ポケットモンスターTrip 頂へ目指す者   作:匿名おっさん

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弟子3

「リーフブレード!!」

「ジャララ、受け止めろ!」

「エル!」

「ガア!」

 

 

 緑の閃光を受け止めようとするジャララをガードしている上からこじ開け、大ダメージを与えてきた。メガシンカ前の威力とは桁違いのリーフブレードに冷や汗が出る。

 

 防御力の高いジャララをタイプ相性の悪い攻撃であの破壊力なら、エスパータイプのサイコカッターをまともに当てられたら流石に立ち上がれないだろう。

 

 そこからの攻撃は先ほどまでとは反対の状態になった。

 

 

 ジャララのドラゴンクローはリーフブレードに打ち負けていき、スケイルノイズはサイコカッターに切り裂かれる。

 

 

「ジャララ、てっぺきからドラゴンクロー!!」

「レイドかげぶんしんからのサイコカッター!!」

 

 

 指示を一つするたびにより攻撃的になるその姿がどことなく身に覚えがある。

 

 

 (ああ、だから僕に依頼をしてきたのか。あの人は)

 

 

 何でこの依頼を僕がしなければいけないのかが、何となく理由がわかってきた。この理由がそうなら、なおさら負けられない。

 

 

 得意のカウンター戦法は封じられ、スピードもあちらが上になってしまったため、翻弄する戦い方に変えるのはジリ貧で負ける。攻撃一辺倒の殴り合いも挙げた二つの理由で負けるだろう。

 

 少女の方を見ると、勝てるなんて表情をしている。だが、あの少女はこの程度(・・・・)のことは慣れすぎているを知らないだろうな。

 

 あれも駄目、これも駄目?だからどうした(・・・・)

 

 

「ジャララ、行くぞ」

 

 

 ゆっくりと目を閉じジャララと同じ構え(・・・・)をとる。

 

 

「戦い方を変えずにそのまま。その上目を閉じたってことは諦めたのデスか」

 

 

 

 つまらなそうにため息を吐く少女を無視して、少しづつ意識がジャララと交わって(・・・・)いく感覚に集中する。

 

 

「なら止めデス!レイド、サイコカッター!!」 

 

 

 赤紫色の一閃がこちらに襲い掛かるのが目を閉じていてもわかる。その一閃に向かって僕とジャララは左手を伸ばした。

 

 

 2..1、そこだ!左手の甲に触れた瞬間に腕を捩じりながら引き力を受け流す。その勢いで体全身を捻り回すし、宙に浮く。すると、バランスを崩したエルレイドが目の前に捉えた。

 

 

「おらあああ!」

 

 

 宙に浮いたその状態のまま、全身のばねを使いエルレイドを地面に殴りつけた。

 

 

「デエェェェェェェェス!!!」

 

 

 いきなり、技でも何でもないただ殴るという奇行に驚く少女。殴りつけたことでエルレイドがひるむ。このチャンスを逃がすかよ!!

 

 

「決めろ!!スケイルノイズ!!」

 

 

 最速にして最大の威力を込めたスケイルノイズが至近距離でエルレイドを襲う。

 

 

 爆発音が鳴り響き、周囲に砂煙が舞う。数十秒ほどで砂煙が晴れていき、そこにはメガシンカ前のエルレイドが目を回して横になっていた。

 

 

 

「エルレイド戦闘不能!よって勝者はリクモくんだ」

 

 

 

 博士の声が耳に届き、ゆっくりと息を吐く。って博士居たんだな。忘れてたよ。

 

 

「お疲れジャララゆっくり休んで」

「ううう、レイドゆっくり休んでください。」

 

 

 こうして、僕の辛勝でバトルを終了した。

 

 

 

 

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