原作キャラファンの皆様お待たせしました。
次章からはしっかり原作キャラを出していくのでこれからも読んで頂けるとうれしいです。
リーネside
「この度は申し訳ございませんでした。」
「まったく……心配したんですよ。」
私は今、クインヴェール女学園の理事長室に来て、バイザーの女性ーペトラさんに説教を食らっていた
「まぁまぁ、ペトラさん。一応私のワールドツアーには間に合ったんだし、よかったじゃない。」
会長は私に説教をするペトラさんをなだめる。私は問題児だらけのルサールカの気持ちがちょっと分かった気がした。
「はぁ…分かりました。今回はお咎めなしにします。その代わりあなたには私のマネージャー業を兼業しながら、アイドルをやってもらおうかしら。」
「そ、それはちょっと……」
「冗談よ。……とは言わないわ。やはり今のあなた何か変わったわね。仮面を外したみたいな……」
「ペトラさんのその気持ち分かるなー。この前までちょっと近寄り難い感じがあったからね。」
会長がペトラさんの言葉に共感する。
「とにかく貴女のアイドル業は検討中っていうことね。とりあえず貴方はこの書類の束を処理して頂戴。貴女がいない辛さがよく分かったわ。」
「わ、分かりました。」
私は書類を持って理事長室を後にした。
私が理事長室を出ると、会長も部屋から出てきた。
「ねぇ、リーネ。ちょっといいかな。」
私は会長に呼ばれて彼女に付いていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あの……私はなぜここに?」
「重大な話をする時は密室だよね~。」
私は会長に連れられてカラオケに来ている
どうしてこうなったのでしょうか。私、カラオケなんて人生で一回も来たことないのに。
そう思っていると、会長がこちらに体を向ける。
「……ねぇ。リーネはウルスラに会ったんだよね。私、ペトラさんに聞いたんだ。」
「…ごめんなさい。会長には早く言うべきだったけど、会長はワールドツアーを控えていたから……」
私は今回の事件の結果をペトラさんに消息不明の理由を含めて言わなければならなかった。けど、あの人がそんな軽々しく言うはずがない。きっと会長が勘づいてペトラさんに問い詰めたのだろう。
「ううん。怒ってるわけじゃないんだよ。ただ、ウルスラの様子を聞きたかっただけだから。」
会長が私を慰めるように言う。
「……ウルスラさんは操られている感じだったわ。まるで私のお母様のような………」
「……そっか。」
会長は沈んだ顔で話を聞いていた。
「……でも生きてることが分かって、なおかつアスタリスクに居たことが分かったから良かったよ。」
会長はすぐにいつものにこやかな顔になる。
「ところで、リーネは最近雰囲気が変わったよね。何かあったの?」
会長が私に訊ねてくる。
「…私のお母様が言ったんです。私はアスタリスクで好きな事をしなさいって。でも、私はお母様の手がかりを探しに来たから楽しむ事がよく分からなくって。皆さんが雰囲気が変わったと言うけど、たぶん本当の私がこっちなんです。私は冷たい表情の仮面を外したんです。」
私は会長に自分の気持ちをぶつけた。
「なるほどね。じゃあ私が貴女の友達になるよ。」
「ふぇっ!?」
私は会長の言葉に思わずびっくりした。
「で、でも会長。私は会長と友達では?」
私は会長に聞き返す。
「その会長って言うのは禁止ね。普通友達なら名前で言うべきだよ。シルヴィって呼んでよ。」
「シ、シルヴィアさん……」
「シ・ル・ヴィ!!」
「シ、シルヴィ……」
「そう、リーネは少し固いんだよね。もう少し女の子らしくした方がいいよ。」
「そうでしょうか。でも私にはシルヴィのように女の子らしさと言うのがよく分からなくって……」
私は会……シルヴィに恥ずかしく言う。するとシルヴィは何かを渡してくる。
「はい、これ。」
「あの、これは……」
「マイクだよ。ここカラオケだし。」
シルヴィは私にマイクを渡してきた。
「でも、私歌を歌ったのは子供の頃が最後で……」
「いいからいいから。普通私達世代の女の子はこういうのが好きなんだよ。一緒にやろう。」
私はその後、シルヴィと初めてカラオケをした。案外こういうのも悪くないかも。
一方、シルヴィはリーネとカラオケをした後、リーネの初めてとは思えない歌声をペトラさんに報告をすると、ペトラさんは本気でリーネにアイドルをやらせようと画策をしていたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
シルヴィアside
「それでね、リーネって歌を歌うのがすごいうまかったんだ。私びっくりしちゃったよ。」
『へえ、リーネがカラオケをするなんてね。』
私は興奮した様子でテレビ電話の相手であるスバル君にリーネの事を話す。
「リーネって女の子らしいことが分からないとは言っていたけど、そこら辺どうなの?」
私はスバル君にリーネについて聞いてみた。
『たしかに、リーネは志葉さんが消えてからずっと武術や勉強に励んでて女の子らしさはそこから見せなくなったけど、子供の頃は普通に他の女子と会話をしていたし、甘いものや猫とか好きだったと思うよ。』
「やっぱり!!」
『……何かあったのか?』
「実はね、リーネが最近クラスの友達とスイーツを食べたり、猫のキーホルダーを鞄に着けたりしていたけど、あれがリーネの好きなものだったんだ。」
『周りは何て言ってるんだ?』
「今の方がいいって。前は周りに冷たい感じがあったからあまり近寄れなかったからって言ってたよ」
『そうか、彼女の仕事はどうだ?』
「順調にペトラさんの秘書や私の護衛をやっているよ。後、リーネの能力でライブの演出の仕事もやっているらしいの。」
『そこにアイドル活動とかハードワークだね。ペトラさんは労働基準法考えてるかな。』
画面の向こうで彼は冷や汗をたらす。
「ところで、リーネが私のワールドツアーが終わったら、休学するって言ってたけど何でなの?」
『ああ、実はリーネは志葉家の当主になったからね、日本や世界をまわって親族に挨拶をしにいくんだって。恐らくだけど、王竜星武祭は最終日しか見れないかもしれないってリーネが言ってたよ。」
「そっか。でも最終日には来てくれるんだね」
『ああ、シルヴィには負けないから。』
「私だって負けないから。」
そこからは私とスバル君は王竜星武祭の事ばかりを2時間ほど話していました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リーネside
今日はね、シルヴィと買い物に行きました。シルヴィのセンスはやっぱり素晴らしいです。私に合った服を決めてくれるのだから。後ですね………………
私はそう心の中で呟きながら私は寮の部屋の角にある仏壇に報告をする。
そこにはお母様が使った筆型煌式武装がある。
「お母様……
アスタリスクでの生活は楽しいです!!。」
私は満面の笑みで言った。
ついにオリキャラによる話は終わりです。皆さん長く付き合って頂きありがとうございます。
次章は王竜星武祭に突入です。
それではまた次回会いましょう。