運動会の筋肉痛でマジで脚が痛いため病院に行ったところ肉離れと診断されました。
……マジかよ(゜ロ゜)
「……まだ奥の手を持っていたのか。ガラードワースで使える人が少ないラグナ・ロックを使えるとはな。………なるほど、オーフェリアに渡したあのストラップによって
お兄さんは考え込むように話す。
「こうでもしないとお兄さんには勝てませんから」
私は純星煌式武装をお兄さんに向けて構える。
「やってみろ。ここ最近使い始めた付け焼き刃のようなもので俺を満足させてみろよ!」
お兄さんは強くそう話すと具現化されたブレイブ煌式武装の六枚羽で跳躍する。そして私に向かって炎の矢を2,3発飛ばしてくる。
「やっ!!」
私はその矢を純星煌式武装を起動したことで具現化された蝶の羽でかわしていく。
「ほう、空中戦も出来るようになるか。」
お兄さんはそう言ってかわした私を追い打ちするかのように私に向かって突撃する。
ガキィィィン!!
「んっ!!」
私はそれを純星煌式武装で防御をして私とお兄さんの純星煌式武装が互いにぶつかり合う。
「やあっ!!」
私は純星煌式武装をうまく剣術で押し返してお兄さんになんとか攻撃を当てる。お兄さんは攻撃を当てた頬を押さえて私から距離を取る。
「………今の剣術は俺が教えた物のパクリか?……いや、今のはアーネストさんの剣術も入ってるな。」
さすがはお兄さんです。私が先程使った剣術はお兄さんから教えてもらった物に生徒会長からお兄さんに密かに教えてもらった簡単な剣術を混ぜたものです。
「そうです。ただお兄さんの真似をしているだけでしたら私はお兄さんには勝てませんよ。」
私はそう言うものの、戦いに取り憑かれたとは言え従来のお兄さんの冷静な判断力がある事に私は唾を飲む。ただ理性を失った狂戦士とかだったら私もやりやすいかもしれないが、元々のお兄さんの優秀な判断力や知力があるとやりにくいものです。お兄さんを敵にまわしてしまうとここまでやりにくいとは考えた事がありませんでした。
「能力頼りで杖しか持っていないと思っていたが、少し考えを変えることにしたよ。少し本気でやらないと負けてしまうから少し本気を出そう。」
お兄さんは星辰力を高めて、それを腕に集中させて矢を弓に構える。
「サジッタフレイム!!」
お兄さんは一本の矢を私に撃つと、途中で無数の小さい矢となり練習場で見た範囲攻撃となった。
「くうっ!」
私は先程の疲れでかわす際に多少被弾しましたが、純星煌式武装のおかげで思っていた以上に動くことができました。ただお兄さんはそんなことを考える暇を与えず先程の範囲攻撃を何発も撃とうと弓を構える。
「サイレントウォール!!」
私は純星煌式武装が持つ能力を発動させる。白いオーロラのようなベールが周囲を包む。
「なっ!?矢が消えた!?」
すると、能力の効果はすぐに見えてお兄さんの構えていた星辰力の矢は消えてしまった。
この能力は私に対して敵意や悪意があるもの等からの攻撃を無力化するものである。けどこんな能力は頻繁には使えず私では一回が限界だった。ただお兄さんの意表を突くにはちょうどよい効果であった。
「やあっ!」
私はその隙を突いてお兄さんに攻撃を当てようとする。だがお兄さんは体勢を直してギリギリそれをかわす。お兄さんは私から再び距離を取る。
「ちっ。クソッ。」
お兄さんは舌打ちをする。私はお兄さんを追い詰めたが攻撃を当てられなかったことに落胆する。
「近接戦が好きならやってやるよ!!」
お兄さんは少々ムキになりながら私に向かって弓を剣に変型させて突撃してくる。
「準備は終わりました。今のお兄さんには悪いかも知れませんがここで終わりにします。」
「ソーン・プリズン!!!」
私はそう言って能力を発動させると、私の周囲から茨がたくさん生え始めて私に接近攻撃を仕掛けてきたお兄さんを茨で拘束をする。
「な、何だとっ!?」
お兄さんは必死に抵抗をする。だがそれはブレイブ煌式武装を纏ったお兄さんでもちぎれない。
「それは私の能力でもあり、純星煌式武装の力でもあります。この純星煌式武装には自然をも操る力を持っているんです。だからただ騎士道を極めたような方達では相性で使えなかったんです。」
私はお兄さんにラグナ・ロックの事を教えるがそれはまだラグナ・ロックの全てではない。
ラグナ・ロックにはもう一つ公表されていない相性問題がある。それは「愛」を持つ者であること。実は私がこのラグナ・ロックの記憶を断片的に見たところ、前の使い手かどうか分からないがどうやら「兄妹愛」によってこれを使いこなしていたらしい。私もラグナ・ロックを起動して分かった事だがまるで私とお兄さんみたいだと今でも思ってしまう。だから私を選んでくれたのかな。
「お兄さん、もう終わりにしましょう。もうこの場所は私の能力で支配をしました。」
私は無数の茨をさらに具現化させる。
「………どういうことだ?純星煌式武装を起動するまではもう星辰力切れ間近だったのに、どうしてここまで星辰力を使って能力が使えるんだ?」
「それはラグナ・ロックの能力の一つです。星辰力の全回復。だから私は能力が使えるんです。」
私はお兄さんの疑問に答える。そして私は星辰力を込めて光の茨をお兄さんに巻き付ける。
「こ、これは!?」
お兄さんはこれを見て必死に逃れようとする。なぜならこれは私とお兄さんが考えた私の必殺技だからだ。お兄さんはこの技の力を知っている。
「無理ですよお兄さん。ソーン・プリズンには相手の星辰力だけでなく煌式武装や純星煌式武装の反応を鈍くする能力があるんです。」
現に今も純星煌式武装とブレイブ煌式武装は茨を巻き付けられたことで光が鈍くなっている。
私は拘束されているお兄さんに近づく。
「文句は後で聞きますよ、お兄さん。」
私はそう言うとラグナ・ロックを振るい、お兄さんを拘束している光の茨を斬る。
「ソーンバインドホステージ!!」
私がお兄さんに巻き付く茨を剣で斬ると、お兄さんは白い爆発に巻き込まれる。
「があぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
お兄さんがダメージを受けているのを確認する。この技は私がいつか
ただお兄さん曰くこの技の元々のアイデアはランさんとやったMMORPGのスキルからだそうです。
本来の私では星辰力不足であまり連発はできないが純星煌式武装のおかげで星辰力はすぐに回復する。私はひたすらお兄さんを斬りつけて、光の茨がなくなるとすぐにまた技をかけて攻撃をする。私はこれを繰り返した。
…………………………
………………………………………
……………………………………………………
「ハアッ……ハアッ……」
私はお兄さんにこれでもかと光の茨を斬りつけた。だけどお兄さんはまだ倒れる気配がない。私はお兄さんに巻き付いている最後の茨を斬りつけようとする。
「お兄さん、元に戻ってぇぇぇぇぇ!!」
「………ここまでやるとは俺も予想外だ。お前には初めて全力を持ってお相手しよう。」
「……バーニングサン。」
私がお兄さんを斬りつける瞬間、お兄さんのホルダーから今まで使われたことのない青い煌式武装が純星煌式武装に取り付けられる。するとお兄さんの星辰力は今までに感じたことのない程にまで高まる。
これがダブルブレイブシステム…………
私はそれを見てお兄さんが全力を出したことを確信するが私は決して攻撃をやめようとせず、お兄さんに突撃をして剣を振りかざそうとする。
「っ!?」
「……そんなものか?」
だが、私の攻撃はソーン・プリズンから脱出したお兄さんが純星煌式武装で受け止める。
「そらっよ!!」
お兄さんは2つのブレイブ煌式武装をつけた純星煌式武装で私を凪ぎ払おうとする。私はそれを後ろに飛んで何とかかわす。お兄さんの雰囲気は今までとは違い、鬼気迫った感じがあり、純星煌式武装も赤色と金色の他に黒色が混じったような輝きを見せていた。
「……サザンクロスフレイム!」
お兄さんは純星煌式武装で十字型の炎の遠距離斬撃を私に向かって当てようとする。
「くっ!」
私はその遠距離斬撃の速さに対応することができなかったため、それが直撃する。
「……次だ。墜ちろ。」
お兄さんは私に攻撃が当たっても一息をつかせず、今度は私の具現化した蝶の羽に炎の矢を放ち、私はそれを回避できず地上に叩きつけられる。
「きゃあっ!!」
私は地上に叩きつけられても何とか立とうするが、手や足には火傷の見られ歩くのが非常に辛い。
そんな私にお兄さんは地上に降りてきて私に弓を構えて星辰力を最大限まで溜めた矢を放とうする。
ここで私はおしまいですか……………
後は頼みましたよ、皆さん。
「去らばだ。ノエル・メスメル」
お兄さんは私に向かって矢を放つ。その威力は凄まじいものでした。私は何とか純星煌式武装でそれを防御しようとしたがそれすらも貫通してしまい、私の左腹部分を矢が貫通したのが分かる。私はそんな痛みを感じないまま矢の威力によって建物の外に飛ばされてしまう。
矢が放たれた後の劇場は一筋の地面をえぐる程の後が残り、劇場の壁にまで穴を空ける。
「ぐっ!?……しまったな攻撃を受けすぎてしまったようだ。星武祭は少々手こずりそうだ。」
霧咲は誰もいない劇場を去ろうとする。
「だが、二つ目のブレイブ煌式武装を使わせるとはな。なかなかやったほうじゃないか。」
霧咲はそう言って傷を癒そうと、誰もいない劇場を怪我した部分を支えながら出ていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれっ。私はたしか…………………
私は何とか目を開けた。そこは再開発エリアの路地裏で私がいた劇場からはそこそこ離れていた。
「ぐっ!」
私は意識が少しずつはっきりすると、左腹に激しい痛みを感じる。見てみるとそこには貫かれたことにより穴が空いており、血が出ていた。
周りを見ると私を何とか守ってくれたラグナ・ロックとオーフェリアさんからもらった赤色のガラス玉のストラップが落ちていた。両方とも戦いのせいで酷く破損していた。ストラップ……オーフェリアさんに怒られちゃうな。
やばいな………意識が。でも星辰力はもうないし、足も火傷で歩けない。死んじゃうのかな…………
「まだ、死なせませんよ。」
意識が朦朧とする中、黒髪を覗かせるローブをした女性が私にそう言ってきた。
「貴女もスバルさんの大事な人なんですから、ここで死んでもらってはバッドエンドなんですよ。」
ローブの女性は私に近づいて穴が空いた左腹と火傷をした腕と火傷を見る。
「スバルさんに本気を出させて、かつ星武祭に影響を与える程の怪我を与えるとは私も驚きです。」
ローブの女性は怪我を見て大丈夫だと言うと、私を横にして星辰力を体に溜める。
「《コネクト》シンデレラ」
ローブの女性が一枚の栞を持ってそう言うと水色のベールを纏ったような姿になった。
「いくわよ。」
そう言うと私の怪我をした部分に両手を当てる。すると傷口から優しいオーラが流れて私の体を循環するようにしていく。私はその気もちよさに目を閉じた。
「よし、終わっ…寝ちゃったか。まぁ、スバルさんと激戦を繰り広げたから仕方がないか。」
能力を解除して元のローブの姿になると、ローブの女性はノエルを背中で支える。
「今回の出来事は《リ・ページ》をしても起こらなかった事態だった。もうここからは私にも分からないね。ただ、今回この子が頑張ったから恐らくグッドエンドには近づいているといいな。」
そう言って彼女はノエルを背中に抱えて、ガラードワースの方向に向かった。
今回は少々長めに書かせてもらいました。
前回の話でハーレム臭がする感じがしましたが、多分このままハーレムルート確定ですかね。
あと少しでこのシリアス章を終わらせて日常編を書いて、原作に移りたい予定です。
それではまた次回会いましょう。感想やコメントなども随時受けつけています。