ついにこの戦いも終わりです。いったいどちらが勝利するのでしょうか。そして最後に意外すぎる結末が……。
シルヴィアside
「っ!?何が起こったんだ!?それに純星煌式武装の二つ同時使用なんて聞いたことがないぞ!?」
スバル君は私の急激な変化に驚いている。
「スバル君を助けようとする私の意思に純星煌式武装が力を貸してくれたのよ。」
私はそう言って攻撃体勢をとる。
「ふっ。だから何だって言うんだ。ジークヴルム・ノヴァで体は回復しても、星辰力を戻すことはできない。底のついた星辰力でどこまで俺とやれるかやってみろよ!!」
そう言ってスバル君は私に突っ込む。
まゐさんに言われた切り札使わせてもらいます。
「ビッグバンエナジー発動!!!」
私はジークヴルム・ノヴァに星辰力を込めて切り札を起動させる。
すると、私の残り少ない星辰力がまるで元に戻ったかのような力のみなぎりを感じる。
「
私は星辰力で能力を発動させて、私の移動速度と反応速度を向上させる。
「ガハッ!?何だと!?」
そして、私はそのままスバル君を目で捉えて、そのままかわしてスバル君を蹴り飛ばす。
実は、内心私でもこの結果には驚いている。なぜなら、私の能力でもここまで向上するとは思わなかったし、それに星辰力も減る気がしない。
これが切り札の力………………
これならスバル君を止めることができる。
「くっ!!調子に乗るなっー!!」
スバル君は体勢を立て直すと、すぐに純星煌式武装を弓に構えて私に狙いを定める。
「サジッタフレイム!!」
私にこれでもかと無数の矢を飛ばしてくる。
「
だけど、私はそれを意図も簡単に防ぐ。
「お返しよ!!メテオ・ストーム!!」
能力で吸収した火の矢と共にジークヴルム・ノヴァに星辰力を込めて流星群をスバル君に飛ばす。
「ガアァァッッ!!?」
それらがスバル君に直撃する。
「くそっ!体が動かねぇ…………」
攻撃を食らったスバル君は体がぼろぼろでブレイヴ煌式武装も所々破損していた。
「
「オフェンシブ・オーラ!」
私は自分に能力を発動させて攻撃速度と攻撃力を上昇させてそのままスバル君に突撃する。
キイィン!キイィン!キイィン!
スバル君はこれを純星煌式武装で対応するが、体力の限界もあり、徐々に対応できなくなってくる。
「ブレイヴブレイク!!」
そんな攻撃の中、私はダークヴルム・ノヴァに星辰力を込めてスバル君の純星煌式武装に攻撃を当てる。すると、純星煌式武装に付いていたブレイヴ煌式武装が壊れる。
すると、私達を苦しめた具現化されたスバル君の背中の六枚羽は消滅していく。
これで戦局も楽になる…………
「ブレイヴ煌式武装を壊したのか………。だが本当にそれで勝ったと思っているのか?」
スバル君は不気味な笑みをする。
「な、どういうこと!!」
バキッ!
「えっ!?」
私は音がした方向の床を見る。すると、そこにはオーフェリアさんから貰った私用のストラップが細かくひび割れて床に落ちていた。
「これでもう純星煌式武装が使えないな。丸腰のところ悪いがこれで終わりにしてやるよ!!」
スバル君は私に接近する。
「終わりだあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
スバル君は純星煌式武装を振り上げる。
「まだだよ。スバル君。」
私は純星煌式武装でスバル君に反撃をする。
「ガハッ!?何でだもう使えない筈じゃ?」
スバル君はよろけながら訊ねる。
そう言うスバル君に私はある物を見せる。
「それは………ブレスレット!?」
「そうだよ。昨年のクリスマスにスバル君が私にくれたブレスレットだよ。」
そう、私がなぜストラップを壊されても純星煌式武装を持ち、使えたのはスバル君が昨年のクリスマスにプレゼントをしてくれたブレスレットがあったからだ。
実は私はあのクリスマスからずっと携帯していたのだが、オーフェリアさんにストラップの事もあって、私は薄々これにもスバル君の力が宿っているのではないかと感じていた。まさかここで役にたつなんて私も正直驚いた。
「スバル君もう終わりにするから!!」
私はジークヴルム・ノヴァとダークヴルム・ノヴァに星辰力を込めて流星闘技を発動させる。そこにはブレスレットを介して《調和》の力を込めている。
「俺は………まだ………」
まだ私の反撃に立ち直れず、ふらつくスバル君に私は素早いスピードで近づく。
「ハアァァァ!!
私はスバル君に双剣で何回も斬りつける。主に私は原因であるサジット・アポロニクスを狙って。
ザシュッ!ザシュッ!ザシュッ!ザシュッ!ザシュッ!ザシュッ!ザシュッ!………………………
「………かはっ!?俺が消え………る」
私は最後にサジット・アポロニクスをスバル君の手から吹き飛ばす。そして勝利の音が聞こえる。
カチャン!!
『霧咲スバル
観客がいないドームを静かに判定機が勝利を告げる。私はそれを聞くとスバル君の元に走る。
「スバル君!!」
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スバルside
『がッ!?俺が……消えているだと………』
僕が侵食を抑えていると、突如赤いガラスの怪物は苦しみ出す。それに体も崩れてきている。
『どうやら外ではお前の仲間があの怪物を倒してくれたようだな。』
隣の馬神さんはそう答える。
「今なら《調和》……いや《調律》が使える!」
僕は星辰力を込めて今にも消滅してしまいそうな赤いガラスの怪物に《調律》をする。
「在るべき姿に戻れ!!」
『ヤアァァメェェェェロォォォォ!!』
僕は最後にあの赤い怪物の断末魔を聞きながらあの怪物を完全に消滅させた。これで僕もようやく………
『終わったみたいだな。』
馬神さんはそう言って近づいてくる。だが馬神さんの体も消滅しかかっていた。
「馬神さん!それは………」
『…………ああ。俺は意識だけの存在でかつあの赤い怪物に対しても無理したから限界が来たんだ。』
馬神さんはそう静かに答える。
『さぁ、目を覚ましな。皆が待ってる。』
そう言って僕の背中を強く押す。
『あとジークヴルム・ノヴァとサジット・アポロドラゴンは俺の大事な相棒なんだ。しっかり使えよ』
僕は意識が戻る中、そんな声が聞こえた。
『私達の仕事は終わりかしら、ダン。』
紫の髪をした少女がやって来る。
『そうだな、まゐ。』
彼は彼女の手を掴む。
『ようやく会えたな、まゐ。』
『まさかこっちの異世界で会えるとは思わなかったわ。でもその手はもう離さないわ。後はゆっくりとあなたが居ない分まで話をしましょう。』
そうして手を結んだ二人の少年少女の意識は静かにこの世から消滅していった。
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「スバル君!!」
「…………シルヴィ。」
俺は静かに目を開けると、目の前には涙を流しているシルヴィの姿があった。
「スバル君だよね?」
シルヴィは真剣な顔で僕に訊ねる。
「正真正銘
僕はシルヴィにそう答える。
「もう………心配したんだから。」
シルヴィが涙を拭きながら言う。そこで僕はシルヴィに膝枕をされていたことに気がつく。それに気づくと僕はすぐに立ち上がろうとする。
「ぐっ………」
だが、今までのダメージで足がまったく動かなかった。すぐにそれをシルヴィが支える。
「皆の所に戻ろう、スバル君。」
「ああ、そうだな。」
僕はシルヴィに肩を貸してもらいながらゆっくりと静かに歩こうとする。
バシュッ!
だが、そんな平穏が感じさせるのも一瞬だった。狙撃音が聞こえたためその音の発信源を見ると、誰もいない観客席から青い髪をした女性…………ウルスラさんが銃を構えていた。ウルスラさんを見て、僕の周りに何が起こったのかを確認する。
そこには赤い薬品のようなものが入った注射器を刺された………………………………
ついに元の主人公に戻りましたね。だがそんな事も束の間忘れかけていたあの赤い薬品とあいつらが動き始めましたね。あの赤い薬品を食らったのは誰か?
それではまた次回お会いしましょう。感想やコメントも受け付けています。