2作目ではありますが、やっぱり文章下手くそですね。
実は、もうひとつのほうもそうですが、僕は今年大学受験がありまして……とても更新が遅いと思います。
ですけど、1日10分ちょっとの執筆時間で、出来る限り速く更新していきたいと思います。
受験が終われば、もう少しペースをあげられるんですが…
皆さんにも、お気に入りのクルマってあると思います。
実は、僕はまだ登場車種全てを決めきれておりません。
メッセージ欄の方で構いません。皆さんのお気に入り、教えてください!! 一部車種は登場させようと思います。
Ep.01
《202X年4月 首都高速3号渋谷線 東京方面》
「オラオラ、どけどけ!! ランボ様のお通りだぜ!! 」
「ひゅー、兄貴も結構えげつないことしますね~。」
皮肉にも広いとは言えない首都高は、夜中でもまだ混沌としている。まだ一般車が多い中、一昔前のウラカンがまるで他車を蹴散らすように爆走している。
「やっぱりランボはすげぇな。誰一人煽り返してきやがらねぇ。」
「さっきのフェラーリすら追いかけて来ませんよ!! 」
いつからか、こんな雰囲気組が増えるにつれて、マナーの悪い(首都高ランナーとして……)連中も自然と溢れるようになった。SAでは駐車スペース関係なく、ラインをまたいで停めるのは当たり前。それだけならまだマシな方で、たまたま近くに止まったスポーツカーのドライバーにケチをつけて、終いには揉め事を起こす連中もいる。そんな人間に限って、やれ「俺が一番速い」だのわめいている。
―――もちろん、彼らは知らないのだ。この場所には“本物”がいるということを―――
それは、このウラカンのドライバーも例外ではなかった。
「お、兄貴、何か速いのが来てますぜ。」
「上等じゃねぇか、このウラカンに喧嘩売ろうってバカがいるんだな。返り討ちにしてやるよ。」
そういって、右足でアクセルを床までベタ踏みする。V10エンジンの甲高いエキゾーストノートが、東京のビル街にこだまする。
そのサウンドの中に紛れて聞こえてくるのは、V型には出せない、異様な爆音サウンドだった。
「この音、水平対抗エンジンですよ。」
「そうとなれば、相手はポルシェか。まあいい、この闘牛の相手じゃねぇってことを教えてやるよ。」
後ろからやってくるボクサーエンジンの持ち主の目の前に出る。あからさまなブロック行為だ。こうなれば、主導権はウラカンのドライバーにある。しかし、その後続車は、鮮やかに車線変更してきたウラカンのラインと、自身のラインをクロスさせて、あっという間にウラカンの真横に並んだ。そのクルマを見て、ウラカンの助手席に座る男は、ウラカンのドライバーの考えの浅はかさを知ることになった。
水平対抗エンジン……それは、多くはポルシェの911シリーズに搭載される伝統のエンジンだ。もちろん、首都高を走る人間の中で、911を操る人間は決して少なくない。しかし、国産にも、そのエンジンをもつクルマが存在している。今の首都高ランナーにはかなりの稀少派だから、ウラカンの男が考えもしなかったのは、百歩譲ってまだ仕方ないとも言える。
「おいおい、マジでこのクルマに喧嘩売ろうってか? 」
「……!! 嘘だろ……」
「あ? なんだよ? 」
「そうだ、水平対抗のクルマは、こいつもあったんだ……」
「なんだよ!? 聞こえねぇよ!! 」
「兄貴、相手はポルシェなんかじゃないっす。」
「はぁ? 」
そのクルマはウラカンの横をすり抜けるように走り去っていった。最高速には向かない腰高なセダンボディに、大きな四角いリアウィングを持ち、決して大パワーを期待できるわけではない、小さな排気量の水平対抗エンジンを心臓とする、かつてのラリー競技ベースマシンだった。
「相手は……スバルのインプレッサっす!! 」
「てめぇ、国産車が!! このウラカンの前を走るんじゃねぇ! 」
――――――――――――――――――――――
「ウラカンか。もったいないな……GT3のベース車両なんだから、きっちり走らせれば速そうなんだけど……。でも、上手いドライバーなら、このインプでまともに勝負できるかわからないな……。」
貴章は淡々と、もう15年近く前のクルマを走らせる。しかし、きちんとメンテナンスされているインプレッサは衰えを見せず、いまだに現役バリバリの戦闘マシンだ。
「けど、あのドライバーは
俺は、仲間の待つ場所へ、ただひたすらインプレッサを走らせた。携帯で、待ち合わせの相手に連絡を入れる。
「あ、隆介か?……今、C1に入った。…………しょうがないだろ、一応お盆なんだから、実家の墓参りくらい………………まあ確かに、東京と京都を日帰りで往復するのなんて、ちょっと疲れるけどな。………………いや、まあ、ついさっき、ウラカンに被せられたから、ちょっとちぎってきたけど。……………………どうしたんだよ?………………えっ、………………ステッカー?…………リアのウインドーに?…………いや、そこまではわからなかった。すぐに抜いちゃったからな。…………………………まあいい、これは真紀と健一郎が一緒にいるときに話そう。それより、お前いまどこだ?…………ガレージ? なら、ちょっと湾岸にでも出ようぜ。…………ああ、俺も少し休憩してから行くけどな。…………よっしゃ、じゃあ午前0時に、千鳥町ランプ前のいつものところに集合な。…………おう、じゃあまた後でな。」
《午前0時 千葉県 湾岸線千鳥町ランプ付近》
ここは、千葉県の首都高湾岸線、千鳥町ランプ入り口。俺と隆介のガレージがこの船橋にあるため、首都高を走る時は、いつもここから7号小松川線経由でC1入りするか、この千鳥町ランプから湾岸線入りする。今日は後者のパターン。
俺のクルマの後ろに止まった、黒いZ34 フェアレディZから降りてきた俺の後輩、遠山隆介が、声をかけてくる。
「すみません、待ちました? 」
「いやいや、全然。俺も今さっき着いたとこさ。それより、そのZ、何かいじったのか?」
「あ、はい。NAのまんまはちょっと限界だったんで、スーパーチャージャーを着けました。」
「スーパーチャージャー? ターボじゃなくてか?」
「あのダイレクト感は無くしたくなかったんですよね。まだ湾岸を踏み切るにはパワー足りないけど、いいとこまではいけるはず。環状は強いですよ。」
「言ったな。」
「貴章さんのインプレッサは別格でしょ。環状専用機ですもん。」
「まーな。そのためにブリスターフェンダー着けたんだからさ。」
そう、貴章のクルマは2006年式の鷹目のGDBF型インプレッサ。前に乗っていたGC8インプレッサから車種変更したばかりだ。
外見は、大きく膨らんだフェンダー以外は至ってドノーマルだから、よく首都高ではあおられる対象になる。もちろん、湾岸やみなとみらい線は勝負権をなくすが、環状や副都心はめっぽう強い。
それを可能にするのが、低重心の水平対抗エンジン、スバルお家芸の4WDシステム、後付けの極太タイヤ、そして、このクルマに初めて装着した、フロントリップスポイラー、フラットフロアとリアディフューザー。整流効果は絶大で、普通ならレーシングカーにつくものを、このインプレッサにも着けたのだ。そのために、外見ドノーマルインプレッサが、コーナーをかなりの速度でクリアするなんて事がおこる。
「そんなこと言えば、隆介のZも、どこでも速いだろ。」
「まあ、バランスとれるようにセッティングしましたから。走ってみればわかりますよ。湾岸でもそこそこついていけますよ。」
「そりゃそうだろ。ただでさえ高回転域の伸びがないボクサーのシングルターボだぜ。お前の34Zの排気量はインプレッサのシングルターボ係数の1.4掛けしたところで1.4倍近くあるんだろ。それで俺のインプレッサよりも湾岸で遅いってことはないだろ。」
「それでも、真紀さんのZ4と健一さんの33GT-Rにはついていけませんけど……」
「わかるわ。健一の33Rはザ直線番長ってかんじだからまだかわいげあるけど、真紀のZ4は反則級だろ。」
「もともとピーキーなFCに乗ってたから、すごく乗りやすいんでしょうね、Z4。そういえば、あの二人は、今日は来ないんですかね? 」
「きっと今頃湾岸流してるだろ。新環状辺りで会えるんじゃねぇか? 」
「じゃあ、早速行きますか? 」
「そうだな、湾岸を流してたら、どこかで追い付かれるだろ。」
「じゃ、俺が前走りますね。付いてきてくださいよ。」
貴章「お手柔らかに頼むよ。」
何もランボルギーニが嫌いってことはないですよ!!
たまたま今のケータイの待ち受けがウラカンGT3だったので、使わせてもらっただけなんです……。
とりあえず、超亀更新ですが、ぼちぼちやっていきます。