学戦都市アスタリスク~調律の魔術師~   作:リコルト

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閑話はなるべく短く沢山の話が作れるようにしたいと思っています。



お姫様と孤毒の魔女の再会

アスタリスク商業エリア

 

 

今日は久しぶりの休日の中、僕は商業区のショッピングモールに来ていた。ここ最近はオーフェリアの件やガラードワースの入学試験があったが、全てが片付き僕は長期間の冬休みに入っていた。

 

 

ノエルやアーネストさんたちはこの長期間の休み中に一度欧州にある実家に帰っている。今、ガラードワースに残っているのは僕とパーシヴァルさんぐらいだろうか。

 

 

「おい、霧咲。」

 

 

そんなことを考えていると、向こうから碧色の瞳と鮮やかな薔薇色の髪が特徴的な並外れた容姿を持つ美少女がやって来た。

 

 

「久しぶりだね。ユリス。」

 

 

「ああ、そうだな。」

 

 

ーユリス=アレクシア・フォン・リースフェルトー

 

リーゼルタニア王国の第一王女で魔女である。彼女とは魔女狩りの事件でリーゼルタニアの暴動の鎮圧中に知り合い、顔見知りとなった。またアスタリスクに来た時僕にオーフェリアの事を教えて僕に彼女を助けて欲しいと頼んだのも彼女である。

 

 

「ユリスはもう暇なのか?」

 

 

「ああ、星導館の入学試験はガラードワースより早めに終わっているからな。」

 

 

「なるほどね。」

 

 

「そう言えば、ハプスブルクとやらの王国の土地をリーゼルタニアに7割ほど割譲させたのはお前じゃないのか?」

 

 

「それは僕の仲間がやってくれたんだよ。」

 

 

「そうか、兄さんがお礼を言いたいと言っていてな。」

 

 

後でシェインさんに報告しておこう。

 

 

 

 

そんな中、今回の主役がもう一人やって来た。

 

 

「ごめんなさい。遅れてしまって。」

 

 

オーフェリアが白を基調としたコートとマフラーでこちら側に来た。オーフェリアって私服を着るイメージが無くて、なかなか斬新だな。

 

 

「オーフェリア、お前もうあの特殊な制服を着なくて大丈夫なのか?」

 

 

ユリスが彼女に聞いていた。

 

 

「ええ、スバルがくれたこのストラップのお陰で今の所は何不自由なく生活ができているわ。」

 

 

オーフェリアがポケットから白色のガラス玉が埋め込まれたストラップを取り出す。

 

 

「そうか、オーフェリアの事といい、孤児院の事といい、霧咲には助けてもらってばっかりだな。」

 

 

「いいや、そんな大したことはしてないよ。

それより今日は二人の用事で来ているんだ。とっとと中に入らないかな。」

 

 

今日はユリスがアスタリスクに来たばかりなので、町中の案内を兼ねて生活必需品の買い物で来ており、オーフェリアも普通に生活ができるようになったために生活必需品を買いたいということで、日程を合わせて誘ったのだ。

 

 

「そうね。行きましょう。」

 

 

「オーフェリアと買い物が出来るなんて夢のようだ。」

 

 

そう言って僕は二人に連れられショッピングモールの室内に入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ショッピングモール室内

 

 

 

僕は今ショッピングモールの広場の椅子に座っている。

まぁ、なぜならユリス達は今服屋で買い物をしているからだ。そこら辺は女子同士の自由にさせておこう。しかも、下着とかを売っていたから一緒に行ったら友達であっても怒られるだろう。ユリスは怒ると怖いしなぁ。

 

 

そんなことを考えると、二人が服屋から出てきた。大きい袋をそれぞれ2個ずつ持って。買いすぎじゃない?

 

 

「よし、これで買い物は大丈夫だ。」

 

 

「そうね。ある程度は揃ったわ。」

 

 

ユリスとオーフェリアは満足そうに言う。

 

 

「そうか、二人とももう帰るのか?」

 

 

「いいえ、少し疲れたから休憩してもいいかしら。」

 

 

オーフェリアは真向かいのアイスクリーム屋さんを指す。

 

 

「そうだな。少し休もうか。」

 

 

ユリスも賛成し、アイスクリーム屋さんに入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイスクリーム屋

 

 

「持ってきたよ。こっちがユリスのでこっちがオーフェリアのだね。」

 

 

僕はユリスにイチゴ味のアイスを渡し、オーフェリアにはバニラにクッキーの入ったアイスを渡した。ちなみに僕は抹茶のアイスである。

 

 

「そう言えば、ユリスは星脈祭に出るのか?」

 

 

僕はユリスにたずねた。

 

 

「そうだな。私は最初、オーフェリアやリーゼルタニアの事も兼ねて星武祭に出ようとしていたからな。ところが、リーゼルタニアの領地も増えたし、オーフェリアも助けられたから後はリーゼルタニアの傀儡国家の状態を少しでも解消することぐらいだな。」

 

 

「なるほどな。今のリーゼルタニアも大変だな。」

 

 

「最初は再来年の鳳凰星武祭から出ようと思う。入学したらすぐに鳳凰星武祭の練習をしようと思う。」

 

 

「けどユリス、あれはタッグ戦よ。参加してくれる友達はいるの?」

 

 

オーフェリアが何食わぬ顔でユリスにたずねた。

 

 

「ぐっ…。それはこれからだ。あと1年以上あるのだから絶対に見つかるはずだ。違うぞ、友達がいない訳じゃないからな。誤解するなよ。」

 

 

(ああ、たぶんこれは見つからないやつだな。)

 

 

心の中で僕はそう思った。

 

 

「そういうオーフェリアはどうなんだ。来年の王竜星武祭は別に強制ではないだろう。」

 

 

今度はユリスがオーフェリアにたずねた。

 

 

「そうね。昨年優勝したから参加して欲しいという星武祭側の人から連絡が来るはずだけど、今のところは出る気はないわね。」

 

 

「そうか。ならば来年は戦律の魔女(シグルドリーヴァ)と霧咲の一騎討ちだな。」

 

 

「そういうことかな。僕もシルヴィと戦えることが楽しみだよ。」

 

 

それから僕達はこれからのアスタリスクでの事やリーゼルタニアのことについて1時間位話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「オーフェリア、一人で大丈夫か。」

 

 

「ええ、スバル平気よ。また会いましょう。ユリス、スバル。」

 

 

そう言ってオーフェリアはレヴォルフの方角に向かって帰っていった。

 

 

「それじゃ、私もここで失礼しよう。」

 

 

ユリスもここで別れるそうだ。

 

 

「そうだ。霧咲には私の大事な場所を守ってくれたのだ。お前が言えば力を貸そう。」

 

 

そう言ってユリスも星導館側に帰っていった。

 

 

「さて、僕も帰りますか。」

 

 

そう言って僕もガラードワース側に帰ろうした。

 

 

「あ、そうだ。そろそろクリスマスだ。シルヴィやノエルに何かしら買わなきゃな。」

 

 

そう言って僕はガラードワースの道中にあるアクセサリー屋でクリスマスプレゼントを買ったのだった。

 

 

 

 

 

 




前回の話を投稿した時間を見たら100件以上ものアクセスがあってびっくりしました。ありがとうございます。
これからもがんばっていきます。
感想やコメントなども待ってます。
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