麦わらの一味?利害が一致しているから乗っているだけですが? 作:与麻奴良 カクヤ
絶対に反映するわけではないのですが、出来るだけキャラと関わりながら進めていきたいです。
あと、早く更新してほしいと言う要望もありました……。そちらはごめんさない。自分の執筆モチベーションとして、毎日コツコツと書いていくのが性に合っているらしいので。更新ペースは変わらずです。ゲームやってなかったり、書くことだけに集中するならできるんですけどね。あと、普通の仕事もあるので。誰か趣味だけに集中させてくれ!!!
勝手にしやがれと言う意見も。感想でもあったのですが、自分の書きたいように書いていきます。その結果、キャラとの関わりも増えたらいいなぁ。
出来るだけ簡潔にと言う人もいらしたようですね。これは自覚しています。物語の運びが下手ですもの。長々とその場で思いついた事を書きまくるせいです。一度いいからガッツリとプロップ作ってから挑みたい。だけど、更新してないのも悪いと思う……。
結果、もっと頑張ろう。アンケートは気が向くか、新しいアンケートを出すまで残しておきますので、まだ投票していない方がいらしたら遠慮なくどうぞ。しなくても結構ですよ。
長々と語ってしまいましたが、ほんへです。どうぞ。
「じゃああいつは、確かに言っていた。この状況下で……確かに鐘を鳴らすだと!!?」
現在、スマラたちは完全に行動を停止していた。
というのも、ワイパーが動こうとしていないからだ。
彼はエネルの目的が黄金の鐘だと聞いて、ルフィが鐘を鳴らすと聞いて、信じられない様子でいた。
あの島を消し飛ばす程の攻撃を繰り出せるエネル。それにぶつかって行こうと言う馬鹿が一人だけいるのだ。
ルフィがエネルと戦う場面を見ていないから言える。己がエネルに完封までに叩き潰されたから言える。
不可能だと。
「やると言ったら、あいつはやる」
そんなワイパーにゾロは、ルフィがどんな奴か言った。
ナミが連れ戻そうと、強大な敵が立ちはだかろうと、ルフィは戻りはしない。
やると言ったら、どんな不可能な事でも成し遂げる。それがルフィだと。
己の船の船長を完全に信じ切っている表情で語った。
スマラはそんなゾロを細めた眼で観察していた。
今までの航海で、麦わら一味がルフィを中心にまとまっている事は理解した。
その中でも、ゾロが一番ルフィを信じているようにも見えた。
己が船に乗った時もそうだった。
ウソップやナミが警戒する中、ゾロだけがルフィの言葉に否定意見を出さずに、すんなりと受け入れた。
ただ船長の言葉を受け入れるだけでもない。
スマラがどんな奴かも観察し、船で一番警戒もしている。
それでもスマラに何も言わないのは、ひときわにルフィの言葉を信じているからだ。
スマラはそんなゾロを見て、素晴らしい信頼だと思った。
警戒されるのはいい。誰だってこんな怪しい女を船に招き入れるのだろうか。
ましてや、海賊の敵である賞金稼ぎ、ルフィでも勝てないレベルのバケモノ。
警戒されるのは当たり前。しないのは、余程のバカだけ。
普通警戒するのなら、文句の一つくらいあるだろう。
だが、ゾロに文句は無い。船長であるルフィが決めた事なら受け入れる。その上で、スマラを警戒している。
どんな人間にも出来ることではない。
だからスマラは、ゾロの事を気に入っている。
それは、スマラ自身でも無意識の気持ちなのかもしれない。
なぜなら、スマラの過去にその様な人を見た事がないから。
どんな人間も常に裏切りを考え、表面上では仲良くしている仲間も信頼はしていない。
スマラの知る海賊団はそんな嫌いな奴らの集まりだった。
ふと、モンブラン・ノーランドの航海日誌を思い出した。
黄金の鐘が話題に上がっている事もあったのだろう。
気になる事があった。
「少しいいかしら?」
「どうした。助けなら要らねぇぞ」
「おィ!助けてもらえるなら、助けてもらうに決まっているだろうが!!!」
スマラが声を掛けると、ゾロが「助けならいらない」と言い、ウソップがそんなことを言うゾロの頭を叩く。
ウソップ的には、スマラの力は是が非でも欲しいものなのだ。
そんな二人にスマラは「違うわ」と間違いを訂正してから己の要件に入る。
「私が話したいのは悪魔の子よ」
「私に?貴女も大鐘楼を狙って……?」
「さぁ?黄金の鐘には興味はないわよ。ただ、見たところこの遺跡には所々に古代文字のレリーフが刻まれている。もしかして、大鐘楼にはアレがあるのではないかと思ったのよ」
アレとは、古代文字で書かれた『歴史の本文』のこと。
航海日誌を読んで思い出したのだ、大鐘楼には『歴史の本文』と呼ばれる読めない文字で書かれた彫刻が刻まれていると。
そのことについて、自分よりも遥かに知識があり、専門家なロビンに質問したということだ。
「……この遺跡を調べ尽くしたところ、それは何処にも無かったわ。ならば、大鐘楼と共にあると考えるべきね」
「分かったわ。貴重な情報ありがとう」
「……そう言えば貴女………」
ロビンが上を見上げるスマラに、船に乗る前交わした約束を聞き出そうとした時、邪魔が入った。
邪魔……というのも、その声の主であるウソップに悪いだろう。
なぜなら、スマラが無視している危機を知らせてくれたのだから。
「あ!!危ねぇ!!また何か落ちてくる!!」
ウソップの焦った声とは裏腹に、ひらひらと落ちてきたの葉っぱだった。
一体なぜ一枚だけ?と疑問が生じるが、アイサが葉っぱに伝言が書いてあるのを見つけた。
その内容は「この巨大な蔓を西に切り倒せ」というもの。
切り倒せば何が起こるのか?とウソップが皆を代表して疑問を口にする。
とその時、ウソップがまたもや大声を上げた。
あれを見ろ!!!そう言われて一同顔を上げる。するとそこには………
先ほどの数倍もの大きさを持つ雷迎が浮かんでいた。
大きさだけのはりぼてではないだろう。
島の一部を消し飛ばした大きさよりも、さらに数倍は大きいそれ。
エネルの宣言通り、この大地を地上に還す事が出来るであろう。
スマラですら、目を大きく開いてその景色を見張った程だ。
あれは無理だ。能力を一段階上げなければ対処しきれない。
自分一人が生き残るなら問題はないが、スマラとて地面は必要である。
空気を蹴って空を跳ぶ武術、月歩でずっと跳べば良いではないか?とおもうだろうが、スマラのめんどくさいがりからすれば、ずっとは不可能。
せいぜい、十分が限界だろう。
しかし、なぜ地面が必要なのか?
スマラなら空島が消えて無くなったとしても、能力で色々と操作することで、安全に地上に生還する事が可能だろう。
生き残るだけならそれだけで十分。
だがそうでもいいと思わないのも理由がある。
幾人もの命が散るのが悲しいから?麦わら一味を生かしたいから?断じて違う。
それは、歴史の本文を読みたいと言う、スマラ自身の欲望であった。
だからスマラは、エネルに黄金の鐘が渡るのを良しとせず、大鐘楼を降ろすだけの地面が欲しいのだ。
葉っぱに書かれていた内容は至って単純。巨大な蔓を西に向かって切り倒せというもの。
初めは何故?と思ったものの、空に浮かぶ巨大な雷迎を目にすると、その理由が分かる。
倒れかかった蔓を利用して、エネルが乗っている舟まで跳ぶ。これしかない。
ゾロはルフィを信じて、蔓を切り倒す気満々だ。
ウソップが無茶だ!!とゾロを押さえるが、「じゃあお前が止めてこい」と言う言葉に反論できない。
と、またもやスマラが軽く跳んだ。
瞬間、スマラに向かって雷が落ちてくる。
このくらいなら造作もない。殆ど無意識レベルで雷エネルギーを消す。
「うぉぉ!!!助かった!!」
「地面のある場所へ!!このままじゃ、遺跡に落とされる!!」
ゾロの号令で皆は動き出す。
ゾロは一人、刀を抜いて蔓に向かって走った。
彼一人だけは、エネルを倒して空島を助けられるのはルフィしかないと思っているから。
気を失っているサンジとチョッパーを担いで地面のある場所まで下がった一同。
ゾロが蔓に向かって走って行くのを見ていた。
この中であの巨大な蔓を斬り倒せるのは、ゾロしかないからだ。
あ、ゾロに向かって雷が落ちた。
エネルも、易々と見過ごしてくれる訳がないらしい。
が、何とか回避したらしい。ゾロは雷を避けつつ蔓に接近。
通常の剣士には到底不可能に近い程巨大な蔓を、ぶった切った。
直後、ゾロに向かって雷が直撃。なすすべもな遺跡に落下。
普通なら死んでもおかしくないのだが、スマラの見聞色にはゾロの声は聞こえている。
ゾロは身を挺して蔓を切った。だが、それでもびくともしない。
まだ足りない。
下から物凄い衝撃が蔓を襲った。蔓は少しだけ傾くが、それだけで止まった。
もうひと押し必要らしい。
もう少し、ウソップも出動。横に移動しながら蔓に向かって火薬星を打ち込む。
微弱ながら力になっているのか?
そんな時、ワイパーが動いた。彼はウソップを後ろに引かせると、蔓に手のひらを当てて、それのスイッチを入れた。
瞬間、蔓の一部を消し飛ばす程の衝撃波が発生する。
これだけのダメージを与えたのなら、さすがの巨大な豆蔓も倒れるだろう。
誰もがそう思った。
「そんな!!」
「これでも、倒れねぇのかよ………」
「ならば吾輩が……」
だが、何百年と空島に根付いていた巨蔓は健在。
西に傾いた巨蔓であったが、その状態で止まることが出来るのかよ!!と突っ込みたくなる状態で止まった。止まってしまった。
見事な耐久だと褒め称えるべき生命力であるが、今はそんな状況ではない。
今はこの巨蔓には倒れてほしいのだ。
「いや待て!!!そういえば、スマラはどこに行った!!」
「………っ!!何の心変わりなのかしら」
ロビンの目線の先にはスマラがいた。
気だるげにボーっとしているスマラではない。
空中を蹴り、蔓へと向かうスマラの姿だ。
スマラはこの事を予測していたのだろうか?
予測はしていた。万が一蔓が倒れない事があったなら、己が最後の衝撃を与えようと。
だから、蔓が止まった瞬間にはもう動いていたのだ。
スマラとて心変わりしたわけではない。だが、ルフィに望みを託したのは同じだ。
なぜなら、スマラが望んでいるのは歴史の本文。エネルにそれを奪われるわけにはいかない。
ようやくエネルを敵だと認識したスマラであったが、少々遅すぎた。
今からエネルを倒しに行こうとすれば、あの雷迎はスマラがたどり着く前に完成し、島を地上に還すだろう。
スマラにそれを止める力は、一つしか持っていない。しかし、それも確実に出来ると断言出来るわでもない。
自分の力を傲慢し過ぎていたのは、スマラの方だったかもしれない。
あの時、確実にエネルを倒しておけばこんなことにならなかったのかも知れない。
全ては詰めの甘かったスマラが悪い。
そこで、スマラは一つかけてみた。
あの麦わら帽子が本物なら、彼は何かしらの奇跡を起こすだろう。
それこそ物語の主人公のように。
スマラが見たいのはそのような人の物語だ。
失敗したら?その時はその時だ。
無理なら無理で結構。諦めればよい。
ただ、歴史の本文を集めているのは、スマラ自身の趣味だけではない。
スマラが世界中を放浪している事を許されている理由でもある。
スマラとしては、出来れば歴史の本文は複写したい。
だから、麦わら帽子を被った青年にかけてみた。
勿論、他にも策は用意してある。
少しだけ、自分の趣味を優先してもいいだろう。
趣味だけで生きているような物な、スマラらしい考えからである。
「いけ~~!!スマラ!!!」
ウソップの都合のいい応援が聞こえる。
スマラは勢いを殺さずに巨蔓に蹴りを入れた。足が蔓にぶつかる寸前、衝撃を調整し巨蔓が折れるだけの衝撃を伝えた。
普通に全衝撃を蔓に伝えると、勢い良く巨蔓は折れてしまい、上に居るナミとルフィに被害が出る。だから殺した威力で。
メキメキと巨蔓が西に向かって倒れていく。
が、エネルが万雷を発動し、無数の雷を巨蔓に向かって落として来た。
こちらの目論見がバレてしまい、巨蔓を根本から砕くつもりだ。
「はぁ、ここまで働く気はなかったのだけれどね」
スマラがそうはさせない。
月歩で空中に飛出し、片っ端から雷を消していく。
だが、それでも焼け石に水。何十もの雷を全て相手取るには、能力の力が足りない。
触れないと発動出来ないその力は、落ちてくる雷の一部を消すにしか至っていない。
それでも物凄い数なのだが、落ちてくる雷は万にも等しい。覚醒していないスマラの能力では、それが限界なのだ。
段々と雷迎が落ちてくる。
スマラにそれを止める力は無い。
雷を消しつつ、スマラはルフィの反応が巨大な雷エネルギーの中に消えていくのを感じ取った。
ゴム人間に金属の球体。対するは雷と気流の渦。
もし彼があの中で暴れれば?
答えは簡単。中でエネルギー同士のぶつかり合いが生じ、地面に落ちる前に発散される可能性が浮上する。
ほうら、段々と幕放電が怒って…………。
はぁ。まさか、こんなルーキーに助けられるなんてね。
ドパァン!!!
破裂音が鳴り響く。
雷迎が破裂し、周りの雷雲を吹き飛ばす。
空島は一瞬にして晴れた。
その後の場面は空に存在する者皆、上を見上げて見ていただろう。
雷神へと身体を変えたエネルを、ルフィが黄金の球体をもって殴り飛ばす。
エネルの舟を破壊し、最後に、
空に鐘の音を響かせた。
カラァーン……。カラァーン、カラァーン、カラァーン。
四百年ぶりに響かせたその鐘の音は、幻想的で美しい。
聞くもの全てを魅了する様な音だった。
スマラでさえ目を閉じて耳を傾けていた。
あれ肝に銘じたつもりなのに、初っ端から無くても良いスマラさんの謎を入れてしまった。
別に書かなくても良かったのにね。こうやって文字数が増えていく。これ、年内に終わらないと思うよ……。
ようやく終わりました。
次回、空島出発です。
次回作品に向けてのアンケート。詳しくは活動報告にて
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