麦わらの一味?利害が一致しているから乗っているだけですが? 作:与麻奴良 カクヤ
詳しい内容は活動報告………ではなく新しく初めて「カルデア日記という名の、作者がFGO活動報告を毎日書いていくというもの」をご覧ください。
何時ものノリで書いてます。一応毎日投稿しています。
偉大なる航路前半部分の半分くらいの場所、ジャヤ島から遠く離れた大陸。
世界を一周する赤い大陸『赤い土の大陸』その頂上部分に位置する世界貴族が住まう土地、聖地『マリージョア』
その中でも一際目立つお城が存在している。その名も『パンゲア城』世界政府の総本山である。
場所は世界最高権力者である五老星が集まる『権力の間』
彼らは現在最も重要な報告を伝令から聞いていた。
「……何?赤髪が?」
「えぇ、不審な動きを……」
「別に自ら動いた訳ではあるまい」
「はい……部下を使った接触があったものですが……。白ひげと赤髪の接触は余りにも危険です!!」
世界の均衡を保っている三大勢力。それは、政府と海賊によって成り立っている。
世界政府の直下機関である『海軍本部』
世界政府が公認した海賊『王下七武海』
新世界を陣取っている四人の大海賊『四皇』
その四皇である『白ひげ』と『赤髪』が接触すると報告が上がってきたのだ。
四皇は一人でも世界均衡を崩しかけないレベルの怪物。そのうちの二人で接触するとなると、世界政府も黙って見過ごす訳にはいかない。
五老星は一人一人意見を述べる。
「ふむ。それは確かにな……」
伝令係の海兵の言葉を肯定すし、
「だが、赤髪は暴れさえすれば手に負えんが、自分から世界をどうこうしようという男ではあるまい」
情報を得ているからか、はたまたよく直に会い、よく知っているからか。危険視はしていない様子で、
「下手に動かずに見守るのだ」
結論を出す。
それよりも――と五老星の一人が続ける。
「今はクロコダイルの後任を埋める事を考えろ。穴一つとして甘く見るな」
「三大勢力の陣営崩壊は、世界に直接ヒビを入れる。均衡を保たねば」
四皇よりも先日倒された七武海の後任について、頭を抱えている様子だ。
海兵は頭を下げたまま報告を続ける。その為の会議を行うために、七武海を召集していると。
七武海と言っても所詮は海賊。集まってくれるかも分からない。と愚痴っている海兵をよそに、五老星の興味はクロコダイルを打ち取った海賊に集まっていた。
「クロコダイルめ、厄介な事をしてくれおって。――それを打ち取った海賊『モンキー・Ⅾ・ルフィ』この男も野放しにできまい……」
「アラバスタ王国と言えば、可憐なる賞金稼ぎがそこにいたと報告があったな」
「奴か……。偉大なる航路に戻って来たのか」
「クロコダイルと衝突したり、麦わらのルフィの仲間だと言う噂も上がっている」
「厄介な奴め。だが、海賊稼業に戻るとは思えんな。元クルーが黙ってないはずだ」
「それも含めての会議だ。敵にだけは回さないように立ち回らないと……」
五老星がそんな話をしている頃、マリージョアの入り口では大男が二人、軍艦と共にやってきていた。
どちらも身長三メートル越えの常人以上の力を持った人物だ。その名も……
『海軍本部からマリージョアへ………王下七武海『ドンキホーテ・ドフラミンゴ様』 次いで『バーソロミュー・くま様』がお着きになられました』
放送と共に現れる二人の男。
ピンク色のひらひらとした上着を着こんでいるのは、懸賞金元三億四千万ベリー『天夜叉のドフラミンゴ』
巨漢で海賊に似つかないバイブルを持っているのは、懸賞金元二億九千六百万ベリー『暴君くま』
どちらも王下七武海。先日討たれたクロコダイル以上の実力を持った化け物だ。
会議は熾烈な始まり方で始まった。
ドフラミンゴが能力で会議に参加する海兵を操り、味方同士で争わせたのだ。やんわりとドフラミンゴに制止を要求する中将『大参謀つる』彼女を無視してそのまま続行しようとした瞬間、海軍本部元帥『仏のセンゴク』が現れて事なきをえた。
驚きの展開はまだ続く。参加者に世界一の大剣豪『ジュラキュール・ミホーク』も参戦。この様な会議に出席する事が滅多になく、誰もが驚く。
更にマリージョアのパンゲア城にあっさりと侵入した人物、ラフィットが会議に参加。ある男を王下七武海に推薦するらしい。
そうして会議は始まる。
まずは本題であるクロコダイルの後任について。丁度推薦者が居ることで、話を聞いてみることに。
「ティーチ?知らんな。そんなどこの馬の骨とも分からん奴では、他の海賊の威嚇にもならん」
「えぇ、それは勿論重々承知で……。名を上げる計画は御座いますので、少々準備期間を頂きたい」
名を上げるから少し待ってほしい。ラフィットはそう要求した。
それに対して、ドフラミンゴだけが賛成の声を上げる。
「フフ!フフフフ!!!面白そうだ。やらせてみようぜ、センゴク」
「我らが一味は『黒ひげ海賊団』ご記憶下さいますように……」
ラフィットをそう言うとバルコニーから跳び降りて消えていった。
「で、どうするよ。センゴクさんよぉ」
「時間をおいてみるだけだ。余りにも民間人に被害が出るようなら辞めさせるが、一気に知名度を上げる計画があるなら我々はそれをどう受け止めるかどうかだ」
ドフラミンゴの問いにセンゴクは興味のなさそうに答えた。
まるで、会議の一端に過ぎないと言わんばかりな態度だ。
おつるが仕切り直す。
「ラフィットの事は一端置いて置くよ。それよりもクロコダイルを倒した海賊についてだけど………」
「モンキー・Ⅾか……」
ルーキー海賊が王下七武海を倒す事はよくあるまでとは言わないが、ある程度珍しくはない。
王下七武海にしろ、四皇にしろ、誰もは上の海賊を倒していって成り上がった者達なのだから。
しかし、問題はその海賊の素性だった。
「ガープの野郎!!「ワシの孫は強い海兵になるんじゃ!!期待しとけよ!!」だと!!!全く逆方向に進んどるじゃないか!!」
「はぁ、困ったものだね」
そう。モンキー・Ⅾ・ルフィは海軍の英雄モンキー・Ⅾ・ガープの孫だった。
同期で彼をよく知るセンゴクとおつるは二人揃って溜息を吐く。ガープの孫なら今後何をやらかすか分かったものじゃない。と言いたげだ。
「仲間のロロノアもこの短期間で成長したものだな」
「フフフ知ってるのか?」
「東の海で一度斬った」
「クソッ、ならば何故その時に捕らえなかった!!」
東の海で一度出会ったと言うミホークにセンゴクは怒りの声を上げるが、おつるがその場合の悲劇を予想する。
「はぁ~。その場合はクロコダイルがアラバスタ王国を乗っ取ってたんだよ」
「いいじゃねぇか。その方も面白かった」
「貴様のような事は二度と起こさせないよ」
ルフィを軽視するドフラミンゴをおつるが黙らせる。
ドフラミンゴも海賊時代にドレスローザの国王になった経歴を持つが、絶対にまともな方法で王座に着いたはずがない。海賊時代にドフラミンゴを追いかけていたおつるからすれば、ドフラミンゴはまだ敵だった。
ここで、今まで黙り込んでいたくまが声を出した。
「……それよりも、麦わらの船にスマラがいると言うのは本当か?」
スマラ。その名前が出た瞬間、この場に居る全員がピクリと反応する。
ラフィット、麦わら、この名前が出た時よりも目を光らせる。それほど、彼女の在り方は危険だった。
「……本当だ。だが、接触した者からの報告には「海賊になるものか」と回答を聞いているらしい」
「スマラが海賊になるはずないよ。あれだけの事をしでかしてして逃げたんだ。戻るはずがない」
皆、スマラの起こした事件を思い出して顔を暗くさせる。
それだけ、スマラの存在は危険だった。
「……そんなに厄介ならクロコダイルの後任にさせちまえばいいじゃねぇか」
「馬鹿言うな!!それこそ三大勢力にひびが入るわ!!!」
「彼女の存在は彼女一人で完結してるわけじゃないんだよ。お前が知らないはずないだろ?」
「鷹の目……麦わらに遭遇した時に奴は?」
「少なくとも、その頃には居なかったな。居たら俺が気付いていないはずがない」
それならば、偉大なる航路に入る前に仲間になったのだろう。
いや、そもそも奴は海賊になったのだろうか?
本人の口からは海賊になってはいない。と証言を得ているが、海賊の船に乗っている情報は知られているはず。
だが、今の所動きは確認されていない。どうするべきか……。
頭を悩ませるセンゴクは、スマラに悪態を吐きながらスマラの対応を決定する。
「現状維持だ。我々が手を出すと戦争になる」
「それが一番の打開策だね」
「俺も、それでいい」
「奴と敵対しても良いことは無い。ならば手を出さないのは当然だ」
センゴクが決定案を出すと、おつる、くま、ミホークが賛成と声を出す。
主要メンバーのほぼ全員が賛成する中、ただ一人どちらとも言えない声を上げる者が居た。王下七武海の中でも最も危険な思想を持っているドフラミンゴだ。
彼はニヤニヤとしながらスマラを王下七武海入りを押す。
「ここで奴を、政府の支配下に入れるのも悪くねぇはずだぜ」
「だから、それは戦争を……」
「今まで数十年間、何もアクションを起こさなかった奴だぞ?既にあいつらも諦めているのかもしれないぜ。俺としては戦力として雇うのも悪くねぇと考えているが?」
「スマラは海賊を嫌っているはずだよ。どうしてそんな事が言える?」
政府が取り込まないのなら、俺が利用してもいいか?とドフラミンゴは言う。
おつるは、ドフラミンゴにスマラを利用出来るようなものがあるのか?と問う。
「嫌っている少し違うな。あいつは自分に降りかかって来る火の粉を防いでるだけだ。あいつが食いつく様な条件をちらつかせれば、話に乗ってくるはずさ」
「その餌と言うのは?」
「そこは本人と話してからじゃねぇと分からねぇよ。現に麦わらの一味の船に乗っているのは、あいつに取って魅力的な餌を用意出来たからだと俺は思うね」
ドフラミンゴの予想は当たっている。
だが、それが単なるルフィからの勧誘を妥協したせいだとは思わないだろう。
果たして、政府やドフラミンゴはスマラが食いつく様な餌を用意することができるのか?
多分出来ない。スマラが食らいつくのは本であって、行ったことのない島であり、麦わらの一味の物語でもある。
それを超えるとなると、相当な物が必要になる。そもそも、スマラの身柄を握っている人物が許さないだろう。何せ、スマラを自分の道具だとしか思ってないのだから。
会議はまだ続く。
一番初めにクロコダイルの後任、麦わらの一味、スマラと話題が出たが、王下七武海と海軍が話合わないとならない事は他にもある。
ジャヤ島モックタウン。
夜中であろうと、街は眠らない。酔っ払いの海賊たちが大騒ぎしているのが毎日の事。
だが、今日は少し違った。大騒ぎしているのは変わらないが、バカ騒ぎではなく大事件を目撃したかのように騒いでいるのだ。
話題はこうだ。「この街にいた大型賞金首のベラミーがやられた」と言う事。どこもかしこもこの話題。
話題の中心であるベラミー海賊団は……。
「オイ!!こんなとこで突っ立ってんじゃねぇ!!俺は今、むしゃくしゃしてんだ!!」
ベラミーがやられてむしゃくしゃしているサーキースが歩いていると、大男にぶつかってぶつかってしまう。
たったそれだけの事だが、小さな事でも因縁をつけるのが得意な海賊。それも気分が悪い時となれば相手に怒鳴らなければ気が済まない。
最悪、手を出して分からせないといけない事もある。
「やかましいわ!!」
しかし、怒鳴るサーキースを分からせてやったのはぶつかった大男の方。
頭に手を添えられて、勢い良く地面に叩き付けられるサーキース。本日二度目のノックダウンだ。
因縁を付ける相手を間違えたようだ。相手の実力を見抜くことが、今回も不可能だったらしい。
「小物にゃあ用がねぇ。俺が探してるのは一億を超える賞金首だ!!ゼハハハハハ、こっから成り上がってやるぜ!!」
「ウィ~~~ッハハハ!!やっと獲物を狩る時か!!」
「船長、しかしラフィットとの奴とはこの島で落ち合う計画……」
「おめぇらしくねぇなオーガー。「これも運命の巡り合わせ」だろう!!?」
「その通り、運命とは常にその人間の存在価値を計る……ガハッ!」
サーキースに微塵も興味を持たずに歩き去る。
大きな巨体が四人。バージェス、オーガー、ドクQ、そしてティーチ。
サーキースが喧嘩を売ったのは黒ひげ海賊団だったらしい。
四人は港を目指して歩く。急いではいるが、決してその足取りは速いものはない。
ここで逃げられると厄介だが、まだまだ時間はある。しかし、障害があるとすれば………。
「やっぱりあいつが乗っているのが厄介だな。うっかり敵認定されちまわねぇようにしねぇとな」
「あいつって誰の事だ!!?」
「恐らくこの島で我々に対抗可能な戦力は一人かと。これも運の巡り合わせ」
「『可憐なる賞金稼ぎ』………グフッ!……ハァ、相手取るとこちらも危険だ」
やはりスマラだ。
麦わらの一味の船にはスマラが乗っている。
麦わらに手を出して怒らせないと良いが………。クロコダイルの前例もある。
ティーチはスマラの思考を読む為に脳の回転率を上げた。
五老星は流石に知ってる。
何をかって?それはスマラの過去をだよ。
王下七武海にも面識があるスマラさん
年齢を考えたら当然のこと。あ、スマラの年齢出してないな。勿論秘密です。
黒ひげ海賊団
ホントは登場予定なかった。だけど、キリが良い場所まで持っていくには文字数(一話の目標数の5000文字)に足らないので友情出演。
今後どんな風に進めていくべきかアンケート!!読者様の意見が聞きたいです。が、アンケート結果が絶対に反映するかは分かりません。結果を意識しながら書いて行けたらなぁ。と思ったアンケートです。
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出来るだけ簡潔に!!
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もっとストーリーに関わって欲しい
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そんなことよりも更新速度早よ!!
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知るか!勝手にやってろ!!