションアップです。
まあ全曲好きですけどね!以上雑談でした!