麦わらの一味?利害が一致しているから乗っているだけですが? 作:与麻奴良 カクヤ
それで、そこまで時間をかけたのに申し訳ないのですが、今回の話は飛ばしてしまって構いません。なにせ、いつもの倍以上の文字数がある上に、原作と変わりない内容でして……。最後の数段落だけ読んで下されば全然オッケーです。
ホントはダイジェストで送ろうとしたんですけどね?気がついたらこうなっていました……。
FGOはCBC開催!!!オデュッセウスが呼符で来ました。が、種火無い育成は出来ませんでした。
朝早くから布陣を引いて白ひげの襲撃に備えていること数時間。インペルダウンからエースが護送されて来て処刑台に連行された正午。事態はようやく動き始めた。
センゴク元帥が処刑台の上に立ち、電伝虫を取って重要な放送を開始したからだ。内容はエースが今日ここで処刑される意味について。世界政府の中でも数名しか知らないその情報。海軍の中では、元帥センゴクと育ての親に当たるガープのみ。それは、
エースの本当の親父は海賊であるということ。
内容は放送を通じて直ぐに全世界に広がる。当時の政府は特に酷く、疑わしい女性を全て殺すという悪逆までも兼ねて可能性を潰し、途絶えたと思われた海賊王の縁。それは実の息子と言う最悪の形で公表された。それは、スマラですら知り得なかった情報だ。
エースの処刑。それは海賊王の血筋をここで断つと言う事他ならない。放置すればいずれ海賊時代の頂点に立つ資質を発揮し始める。その前に今ここで終わらせる。それが白ひげとの全面戦争になってもだ。
エースを必ず奪い返しにやって来る白ひげ海賊団。それを阻止して処刑を行いたい海軍・政府側。そのための布陣。このまま現れない方が被害が出ずに良いのだが……。
しかし、それは事態は急速に動き始める。センゴクの下に「正義の門が指示もなく開いている」と言う報告から始まり、立て続けにマリンフォードから海賊船の艦隊が確認される。全43隻、全て白ひげ海賊団の傘下の海賊船だ。これはまだ前章に過ぎない。本隊がいるはずだ、と海軍側も息をひそめること数秒。初めに異変に気づいたのは三大将。続いてセンゴク、おつる、ガープと言った歴戦の猛者。
湾内海底に影が現れる。そのまさか、初めから彼らは海底を進んでいたのだ。道理で見つからないはず。布陣を間違えたかもしれない。おつるは自らの失態を認めた。コーティング船で海底進み続けていたモビーディック号。白ひげ海賊団の海賊船が遂に姿を現す。
そして、船首に立ったのは一人の巨漢。巨人族ほど大きくはないが、それでも存在感は圧倒的であった。世界各地から寄せ集められた名高い海兵と王下七武海、新世界を航海できる億越えの賞金首、そんな世界でも強者に位置する者たちが幾人居るこの島。そんな中で群を抜いて存在感を放つ巨漢。彼こそが世界最強の称号を持つ生ける伝説。
『白ひげ エドワード・ニューゲート』
センゴクと白ひげの視線が交わる。両者とも己の信念に基づいて行動した結果。高らかに宣言する白ひげ。「待ってろエース。必ず助けてやるからな」と、白ひげらしい家族愛に満ちた言葉が開戦の合図だった。
開戦の言葉と共に白ひげは早速動いた。グラグラの実、世界最強の悪魔の実を使って振動を起こす。大気にヒビが入り、海面が盛り上がる。エースと白ひげ海賊団の間にひと悶着あったが、それは直ぐにやってきた。高さ数百メートルはある津波が、左右から襲ってきたのだ。まさに世界を滅ぼせる可能性を持つ能力。一撃で海軍を潰せる威力を持った攻撃が襲う。
海軍だって無能集団の集まりではない。すぐさま青雉が能力を使って津波を凍結、ついでに白ひげへと攻撃を放ったが、あっけなくカウンターをくらう。普段のやる気のなさはどこやら、海に落ちて海面を凍らせて海賊船の身動きを封じる。海軍がすかさず砲弾を発砲するが、良い足場が出来たとばかりに白ひげ海賊団の隊長たちが先陣を切って走る。後方からの海軍に向けての砲弾も浴びせるが、そう簡単にうまくいくものではない。中将も戦線へと踏み込み、バスターコール真っ青な戦力での乱戦が始まる。
次に行動したのは王下七武海の一人、鷹の目のミホーク。彼は白ひげとの距離を測ると言い、軽く剣をひり下ろした。それだけで発生する巨大な斬撃。分厚い氷をものともせずに突き進み………何かにぶつかって上へと打ち上げれらた。万物をも切り裂く世界一の斬撃を止めたのは、白ひげ海賊団三番隊隊長、ダイヤモンド・ジョズ。
海軍の攻撃はまだ終わらない。黄猿が宙に跳び上がり光の礫を白ひげに向かって発射。白ひげは動かない。動かずとも、息子が守ってくれると信じているから!!白ひげに当たる寸前、青い炎をまとった何かが黄猿の攻撃を全て受け止めた。何者の攻撃も受け止める彼こそが、白ひげ海賊団一番隊隊長、不死鳥のマルコ。不死鳥となり空を駆け黄猿を地面にぶち落とす!!
まだまだ終わらないぞ!!ジョズが凍った水面に力を加え、持ち上げて投げつけるのは巨大な氷塊。巨人族が何人居ても受け止められるか分からないその大きさは、まるで氷山そのもの。いったい誰がこれを止められるのか?処刑台を巻き込んでエースを助けようとするその攻撃は、最後の大将によって阻止される。マグマグの実の能力者、マグマ人間の赤犬が腕をマグマ化させてそれを噴出させる。まるで火山の如く噴き出したマグマは氷塊を蒸発させて海賊を襲う。
開戦初っ端から世界でも有名な者達の交戦。戦場のその場にいる者も、放送を見ている者達も圧巻の始まり。どちらとも引かない戦いは、見る者を魅了させ震えさせ憧れを抱かせ絶望に叩き落す。大海賊時代が始まって以来の海軍と海賊の大戦争が幕を開けた。
そこからは乱戦状態だ。各々が全力を持ちいて目的を果たす。海賊の悪逆を許さず、正義を全うするために戦う者。世界平和などどうでもよく、ただただ仲間を取り戻すためだけに戦う者。それぞれの信念の下に戦い続ける。
巨人族をも超える巨体を持つ海賊。国引きの伝説を持つ魔人オーズの子孫。オーズJr.は白ひげの傘下であり、エースの友達。だから身を挺しても返してもらう!!オーズJr.は海兵を蹴散らしながらも前へ進む。巨人でも歯が経たず、突破口を作る!!
だが、海軍側もやられてばかりではない。ハンコックが敵味方関係なく石化させる攻撃を行い、バーソロミュー・くまが空気を圧縮させた衝撃波をオーズjr.へと直撃させ、それでも倒れないオーズjr.に砲弾を浴びせる海軍。せめて七武海の一人でも…とドフラミンゴに仕掛けた攻撃はあっけなく避けられて返り討ちに足を斬り落とされてしまう。でも、あと少しと伸ばした手を嘲笑うかのように影がオーズjr.を突き刺して止めを刺した。
戦争はまだ始まったばかりだ。白ひげは襲いかかった巨人族のロンズ中将を一捻りに倒し、オーズjr.の背中を乗り越えて行け!!と海賊側を鼓舞する。乱戦はさらに加速する。ドフラミンゴと向き合っっていた十三番隊隊長、水牛アトモスが操られて味方に武器を振るってしまう。
ここでドフラミンゴはおかしそうに笑う。時代の真ん中にいるこの場所こそが中立だ。頂点に立つ者が善悪を塗り替える。
正義は勝つ?そりゃそうだ。勝者だけが正義なのだから…。
オーズjr.が開いた道を閉ざさずに進め!!と海賊が前へ進むと同時に、白ひげ海賊団傘下、氷の魔女ホワイティベイが鋼鉄の砕氷船を持って湾内へと侵入を決めた。だがしかし、これくらいで慌てるセンゴクではない。予定通りに決めていた作戦を実行すると電伝虫を通じて知らせる。
とその時、空から何かが降ってきた。絶叫する声が聞こえる。場の注目を集めて現れたのは人。それも数十名とかなりの数。軍艦と共に降って来たそれらは、ジョズが開けた大穴に落ちて落下死を免れる。戦いが続く戦場でも、放送から全体を見渡せる記者や観戦者たちも皆が注目を集めて現れたその一団は、
話題のルーキー、麦わらのルフィ
元王下七武海、海峡のジンベイ
元王下七武海、サー・クロコダイル
革命軍幹部、イワンコフ
一部で有名な海賊、キャプテンバギー
その他数十名のインペルダウン囚人によって形成された色物集団だった。
その注目度は凄まじい。特に麦わらのルフィとなれば、祖父である中将ガープと元帥センゴク、合いまみれた七武海、三大将大将、准将のスモーカーと副官たしぎ、友人であるコビーとヘルメッポ、更にはマルコにも………大勢の者から注目を集める。
初っ端から注目を集めまくるルフィ。まだこんなものでは終わらない。手始めに白ひげの首を狙ったクロコダイルから守り、世界最強相手にため口ではり合う。その後、多勢を無視して前に突っ込むルフィ。そんな弟の姿を見てエースは「来るな!!」と叫んで拒絶。しかしルフィは「弟だぁ!!」と己の理由を怒鳴る。弟が兄の心配をしてはいけないのか?これにはエースも反論の余地もない。同時に、ルフィの親が世界最悪の犯罪者である「革命家ドラゴン」であると電伝虫を通じて全世界に通じると、彼もエースと同じく世間に逃がす訳にはいかないと海軍側の士気を高めるセンゴク。時を同じくして白ひげもまた、マルコに「ルフィを死なせるな」と彼の将来性に期待の色を見せた。
戦場は更に激しくなっていく。エースが運命を受け入れジタバタ言い返すのを辞め、結末を受けいれる覚悟を決め。この戦場で活躍したいバギーが白ひげと手を組む話をし、白ひげが傘下の海賊団に命令を下して動きを見せる。ルフィの前に立ちはだかっていたモリアがジンベイに一撃で倒され、先を急ぐルフィの前にスモーカーが立ちはだかり、ハンコックに助けてもらった。バーソロミュー・くまと対峙していたイワンコフがドフラミンゴから衝撃の事実を聞かされ、クロコダイルが再び白ひげに狙いを定めてジョズに吹き飛ばされる。
立ちはだかる七武海に海軍大将。しかし、何人もの人に助けてもらいながら先を進む。同じ目的ながら戦場にて数々の味方を得るその力。戦場でも有数の者が恐ろしいと感じ始めているその力を無自覚に使いながらルフィは先に進む。
開戦から約一時間半。両者ともが攻めあぐねている中、海軍側がようやく大きな仕掛けへと打って出る。元から作戦だったのであう。海賊の目的がエースである以上、皆が前へ前へ進む。ならばその隙をついて裏へと回っているいたのであろう。後方には、億越えの海賊ですら倒すのに手間取る海軍の人間兵器が無数の数を持って包囲していた。無論、白ひげも無策だったわけではない。先に左右を潰すことで、四方から包囲されるのを防いだ。しかし、上下から追い込まれるのは辛いことである。前からは七武海、中将大将、無数の海兵が白ひげ海賊団を、後方からは人間兵器が傘下の海賊団を、それぞれが襲う。
同時に、戦争を放送していたシャボンディ諸島で異変が起こる。なんと、映像電伝虫からの通信が途絶えてしまい、画面が真っ暗になってしまったのだ。これに視聴者は大激怒。怒りをその場にいた海兵に浴びせるも、その場いる海兵ではどうすることもできない。なぜなら、これから行う事は海軍にとって後ろめたい事。世間に放送する様な綺麗事ではないからだ。だがしかし、海軍にも誤算があった。三匹の映像電伝虫の内、一匹を戦場で目立ちたいバギーに盗まれてしまったからだ。放送現場にいる記者や観戦客は皆、バギーしか映らない画面に怒りをぶつける。それでも会場にはどうすることもできない。
そして、遂に異変が起こる。戦場で行方が分からなくなっていた白ひげ海賊団傘下、大渦蜘蛛のスクアードが白ひげの元に現れて。そして、言葉を交わし………自らの意思で白ひげの胸元に剣を突き刺した。四皇……この世に存在するどの海賊団の中でも最上位に位置してもおかしくない程に結束の硬い白ひげ海賊団とその傘下では有り得ない事態だった。戦場の誰もが目を開いて事態を見つめる。バギー達が持っていた映像電伝虫もそれを映しており、シャボンディ諸島の会場にも映し出される。
即座にマルコが白ひげの元に駆け寄り、スクアードを取り押さえる。が、暴れて拘束から逃れると、赤犬に信じ込まされた嘘を大声で叫ぶ。茶番はやめろよ、これは仕組まれた戦争だったんだろ?エースを助ける代わりに傘下を売った。現に被害を受けているのは傘下の海賊だけじゃねぇか!!?そんな嘘を言い放つスクアード。それは放送されており、白ひげが真実を述べようとした瞬間、センゴクが青雉に命令を下してバギー集団を凍らせて放送を強制停止された。
まだ混乱する海賊側。そんな中、クロコダイルが批判の声をあげて白ひげに決意を灯らせる。と同時に、白ひげがスクアードに制裁加えた。
「バカな息子をそれでも愛そう」
そう言って抱き抱えたのだ。それは、親父である己に武器を突き付けて怪我をさせた息子に対する許しだった。どれだけ言われようと、誰か一人だけを特別視することはない。白ひげ海賊団だけではなく、傘下も含めて皆家族。だから、お前を惑わせた海軍は許さない。白ひげは、振動を起こして左右に広がっていた凍らされた津波を破壊することで、戸惑っていた傘下に安心感を与えてやる。これで逃げ道は用意した。海軍が流した嘘を信じて逃げたければ逃げるが良い。しかし、海軍を信じず家族を信じる者は俺と共について来い!!そして、自分の信じる者は自分で決めやがれ!!遂に、世界最強の男が戦線に登場した。
士気は最高潮。誰もがやる気で満ちあふれている。逆に海軍は利用したつもりが逆に利用させられて、緊張の汗が流れ落ちる。ここにいる者は余程の者でない限り、世界最強の一角の戦闘を直に見たことはない。故に緊張の一瞬。次のセンゴクを初めてした大将ですら冷や汗をかかずにはいられない男なのだから。
そんな白ひげを前に、初めの一歩を踏み出したのは巨人族の中将、ジョン・ジャイアント。世界で初めて海軍に入隊した巨人族だ。その男が白ひげに挑んだ。名のある海賊であろうと押しつぶされるであろう巨体と力を込めた一撃は、片手で持った薙刀で難無く受け止められる。怒りに燃える白ひげはこんなものでは終わらない。何と彼は、空間そのものを掴んで島ごと、島どころか周囲の海ごと傾かせる。まさに天地天災。このようなことが出来るのは、歴史上を探しても彼だけであろう。体制を崩したジョン・ジャイアントに直接振動を浴びせることで、彼を戦闘不能にした。その振動は止まる事を知らず、地面を破壊しながら処刑台へと迫る。が、それを食い止めたのが三大将。ただの片手攻撃に大将が三人も必要なほど、化け物じみた攻撃だが、それを止められる三大将も三大将だ。もっとも、処刑台には大海賊時代が始まる遥か昔から白ひげと幾度なく戦って来たセンゴクとガープがいるので、白ひげも本気で処刑台を壊せるとは思っていない。
味方の裏切りによる心を揺さぶった心理作戦に失敗した海軍側だが、元より成功すれば御の字とばかりに次の作戦に入る。湾内に沿って発動させたのは高い壁。いつの間にか海兵を陸の上に避難させていたようで、海賊たちは凍った海上で包囲されてしまう。その壁の高さは巨大ガレオン船のマストの頂上付近までにのぼり、強度は鉄であっても逆に折る事が可能なほどの強度。壁の一部がオーズjr.の血で作動しない事に気が付いた白ひげが勝機を見つける。が、それよりも早くセンゴクは赤犬に命令を下す。赤犬は己の腕をマグマ化させてそれを上空に解き放つ。流星火山。火山からマグマが吹き飛び、流星群の様に吹き荒れる赤犬の技。通常の地面ですら多大な被害を被ることになるが、凍った海上では更に効果は増す。氷を溶かして足場を奪う事になるのだ。
赤犬の攻撃で着々と足場が削られていく。被害は人に限らない。白ひげ海賊団の母船『モビーディック号』が燃え落ちる。永らく白ひげ海賊団を支えてきた船の最後だ。船もだが人にも甚大な被害を与える。何とかマグマに当たらずに済んでも、足場は無くなり海に逃げようにも、マグマのせいで水温が上昇して煮えたぎっている。追撃にと包囲壁からの砲弾も飛んでくる。白ひげが能力で包囲壁を破壊しようと試みるも、ただの鉄ではないらしく通じない。壊すのには時間がかかるだろう。そして、この時間にエースの処刑を行うと放送があった。
まさに絶体絶命。急がなくてはならないのに、この危機を解決する方法が見当たらない。しかし、こんな時に発揮するのが星の元に生まれた豪運の持ち主。戦場で一時注目を集めていながらも、白ひげの事があり注目が減っていた主人公。
包囲壁が作動した衝撃で目が覚めたオーズjr.を黄猿がレーザーで脳天を貫こうとした瞬間、水柱が戦場に上がった。包囲壁を超えて三大将の前に落ちたのは、ルフィだった。早すぎる挑戦。無謀とも言える戦闘行為。片や、パラダイスで注目を集めている海賊団の船長と、片や海軍の最高戦力×3。実力差は明らかだ。一人でも新世界基準で並大抵の海賊を倒せる過剰戦力が三人も。三大将が揃えば、世界最強と名高い白ひげですら勝機は低いだろう、と誰でも分かる戦力。誰もが無謀と呼ぶ行為を、ルフィは立った一つの願いだけを抱いて挑む。エースを助ける為に。
先に動いたのはルフィだった。持っていた折れたマストを青雉目掛けて振りかざす。即座にマストを凍らせる青雉だったが、自身に能力が効く前に手放したルフィは凍ったマストを足で砕いて三大将に浴びせる。武装色の覇気も纏っていない攻撃は自然系の能力者である三大将には意味がない。しかし、視界は数秒ながらも隙を作ることができた。その隙をついてルフィはギア2を発動。通常の動体視力では追う事が難しい速度でルフィは三大将を抜けようとした。が、そんな簡単な事で抜かせる程三大将は甘くない。見聞色の覇気で動きを予測して、光の速度で動ける黄猿がルフィの行く手を阻む。
吹き飛ばされるルフィを見たセンゴクが死刑執行人に「やれ!」と命令を下してエースの処刑を行う。執行人の持つ刀が振り上げられ…………下からの攻撃が執行人を襲った。結果的にエースを助けることとなった行動を行ったのは、白ひげの首を狙っていたはずのクロコダイル。海軍側が喜ぶ顔を見たくないと言う自己的な考えだが、それでもエースの首は繋がった。当の本人はドフラミンゴと戦闘を始めた。
一方でルフィは青雉に腕を貫かれて痛手を負うも、駆け付けたマルコに助けられる。三人の侵入者を許してしまった海軍は急ぎ対処しようとするが、白ひげが切り札を切った。海底に残していた最後の船を上昇させて陸に乗り上げたのだ。代償にオーズjrが力尽きるも、これでエースを助けるんだ!!と海賊側の士気は以前として高いまま。
遂に広場へと降り立った白ひげ。薙刀に振動を載せて攻撃を繰り出す。一撃で何十人もの海兵が吹き飛ぶ。白ひげの前では、中将レベルでないと立つことすら許されない。すぐさま対処できる青雉が動いた。白ひげを能力で凍らせるも、白ひげは己を振動とさせて免れる。グラグラの実は超人系能力だが、超人系能力者の中でも自然系の様に身体を変化させる能力者もいる。ゴムゴムの実の能力者であるルフィが筆頭であろう。氷を破った白ひげは覇気を纏った攻撃で青雉を刺す。が、これで死ぬくらいならば、大将と言う地位まで生きていない。青雉は至近距離で白ひげに向かって氷の刃を発射しようとし……横から強い衝撃を受けた。ジョズだ。彼が白ひげの邪魔をする大将を自ら引き受けたのだ。流石は白ひげ海賊団の隊長である。
ルフィも負けてはいない。黄猿に蹴り飛ばされたことで、処刑台から遠のいたがそれくらいでルフィは諦めたりしない。起ちあがって処刑台目指して走る!!!が、大将以外にもルフィの進行を阻む者はいくらでもいる。モモンガ、ダルメシアンだ。万全の状態ではないルフィに中将二人はキツイ。二人はすり抜けようとするルフィの進行を阻み、最終的には黄猿のレーザーによってルフィは瀕死になる。再び吹き飛ばされたルフィ。彼を受け止めたのは前線に上がる最中だった白ひげだった。白ひげはルフィに「こいつはよくやった」と後ろに投げ、治療するように船医言った。それでも立ち上がってエースの元に行こうと願う。しかし、願うだけで叶うなら世界平和は実現しているし、スマラだって救われているはずだ。これまで何時間も連続で戦闘を続けて来た代償は大きい。常人なら既に気絶してたっておかしくない疲労と怪我を負いながらもルフィは気力で動く。それでも身体は既にボロボロで動かなくなっている。
白ひげはそんなバカを称賛する。白ひげが薙刀を振りかぶり、攻撃態勢を取ると海兵側に緊張の汗が流れた。そして振りかざされる薙刀を止める人物が。片足で受け止め、大きな爆発を引き起こす。白ひげの相手は、大将の一角である赤犬だ。
それぞれ各所でも戦闘が行われる目立っているのは当然、白ひげ海賊団の隊長、中将、大将、王下七武海のメンツだ。誰もが楽園では名前だけで戦意を失わさせることの出来るレベルの猛者だ。
そんな中、動きが起こった。能力で飛べる事を生かして、マルコが不死鳥となり処刑台向かって飛んだ!!!…………、そんな、大将ですら仕留めきれない不死鳥は空から落とされてしまう。その人物こそは、英雄ガープ。エースの育て親であり、ルフィの実の祖父。それでいて海軍の英雄と呼ばれる程の功績を持った伝説の海兵。嘗て海賊王とも渡り合った生ける伝説。彼がようやく守りに加わったのだ。突破出来るとしたら、白ひげくらいしかいない。この戦場でも最上位陣に位置する実力者だ。
白ひげと赤犬の戦闘は一進一退だ。白ひげは街を壊すように攻撃を促す。白ひげ海賊団も負けてはいない。パシフィスタを複数人でありながらも徐々に破壊していく。エース救済への道は徐々に前へ前へと進んでいる。
そう思われたその時、白ひげの身に異変が起こる。いくら世界最強であろうと寄る年波には勝てない。心臓が酷く痛み、膝をつき口から血反吐を吐いてしまう。マルコが白ひげの危機にそばに寄ろうとするが、大将との戦いは一瞬の隙が勝敗を別つ。レーザーで胸を打ち抜かれてしまう。それを見たジョズが青雉に凍らされてしまった。そして、白ひげは赤犬の攻撃を直撃で受けてしまった。
一方その頃、ルフィはイワンコフに力をくれ!!と叫んでいた。既に身体は動かないのに感覚を麻痺させるホルモンを注入したら、切れた時にホントに死ぬ。そうイワンコフはルフィを説得するもルフィは聞かない。ここで倒れてエースを失うくらいなら、今ここで死んだ方がマシ。やるだけやって死ぬなら良い、でも何もせずにエースを失うことになったら、後から死にたくなる!!そう叫ぶルフィからドラゴンの血筋を感じ取ったイワンコフはやけくそ気味でルフィに「テンションホルモン」を注入。アドレナリンがドバドバと発生し、今までの疲労を全く感じなくなったルフィは戦場でも目立つ叫び声を上げながら立ち上がり、エースの下へと走る。それを防ごうと立ちふさがる海軍だが、中将以上の戦力は白ひげ海賊団に向いている。イワンコフの援護もあり、止められる者は少ない。海軍側に付いている友達を殴り飛ばし、パシフィスタのレーザーをハンコックの助けを借りて先へ進む道を確保する。ルフィは今のところ順調そうだ。
不味いのは白ひげ海賊団の方だ。油断したマルコが海楼石の手錠をかけられ、ジョズが完全に氷漬けにさせられた。センゴクの号令で海兵が一斉に白ひげに襲いかかり、白ひげは成すすべもなく攻撃を受けてしまう。白ひげ海賊団の船員が助けに向かおうとするが、それは白ひげ自身の命令によって止められた。俺は白ひげだ、このくらいじゃ死なねぇ。と攻撃する海兵を一蹴して前を向く。年を取り、赤犬からの攻撃を直撃して尚、健在する世界最強の男。バケモノだ、と海兵を畏縮してしまう。そんな白ひげの後方をジンベイ並びに隊長達が守る。親父の誇りは俺達が守るんだ!!
それでも距離は遠い。攻撃が届く、移動すれば届く距離に居ようと、海軍が行う処刑の方が早い。刀を振り上げて降ろすだけでいいのだ。邪魔が入らないのなら救いようはあるが、それを見過ごす海軍ではない。無視して進もうものなら、マルコとジョズのように致命傷を受けてしまう。完全に詰みだった。元々、海軍側は処刑を行うだけで良いのだ。白ひげ海賊団を待つ必要は無かった。しかし世の中には体裁という物があり、今回の処刑は公開処刑だった。約束の時間を守らなければ、色んな場所から非難を受けてしまう。しかし現在放送をしていた電伝虫は意図的に切断し、この戦場にいる者以外には情報が公開されない。海兵には緘口令を下さばいいし、王下七武海に関してはそもそもほぼ無関心。白ひげ海賊団は海賊なのでそもそも情報の信憑性が低く、出版社がそもそも記事にしない。政府の恨みを買ってまで記事にしようと思わないだろう。なので、海軍側は容赦なくエースの処刑を執行する事ができるのだ。
一度は執行しようとしてクロコダイルに邪魔された処刑。交代した執行人によって再び行われようとした。センゴクの命令によって執行人が刃を振り上げてた。白ひげは能力で防ごうとするも、いくら世界最強いえど与えられたダメージは、常人なら死んでも可笑しくないレベル。白ひげは体内出血により身体が思うように動かない。その隙は一瞬であろうと、処刑人にとってはその一瞬でエースの処刑は完了する。執行人が刃を振り降ろして………。
「やめろォ~~~~~!!!!」
一人の叫び声と共に、覇王色の覇気が戦場を駆け抜けた。何百人もの海兵、海賊が問わず意識を失っていく。執行人も同じく意識を失って倒れてしまう。誰もがその覇気を発動させた一人の少年に注目する。ルフィだ。彼は無意識に発動したようだが、覇王色の覇気は百万人に一人にしか扱えない生まれ持った才能。この戦場でも、白ひげ、エース、ドフラミンゴ、ハンコックとたった四名しか扱えない。今はルーキーでもやがては彼らのように海軍にとっての異分子となる存在。当の本人は気付いてない様子だが、周りの評価は確実に上がっていく。ドーベルマン中将が危険異分子の早期排除を、白ひげが将来の芽をつぶさないように、とそれぞれ味方に指示をだす。
それぞれの上司の命令を聞き、ルフィを狙う海兵にそれから守る隊長達。ミホークの攻撃をダズ・ボーネスが防ぎクロコダイルが抑える。パシフィスタはハンコックが抑え、多くの海兵を白ひげが蹴散らす。もう少し。最後の一押しだと、イワンコフが髪の毛に隠していたイナズマに頼む。彼はチョキチョキの実の能力者。あらゆるものを紙の様に切り取って貼り付ける事が可能な力を持っている。彼、彼女の力で出来上がる処刑台まで直通の道。これを駆けあがれば、一分も経たないうちにエースの元に辿り着く事ができるだろう。
ルフィはお礼を言って橋を駆け上がる。誰も予想だにしていない一手。ルフィを止めるべく、一人の海兵が砲台を打ち込むも、白ひげ海賊団四番隊隊長ビスタによって防がれる。黄猿が光速で周り込もうとするも、白ひげがそれを許すはずもなく阻止。誰もがルフィに注目が集まる。が、橋に強い衝撃が襲った。ガープが祖父としてではなく、海軍中将としてルフィの前に立つ。ガープが下から橋に上がった事で、橋が崩壊し始める。一刻の猶予もない。引き返すなどは論外。この機を逃せば、次のチャンスは訪れないかもしれないのだ。そのためには、祖父であり、海軍中将であるガープをルフィは超えていかなければならない。
走るルフィ。待ち構えるガープ。覚悟は決まった。どちらも本当は戦いたくない。しかし、それぞれが選んだ道がそれを許さない。ガープは海軍中将としてエースの処刑を守り、ルフィは海賊……弟としてエースを助ける。ガープが拳骨を振り上げる。ルフィはそれをかいくぐってガープに拳をぶつけた。ガープならば絶対に命中させることが可能で、避けられる攻撃だった。しかし、最後の最後に「親」としての情が動きを鈍らせたのだ。
ガープを超えてルフィは処刑台にたどり着いた。ルフィはハンコックから貰った海楼石の手錠の鍵を探す。だが、それを許すはずもない人物が一人、処刑台には最後の関門として存在している。その人物は能力を使って自らを巨大化した。元帥センゴクだ。昔はともかく、今は元帥という立場から前線に出ることが無くなった為、能力を使った姿を見た者も殆ど居ないのであろう。海兵側からも驚きの目で見られる。ヒトヒトの実モデル大仏。それがセンゴクのだった。己を大仏化させてその巨大な腕を持ってルフィを押しつぶさんと構える。
エースを開放しようとしたルフィだが、一瞬の隙を付いて白ひげを撒いた黄猿がレーザーで鍵を撃ちぬいた。鍵が折れてようやく周囲の状況を把握したルフィ。振り下ろされる拳に対抗してルフィはお腹に空気を入れて圧砕。エースへの衝撃はたまたま処刑人へと変装していたミスター・スリーことギャルディーノに頼む事で回避する。
崩れ落ちる処刑台。状況をすぐさま飲み込んだギャルディーノが能力を使ってエースの手枷の鍵を複製する。と同時に、海軍側が言われるまでもなく崩壊する処刑台に砲弾を浴びせた。爆炎が鳴り響く。ルフィ、ギャルディーノも砲弾を受けて生き残れる可能性は低いが、一番低いのは海楼石の効果を受けて生身の人間であるエースだ。
一同が結末を見守る中、爆炎の中に炎のトンネルが現れる。歓声が湧き上がる。もちろん、海賊側からだ。あの爆炎を操れる人物などあの中には一人しか存在しない。そう、エースが持つメラメラの実の力によって生まれた炎のトンネルだ。姿を現すのはもちろん、手枷外して自由となったエース。白ひげ海賊団から歓喜の声が上がった。
エースは火柱を発生させて着地地点に集まっていた海兵を蹴散らす。二人共大犯罪者の親を持つ次世代の悪。海軍側としては何としてでも逃がしたくない兄弟に、海兵達は全力を持って襲いかかってくる。が、銃弾は自然系とゴム人間によって無効化され、ルフィの弱点である斬撃ですらもエースによって回避。子供の頃から一緒に暮らしている過程で身につけたコンビネーションは今でも健在。青雉が出てこようと、能力の相性を持ってエースが圧砕。止められる者は誰も居なかった。
海軍側が焦る中、海賊側で動きが起こる。広場に乗り上げていたバトルシップが動き出した。乗り込んでいるのは大渦蜘蛛海賊団、つまりスクアードの海賊団だ。彼らは自らの親父の信頼を裏切ったことに対する贖罪として、この戦場での殿を務めると言い出した結果の行動だ。恐らくここを墓場と覚悟を決めているのだろう。だが、その覚悟を粉砕する者が現れる。白ひげ本人だ。彼はバトルシップを片手で停めると言った人外に相応しい行動を示して、息子達に最後の命令を下した。それは「俺が殿を務める。全員生きて新世界に帰還しろ」と言うものだった。実質上の「ここで死ぬ気」の宣言。これに誰もが驚愕する。白ひげ海賊団及びその傘下にとっては有り得ない、考えたくもないような命令だった。
そして、海軍にもう一度宣戦布告として能力をフル活用して横に地震を起こす。その攻撃は海軍本部の本館までにも及び、半壊させる。下層部分はひび割れ、土台が半壊したことにより全体的に斜めに崩れ始める。
この攻撃が運命の別れ道だった。覚悟と共に大きな攻撃を行ったのは、決して間違いなんかでない。しかし、攻撃を向けた場所が悪かったのだ。今までは三大将のお陰で本館には大きな被害は出ていなかった。が、今回は誰も止める者のいない本気の攻撃が本館を襲った。
単に運が悪かったと諦めるべきであろう。なにせ、白ひげ海賊団はもちろん、海軍側ですらその存在を確認している者は数える程でしかいない。なので仕方が無いのだ。起こった事は受け止めて、その後の対応をどうとるか?が重要になってくる。
白ひげの命令に皆が泣く泣く撤退を始める白ひげ海賊団。それを逃がすものかと追う海軍。エースが土下座で白ひげに感謝を伝えた時の事だった。
戦場全体の時を止めるかのような殺気が場を襲った。
次回からスマラさんの登場です。「行動原理が理解不能」と言う感想を頂いたのですが、もっともです。この辺が評価の低い理由なのでしょうね。単にスマラを暴れさせたいだけなのと、方向修正を行うためです。
次回投稿はここまで遅くならない様にガンバリマス!!!
現在YouTubeで転スラの無料配信やって助かった。何せ、アニメが終わった時点は読んでなかったからなぁ。最近Web版原作を読み終えたし、今年の秋に二期するのでこの無料配信はとても助かる。面白すぎて一気に14話まで見たよ。後半の無料配信早よ。
と言うことで、現在頭の中では転スラの二次作を絶賛妄想中!!(全然固まっていないので、ハーメルンでの投稿は予定にないです)
次回作品に向けてのアンケート。詳しくは活動報告にて
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