ポケットモンスターTrip 頂へ目指す者 作:匿名おっさん
10/7蒼衣灯夜様からの指摘を適応しました。指摘ありがとうございます。
説教を終えた後、博士が二人で話せるように応接室を提供してくれた。僕個人としては良いんだけど、彼女にとってはきつい状況なんじゃないかと思う。さっき、僕程度の威圧にかなり怯えた表情をしていたことから実力は新人ジムリーダーの本気に届くかどうかぐらいだろうな。それなのに四天王候補と言うのは、今のところカロスにはそこまでの人材がいないということかな。
「さっきは脅かせてごめんね」
「わ、私の方こそごめんなさい。その、いきなり転生者なんて言って...。私の事警戒されてますよね?」
しょんぼりとするクロナ。まあ、彼女が確信的な物言いで転生者なんて言ったから威圧してしまったのは確かだけど、それ以上に僕が転生者だと自信を持って言ったことが気になる。
「一つ質問いいかな?」と聞いて見ると、コクリと頷く。
「君が僕に転生者って言ったけどそれって前世の記憶、この世界観がゲームとして売られている世界の事だよね?」
「はい。あってます」
「何で僕が転生者だってわかったの?」
「....」
あれ?僕何か間違えた?
無言で何言ってんだこいつって顔されたんだけど、僕おかしいこと言ってないよね?
「わからないんですか?」
「わからないよ。そいつがゲーム的にはとか、原作だったらとか言ってたら怪しむけど」
「知らなかったんですね」
えっと、もしかして
「転生者同士ってわかるものなの?」
そう聞くと、再びコクリと頷いた。マジか...
「知らなかったな」
「私も教えてもらうまではわかりませんでしたが、意外と簡単にできますよ」
「へー。それなら僕も教えてほしいな」
「...良いですよ。ただし条件があります」
「条件?」
何か雲行きが怪しくなってきたんだけど、これは面倒なことに巻き込まれるフラグ!!
「私とい...」
「ストップ!!!」
「わわ!」
大声を出したためか、クロナがびっくりした顔をしていたがそんなのはどうでもいい。普段なら多少の面倒なこともこちらにメリットがあるなら受けるか悩むけど、最近は一歩間違えたら世界規模の大事件になりかけたのに関わって流石に疲れてる。その上今は何故か弟の面倒も見ないといけない。そんなの
「そこまで知りたいことじゃないんだ。じゃあ、話は終わったよねみんなの所に戻ろう」
早口でクロナに告げ、即行で応接室から出ていこうとするが、服の袖を捕まれた。後ろを見ると上目遣いで見つめてきた。近い近い近い!!
くっ!流石美少女破壊力、耐性がない僕はつい顔を赤らめ目線を泳いでクロナの方を向けられない。
そんな僕にまるで気にしないかのようにごそごそと何かを取り出す音が聞こえる。こいつ、天然って呼ばれるタイプなのか?!
「これ」
「それより近いから少し離れてお願いだから」
「?うん」
はあ、ようやく離れてくれた。一度息を整え、クロナの手元を見ると
「手紙?」
何度目かわからない人形のように頷く彼女に少し苦笑する。便箋を裏返すと、見慣れたマークが書かれていた。
(ああ、そうゆうことね)
四天王候補のこの子に
「クロナ、君が僕に何をさせたいか教えてくれないかな」
「...え、いいの?」
「この手紙見せれば、僕が君の言うことを聞いてくれるって聞いてるでしょ?」
「う、うん。でも手が渡すだけで聞いてくれるなんて思ってもみなかったから」
「まあ、疑うよね」
こんなマークの空の便背を渡せば話を必ず聞いてくれるなんて普通は信用できないだろうな。
「依頼内容を教えてくれ。それによって今後の方針を考えるから」
「...お願いします。」
クロナの依頼内容を聞き予想の斜め上の内容だったため少し頭が痛くなってきた。
今回の給料割高にしてくれるんだろな?あの人は