ポケットモンスターTrip 頂へ目指す者 作:匿名おっさん
ゾイが先に研究所に行った後、追う形で向かう。
「仕事入ったらどうすればいいのやら」
はぁ、とため息をつくとベルトについているボールからカタカタと音がする。
「ありがと」
優しくボールを撫でる。ソコソコ長い付き合いだからその行動だけで僕を励ましてくれているのがわかる。
気を取り直して行きますか。
さてと、プラターヌ研究所に着いたのはいいけど...
「(じぃ~~~~~~~~)」
ずっと見ているこの少女は誰なんだろうか?ゾイの知り合い?
艶のある黒髪ツインテールの美少女と呼べる容姿をした少女だ。そろそろ気まずいんだけど....。
「クソ兄貴おせぇんだよ!」
本日何回か数えるのも面倒になってきたけど、罵声が飛んできた。この弟は罵声を入れないとしゃべれないのか。母さんに相談するべきか?
そんなことを考えていると、ゾイの後ろから同じく信じトレーナーとなる少年少女と白衣を着たイケメンの男性がこちらに来る。
「よく来たね!リクモ君!」
「お久しぶりです。プラターヌ博士」
いつものさわやかな笑顔で話しかけてくるこの博士には、何度もお世話になっているため頭が上がらない。カロスに来た時から何かと気にかけてくれるため何かお返しを考えないといけないな。
「それにしても、今日ポケモンを渡す新人トレーナー君のお兄さんが君だなんてね!君には世話になってるから少しはお返しできたかな?」
「そんな!僕の方こそいつもお世話になっているのに、迷惑をかけてしまいすみません」
「じゃあ、お互いさまってことで手を打とうか」
軽やかに笑う博士に笑顔をこぼす。本当にできた人だ。こちらの事を考えられる人はそうはいない気がする。
「(じぃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~)」
そんなことよりも...
「博士こちらの彼女はどなたなんですか?」
「ん?ああ、彼女は僕が依頼した人だよ」
「依頼?」
「僕が研究の手伝いを頼んだんだ」
プラターヌ博士の研究と言えば、メガシンカの事だよな。ってことは
「かなり、凄腕のトレーナーってことですね」
「彼女は最近空白になった四天王の候補さ」
あの大事件後にあった表には知られていない事件。首謀者はフレア団の幹部数人でありそちらは捕まえることに成功したけど、問題が起きた。何と幹部の一人が四天王の一角だったためカロスリーグが始まる前にその補充をしなければならないらしい。
基本僕には関係のない話しだから、詳しくは知らないけどどうやらこの少女が候補の一人らしい。ってことは...
「本当に強いってことだよな」
口角が上がり感情が高まる。ああ、戦ってみなくなったな
「ストップストップ!その顔はダメだって!リクモ君!落ち着いて!」
それほど危ない顔をしていたのだろうか?何?目がぎらぎらしていて危険な感じがした?うん、少し落ち着こう。
カタカタとベルトで揺れるけど、君も落ち着いてと指示するためをするためボールを軽くなでる。
ゾイは博士のおかげで僕の顔が見れないだろうけど、他にも新人トレーナーの人たちいて僕を見て怯えていた。顔を振って笑顔を作り軽く手を振る。
それに対して、怯えながらも手を振り返してくれた辺りとてもいい子たちだ。ゾイにも見習ってほしいよ。
「(じぃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~)」
そう言えば、博士にこの子の名前聞くの忘れてた