俺の扱いがすごいです。   作:朧月朱狐

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転生します

ただ今俺は真っ白な空間にいる。

あれか?よく夢小説とかにでてくる神の空間やら時空の狭間とかいうところか?

いやそれ洒落にならないんですけど!?

という事は俺死んだの!?

あ~そういえば公園で歌っていたとき何か悲鳴と銃声が聞こえてきて

何だろうなぁと思った矢先に明らかに異常だろうと思う男がこっちに銃口を

向けて来てそれで撃たれたんだ。

今思えば外国かっとツッコメれるよ。

通り魔ですか、日本の通り魔ってナイフとか刃物とかで

外国がマシンガンとかの銃なのか~と思っていたよ。

うん、これで一つ勉強になった…じゃっねぇよ!

死んだから勉強になったとかじゃないよ!?

でここってまさかの転生ルートになる訳?

まぁ歌えればどこでもいいや。

 

「ほっほっほっ歌えればどこでもいいんじゃな」

 

「おっふ!?」

 

いきなり背後から立派な髭をした爺さんが現れたよ。

この展開からしたらこの爺さん神様なんだよな~。

 

「でお主は歌えればどこでもいいんじゃな」

 

「まぁそうだけど」

 

生前の俺は某笑顔動画投稿サイトでは歌い手をしていた。

これが俺は俗にいう両声類だった訳で、そっち方面の友人が

組まないかと言ってきたため面白そうだったからのった。

最初はあまり再生回数はなかったけど、認められたのかどんどん再生回数が

増えていき、ファンまで出てきた。

今じゃ上位ランクに食い込むまでなった。

 

「で、神様」

 

「さすがだのう、分かるのか」

 

「妹にあんだけ読まされちゃ分かるわ」

 

なんというか俺の家というか家族はオタクなのだ。

それも両親までもがというある意味では理想の家族。

まぁそんな両親を持ったために俺も妹も完全に染まったのだが

特に妹は酷かった。

腐女子になったのだ、それも母親から直々に叩き込まれている。

しかも母親の場合に副職にBL小説を書いている。

妹は同人会では有名な書き手だ。

小説も漫画も書く、二次から三次まで果てには実の兄を使ってBLを書くしまつだ。

俺が学校のしかも顔が良い友人やらを連れてくるとノート片手に

凄い勢いで書くのだ、その時の妹言ったら……怖い、マジ怖い

しかも何故か俺は全て受けなのだ、ちょっと小柄な奴でも年下の奴でも連れて来ると

「体格差萌えー!!」とか「年下攻め萌えー!!」やら発狂するのだ。

妹がこれでは母親はもっと酷い。

母親は父親までも使い俺と絡めてきたり題材にしてきたりする。

これを知ったときはさすがに父親に言った。

「何かネタに使われてるんだけど!?」

「ははは、何時もの事だから気にしたら負けだよ」

とにこやかに返して来るものだから、そうじゃなかったら結婚しないよなぁと改める。

そんな訳でその影響を受け、色々と同人誌読んだり(書いた原稿を読まされるんだよ)

PCで夢小説を読んだりゲームをしたりした。

 

「それで俺はどうなるの」

 

「うむ、夢小説などの展開からすればお主は儂のミスで死んだことになるのじゃが

実はあれは元々お主が辿る運命だったのじゃよ」

 

「はい!?」

 

ていうことはアレですか。

あの死亡はミスでも悪戯でもなく俺があそこで死ぬことは最初から決まっていたことか!?

 

「だったらなんで俺はここにいるんだよ」

 

「うむ、それはな」

 

「それは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「儂がお主の歌の大ファンだからじゃ」

 

 

 

 

 

 

「はいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」

 

「あとでお主の運命帳を見ればちゃんと書いてあってのぉ

ファンとしてはもうお主の歌が聴けないのは死活問題なのじゃよ」

 

「そんな理由か!?」

 

まさかのまさかだよ、コレ。

いきなり神様からファンだ言われても、というか神様でも見るんだ。

 

「それでのお主には儂からのお願いとして、転生して欲しいのじゃ」

 

「どこにだよ」

 

転生して欲しいと言われても変な世界だったらマジ潰す。

 

「ポケットモンスターの世界じゃよ」

 

はい、まさかのキター。

ポケットモンスターってあれですか。

ポケモンですよね、俺アニメ知識しかほとんど持ってないんですけど!?

ゲームは妹が独占してたからキャラ名しか知らないんだけど。

一回もやらせてくれなかったよ。

これでゲームだったら俺終わった。

 

「だろうと思っての、アニメの方にしておいたぞ」

 

爺さんあんた神だよ!!

 

「儂は元から神じゃよ」

 

すんません、よかったアニメの方なら映画も全部視たし、TVの方も飛び飛びだけど

肝心な話はちゃんと見てから大丈夫…だよな?

 

「まぁそれで転生にするにあたってお願いがあるのじゃよ」

 

おう、ドンと来い。アニメにしてくれたんだ多生の無理なら引き受けるぜ。

 

「儂の友人のポケモンたちに会ってほしいのじゃよ」

 

あんたの友人ってことは伝ポケとかでしょうが!

なにそのサトシ並みのフラグの建ち方。

俺にサトシと同じことさせようとしてるの。

 

「別にそうではないのじゃが、伝ポケと言っても色違いのじゃよ」

 

逆にそっちの方が無理あるだろ。

伝ポケでさえレア組なのに色違いと言ったらそのまたワンランク上だろ。

サトシ以上のフラグの建ち方はやめてください。

俺はフラグ建築士じゃありません。

 

「実はのぅ色違いというのはあまりにも珍しい、そ奴らは儂の友人の兄弟なんじゃが

色違いという理由で引きこもってしまっての、どうにかしてほしいと言われたんじゃが

儂の力ではどうすることもできん。そこにお主が現れたんじゃよ」

 

なんか繋がった気がする。

要するに俺に歌でそいつら引っ張り出せとかそういうこと。

 

「話が早くて助かるのぉ、それじゃぁさっそく」

 

特典でもくれるの?

 

「今回の目的は色違い伝ポケを引っ張り出すことじゃ。

それでのお主の手持ちは全部色違いにしてもらう」

 

や~め~て~!!

お願いフラグ建てないで、狙われる可能性大だよ。

 

「それにちゃんとお主の声は両声類にしておくでの」

 

それは有難い。

男声だと歌える曲も決まってくるし。

 

「それからの色違いとの遭遇率を上げるために

通常からは逃げる・威嚇・突進などされるが

色違いからは甘える・飛びつく・体当たりなど懐かれるようにしておくでの

森に入ったら気をつけるのじゃぞ」

 

死亡グラフも建てないでー!!

突進なんかされたらマジ死ぬから!

っていうか色違いより通常の方が数が多いでしょう!

死ぬ、外に出た瞬間死ぬ。

 

「それと色違い限定で言葉が通じるようにしておいたからの

後の設定はこちらでやっておくからの」

 

余計にフラグ建てないで。

マジ狙われるからロケット団とかギンガ団とかイッシュに行ったらプラズマ団とかに!

あぁありがとうございます。

 

「それでは行って来い、ちゃんと絡んでくるのじゃぞ

あと満月と新月の日は女体化するようにしておいたぞ」

 

ん?ちょっと待て今不吉な言葉が…

ってよく見ればあいつ何持ってんだ!?

お前腐った神だったのか!?

しかも絡み希望に女体化だと!

天は俺を見放していたのか!

 

 

そこに立っていた俺は足場がなくなるの感じ落ちていった。

頭の中ではこれからのことで不安だった。

あの爺さんの余計な一言のせいでっ!

 

 

落ちていく俺はそこで家族の姿を見た。

そこは式場で俺の身体があり、葬式だと一目で分かった。

両親に妹は俺の身体を眺めていた。

見ていると声が聞こえてきた。

 

「お兄ちゃん、もし転生するなら二次元だよ!それで男になるんだよ!それで絡んで!!

でも女体化もおいしい、どうせなら両方で!!!」

お前はそこでもその方向か!

少しは悲しんでくれ、というかその状況にこれからなるのだから空しい。

 

「あんたがいなくなるのは悲しいわ」

母さん…

「次の世界でもちゃんと絡みなさい、それで妄、想像して書くから」

あんたもかーーーー!!

しかも言いなおしたよ、絶対妄想って言おうとしたよね!

ここでもネタにされるのか。

 

「頑張ってきなさい」

父さんあんた何者だよ。

でもありがとう勇気がでてきたよ。

 

こんなのでも俺の家族だもんな。

今までありがとう。

 

 

 

 

っていうか俺の扱いって酷くない!?

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