学戦都市アスタリスク~調律の魔術師~   作:リコルト

12 / 56
毎日投稿して10話までやってきました。
これからも頑張って投稿していくのでよろしくお願いします。
ついにバトスピ要素を入れられました笑。


公式序列戦その2

「ジークヴルム・ノヴァ召喚時効果(ファンファーレ)発動。」

 

 

僕がそれを言うと、僕の周りを白い光が覆った。

 

 

「な、なんだこれは!?」

 

 

ハプスブルクさんも腹を押さえながら驚いている。

 

 

やがて白い光が剣に吸い込まれ、僕の周りの白い光が徐々に消えていく。

 

 

ハプスブルクさんは僕の姿を見てとても動揺していた。

 

 

「な、なぜお前にあれほど切り込んだ傷が………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完治しているんだ!?」

 

 

ジークヴルム・ノヴァの効果ーーそれは起動時、一度だけ使うことができる全回復の効果である。

 

 

「さぁ、仕切り直しですよ。ハプスブルクさん。」

 

 

「ちっ、なめやがってえぇぇぇ。」

 

 

ハプスブルクさんはクレイモアを持ちかえ、僕に突撃した。

 

 

「オフェンシブオーラ!!」

 

 

僕はオフェンシブオーラで自分の体力と攻撃力を上げて、彼の攻撃に応戦する。

 

 

「ぬおぉぉぉぉ。先程と力が全然違うじゃないか。」

 

 

そうこうして、剣同士の争いをしてると、ハプスブルクのクレイモア型の煌式武装にヒビが入った。

 

 

その瞬間僕は彼を剣で薙ぎはらった。

 

 

「ぐぁっ。」

 

 

これで終わりかなと思うと、彼は懐から拳銃型の煌式武装を取りだし、僕に発砲する。

 

 

だが、その攻撃は届かない。

 

 

「フレイムテンペスト!!」

 

 

僕は剣で熱風を作り、竜巻の形にして彼が放った銃弾を巻きこみ、彼に竜巻ごと攻撃を返した。

 

 

「がぁぁぁぁ!!」

 

 

彼はそれをモロに喰らう。

 

 

さぁ、終わりにしようか。

 

 

僕は背中にある翼で空を飛んだ。

 

 

「喰らえ。メテオストーム!!」

 

 

僕の周りに炎の玉がいくつも作られ、滑空して突撃する僕と共にハプスブルクさんへと炎の玉が彼に追撃する。

 

 

「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『校章破壊&意識消失』

 

 

『勝者霧咲スバル。』

 

 

 

会場の熱気が最高潮となった。

 

 

そんな中、ハプスブルクさんはリカードさんに介護をされ、こちらをにらみつけながら会場を去った。

 

 

僕も彼らを見届け、ステージを後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ノエルside

 

 

私はお兄さんの素晴らしい試合にとても感動した。ただ、私には少し分からないところがあった。

 

 

「なぜ、お兄さんは校章破壊だけをしなかったのですか?」

 

 

いつもならお兄さんは校章だけを狙い、試合をするからだ。すると、アーネスト先輩が答えてくれた。

 

 

「それはね、彼の純星煌式武装ジークヴルム・ノヴァの代償が《激突》だからだよ。」

 

 

「《激突》ですか?」

 

 

「そう、ジークヴルム・ノヴァは単純に剣としても使えるけど、代償は起動してから起こるものなんだ。そして《激突》とは、戦う時相手を意識消失でしか倒せない代償なんだ。」

 

 

「けど、それって……」

 

 

「そうですわ。星武憲章(ステラ・カルタ)の『アスタリスクにおける学生同士の闘争は、互いの校章を破壊することを目的とする場合のみこれを許可する。』に反していますし、ガラードワースの校風にも反していますわ。」

 

 

レティシア先輩が続けて説明した。

 

 

「けど、そこがスバルのすごいところで、しっかり代償と付き合い、さっきみたいに校章破壊と同時に行うからな。たぶん、知ってるのは俺らぐらいだろ。今からあいつ演劇の道を歩んだ方がいいんじゃないか。」

 

 

ケヴィン先輩が面白そうに話してくれた。

 

 

「私、お兄さんの様子を見てきます。」

 

 

私は生徒会長室を出て、お兄さんのところに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が廊下を歩いていると、後ろからハンカチで口元を押さえられた。これは睡眠薬!?。助けてお兄……さん。

 

 

「お前にはハプスブルク様の保険になってもらうぞ。」

 

 

男はそう呟いてノエルを担ぎ、その場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

「これは………いったいどういうことだ。」

 

 

その場にはもう一人別の男が犯行現場を見ていたことをノエルを連れ去った男は知らない。

 

 

 

 

 




第10話を読んでいただきありがとうございました。
最初は人気がなかったらどうしようと思っていましたが、予想以上の方に閲覧やお気に入りをしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。公式序列戦編は次回でラストです。最後のあの下りは………。
それではまた次回会いましょう。コメントや感想などお待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。