学戦都市アスタリスク~調律の魔術師~   作:リコルト

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前回も言いましたがアンケートに協力をよろしくお願いします。



矛盾した意志

治療院

 

 

 

「お前ら、あいつらと何をやってたんだ!!」

 

 

そう言って僕達に怒鳴るのはあの絶体絶命の中助けてくれたランである。

 

 

あの時、ランは偶然歓楽街を歩いていたところを僕達が路地裏で戦闘していることに気付き、間一髪の所をランに助けてもらい今はアスタリスク行政区の治療院に来ている。

 

 

「うるさいぞ!若造共。もう夜なんだ、もうちょっと静かにせんか!」

 

 

後ろからさらに怒鳴るのはこの治療院の最高責任者であるヤン・コルベル院長である。

 

 

「これは失礼しました。ヤン院長。」

 

 

ランは丁重にお辞儀をする。

 

 

「ふん。そこの女は軽い打撲だが、グランドスラム候補者の方は少々骨をやられているな。」

 

 

「分かりました。診察していただき感謝します。」

 

 

ランがそう言うと、ヤン院長は別の病棟へと向かって行った。

 

 

「スバル、ジークヴルム・ノヴァの力で回復は出来ないのか?」

 

 

「………………なかなか厳しいね。さっきの戦いでジークヴルム・ノヴァを起動して召喚時効果(ファンファーレ)を発動するには2日ほどかかるね。」

 

 

ランからの質問に僕は答えた。

 

 

「……そうか。お前は少し休め。今回の件は俺とリーネがやるから。」

 

 

「けどラン、僕はまだ普通の煌式武装があるからまだやれるよ。」

 

 

「戦える戦えないの問題じゃない。お前は今、メディアの的なんだ。何かがあったらどうすんだ。それにシルヴィアさんがワールドツアーに出掛けるのに彼女を心配させてどうするんだ。」

 

 

「ぐっ……………」

 

 

ランの口からシルヴィという名前が出て何も言い返せない。ウルスラさんの事をまだシルヴィに言ってないのはひとまず、ワールドツアーに専念してもらうことを考えての行動だった。それがもし僕が死んだら、シルヴィはそれどころじゃないだろう。

 

 

「………分かった。任せたよラン。」

 

 

「ああ、任されたぜ。」

 

 

僕とランは拳を合わせる。

 

 

「よし、スバルは治療院のベットから今日は出るなよ。リーネ、お前は俺と来い。」

 

 

ランがそう言うと黙っているリーネを連れて僕の病室から出ていった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「………おい。リーネ。」

 

 

「………何。ラン。」

 

 

俺たちは今治療院の地下の駐車場で話している。

 

 

「……今回の件、お前は急ぎすぎだ。それにお前の先生を愚弄する奴にも負けやがって。」

 

 

「……次は負けないわ。絶対にあいつを殺すわ。」

 

 

「それは無理だ。志葉さんにも勝てないぞ。」

 

 

俺は冷たく彼女にいい放つ。

 

 

「何であんたが分かるのよ‼私の気持ちを考えてよ。私は先生を助けなくちゃいけないの!!」

 

 

「そう、そこだよ。」

 

 

俺は言葉を続ける。

 

 

「お前は今回の件以前は志葉さんは死んだ人として扱っていた。だが、今回は違う。さっきスバルに戦いの詳細を聞いたが、お前は鎖を使って拘束した。いつものお前なら煙の中から一撃で仕留める文字を使うのにな。」

 

 

「それにお前は剣を作ったと聞いたが、ヴァルダの時の盾ならまだしも、お前が作るのはイメージだから剣は数撃の攻撃で壊れるわけがない。お前は志葉さんを倒すのに心の甘えがあるんだよ。」

 

 

それを聞いてリーネは唇を噛み締めている。どうやら思い当たる節があるようだな。

 

 

「今回の件はお前が悪い。スバルは自分も積極的に参加したから怪我をしても仕方ないと言っていたが、お前の極端な私怨と心の甘えが今回の敗因だ。次そんな中途半端な事で仲間を巻き込んでみろ。俺はお前を軽蔑するぞ。」

 

 

俺はリーネを睨んだ。

 

 

「………ごめんなさい。もうしないわ。」

 

 

「と言っても、感情論だけでも志葉さんを倒すのは解決しない。彼女に対抗する実力を身に付けないといけない。」

 

 

リーネは下を向いてしまう。

 

 

「………明日の朝に志葉さんの直属の部下の人が来る。俺は同じ系統であり、彼女をよく知るお前がこの中で唯一倒せる可能性があると思っている。お前が早く力を付けるには志葉家秘伝の『モジカラ』を修得するしかないと思っている。」

 

 

「っ!?」

 

 

「だから少し考えとけ。これからお前がどうするのかを。」

 

 

俺がそう言うと彼女は病院の中に戻って行った。

 

 

俺は外の空気を吸いに外へ出た。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

俺は外へやって来た。今日の月はきれいだな。

そう思っていると、

 

 

「やぁ、裏切り者君。久しぶり。」

 

 

「……………相変わらず変わらないな、シャビ。」

 

 

そこにいたのは今回スバル達を襲撃した少年シャビだった。

 

 

「シャビ、何の用だ?」

 

 

「別に。万が一を備えてさっきの二人を隠滅するつもりで来たんだけど。」

 

 

シャビがそう言うとシャビの周りに複数名の人が現れる。

 

 

「……なんだよ。こいつらは。」

 

 

「アスタリスクで散った猛者たちとでも言おう。かつてアスタリスクではどこかでルール無用の星武祭のような物が行われていたらしいよ。そこで散った者達を僕が改造してやったんだ。」

 

 

シャビは自身も花の弁の形をした銃型煌式武装を腕に武装する。

 

 

「さて。同窓会は終わりだ。邪魔をするなら死ね。」

 

 

シャビの人形兵は俺に襲ってきた。

 

 

「……あいつらはお前らとは違って最高の友達だからな。手を出させるわけにはいくかよ!!」

 

 

そう言って俺はルナティック・ジークヴルムを起動してその風圧で何人かを吹き飛ばす。

 

 

「はあっ!!」

 

 

俺はいつもの空中戦に持ち込み、空から白いプラズマを発射する。

 

 

だが………

 

 

「ちっ。」

 

 

シャビの人形兵は一人一人が強く、なおかつコンビネーションもとれている。

 

 

「ははは。僕の人形は強いだろ。あの頃みたいに降参をすれば許してあげるよ。」

 

 

シャビはそう言いながら、自身の煌式武装で高密度のビームを俺に発射してくる。

 

 

「くっ!」

 

 

俺はそれをギリギリかわすが、俺の乗り物酔いをしないタイムリミットはあと8分位である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかたない。シェインさんの作ったあれで短期決戦をするしかない。俺は地面に着陸する。

 

 

「………たしかにあの頃だったら降参していたかもな。けどな今の俺は違うことを見せてやるよ。」

 

 

俺はベルトのホルダーから紫色の煌式武装を取り出す。そしてそれを純星煌式武装に取り付ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「合体(ブレイヴ)!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、遂にバトスピブレイヴ要素を出せました。
その能力とは…………
また次回会いましょう。
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