ポケットモンスターTrip 頂へ目指す者 作:匿名おっさん
「依頼内容をまためると、クロナいや
「はい」
はあ、とため息が出る。依頼内容自体一つは予想はしてたけど普通強くさせるなんてトレーナーに依頼は受け入れる奴はいない。理由は単純に、同業者を強くすることでメリットがほとんどないからだ。
そんな依頼を受け入れる人は化け物クラスの実力者かトレーナーを強くさせる職であるジムリーダーなんかだ。
まあ、そこに関しては僕は強い敵と戦えるのは嬉しいから、別にいいけど僕が予想していなかったのは..
「それで、もう一人はどこにいるの?」
「今研究所にいるポケモンと遊んでる」
クロナだけじゃなくもう一人鍛えないといけないことだ。つまりもう一人の四天王候補だと予想したけど、どうやら半分当たっていてもう半分は外れていた。
何でもクロナとそのもう一人で一人の四天王として候補となっているらしい。前代未聞のタイプの固定じゃない、タッグの四天王が彼女たちのコンセプトらしい。
本来はあり得ないコンセプトだけど、その実力はチャンピオンを凌ぐほどの実力らしい。そこに目を向けたのがカロスのポケモン協会らしい。
「僕が受ける依頼は君たち単体でもバトルセンスを上げることでいいのかな?」
「うん。タッグでなら戦ってるうちにすぐ合わせられるから」
頭が痛くなってきた。俺が知っている理不尽な人たちと遜色ないんじゃないか。
「大丈夫?」
「って!!」
頭を軽く押さえていると顔の近くまでクロナの顔が近寄ってきてきた。だから、近いから!こんなところ誰かに見られたら勘違いされんじゃ...
「な、な、な!!」
ギギギと応接室の入り口の方に顔を向ける。そこに居たのは金髪ショートヘアーの少女だった。左側にラルトスのヘアピンを付けており、顔立ちはクロナに劣っていない美少女だ。あれ?今日だけで美少女って言葉何回使っているんだよ。語彙力なさすぎだろ僕。
「クロから離れるです!!」
「うわっと!」
突然の跳び蹴りに対して、クロナを軽く突き飛ばす勢いでソファーから落ちるように躱す。何なんだこいつは
「クロ!大丈夫ですか!!何もされてないですか!!!」
「うん、大丈夫だよ。あのね、あの人...」
「この変態!!どこのだれか知らないですが、私の大切なクロに手を出すなんて私の目の黒いうちは絶対に許さないですよ!!!」
「いや、君の目って黒くないよね..って変態って僕の事!」
「当たり前です!!あなた以外誰が居るんですか!!」
「いやいやいや、そもそもどちらかと言えばクロナの方から...」
「何言い訳してるんですか!!そんな事よりバトルフィールドに行って白黒つけるですよ!!」
「ええ...」
いきなり跳び蹴りかましてきて、何故か知らないうちにバトルする流れになっていた。本当に何なのこの子。
もしかして、この子がもう一人の教えないといけない子なのか?そんな疑問をアイコンタクトで金髪の子に連れていかれているクロナに送ると縦に頷いた。
「マジか...人選ミスだろこれは」
誰も居なくなった応接室に僕の愚痴が広がっていく。そもそもの話僕は、トレーナを鍛えるのはあまり得意じゃない。教えられることなんてバトルするか弱点を多少アドバイスする程度だ。
「まあ、なるようになるか」
バトルは好きだしな。そんな考えをしながらあの二人の後を駆け足で追いかけていく。