麦わらの一味?利害が一致しているから乗っているだけですが?   作:与麻奴良 カクヤ

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お待たせしました。

FGOは半分まで行きました。残り半分も頑張ります。


603 五十二頁「麦わら一味?利害が一致しているから乗っているだけですが?」

 本当の正義の門をくぐり抜けたスマラ。後に続いてシルズがくぐり抜ける。

 次は大きな声でこの一歩が如何に歴史に名を刻むことかと威張り散らしているスパンダムと、引きずられてるロビンだ。

 歩くどころか逃げようとするロビンを引きずって、スパンダムが最後の一歩を踏み出そうとした瞬間、それは起こった。

 

 スパンダムが急に爆発して本当の正義の門を通り超えたのだ。ロビンはまだ越えていない。

 慌てる海兵隊。辺りを見渡すが、何処にも敵の姿は見当たらない。それどころか、一人、また一人と狙撃されていく。

 

「一体何が……」

「司法の塔の屋上ね」

「え?あ……」

 

 スマラに言われて初めて気付くシルズ。

 狙撃手は司法の塔の屋上にいた。仮面を被った男。そげキングだ。

 狙撃を免れた者たちも大層驚く。あんな遠くから、風も強く吹き荒れているのに寸分も狂いなく狙える者など、この海に何人存在しているだろうか?

 世界でも上から数えた方が早い狙撃の腕を持った狙撃手。それが麦わら一味のウソップであった。

 

 

 

 そげキングの狙撃により事態は一変する。

 ロビンが逃げ出し、捕まえようとする海兵の攻撃をフランキーが一掃する。

 さらに、司法の塔で倒したCP9が持っていた鍵を全て集め、ロビンは海楼石から解放された。そして今までの恨みを込めた攻撃がスパンダムに襲い掛かる。

 それだけではまだまだ終わらない。エニエスロビーを囲む鉄柵が爆発を起こし破壊された。バスターコールの要請を受けた軍艦からの砲撃である。

 後ろに逃げ道はないと悟ったフランキーとロビンが護送船を奪いに行動し始めた。

 

 

 一方で全てを無視して護送船に辿り着いたスマラはというと、船内に入込んで読書をしていた。

 この女、自由過ぎる。

 

「あの……このままでいいのですか?」

「このままって?」

「このままこの船に乗っていて、ですよ。麦わら一味が奪いに来ているようですし……」

「かまわないわ。いざとなれば跳べばいいのよ」

 

 それくらい貴女も出来るでしょ?とスマラの目はシルズに向いていた。

 当然、シルズも月歩を取得している。だが、それをスマラに伝えた事は一切ない。

 なのにバレている。どうやら、思った以上に筒抜けらしい。

 シルズはそのことを悟らせない様に表情を変えずに「では、スマラ様のタイミング次第で……」と言って引き下がる。

 スマラのタイミング次第。それは決定権を与えたことである。ここから動くのか動かないのか…。場合によっては、スマラを始末しなくては………。

 と考えたところで思考を停止させた。これ以上考えるのは危険だ。ただただ世界政府に派遣されたスマラの侍女。それをこなすのが最優先事項である……。

 

 

 

 

 

 外の状況はどんどんと変わっていく。

 海軍はバスターコールの要請通りに島を跡形もなく消し飛ばすべく、軍艦からの砲撃を開始する。それにより崩壊していく街々。そこには、人の感情など有りもしない。

 ルフィとルッチの戦闘もいよいよ終盤に向けてヒートアップしていく。戦場は一か所にとどまらず、色々な場所を破壊して尚、決着はつかない。

 程なくして麦わら一味が、人魚のココロの助けを借りて護送船に集まってきた。ロビンとフランキーも合流だ。後はルフィただ一人が揃えば完璧である。

 

 

 

「あ……スマラ!!!」

「………」

「やっと会えたわ!!このまま戻ってくるの?」

 

 船内に飛び込んできたのはナミだ。彼女は船の出港準備の確認を行いに来たのだが、既に海兵たちがある程度済ませてある。伏兵や設備状況の確認の意味もある行動だ。

 そこで見つけたのが、いつも通り読書に勤しむスマラ。当然喜びの表情を見せるのが彼女の美点である。

 

「まさか、ここまで見据えて私たちから離れて行動していたの?」

「………貴女。私が船を降りるって聞いてなかったの?」

「い、いやでも、私たち世界政府なんか敵に回したって……」

「そういう事を言っているのではないのよ」

 

 スマラをどうにか戻ってこさせようとするナミに対して、スマラがストップさせた。

 スマラは少し可笑しくて吹き出しそうになるのを我慢した。今の少し必死そうなナミの様子があまりにも滑稽だったからだ。

 出会いは単なる偶然。初めはルフィすら歯が立たない強者としての怯え。それが数か月旅する中で薄れていき、今では彼女自身からスマラの事を仲間だと思うようになっていった。

 その変化が実に面白いものであった。

 

 故にスマラは、キチンと分からせてあげることにした。ロビンのようにはいかない事を。

 

「いいかしら。ここに居たのはあなた達が護送船を乗っ取ったからで、私から会いに来た訳ではないの。それに、戻るならキチンと条件を述べなさい。世界政府が出した条件よりもいい物をね」

「……ホントに別れるつもり?あんただってこの旅が退屈だったわけじゃないでしょ?」

「確かに退屈では無かったわ。面白い物も見れたし、新しい島にも行けた」

「だったら……」

「それでも世界政府の条件の方がいいのよ。私がそう判断したから……」

 

「そうね。世界政府よりもこっちの方が居心地が良いと判断したら戻って来るわ。その時はまた歓迎してくれるかしら?」

「……当たり前じゃない」

 

 

 そうやって締めくくった。

 勿論、単なる口約束。この場を円滑に進めるための出まかせである。

 それを知っているのはスマラだけであったが……。

 

 

 

「ところで、その隣に居る人は誰?メイドさん?」

「…初めまして。この度スマラ様のお世話を申し付けられましたシルズと申し上げます」

 

 お見知りおきを……とシルズが一礼。

 海賊であると知っていても崩さないその態度は、侍女の極みに位置するであろう。

 ナミも渇いた笑いしか浮かばない。なぜなら、

 

「こんな人を付けられてるのが報酬の一部ね……」

「………まぁね」

 

 スマラを麦わら一味に戻すとなると、これを超える条件を見付けなければならない。

 故に、ナミは渇いた笑いしか浮かばない。

 

 

 

 

 

 それ以前に、この状況から逃げ切らねば始まらない。ナミは程なくして船から降りて行った。

 軍艦から降りてきた海軍本部中佐、大佐が出陣してくる。ロビンの奪還の為にだ。

 それと渡り合う麦わら一味。CP9を倒した彼らにとって不足は無い戦力だが、海軍側にはいくらでも人員補充が可能。

 対して麦わら一味はジリ貧。さっさと逃げたいところだが、ルフィがルッチと戦っている。それが終わるまで帰れない。

 時間との勝負。しかし、麦わら一味はルフィが勝つと信じて耐え抜く。

 

 そして、

 

 

『ぜ、全艦に報告!!!CP9のロブ・ルッチ氏が、たった今……麦わらのルフィに敗れました!!!』

 

 

 電伝虫を通じた軍艦からの報告が島中に鳴り響く。

 CP9は全滅。残りは海軍だけだ。

 

 

 

「麦わらのルフィが勝ちました。スマラ様はここまで見えていたのですか?」

「いいえ。可能性があると感じていただけよ」

「なるほど……どちらへ?」

 

 スマラはパタンと読んでいた本を閉じた。リュックサックの中にしっかりとしまい込んで立ち上がる。

 シルズがすかさず付いていく。スマラは答えない。ただ、足取りに迷いはない。

 船の甲板に出ると、スマラは振り返り軍艦を見渡した後、シルズに命令を下す。

 

「貴女は先に軍艦に行って私が向かうと伝えなさい。そうね………そこで良いわ」

「はい、承りました。スマラ様はどちらに?」

「最後に義理を果たしにね。戻って来るから安心して待ちなさい」

「わかりました!」

 

 侍女らしく、主人の命令には正しく従う。シルズはスマラの命令に疑問など持たずに応える。

 スマラは満足そうに頷いて護送船を後にした。その直後である、護送船が軍艦の砲撃によって爆発して大破したのは。

 全ては未来をも見通すレベルの見聞色の覇気のおかげだ。………まぁ、あの中に居たとしてはもスマラ自身は無傷でやり過ごすことなど、無意識で可能だが……。

 

 

 

 

 爆発に紛れてスマラは護送船を脱出した。その際に見聞色の覇気でシルズの足取りを探った所、彼女も無事に脱出したらしい。やはり、言った通り彼女も護送船から軍艦までの移動手段を持ち合わせていたみたいだ。

 スマラが移動した場所は元の原型を少ししか残していない場所だ。もう一、二分後には危険に晒される場所でもある。そこに一つだけ用事があった。

 それは……

 

「はぁ……はぁ……くそぉ……」

「…………」

「うごけ……」

「絶体絶命のピンチ…………どんな気分かしら?」

「あ……す、スマラ…」

 

 スマラの現在地はためらい橋の支柱。ルッチに勝って倒れたたまま動かないルフィの目の前だった。

 用事、それはこの場でしか行えない事。

 

「助けに、来て…くれたのか?」

 

 スマラの姿を捉えたルフィが、何の疑問もなくそう言った。

 お気楽な思考回路だこと。麦わら一味の船から姿を消したスマラがこんな場面で現れたのだ。何も疑問も思わずに「助けてほしい」と言えるのも、彼だけであろう。

 本気で助けてほしい。そう思っているルフィにスマラは呆れた表情で言葉を返す。

 

「助けに来たね……。それ以外にも言いたい事はあるんじゃないのかしら?」

「う…そうだ……。お前、ホントに船から降りるのか?」

「えぇ。それは確定事項よ……」

「そうか……」

「あら、もう少し引き留めるかと」

「いいさ。お前がそれでいいなら、な。でも、何時でも戻って来ていいぞ」

 

 ルフィは疲労で動かない筋肉を使って表情を変えた。笑顔だ。

 全く、理解不能な男だ。こんなにも怪しい自分を仲間に誘い。去り際には「何時でも戻ってこい」と笑うのだ。

 スマラの知る海賊の中でも、彼ほどのんきな者は知らない。…………いや、数名いたような…。ともかく、彼の笑顔は清々しいものにもほどがあった。

 

 

 

 スマラはルフィの元にただ佇ずむ。これ以上声を掛けるわけでもなく、ルフィを動かすわけでもなく、ただ佇む。

 しかし、そんな中でも外の状況は変わらない。

 軍艦の砲台がためらい橋の支柱に狙いを定め、麦わら一味を殲滅しようと火を噴く数秒前。

 このままでは間違いなく全滅は免れない。ロビンがとりあえずルフィを自分たちの支柱に引っ張り込もうと能力を使って腕を咲かせているが、ルフィの倒れた位置が悪く届かない。能力にも効果範囲という物が存在している。ほんの少しだけ足りないようだ。

 そして、遂に砲弾の照準が整い……砲撃5秒前。

 

 5

 

 こうなったらどうにか協力してルフィの元に跳び、ルフィを海に落とそうと考えるゾロとサンジ。

 

 4

 

「海へ跳べ!!!!!」と叫ぶウソップ。

 

 3

 

 最後に、ルフィをポンっと叩いて一メートル飛ばすスマラ。

 

 2

 

 ルフィをしっかりと掴み、咲かせた腕でルフィを引っ張るロビン。

 

 1

 

 麦わら一味が叫びながら海に向かてダイブした。

 

 0

 

 砲撃開始。

 一斉に砲弾が降り注ぎ、支柱が完全に破壊された。

 

 

 間一髪、麦わら一味は全員無事に戻ることが出来た。

 たった一人で麦わら一味の窮地に駆けつけてくれた仲間の元に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 かくして、麦わら一味は世界政府から逃げ切った。

 しかし、物語はここでは終わらない。

 

 一海賊団を逃したばかりか、CP9は全滅しエニエスロビーはボロボロ。

 まんまと逃げきられて、怒りではち切れそうな中将の前に、一人の男が現れた。

 その姿を見た瞬間、中将は姿勢を正して怒り心頭の様子を隠さずに言った。

 

「い、いらしたとは!!直ぐに追いますので!!」

「このままでは到底終われない!!」

 

 直ぐに麦わら一味を追おうと行動に移す中将を止めたのはその男だった。

 

「……もういい」

「!!?」

「この島と艦隊を見れば一目瞭然。……この一件、我々の完敗だ」

 

 中将ですらこの男の言葉には従わなければならない。

 なぜなら、彼こそがスパンダムにバスターコールの権限を与え、今回の麦わら一味とニコ・ロビン捕縛作戦の最高責任者、大将青雉だからだ。

 彼が追撃を許可しないのなら、中将等では勝手な行動は出来ない。それほどの権限を青雉は持っている。

 

 

 

「それで、負けた気分はどうかしら?女の子にも勝てない大将さん」

「お前はッ!!」

 

 これにて終了。後処理の為に頭を抱えていた中将の前に、それは現れた。

 今回の作戦で保護対象とされた人物であり、麦わら一味への一斉射撃を行った時から行方を眩ませていた者だ。

 それが隣に居る。

 

 それだけなら良かった。が、中将は彼女の気配を全く察知出来なかったのだ。隣に現れる寸前まで。

 それは通常なら有り得ないことである。海軍本部の中将以上の者は皆、覇気を習得している。習得していなければその地位まで昇進出来ない。

 覇気は扱える。扱えるようになって一年というレベルではないのだ。中将になって十数年。己の見聞色の覇気を過信している訳ではないが、こうも反応できなかったことは一度もない。

 故に驚きが止まらない。一体いつの間にそこに居た?声を掛けられなければ、全く気付かなかったくらいだ。

 

 

「殺気を引っ込めなさい。私は別に争いに来たわけじゃないもの」

「あらら……。彼女こそスマラで間違いない。任務を忘れたか、お前ら?」

「た、大将殿……。ぐぬぬぬ……ッ!!」

 

 このままでは軍艦が全部破壊されてしまう。そう思った青雉が中将を諌める。

 大将に言われてしまえば殺意を抑えるしかない。もっとも、スマラが気配を消して後ろから近づかなければ、中将も殺気など向けなかったのだが………それはスマラの自業自得だろう。

 それに、海軍にはスマラを敵視せずに本部に同行させて観察するように命令が下っている。中将も冷静になっていればスマラに敵意を抱くなんてことはしないはずだった。

 これも全部、スマラが気配を消して後ろから近寄った事が原因だ。その時にかけた言葉も意味を飛躍させる一環となっていた。

 歩いて、遠くからでも分かるように移動していれば良かったのだ……。

 

 

 あのままスマラに暴れられてこれ以上軍艦に被害を出さなくて良かったと、ほっと一息を吐く青雉。その思考を読んで、私は暴れないわよ。……反射した攻撃がどこに行くかは知らないけど。と呆れた目線を向けるスマラがいた。

 スマラの気配を感じ取り、走ってやって来たシルズからスマラで間違いないと、複数人からの証人を得た中将がようやく敵意を抑えて場の指揮に戻る。

 一件落着……とは行かないが、何とか収まった。これで後は海軍本部に移動するだけだ。

 

 

 

 

 となれば話は簡単だったんだが……。

 海軍の出港準備が整うまで暇を持て余しているスマラの隣には青雉が座っていた。何かある。でなければ、今頃実務から逃げるように海を漂っていたであろう。

 スマラはそう断言出来る。本の活字を追いかけながら横目でチラッと確認を取る。

 

 

「…………」

「……………一つ、聞いておきたい事がある」

 

 

 ほら来た。

 青雉が真剣な顔をする時、必ず厄介な案件である。

 スマラはそう内心で顔を歪めずにはいられなかった。が、無視してやり過ごすには少々分が悪い。なぜなら、チラッと横目を向けた時に目が合っているからだ!!仕方なく話を聞いてやる。

 ただし読書は止めない。

 

 

「良いわ。勝手に話しなさい」

「勝手にって、これまた自由気ままだな」

「それが私だもの。でなければあんな場所から逃げ出すなんてしてないわよ」

「そりゃそうだな……。じゃあ質問だ。なんであそこで麦わらを助けた?あんたにとってあいつらはただの同乗人なんだろう?」

「それは…………」

 

 パタンと本を閉じたスマラ。スマラが本を閉じるだけの質問だったらしい。

 目を青雉へと向ける。青雉は座っているわけで、自然と見下す立ち位置になった。

 

「それは、最低限の義理を果たしただけよ」

「と、と言うと?」

「無理矢理でも、東の海からウォーターセブンまで乗せてもらった事には変わりないわ。だから、それのお礼……とでも考えて」

「……お前さんがそこまでやるのか?乗っている船がどうなろうと関係ない。自分さえ生きていられれば……そんな考えを持った人間だと思ったんだけどなぁ。俺の考え違いか、こりゃ」

 

 

 青雉がスマラの言い分を聞いて、考えが外れたと頭をボリボリとかいて言う。スマラはまたしても鼻で笑った。

 

 

「ハッ、考え違いね。良いわ、もう一度だけ確認をさせてあげる」

 

 

 その言葉と共に場の空気が固まる。スマラから覇気が漏れているのを青雉は感じ取った。

 政府の指示と言え、味方ではない者が覇気を発動させている。当然の様に感じ取った中将が周りに集まるが、青雉が手で追い返す。

 仮に暴れられても、中将レベルではスマラの相手にはならない。これはスマラの感情だ。スマラ自身が必要として青雉を威圧する為に出しているもの。それだけスマラの本気度が伺える。

 青雉は生唾を飲み込んでスマラ言葉を待つ。

 

 

「私は私のしたい様にする。それはあなた達の場所に鞍替えしても同じ。手綱を握るとか、良い駒に出来るとか考えないことね。不満があるならそれでも構わないわ」

「………それでも指示に従うのか?」

「従っている?違うわよ。私に利益があると思ったから、それに従っているだけよ。利益が出ないと思ったら、他の方がいいと思ったのなら、私は何時でも出ていくわ」

「はぁ~。そりゃあ自分勝手なことでして。世界政府もお前さんが提案に乗ってくれたと聞いて、さぞかし喜んだだろうな」

「そうね。でも、麦わら一味同様、私は利害が一致しているから乗っているだけよ。だからこう締めくくらせてもらうわ……

 

 

  麦わら一味?利害が一致しているから乗っているだけですが?」

 

 

 

 

 

 一部完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃、海軍本部にて。

 

「はぁ~。またしでかしてくれたなぁ!!!ガープ!!」

「わっはっは!!流石にワシの孫じゃの!!!」

「笑っている場合かい。これは一大事件だよ。それに、スマラもここで監視されるみたいだからね」

「ほ~懐かしい名前じゃな」

「貴様は吞気でいい奴だな」

「まぁまぁ、あお茶くれ」

 

 最古参である三人の老兵が、今後の対応についてため息を吐いていた。

 

「奴なら大丈夫じゃろう。こちらから何もしなければ、あいつは何も手を出してこんよ」

「それは知ってるわ。ただ、どうしてここなのか?だぞ。おつるさんはどう思う?」

「さてね。ここなら万が一があっても止められると思われているんだろうね。まぁ怒らせなければ大丈夫だろうさ」

「はぁ……赤犬を筆頭とした問題児たちにどう説明するか……」

 

 




これにて前半戦を終了いたします。次回から後半戦をスタートです!!
麦わら一味を降りたスマラがどう過ごすのか!!!この時期に海軍本部と言えば……察してください。

何時も誤字脱字チェックありがとうございます!!自分では中々見つけられないんですよね……。
感想とかも時折ありがとうございます!!物凄く励みになります。

次回作品に向けてのアンケート。詳しくは活動報告にて

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