歓楽街入り口
「よし、これで全員集合だね。」
僕とランは歓楽街の入り口で待っていると、腰に刀を付けたリーネがやってくる。
「霧咲君。怪我は大丈夫なの?」
リーネは心配そうに聞いてくる。
「大丈夫だよ。ジークヴルム・ノヴァも修復と調整は終わったから後は起動して回復するだけだよ。一応、ランにも確認してもらったしね。」
「そう、良かったわ。」
リーネは安心したそうだ。
「よし、例の時間までもう少しだ。
お前ら準備はいいか?」
「もちろん。」
「異論はないわ。」
僕とリーネはそれに賛同をする。
「よし、行くぞ!」
ランを筆頭に僕とリーネは路地裏に入った。
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「ところで、霧咲君。」
「んっ?なんだい。」
リーネが僕に話したいことがあるそうだ。
「実は丹波さんが昨日私に言ったのだけれど、志葉先生の意志はまだ生きてるってどういうこと?」
ああ、その話か。
「………実はまだ推測なんだけどね。あの戦いの時に志葉さんはリーネにとどめをさそうとした。けど、彼女はシャビに命令されたにも関わらずささなかった。それはなぜか。
あれは命令じゃなかったからだ。」
「…………どういうこと?」
「あの時のシャビの命令は『フィニッシュです。』と言ったんだ。けれど、それは日本人から見ると命令としては受け取ることができないことがある。言語を使う人がそこに気付かないはずがない。つまり志葉さんはあの時の命令をただの宣言と捉えたんだ。だから攻撃しなかった。」
「でも次の命令で………」
「そう。その次の命令でシャビは『~しなさい』と言った。さすがにこれは万人でも命令として捉えざるを得なかったから攻撃をするしかなかっただろう。けどあの時、攻撃をしなかったということは…………」
「あの時攻撃をしなかったのは志葉先生本人の意思っていうことね。」
「そういうことです。」
リーネは納得した表情をした。
「ありがとう。これでモヤモヤが解放されたわ。志葉先生は操られてもわたしを助けてくれたのね。」
「そうだな。」
僕とリーネがそんな話をしていると、ついに僕達が戦う場所へと到着したのだった。
「お久しぶりですね。みなさん。」
そこにはシャビと志葉さんが立っていた。
「……ええ、そうね。今日こそ志葉先生を解放させてもらうわよ。」
「それはこちらも同じです。どこかの誰かが僕の人形兵を全て倒して人形兵不足なので今日こそあなた達を僕の人形兵にしてあげますよ。」
シャビは煌式武装を構え、志葉さんも刀型の煌式武装を僕達に向けて構える。
「リーネ、お前は志葉さんとやりな。俺とスバルはシャビを相手するからさ。」
ランは純星煌式武装を起動させながら言った。
「……ありがとう。ラン達も死なないでね。」
「ああ、リーネもね。」
僕も純星煌式武装を起動させて、まず召喚時効果で自分の怪我を回復させた。
「いくわよ!!」
リーネは刀型の煌式武装を持って志葉さんに突撃する。僕とランはシャビに突撃する。
こうして師匠VS弟子という最後の戦いが始まる。