ビーバ「ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛！」

第1話

完全なる1発ネタ。

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【SAOでビーバー　その1　】

〔以上で【ソードアート・オンライン】正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君等の健闘を祈る〕

　そう言って茅(・)場(・)晶(・)彦(・)と名乗ったフードの存在は空から消えていった。残された俺達プレイヤーは、ただ呆然とする他無かった。しかしそんな静寂も束の間だったことを知らされる。

　周囲のプレイヤーがざわつき始めた。不味い……このままだと俺も…………！

「━━━いや「ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！」

　…………今の叫び声、誰だ？そして一時の静寂。

「ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！」

　また聞こえた。しかしこれで全てのプレイヤーが正気に戻ったのだから、一体どんなプレイヤーなんだ？

　声のする方へと振り向くと━━━━

「ｱﾞー！↑ｱﾞー！↑ｱﾞｱﾞー！↓ｱﾞー！↑ｱﾞー！↑ｱﾞｱﾞー！↓」

　2本足で立ってる動物だった。

　もはやプレイヤーですらねぇ！

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【ゆゆゆでビーバー　その1　】

　視界が変わっていく。何処か煌びやかで、そして神々しく妖しい雰囲気を放つこの場所で、神樹と呼ばれる御神木に選ばれし無垢なる少女達が、襲いかかる敵(バーテックス)を倒すために呼ばれた。

　今回の敵は3体。それぞれサソリの様な(スコーピオン)バーテックス、6枚の羽の様なものを浮かばせている異形の(キャンサー)バーテックス、能面のような顔がある異形の(サジタリアス)バーテックス。今回の戦いは、相当熾烈を極めるであろうことは間違いない。

　しかし無垢なる少女達には心強い味方が居た。それは少女達の前へと出るとバーテックスに向かって━━━

「ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！」

　━━━叫んだ。しかしその叫びは3体のバーテックスの体勢を崩していく。キャンサーが6枚の羽を使いガードするも…………

「ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！」

　その叫び声で6枚の羽を破壊し、キャンサーから御魂を吐き出させた。サジタリアスが額側の口を開き数多の矢を放つが…………

「ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！」

　その叫び声で全ての矢を地に伏せさせ、サジタリアスが声量に耐えきれず御魂を吐き出し、キャンサーの御魂が砕け散る。スコーピオン？そいつは既に叫び声の餌食となった。そして遂にサジタリアスの御魂も破壊される。

　かくして、誰も傷付かずに勝利したのであった！

「アタシ達、要らなくね？」

　…………ビーバーはつおい（現実逃避）。

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【おまけ】

「ピィイイイイイイイイイイイ！」

　これがビーバー(マーモット)の本当の鳴き声。

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絶叫するビーバーを書きたかっただけ。