麦わらの一味?利害が一致しているから乗っているだけですが?   作:与麻奴良 カクヤ

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 今回は(以下略

 今日からイベントですね!ニコ生見ながら待機です。で、明日ワンピース発売だから、夜中雨降ってる中居かなくては!!?車無いからこういう時面倒くさい。

 ではどうぞ。誤字有りましたらよろしくお願いします。ありがとう!!!


342 二十二頁「最終決戦?」

 宮殿にたどり着いたビビは、現在国王軍の最高司令官であるチャカに無茶苦茶な要求を求めていた。

 それは、4,000の歴史を持つ宮殿を破壊するというもの。判断は、チャカにゆだねられた。

 

 しかし、待ったをかける存在がいた。そう、スマラだ。

 このシリアスな場面で彼女は一体何を切り出すのか?

 

「ビビ王女、一つ訪ねたい事が……」

「何かしら?」

「図書室は………私の報酬は無くならないわよね?」

 

 シリアスな状況を全く考えずに、自分の報酬の心配をするスマラ。

 この空気の読まさなをそろそろ理解した方がいいのではないだろうか?

 ほら、「なにいってんだこいつ」ってなってる。

 

 ビビは一瞬だけ呆けると、スマラとの契約を維持するために頭を使って答える。

 

「だ、それは大丈夫!!図書室には被害を出さないようにするから!!」

 

 根拠もない事を言い出すビビ。図書室だけ被害を出さないようにするなんて、一体どうするのだろうか?まあ最悪、避難できるだけの本を宮殿外に持ち出しておいて、後でそれを報酬として渡せばいいのだろうが………。

 

 スマラはそれ納得したのか、「そう」とだけ言って下がる。歴史的建造物を破壊される事などは知っちゃこっちゃない。そんな態度だ。

 

 

 状況は再びシリアスさんがお戻りになる。

 チャカに再び頼み込むビビ。周りにいる兵士達はビビの判断に否定的だ。

 そんな状況下の中、チャカはビビを真っ直ぐした目を見て決心する。跪いて命令を受けたのだ。

 

 納得が行かないのは必然的だ。しかし、一派兵である彼らに上からの命令に背けるはずがなく、宮殿爆発の準備は進められる。

 至る所に爆薬が設置され、スマラの為に図書室にある本を避難させる。

 

 

 ビビとチャカは二人で話をしている。二年ぶりの会話だ。本来なら、もっと和んだ状況でしたかったはず。

 外壁からは下の様子が確認できる。何処も争っていた。全て一人の男の策略だ。

 

 スマラは、そんな二人を少し離れた場所で見守っていた。

 辺りには誰も近寄って来ない。一見ビビと同じく、どこぞのお嬢様と思える外見からは、スマラがビビの護衛者とは思えないから。

 仮にも兵士。戦いに身を投じる者特有の感覚が、スマラに対して警告を発しているのかもしれない。正しい選択だ。

 

 

 と、スマラの警戒網に強い存在が二つ引っかかる。同時に、スマラのビビの傍に駆け寄った。

 

「……チャ、チャカ様!!」

 

 満身創痍な兵士が入って来る。その頃には、スマラも彼が言わんとすることが分かっていた。

 

 そう、あの男がここに居る。

 

「困るねぇ………!!物騒な真似をしてくれてるじゃねぇか。ミス・ウエンズデー」

 

 ルフィに足止めされているはずのクロコダイルだ。

 ルフィを破り、ここまで追って来たのだろう。

 

 ビビが悲鳴を上げ、チャカが殺気をクロコダイルに出し始める。

 が、クロコダイルは直ぐに戦闘を始めるつもりはないのか、話を始めた。スマラは興味ないので、黙って警戒を続ける。

 

 クロコダイルが国王に『プルトン』の存在を問うている間、スマラはミス・オールサンデーとたわいのない会話を始めた。警告の意味も含めてだ。

 

「お元気かしら?悪魔の子」

「…………。えぇ、そっちこそ大丈夫?彼に一本取られたみたいだけど……」

「その事なら安心しなさい。今度は油断しない」

 

 殺気を見せるスマラ。ミス・オールサンデーは恐怖を感じた。

 ダメだ。今までの比じゃない。今の状態の彼女に喧嘩を売れば………。

 ミス・オールサンデーは慎重になってスマラを警戒する。

 

「そうよ。警戒するのが当然よ!死にたくないなら手を出さないことね。今度は前みたいに上手くはいないわ」

「……そうね。今回ばかりは相手が悪いかしら?でも、貴女が彼に勝てるとでも?」

「勝つ必要はないわ。ただビビ王女の安全を確保すれば良いだけの話。クロコダイルも落ちたものね。偉大なる航路の序盤でルーキー相手に怠けているから、私が本気で対処しなくても済むのだから」

 

 再び戦慄するミス・オールサンデー。クロコダイル如き、本気を出さなくてもいい。そう言っているスマラにただただ、怯える。

 彼女の興味がこちらに移ったら?彼女は賞金稼ぎ。己を捕まえて海軍から報酬金を得ることだって可能だ。つまり、彼女は本気だ。何が彼女を本気にさせているのかは分からないが、彼女が本気になった以上、この計画は失敗する可能性が見えてくる。

 ミス・オールサンデーは、クロコダイルを見限る計画も密かに立て始めた。

 

 一方で、全ては本の為に本気になっているスマラさんと言えば…………。

 

 

 麦わらが死んだ。………その程度で死ぬような人では無いと思ったのだけれども。まぁ、仕方ないか……。死んだら死んだで足を変えれば済む話。死んでいなかったら今まで通り。

 だけど、サー・クロコダイルは麦わらの事なんかどうでもいいらしい。そこは私と似ている。だけど、クロコダイルの勝利条件は王族の滅亡だそうだ。残念。私の依頼内容に引っかかるわ。

 サー・クロコダイルと戦うとなれば、私も少しばかり本気にならざる負えないわね。王下七武海とはそのぐらいの相手よ。ま、こちらには武装色の覇気があって、サー・クロコダイルが前線を引いてから時間もたって衰えているから、大した手間にはならずに済みそうだわ。もし全盛期並みだったなら………別の意味で国が亡んじゃうかも。

 

 ん?プルトン?古代兵器?私が知らない単語だわ。ビビ王女や護衛隊副官は知らなさそう。でも、国王様は知っているらしいわ。

 一発で島を吹き飛ばす威力、世界政府すらも跳ね除ける軍事力。その辺はどうでもいいのだけど、その原点は?どこで知ったの?知りたい。書物なら是非とも読んでみたいわ。

 

 ………如何やら『歴史の本文』に記されているらしい。正直言って、あれは読みたいとは思っている。あいつらの思惑に乗ると言われても、読んでみる価値はある。何故なら、歴史書とは実際の物語だ。現実でも非現実であろうと、人が描く物語は素晴らしいものだ。それが、世界政府によって禁じられたものなら、尚更読み応えのある者だろう。

 とは言え、私は古代文字を読めない。考古学者ではないのだから当然だ。だけど、もしかしたら………と思ってしまう。悪魔の子にでも教えてもらおうかしら?

 

 あら?話し合いはもう終わり?もう少し成り行きを見守っていたかったのだけど………。これも物語の一部なのかしら?

 しかたないわ。やることだけ終わらせて、さっさと歴史の本文を見に行きましょう。

 

 

 

 チャカが怒りを爆発させる寸前、ある部隊が現れた。その名も『ツメゲリ部隊』アラバスタ王国でも屈指の部隊だ。

 彼らは命を削り力を得る水、豪水を飲んでおり、その命と引き換えにクロコダイルを打ち取ろうと襲い掛かる。

 

 が、彼らの命がけの特攻も、クロコダイルは砂になって回避する。戦いすらしない残酷ぶり。

 お前らでは戦う気すら起きないと言っているようなものだ。

 

 ツメゲリ部隊が無駄に命を散す結果になると、チャカの怒りが頂点に達する。

 己が出せる最高の技を持ってクロコダイルに攻撃するが、クロコダイルは砂になって逃げる。自然系相手には覇気を使わない限り、勝機はない。

 チャカはあっという間にやられてしまう。スマラが感じる反応は小さく、ぎりぎりの所で生きているといったことろ。

 

 場面は更に混乱する。

 反乱軍のリーダー、コーザがこの場に現れたからだ。

 コーザに向かってクロコダイルは己の策略を話す。そして、広場に爆弾が仕掛けられている事を知ったコーザは知らせに向かう……のをビビが止める。

 

 そしてその二人を、

 

「俺がそれを、黙って見ているとでも?」

「えぇ、貴方は黙ってみてなさい」

「クッ!!!  可憐なる賞金稼ぎ!!そろそろ決着と行こうじゃねぇか!」

 

 ビビとコーザを狙った一撃は、スマラによって阻止される。当然だ。

 クロコダイルは「ちょうどいいい」と言ってスマラとの対決を臨む。

 

 ここに、最終決戦が始まる。

 

 

 先に仕掛けたのはクロコダイルだ。クロコダイルは下半身を砂に変えてスマラに飛び込む。

 義手をスマラに振るうと同時に、もう片方の手を密かに動かす。

 

「ふっ!! 乾き死ね!!」

 

 通常なら距離を取るしか回避する方法はない。普通の手の方は、触った物の水分を奪い取る力を持っており、触れたらアウト。かと言ってそちらに集中すると義手が相手を襲う。故に、距離を取るのが一番良選択。

 が、普通の人ならだ。

 

「嫌よ」

 

 スマラは後ろに下がるのではなく、クロコダイルが飛び込んで来るのを待った。

 スマラの戦闘スタイルは待ちだ。本人の性格が戦いを好んでいないのもあるが、能力上の関係性が大きい。

 

 己を引き裂こうをする義手を反射で跳ね返し、もう片方の手を難無く避けると、

 

「ぶっ飛びなさいっ!」

「ゴハッ!!」

 

 武装色の覇気を纏った反射パンチをお見舞いする。成す術もなくぶっ飛んでいくクロコダイル。

 彼が痛みを感じたのは何時が最後だっただろうか。少なくとも、バロックワークスを設立してからは無かったはずだ。

 故に効く。痛みに慣れて居た頃ならいざ知らず、第一線から遠のいてしまった今のクロコダイルには効きすぎた。

 

「クッ!!なめてんじゃねーぞ!!『砂漠の宝刀』!!」

 

 が、そこは王下七武海の意地を見せて、一発ノックダウンとはならずに、空中で態勢を整えて技を放つ。

 砂の刃がスマラを襲う。その砂の斬撃は一流剣士が放つ斬撃にも劣らない威力。当たれば一刀両断待ったなし。

 

 回避する素振りを見せないスマラは、そのまま体を真っ二つに……………なるわけがない。

 砂の斬撃であろうと、運動エネルギーが働いている事には変わりない。こちらに向かってくる運動エネルギーの量を反転。反射する。

 

「クソッ!!こっちの攻撃が通らねぇのに、向こうの攻撃が通るってふざけているだろ!!」

「知らないわよ。覇気は新世界では当たり前でしょ。ほら、もう終わり?」

「まだ終わってねぇ!!」

 

 スマラの規格外ぶりに、思わず悪態をついてしまうクロコダイル。スマラはクスッと笑ってクロコダイルを挑発して攻撃を促す。

 両者は周りに被害を与えながらぶつかる。

 

 

 

 

 

 チャカは満身創痍の体で、スマラとクロコダイルの衝突を只々眺めていた。本当なら、ビビ様の為に今すぐにでも動かなければならない。だが、満身創痍な体が言うことを聞かない。只々、地面に横たわってバケモノ同士の衝突を呆然と眺めるだけ。

 

 己がビビ王女をクロコダイルから守ろうとした。だが、それよりも早く動いたのはビビ様の護衛という身元の不明な人物だった。

 クリーム色の髪の毛をした長身の女。初めて対面したとき、得体の知れない者だと感じた。こんな細い女がビビ様を今まで護衛していたといのか!?

 信じられなかったが、戦いに身を沈める者の感覚から、彼女には逆らわない方が良いと感じる。

 結果として、それは正しかった。

 

 チャカ自身やツメゲリ部隊が手も足も出なかったクロコダイルに全力を出させている。いや、それでなお圧倒しているという方が正しいだろうか。

 クロコダイルの能力で形成された砂が二人を中心に舞い上がる。砂煙が舞い上がり、外壁はクロコダイルの攻撃を反射するスマラのせいでボロボロに。

 

 これほどまでに手の出ない相手だとは思わなかった。ビビ様の護衛者がそこまで腕が立つ者だとは思わなかった。

 そう、二人は、正真正銘のバケモノ同士の衝突だ。

 

 

 

 クロコダイルは焦っていた。

 あと少しで計画が完遂し、アラバスタ王国が手に入るのに。王家の持つ歴史の本文から古代兵器の在処を知る事が出来るのに。世界政府も手を出せない軍事力を手に入れるまであと一歩なに。

 

 なのに、あと一歩が遠い。

 

 もしかしたら、今までの数年より遠い一歩だ。

 それ程までに、スマラの参戦はクロコダイルの計画を狂わせていた。

 

 

 砂漠の宝刀で切り付けても、石を砂に変えて足場を崩しても、砂嵐をぶつけても、スマラは全てに対処してくる。

 回避、回避、回避。見聞色の覇気で先読みされて、余裕そうに避けられる。複数方向から同時に攻撃しても、スマラの能力で反射して意味がない。

 やはりこの女は次元が違う。新世界出身だが、最近は危ない海から遠のいたはず。それでもなお遠い。

 この女はまだ、自分が諦めた新世界でもやっていけるだけの力が備わっている。

 

 この女さえ倒せれば。この女さえ味方に引き入れれば……。

 クロコダイルは、『たら、れば』の仮定世界を考えてしまう。

 

「クソッ!渇きの手でさえ捕まえれば!!」

 

 思わず愚痴ってしまうクロコダイル。

 渇きの手、己の手で触れたものの水分を吸い取る力だ。スナスナの実の真髄とも言える渇きの力を、最大限まで高めた結果。この手に触れたら最後、どんなものでも干からびてしまう。

 

 だから、これがある限りクロコダイルは負けてはない。

 この手で触れる事さえできたのなら……勝機はまだある!!

 

 と、スマラの油断がクロコダイルに勝機を作った。

 今まで触れる事が出来なかったスマラの体を、クロコダイルは遂に捉えたのだ。

 

「これで終いダァ!!」

「……えぇ、渇きの手とやら試してみては如何?」

 

 そんなクロコダイルに向かって、スマラは小馬鹿にしたように嗤った。

 試してみろと。クロコダイルの切り札を余裕そうに受ける。

 

 クロコダイルはその挑発を受けて、能力を発動する。

 そして、スマラもこれまで通り干からびてしまう。

 

 

 はずだった。

 

 

「この程度?確かに、切り札と成りうるだけの力だわ。何の対処法を持っていない人ならそこで終わり。でも、私には通用しなかったみたいね」

「な、何だと!!?」

「ああ、通用しなかったというのは間違いね。通用はしているけど、力が足りなくて私の対処法が強かった。それだけよ」

 

 スマラはクロコダイルの渇きの手を受けてもピンピンしていた。

 確かに渇きの手は発動している。ただ、スマラは能力で自身から奪われる水分量を調節しているだけだった。

 故に、クロコダイルは己に流れ込んでくる水分量が少ない事に気が付いた。もっと鍛錬を積んで居たらスマラの能力を超えられていたかもしれない。しかし、偉大なる航路の入口に陣取って努力を怠った結果がこれだ。

 

「バケモノが!!」

「……一般人からすれば貴方も同じでしょう?」

 

 呆れるスマラ。

 

 決着は着いたはずだ。しかしそれでも戦いは終わらない。

 クロコダイルがビビを狙う限り、スマラはクロコダイルの相手をしなければならない。ビビが生きている限り、この計画は完遂しない。

 それが分かっているから、二人の衝突は止まらない。

 

 




 王宮爆発に伴う図書室の安全
 そもそも図書室なんてあるのかも知らない。全部は無理でも一部だけでも読めたらいいね!

 久々のスマラ視点
 これが一番早そうだった。この時スマラが何を考えているのか?を書きたかった。

 歴史の本文にも興味を持っているスマラさん
 歴史の本文も実際に起こったことを記している文ですからね。実史か創作かどうか何てスマラにとっては関係なし。人が生きているだけで物語なのだ。

 二十一巻終わり
 飛ばす飛ばす。関係ない描写は省きまくるぞ。もっと簡潔に書きたい。

 チャカの見せ場を奪うスマラさん
 今回奪ってばっかりだな!!誰もがビビを守ろうとするから、その護衛であるスマラが横取りするのは必然。

 又しても出るスマラさんの謎能力。
 詳しい原理とか考えずに文字通りの意味だと思ってくれ。詳しい説明はもっと後にするから。

 チャカ視点の激突
 スマラや三人称よりも他人の視点からの方が、二人の戦いが分かりやすいと思った。ホントは書いてたらこうなった。

 スマラさんVSクロコダイル
 やべぇ、終わり時が分かんねぇ。あ、スマラさんは本気ではないです。本気だすのは、己の命が危ないときか、ある海賊を相手にする時だけです。

 次回でアラバスタ編を終わらせたいなぁ。
 願望は基本現実にならない。そこまで至れるように頑張ります。

今後どんな風に進めていくべきかアンケート!!読者様の意見が聞きたいです。が、アンケート結果が絶対に反映するかは分かりません。結果を意識しながら書いて行けたらなぁ。と思ったアンケートです。

  • 出来るだけ簡潔に!!
  • もっとストーリーに関わって欲しい
  • そんなことよりも更新速度早よ!!
  • 知るか!勝手にやってろ!!
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