ポケットモンスターTrip 頂へ目指す者 作:匿名おっさん
僕のいくつかある秘密の一つそれは前世の記憶を持っているということだ。
この現象を創作物の言葉を借りるなら、転生と呼ぶものなんだろう。
そして僕は転生者は本来現実にはあり得ないような出来事だけど実際に経験した人間としては現実に起きていることだからこの十数年で受け入れている。
僕が生まれた時、すでに僕は前世の記憶を持ってこの世界に生まれてきた。神様に会ったわけでもなく、トラックに轢かれそうな子供を助けたわけでもなく、事故で死んだと認識して目が覚めた時には僕はこの世界に生まれた。
本当に自分でも何を言っているのかわからないけど事実だからこの話は置いとくとして目の前にいる少女、クロナの言葉が確信を持っているように思えるのが不思議なんだけど。そもそもこのことを知っているのはほんの一握りの人間しか知らないはずだ。
何故こいつが知っている?探ってみるか?
「何でそう思ったの?それに転生者って何かな?」
「....」
どこかわざとらしい言い回しにクロナはまるで汚物を見るような目でこちらに向けてくる。クソ!美少女からのそんな視線ご褒美ですとか言うバカの気持ちが分かりたくなかった!
「...ふざけないで。私にはそれを判断できる目を持ってるからごまかせないよ?」
「....」
この子中二病でも発症しているのだろうか?
「中二病じゃないよ...」
心を読まれた?!くっ!こいつもしかして、シ〇ーマンか!
「何でシャーマンになるの?それを言うなら、普通は超能力者じゃない?それに何で、ゃに○を付けたの」
はあ、呆れたように言うクロナ。なかなかツッコミが速いな!これにもう少しキレを上げれば一流のツッコミ二ストになれるぞ!
「一流のツッコミ二ストって何。あなたバカなの?」
その純枠に可哀想な人を見る目で見てくる。
そろそろふざけるのは止めるか。目を閉じ思考を、意識を切り替える。
「ッツ!」
「それでその転生者だっていうならどうするの?」
「う...う..」
僕の言葉にクロナの表情が少しだけ青くなる。
少し脅すような言い方になってしまったけど、場合によってはこちらのペースに持っていけるなら、相手がビビってくれてる方がやりやすい。
「何してるんだい!」
「あだっ!」
頭から強い衝撃が来たため再び意識が切り替わる。
「君の本気の気当たりを受けて平然としてるのは
「いや、モテるとかどうでもいいんすけど」
僕たちのやり取りに腰が抜けてペタリと座り込むクロナ。流石に脅しすぎたか?少し反省しよう
「いいかい?女性に対する接し方と言うのはね」
ぶつぶつと説教を始める博士の話が終わり次第謝ろう。