ポケットモンスターTrip 頂へ目指す者 作:匿名おっさん
金髪少女のポケモンは、エルレイド。確かやいばポケモンだったと思う。体を正面にに構えるその姿はどこか騎士を連想できる。
対して僕が出したポケモンはジャラランガのジャララ。ドラゴンとかくとうのタイプを持つポケモン。タイプ相性を考えると良い相手とは言えないな。
「でも、そんなの関係ないよな?」
ニヤリと笑う僕の言葉の意味を理解しているジャララは雄たけびをして答える。
「レイド!サイコカッターデス!!」
「ジャララ、突っ込め!」
先に動いたがジャララが、全力でエルレイドに突っ込んだが目前には既にサイコカッターが迫ってきた。
「弾け」
その一言に左手で赤紫色の閃光を弾き飛ばし、エルレイドの目前に達する。
「な!」
「ドラゴンクロー!」
龍の爪を打ち込み、ズガンと壁まで吹き飛ばす。
「大丈夫デスか!!レイド!!」
「エル..」
苦そうな顔をして立ち上がろうとすることから、急所に当たったんだろう。
彼女は予想を上回る攻撃にエルレイドを心配するあまりこちらに意識を話しているが、僕が追撃しないって思っているのか?
「ドラゴンクローをもう一度叩き込め!」
先ほどより威力のある龍の爪を倒れているエルレイドに叩き込もうとするジャララに瞬時に気付き転がるように避けるが、そのままエルレイドの方向に転換してドラゴンクローを当てようとする。
「レイド!リーフブレードで迎撃デス!」
キンキンキンと刃物同士がぶつかり合う音が続く。
「サイコカッターを広範囲で乱れ打つデス!」
「エ..ルッ!!」
「スケイルノイズ撃ち落としてからドラゴンクロー!」
「ガアァ!!」
一撃一撃打ち合う事にジャララの攻撃の威力に打ち負けていくエルレイドはそれでも、負けじと立ち向かう。
おもしれぇ、中々いい気迫だ。ならこちらも手加減するのは失礼だな。
「ジャララ、全力で打ち込め!」
「ガアアァァ!!」
僕の指示に待ってましたと言わんばかりの雄たけびをあげ、全力のドラゴンクローを打ち込んだ。
「避けるデス!!レイド!!」
主の指示に従いバックステップをすることで、ドラゴンクローを躱すエルレイド。先ほどまでの攻撃的な指示から一転して守りの指示に変わったことに、こちらも追撃はせずに体制を立て直す。
さて、何を見せてくれる?
「変態がここまで強いなんて予想してなかったですよ」
「いや、だから僕は変態じゃないしさっきのは誤解だって!後、ですの発音がさっきまでと違うけどなんなの?」
「良いじゃないデスか!!本来はこちらが素デスよ!!人前でこんな発音でデスデス言ってたら頭の痛い子になっちゃうじゃないデスか!」
「十分デスデス言ってる痛い子になってるから」
「うう」
顔を赤らめ照れる表情はさっきまでのこちらを全力で敵視していた顔より幼く見えてしまう。
「もう、いいデス!あなたの事は少しデスが悪人じゃないってことは理解したデス。でもクロに近づきたいたならこの私の屍を超えていくデスよ!」
「ええ..何で屍なんか超えないといけないの..」
「問答無用デス!」
「話聞けよ」
この子の第一印象は友達思いの思い込みの激しい性格だと思ったら、天然のアホの子だってことが知れたのがなんだか悲しいんだけど。てか何でバトルしてたんだっけ?もう訳がわからなくなってきたよ。
まあ、バトルは楽しいいどうでもいいか。
「そんでここからは何を見せてくれるんだ?」
「そんなの決まってるじゃないデスか!とっておきをぶちかましてやるデス!!」
右の薬指につけてるリングを左手でなぞると少女とエルレイド間に光の線がつながりエルレイドに変化が訪れる。この感じはメガシンカか?!
「私たちを結び付けキーストーン!メガシンカ!」
彼女の叫びに答える様に、エルレイドが一瞬光に包まれ姿が変化する。
「エル」
光の中から現れたのはメガシンカしたことにより、洗礼された闘気がより騎士らしさを増した風貌をしている。これがメガエルレイドか。
これが、こいつらのとっておきか!
「行くデスよ!!レイド!!」