這いよれニャル美さん!〜ヒーロー物はやっぱりいいですね〜 作:岸波
いやもう…すまん
私のセンスではこれが精一杯なんだ…
あ、そういえば評価が6ちょいと中々バランスが取れたものになってました。
皆様ありがとナス!
仕事辛いなぁ…やめてぇなぁ…
社会人になって数年ですけどもう働きたくないでござる
戦闘訓練は突然に
ラブストーリーもへったくれもないですよ。
1時限目のミスター山田の英語の授業を終え、次はオールなんとかさんのヒーロー学。
初回は何をやるんですかねぇ…
武勇伝なら確実に寝ます、まぁ戦闘訓練なんですけどね。
「わーたーしーがー!」
ん?この声は...
「普通にドアから来た!!」
「チェンジで」
「ニャル美少女!?」
「すげー!銀時代のコスチュームだ!」
「画風が違いすぎて鳥肌がっ」
「アメコミ風ワンパンマン(髪あり)バージョンですね」
「さて、今回君達に受けてもらうのはこれ!戦闘訓練!それに伴い君達にはこれが支給される!ヒーローコスチューム!以前要望書を書いただろう?できる限り再現されているぞ!」
うおおおおお!と雄叫びを上げる男子ーズ。
やかましい!うっおとしいぞお前ら!!
しかしヒーローコスチュームねぇ…
ぶっちゃけ私には必要ないというか要望書書いてないんですけどぉおお!?
「オールさん、私書いてないんですけど」
「What!?手配違いが起こってしまったのか…」
「まぁ作れるのでいいですけど、10分程時間下さい」
「作れるのかい!?万能だな君は!?」
「それを実現させる神の才能が、私にあるのだからなぁ!!」
「どうしたいきなり!?」
そんなこんなで皆さんが戦闘訓練場所に行っている間にヒーローコスチュームを作ることに。
どんなのを作りますかねぇ…
あ、モビルスーツとかはどうです?
スーツだからコスと変わらんでしょう。
「相澤先生」
「作り終わったか?」
「いえ、この案はどうかと。これが資料でふ」
「…ロボットじゃねぇか」
「モビルスーツです、ダメです?」
「お前は戦争でも始める気か?却下だ」
となると…
あ、立体機動装置でも作りましょうかね?
…どこからか視線を感じますね。
壁の向こうから…
あれは!?
「…」
「橘さん!?ナズェミデルンディス!!」
「俺は貴様をムッコロス!」
「どっちかにしてくださいよ!?」
まったくなんなんです?
…まぁ気を取り直して。
こう万能だとしてもこういうのはどうにもなりませんよねぇ、いいアイデアが思いつかない。
あ、いいのを思いつきました。
私ビックボスが好きなんですよ、ゲームもやってました。
さすがにどこかのSARUみたいにはいきませんが中々の手腕はもっていると自負しています。
これにしましょう、軍服。
ささっとポン!
はい完成です、皆さんはメタルギアソリッドのスネークさんを思い出していただければイメージ出来るかと。
うむ、いいセンスだ。
まぁ無限バンダナ以外は普通ですけど、十分です…プロですから。
A組の皆さんは先に行ってるとの事なので追いかけましょう!
それでは皆様お手を拝借…
キンクリ!
「準備は出来たみたいだね、ニャル美少女」
「えぇ、軍服ですよ!軍服!」
「おぉ…かっこいいな!」
「わかります?切島くん!」
「勿論だ!」
「焦凍君は何か感想あります?」
「意外に様になってるな」
「ありがとナス!」
「さぁという訳で早速最後の戦闘訓練を始めよう、ニャル美少女はKチームだ!」
「オールマイト先生!それではニャル美さんが1人になってしまいますわ!」
あれ?もう皆さん終わってたんですね。
「HAHAHA!心配は無用だ八百万少女!ニャル美少女の相手は…」
「俺だ」
相澤teacher!?
えぇ…
「相澤先生!?」
「そして俺は核の前から動かないというハンデを背負ってニャル美と対峙する、これで対等だ」
「そういうわけさ!相澤君!配置について…ってもういない!?」
「そういうって言うあたりからいなくなったわ、ケロ」
「き、気を取り直して…ニャル美少女!君も配置につい」
「ニャル美もとっくにビルに入ったぞ、オールマイト」
「自由過ぎる!!!もういいや、始め!」
〜ビル内〜
ピピーッ
『ボス、聞こえるか』
「ええ、聞こえますよ。よろしくお願いしますね、カズ」
『今回のミッションは、ヴィラン役の相澤先生の確保と核の確保。普通に考えたら高難易度だが、彼が核の前から動かないのであれば多少は簡単になるだろう』
「余裕ですよ、ビルの構図を送ってくださいな」
『あぁ、これがビルの構図だ。中は3階まであり、部屋も大部屋ばかりだ。核は最上階に配置されていて、相澤先生もその場から動いていない。周囲に罠らしいものを目視できるか、ボス』
「いえ、見たところは何も 」
『こちらから確認してみたが、本当に何も無いようだ。相澤先生はタイマンをご所望の様だ、相手をしてやったらどうだ47』
「誰がバーコードハゲですか、まぁさっさと登りますか」
『この先の階段を使えば直ぐに3階にいけるだろう、最上階の手前でサポート科のヒューイが作った光学迷彩の装置を使え。足音と匂い以外は一切感じられなくなる 』
「ヒューイって人凄くないですかそれ、どれどれ…」
『凄まじいな…本当にこちらから見えなくなったぞ。』
「なるほど、いいセンスだ」
『さて、準備は整った。生ける伝説の力を証明しろ、ボス!』
「ニャル美!いっきまーす!」
〜3階〜
「…そろそろか、お手並み拝見だ」
髪上げてやる気満々ですねぇ…
さてどう近づきましょうか。
見たところ遮蔽物は柱しかありませんし、少し浮きながら近づきましょうか。
あと5m…
「そこか!」
「な、なんですとぉ!?」
「捕縛したぞ、どうやって消えていたかは知らないが…風の動きでわかったぞ」
「あなたはZ戦士か何かですか!?ふぐっ!」
バシンと地面に叩きつけられてもーお腹痛いですよ!!
こんな可愛い美少女をこんな目に遭わせるなんて外道です!このアーチャー!
「さて、まだやるか?」
「…相澤teacher、こんな言葉は知っていますか?」
「なんだ」
「相手が勝ち誇った時、すでにそいつは敗北している…という言葉です」
「…」
「喰らえ!空裂眼刺驚(スペースリパースティンギーアイズ)!!」
「なにぃ!?」
空裂眼刺驚とはッ!
目からビームであるッ!
当たると痛いぞッ!
「くっ!」
「避けましたね!そして拘束は破れた!」
見せましょう、この私の必殺技を!
「ザ・ワールド!!時よ止まれ!!」
「何!?」
「嘘です!」
「しまっ…!」
核確保!
「終わりですね…早くも…」
「ズリーなニャル美!」
「やかましいですよ切島くん、勝てばよかろうなのだァァァ!」
え?何々?戦闘描写がないから分かりづらい?
もっとしっかりかけ?
描写が下手なのはもう皆さん知ってるでしょう!
考えるな…感じろ…
まぁアレです、補足するなら。
私が光学迷彩で近づき、それに気づいた相澤先生が捕縛布で私を拘束して叩きつける。
空裂眼刺驚を相澤先生に撃ち、避けたところを自力で脱出。
ブラフをつかって隙をついて核を確保。
そんな感じです。
『ミッション完了だ、次もこの調子で頼む。ランクはBだ。』
「まぁ妥当ですね」
「ヒーローチーム、WIN!!!」
ぬわぁああん疲れたもぉおおおん
キツかったっすねぇ〜
ビールビール!
この後は講評をしてヒーロー基礎学は終わり!
次回またお会いしましょう!
「待ちな!」
「誰です!?」
「地獄からの使者、スパイダーマ!」
とべこんちぬえど