イナズマイレブン -もう一つの伝説-   作:メンマ46号

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更新の保証はないとか言いましたが、あそこで止めておくのはちょっとモヤモヤしてきたので星章と伊那国・雷門の試合とフットボールフロンティア全国大会直前までは書き切ります。

ブルーロック読んで前々から思ってたんだけど、この主人公、割と初期からナチュラルに超越視界(メタ・ビジョン)使ってんですよね。全く意識しないで書いてたけど。
イナイレだから全体の把握ぐらいできるでしょとか、鬼道がゴーグルで敢えて視野を狭めて一点を注視してるなら、逆に視野の広さを際立たせようとか考えてたくらいで。
使い方はチームの指揮やフィールドを支配する為だし、試合中フルで使ってる訳じゃないけども。


リベンジマッチ!雷門vs星章 中編

 side三人称

 

 遂に剛陣の必殺技、ファイアレモネードが炸裂。星章学園のゴールを奪い、1点を掴み取った。

 当然、雷門はその1点に大きな喜びを噛み締める。

 

「剛陣先輩!」

 

「やっと実力上げやがったか!」

 

「うおおっしゃああっ!!見たか!?見たよな!?俺のファイアレモネード!!」

 

「やばいです!予想外の展開です!!」

 

「剛陣さん!遂にやりましたね!感動です!」

 

「本当の男ってのはな、ここぞって時に決めるもんだ!」

 

 これまでファイアレモネードと聞いても相手にしなかったチームメイト達の凄まじい掌返しを気にする事なく、剛陣はビシッと決める。

 

「驚いた〜!」

 

「カッコ良かったでゴス!!」

 

 一方で予想外な人物が予想外の実力を見せてゴールを奪った事で星章イレブンの側はこれまでノーマークだった剛陣に注目する。

 

「これまで目立った活躍が無かった奴がここに来てあれ程の必殺シュートを決めるとはな。これまでがどうであれ、奴らも雷門という事か」

 

「……たかが1点だ。まだ俺達がリードしているし、それ以上に得点を重ね続ければ良いだけだ!」

 

 剛陣をそれなりに高く評価する鬼道。灰崎はそれを脅威に思うものの、まだ星章の方に分がある事は理解している。

 

「そうだな……。だがそれは警戒しない理由にはならない。奴にはもう二度とシュートは撃たせん。この試合、勝つのは俺達星章学園だ!」

 

 そして1-2という状況で再び星章ボールで試合再開。今度は灰崎はいきなりロングシュートなどという暴挙に出る事なく、パスとドリブルを駆使して星章の仲間達と共に上がっていく。

 

(てめぇはただの通過点だ!稲森、貴様の全てを叩き潰す!!)

 

 灰崎が求めるのは復讐の為のサッカー。王帝月ノ宮を倒し、『アレスの天秤』に何の意味もない事を証明する為に。

 

(絶望しろ!勝ち目が無いと理解しろ!!)

 

 それの目的に突き進みたいのに、稲森の言葉はどうにも灰崎を騒つかせる。この騒つきは稲森を絶望させた上で叩き潰さないと消えないと灰崎は理解していた。故に全力で潰しにかかる。

 

「オラよ!」

 

 だがそのような私情で一人突っ走る事はしない。木戸川清修との試合以来、チームと連携するエースストライカーとなった灰崎はそれを疎かにはしない。一人で暴走するストライカーなど付け入る隙にしかならないとも理解しているのだ。

 

 故に仲間に頼り、パスを出す。だからこそ、仲間と力を合わせて稲森を叩き潰す。

 

「監督……!これはどうすれば……!」

 

「ふむ……灰崎君のフェイントは全て分析しまシタが、彼は私の想定を遥かに超えた精神的成長を遂げているようデスネ。灰崎君が一人で突っ走るようなら、取り囲んでそのフェイントを殺す事も出来たのデスが……これでは恋のレッスン1・2・3!作戦のレッスン1は根底から覆されちゃってマスネ」

 

「笑ってる場合ですかぁ!?」

 

 ベンチではこの状況を打破できないのかと大谷が趙金雲に意見を求めるが、どうやら事前に立てていた策の前提が既に崩れているらしい。それでも趙金雲は変わらず余裕の笑みを浮かべてはいるが。

 

「うおおおおっ!!イナビカリ・ダッシュ!!」

 

 だが早乙女に渡ったボールを稲森が猛スピードで奪い去った。帝国戦で風丸からボールを奪取した時と同じく、ドリブル技をディフェンスに応用してのブロックだ。

 

「やはりお前か稲森……!!」

 

 稲森は前線にドリブルをして走りながらパス相手を探す。しかし星章のディフェンスの位置取りは完璧だ。鬼道の指示なのか、小僧丸と剛陣はしっかりとマークされている。これでは稲森が単独で突き進むしかない。

 

 だが稲森がドリブルのみで進める先にいるのは鬼道。鬼道相手にマッチアップしても勝ち目などないと流石に分かるので、ボールを蹴り上げて新必殺技を使う。

 蹴り上げたボールに追従して稲森も飛び上がり、太陽の逆光を取り込んだ光のバイシクルシュートを放つ。

 

「シャイニングバード!!」

 

 文字通りの光る鳥が何羽も生み出され、一つに融合して羽搏く。しかしこの距離ではロングシュートとなって威力も減衰してしまう。それでは天野からゴールは奪えない。

 

 故に稲森は直接ゴールを狙うのではなく、そのコースをある人物の真上に行くように調整してシュートを撃っていた。その相手は小僧丸だ。

 

「ほう?」

 

 これには鬼道も感心の声を出す。鬼道とのマッチアップを避けた所で馬鹿正直にこの距離でロングシュートを撃たずに連携に繋げたのは評価に値する。

 

 自身の真上へと軌道を変え、空高く登る稲森の必殺シュートを飛び上がって追う小僧丸。回転するその身に宿す炎がシャイニングバードが模る鳥に引火して炎が増幅していく。そして増幅した炎を纏い、その熱の全てを込めてシュートを新たに叩き込む。

 

「「爆熱トルネェード!!」」

 

 木戸川清修のオーバーライド技、爆熱トルネードの再現。トライアングルZを稲森の新必殺技で代用したようだ。しかし三兄弟の力を合わせた連携シュートに対して未だ経験の足りない稲森の個人シュート。……圧倒的に釣り合わない。トライアングルZには遠く及ばない威力だ。小僧丸が豪炎寺に追い付いてない事を度外視しても本来の爆熱トルネードには遠く及ばない。

 

 だがそれでもこれまでの試合で得点だけはそこそこ取っていた小僧丸と稲森の二人を星章ディフェンスは警戒していた。その上、木戸川清修の豪炎寺達のオーバーライド技を真似たのならばシュートブロックをかけるのは当然だ。

 

「追加点はやらない!ゾーン・オブ・ペンタグラム!!」

 

 水神矢が展開したドーム状のエネルギーと爆熱トルネードのコースが重なり、その勢いが急速に緩まる。それどころか先程小僧丸のパスコースを大きく歪めたように、シュートコースも大きく曲がってドーム内を通過。結果として天野が守るゴールへの道筋もゴールポスト上部スレスレへの物になる。

 

 そして天野もまた水神矢が整えてくれた状況を使い、ゴールを守り通すべく、必殺技を発動。

 

「デスクレーター!!」

 

 全身に力を込めて、その身を赤黒いオーラが包む。飛び上がって地面に拳を叩き込むとその衝撃でその必殺技の名の通り、巨大なクレーターが発生。それによってゴールそのものを地盤沈下で沈めて、爆熱トルネードはゴール真上を素通りしてしまった。

 

「何だと!?」

 

「そんな!」

 

 デスクレーター単体ならば上空からシュートを叩き落とすという性質上、ゴール上を素通りという結果にはならず、結局キーパーとの直接対決になっただろう。

 だが、一度爆熱トルネードというシュートを直接相対していた星章はそれが最初から分かっていた。その技をその身で受けた灰崎は正キーパーである天野に爆熱トルネードというシュートについてキーパーでの視点でどういうものかをちゃんと伝えていたのだ。

 だからこそ、ゾーン・オブ・ペンタグラムとデスクレーターのコンボによって、シュートを()()()()。どんな強力なシュートもゴールに入らなければ得点にはならないのだから。

 

「木戸川清修の豪炎寺のとは違って付け入る隙は多いようだな」

 

「チッ…!」

 

 シュートをゴールの上を通過して外に出た事で、星章のコーナーキックで試合再開。白鳥が双子玉川に出したパスを奪い取ろうと雷門は服部と小僧丸がプレスをかけにいくが、どちらも紙一重で躱される。

 

 だがその突破直後の隙を突いて稲盛がスライディングでボールを奪った。そして逆サイドにいた剛陣に得点を託すべく山なりの軌道でのロングパス。

 

「剛陣先輩!」

 

「おう!こうなったらまた俺がファイアレモネードで……!!」

 

「お前にシュートは撃たせんぞ」

 

 いつの間にか背後に回っていた鬼道が剛陣に向けられたパスを掻っ攫った。あの天才ゲームメイカーである鬼道が直接剛陣をマークしていた事に誰もが驚く。

 すぐにボールを取り返そうと氷浦が鬼道に迫るものの、鬼道は必殺技でボールを増やし、幻惑する事で動揺を誘って突破した。

 

「イリュージョンボール改!!」

 

「ボールが増え…」

 

 鬼道の実力はチームの指揮だけに留まらない。その個人技もまた、日本の中学サッカー界ではトップクラス。名実共に最高のプレイヤーと称されるだけの事はある。

 

 そこからは一方的な試合運びだ。星章は見事なパスワークで着実に前に進み、まるで鳥籠のように雷門のメンバーのディフェンスを一人ずつ切り抜けていく。雷門は全くボールに触らせて貰えない。

 

「これが天才ゲームメイカー鬼道有人……確かに斎村さんに匹敵するゲームメイクだ……」

 

「というか、この何をやっても封殺される感覚なんて斎村さんそのものじゃ……」

 

 道成と奥入が息を切らしながらボールを追いかけながらも、何もさせて貰えない状況を作り出した鬼道の戦術手腕に愕然とする。

 先程も述べたように鳥籠のように雷門の選手を囲んで孤立させ、連携や連続したディフェンスをさせない。一対一の状況になっても鬼道の采配によって予め近くに配置された星章メンバーが割り込んで加勢。ワンツーで躱され、鬼道や灰崎に至っては個人技であっさりと突破してしまう。

 

 そして最後に佐曽塚からパスを受けた灰崎はボールを蹴り上げて、指笛を吹く。その指笛に呼ばれて現れたペンギン達がボールに嘴を突き立て、高速回転。ミサイル弾のようになったペンギン達を発射するようにオーバーヘッドキックでボールを蹴り出す。

 

「オーバーヘッドペンギン!!」

 

 灰崎の十八番である必殺シュートが雷門のゴールに迫る。キーパーの海腹は今度こそ止めてみせようと彼女もまた必殺技で対抗。

 

「ウズマキ・ザ・ハンド!!」

 

 水のゴッドハンドとでも言うべき必殺技だが、実際のゴッドハンドの使い手である円堂や堂本のそれには遠く及ばない。その必殺技を見て灰崎の脳裏には以前オーバーヘッドペンギンを止めた堂本の赤いゴッドハンドが過ぎる。

 

(稲森の次はアイツか……!良いぜ、だったら稲森をぶっ潰したら次はてめぇの番だ堂本!!)

 

 僅か数秒のみ持ち堪えるものの、海腹のウズマキ・ザ・ハンドは突き破られ、ゴールネットにシュートとペンギンが食い込む。

 

 1-3

 

『ゴォール!!決めたのはまたも灰崎ー!!最早灰崎の勢いを止める事はできないのかぁーーー!!!』

 

 剛陣が1点を取り返したものの、逆に言えばそれだけ。雷門は既に前半だけで3点もの失点を重ねてしまった。

 ここで前半終了のホイッスルが鳴り響いた。

 

「どうた稲森!分かったか!?絶望したか!?たった1点を取れただけで、僅かにでも勝てると思ったか!?」

 

「くっ……!」

 

 いつもの稲森ならここまでされても弱気になる事はなかっただろう。だが鬼道の戦術に振り回され、自分達の渾身の必殺技も通用しなかった。そこにダメ押しで灰崎のハットトリック。これで状況を楽観視できる程、頭の中はお花畑ではなかった。

 

****

 

 side凪人

 

 剛陣がゴールを決めてからかれこれ数年の時が経過しているような気がするけど、気のせいという事にしておこう。それよりもまさかあのタイミングで剛陣が最初のゴールを決めるとは思わなかった。なんかこれまでの流れ的に最初は稲森か小僧丸辺りが決めて剛陣は2点目、3点目以降かな……と。

 

 良い意味で予想を裏切ってくれた。これだから熱い気持ちでするサッカーは面白い。

 

 だがその1点を取ってからの試合はかなり一方的だったな。最初の雷門と星章の試合程とは言わないが、完全に雷門の攻撃を封殺する戦術。流石は鬼道と言ったところか。

 

「つーか、なんか俺のゲームメイクみたいなとこあったな」

 

「お前が打倒鬼道に燃えているように、鬼道もまたお前を強く意識しているという事だ」

 

 実際に鬼道達星章と試合をした修也が言うんだからそうなんだろうけど、今の鬼道は雷門で俺と同時に指揮を採った時の試合運びを一人でできるようになっているのかもしれないな。まぁそれは俺にも言える事だが。

 

 ハーフタイムに入り、雷門側のベンチで稲森達が話しているのが聞こえる。俺達が座っている観客席と結構近いからな。

 

「くそっ!力の差があり過ぎる!!」

 

「ここまでか……」

 

「考えてみりゃ……星章相手にここまで来ただけでも充分だろ……」

 

 雷門側はもう諦めムードか。俺達との合同練習で何を学んだのやら。強化委員として俺と風丸が伝えるのは単なる技術向上や必殺技についてなんかじゃない。どんな逆境でも絶対に諦めないという雷門の精神なんだがな。あいつらには伝わらなかったようだ。

 

「違う!」

 

 息を切らしながら稲森は仲間達を鼓舞しようと立ち上がって、勝つ為の自論を語る。

 

「勝てる……俺達なら絶対勝てる!まだ足りないんだ……俺達の勝ちたいっていう気持ちが!!」

 

 稲森の励ましを受けて雷門は士気を取り戻していく。恐らく稲森の言葉を聞いてその通りだとでも思ったんだろう。

 だが逆に稲森の言葉を聞いた瞬間、そしてそれでようやく士気を取り戻すあいつらを見た事で俺の中で稲森達に向けていた期待が失望の色に染まった。

 

「無理だわ。あいつら勝てねぇよ」

 

「珍しいな、お前がそんな事を言うとは」

 

 俺の言葉に修也が驚いたように反応する。……ああ、そう言えば俺が他のチームの敗北を断言する事なんて今までほとんど無かったか。

 

「だって気持ちで負けてる事を認めた奴らがなんで勝てるんだよ」

 

****

 

 side三人称

 

 ハーフタイムの最中、トイレで用を足した小僧丸はストライカーであるにも関わらず、点を取れない現状に思い詰めていた。これまでも御影専農戦しか勝てた試しがなく、帝国戦以来、スランプにもなっていたのだ。それを払拭する為のシュートも対処されてしまった。

 トイレからフィールドに戻る為に廊下を歩いていると驚きの人物に遭遇した。

 

「悩んでいるようだな」

 

「豪炎寺さん!?」

 

 廊下で壁に背を預けて立っていたのは豪炎寺。小僧丸の憧れのストライカーである。この雷門と星章の試合結果は豪炎寺の所属する木戸川清修の全国出場に直接影響するのだ。この試合を観戦するのは当然と言える。

 だがこの様子では態々ここで小僧丸を待っていたように見える。何故直接自分に会いに来るのか。それが小僧丸には分からなかった。

 

「あの爆熱トルネードが決められなかった事が相当尾を引いているように見えるが」

 

 豪炎寺が切り出した話は前半でコースを逸らされた事で得点に繋げられなかった爆熱トルネードの件。その話題を出された小僧丸は不甲斐なさで拳を強く握る。

 

「……あそこで決められていりゃあ、ここまで追い詰められはしなかった。だが、今撃てる最大の技なのに通用しなかった……!ならストライカーとして俺はどうやって点を取れば……!」

 

 だが小僧丸の()()()()()()苛立ちを豪炎寺はバッサリと切り捨てた。

 

「あんなもの通用しなくて当然だ。星章は鬼道の指導を受けている上に一度俺と木戸川の仲間達による爆熱トルネードを受けている。次に戦う時の為の対策なんて腐る程しているだろうし、あいつら自身、俺達との試合から更に進化している。俺を真似ているだけのお前のプレーが今更通用するはずもない」

 

「っ!」

 

 そう。豪炎寺の言う通り、今の小僧丸のプレーの大半が豪炎寺の二番煎じ。ただのコピープレーが本物と戦った事のある者達に通じる訳がなかったのだ。ただ同じ必殺技を使うだけならばそうはならないだろう。

 同じ技を使う事には豪炎寺も文句は言わない。それに関しては岩戸や凪人だって同じだ。良いと思った技は他人のものだろうが有効に使うべきだとも思う。小僧丸のようにメイン技にする事だってある。

 

 それが自分のサッカーに取り入れるという形であるのならば。

 

「お前は俺を真似る事しかできないのか?俺と木戸川清修のサッカーを再現する事に何の意味がある?お前が雷門の仲間とするお前自身のサッカーは何処にある?」

 

 人は何をするにしてもまず他の凄い奴の真似事から入る。だがそれは自身が成長する為の過程であるべきだ。決してそれを到達点にしてはならない。

 小僧丸サスケが豪炎寺修也になれる訳ではない。

 

「ただ俺の真似をするのではなく、そこからお前だけのサッカーを作れ。その為にお前には雷門の仲間がいるんだろう」

 

「!」

 

 前半の爆熱トルネード。あれは所詮豪炎寺のサッカーの模倣品。稲森の必殺技をトライアングルZの()()()として扱っていた。それでは駄目なのだ。

 あの稲森の技と小僧丸のファイアトルネードで爆熱トルネードを再現するのではなく、()()()()()()()()()()を作っていれば、何かしら結果は違っていたのではないか。

 

「それができないのなら、お前達は星章学園には勝てない。エースストライカーが唯一無二ではなく、誰かの二番煎じでしかないのならな」

 

 それだけ告げて豪炎寺はその場を去り、観客席へと戻って行く。

 

 豪炎寺がここまで来て小僧丸に助言した理由……それはこの星章との試合の勝敗が木戸川の今後に影響するからではない。小僧丸にストライカーとしての道を示したのは自分だからこそ、小僧丸にはただ自分を真似るだけでなく、そこから独自の道へ進んで欲しいのだ。

 

 そんな豪炎寺の背中を見届けて、小僧丸は己の掌を見つめる。

 

「俺のサッカー……唯一無二のエースストライカー……」

 

 そうしていよいよ、運命の後半戦が始まろうとしていた。




大分久しぶりに書いたから以前のようにスラスラとはいかない。多分これ次回決着はできないかも……。前回の前書きで書いた事が刺さりそう。

伊那国・雷門はこれまで御影専農戦以外勝てず、スランプにもなりましたからアニメとは精神状態も大きく違います。

全国大会直前まで書いたらまた更新ストップします。本編の修正内容的に下手にこっちを全国大会に進められないんです。
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