学戦都市アスタリスク~調律の魔術師~   作:リコルト

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オリキャラでます。


歌姫の帰還と三人目の少女

六花総合連絡船乗り場

 

 

今日はシルヴィがワールドツアーから帰ってくるため六花と外を結ぶ唯一の交通機関の乗り場である六花総合連絡船乗り場に来ていた。六花は北関東のクレーター湖に浮かんでいるため船だけでしか出入りが出来ず、六花に来る人は必ずここを通る。

 

 

「シルヴィアさんははいつになったら来るんでしょうか。」

 

 

隣にいるノエルがたずねてきた。

 

 

「たしかそろそろなんだけど……。」

 

 

シルヴィは報道陣を気にして、だれもいないだろう始発の便でやってくるはずだ。ちなみに僕も報道陣がいないと聞いていたが、一応眼鏡とパーカーをして変装している。バレないよね。

 

 

そう考えていると、船の下船側の出口から栗色の髪をした少女が出てきた。

 

 

「ヤッホー、スバルくん、ノエルちゃん。」

 

 

「ワールドツアーお疲れ様、シルヴィ。」

 

 

「ご無沙汰してます。シルヴィアさん。」

 

 

シルヴィがこっちに荷物を持ってやってきた。

 

 

「わぁー、ひさしぶりの本物のスバルくんだー。」

 

 

「いやいやこの前電話したでしょ。」

 

 

「電話と目の前で話すのは全然違うの!」

 

 

シルヴィとたわいない話をしてると、一人の眼鏡の男がこちら側にやってきた。

 

 

「ねぇ、君シルヴィア・リューネハイムだよね。」

 

 

男が話しかけてきた。本音から言うと気持ち悪い。

 

 

「人違いです。私はシルヴィア・リューネハイムではありません。」

 

 

シルヴィアは変装時、このような対応をする。万が一、バレたら大騒ぎだからね。だが、男も引き下がらない。

 

 

「いや……そんなはずは。けど、まだ誰もいないからそこでお茶でもしない?」

 

 

男は気持ち悪い手つきでシルヴィの手を掴もうとする。

というか、僕が見えないの?変装バレてないの?そう思いながら、僕が手を出そうとした瞬間、

 

 

シルヴィのまわりに『wall(壁)』という文字が現れた。

すると、シルヴィのまわりに目で見えるぐらいの透明な壁が形成された。

 

 

「なんだこの壁は!?」

 

 

これには思わず男も驚いている。だが、そんな動揺している男の後ろに『sleep(睡眠)』と書かれた文字が飛んできた。

文字が光った瞬間、

 

 

「ぐっ…………………………zzz」

 

 

男は寝てしまった。

 

 

僕は先程文字が飛んできた下船側の出口を見ると、ペンの形をした煌式武装を持つ僕と年齢が変わらない茶髪のクールな女の子とバイザーをつけた女性がいた。

 

 

「………あぶないところでしたね。」

 

 

そう言い、茶髪の少女は煌式武装をしまい、男を待合室のソファに寝かせた。

 

 

「まったくあなたは勝手に走って何かあったらどうするところだったの。」

 

 

「あははは、ごめんなさいペトラさん。」

 

 

こっちではシルヴィが叱られていた。

 

 

すると、女性はこっちを向いてきた。

 

 

「霧咲さん。お久しぶりです。それと獅鷲星武祭優勝おめでとうございます。」

 

 

―ペトラ・キヴィレフト―

 

クインヴェール女学園理事長で、クインヴェールOGの元トップアイドルの方である。まわりからは冷酷で厳しいとか言われているが、ダイバーシティとは親しい関係があり、僕のこともシルヴィと仲良くしているおかげかそんな面影は感じさせない。

 

 

「………………お久しぶりね。霧咲くん。」

 

 

「うん、まさかリーネも来ているとは…。」

 

 

―リーネ・エクスラー―

 

ダイバーシティ所属で、ダイバーシティの同じ教育施設でランと僕の幼なじみである。彼女は僕と同じオールラウンダーで、先程のあれはリーネの魔女の能力で、煌式武装で書いた文字の意味を実体化される能力を持つ。聞いてみたところ、シルヴィがワールドツアーに行く直前の公式序列戦で序列5位となり、《言霊の魔女(サラスヴァティ)》という二つ名を得たらしい。知らなかったなぁ。

 

 

「彼女は今シルヴィの護衛と私の秘書をやってるの。」

 

 

ダイバーシティって星脈世代のことは何でもやるんだね。

自分でもそう思ってくるよ。

 

 

「ペトラさんはこれからどうするの?」

 

 

シルヴィがペトラさんに聞いてみると、

 

 

「私とリーネはすぐに学院にもどります。シルヴィは今日は羽をのばしてもかまいませんよ。」

 

 

「やった―!!」

 

 

シルヴィが喜んでいる傍らペトラさんは車を呼びに言った。

 

 

「ねぇリーネ、君がここに来たってことは………。」

 

 

「……ええ。ここにいるのよ。前社長と私の師匠、志葉薫様を殺した犯人が……」

 

 

彼女の師匠、志葉薫さんは日本の名家でリーネと同じ力を持つ《魔女》で、ダイバーシティによく剣道を教えに来ていた。

 

だが、3年前のダイバーシティ虐殺事件の被害者で、彼女は首がさらされておらず、事件内では消息不明者となっている。

たが、彼女はもう死んでしまったと思っているそうだ。

 

 

「そうか。僕も何かできれば手伝うよ。」

 

 

「……やめときなさい、あなたは今メディアに注目され、かつ規則に厳しいガラードワースなの。人を殺したら大炎上よ。」

 

 

何も言い返せなかった。

 

 

「あと、会長にも言ったけど、歓楽街に行くのも極力減らしなさい。ウルスラという人も私が探しておくから。」

 

 

そういって彼女は僕に電話番号を教え、ペトラさんが呼んだ車に乗っていた。

 

 

 

「じゃあ、私たちも行こうか。ノエルちゃん。」

 

 

「は、はいシルヴィアさん。」

 

 

そういって僕は船着き場をあとにした。

 

 

そうか、前社長たちを殺した犯人がいるのか。

アスタリスクでやることが増えたね。

 

 

 

 




登場人物書く暇がありません泣。
とりあえずオリキャラ分は書きます。短くてすみません。


三条 ラン

外見は銀髪の少年。ガラードワース学院序列14位。霧咲スバルのダイバーシティ時代からの友達で、入学当時彼と鳳凰星武祭で優勝した。夢は先生になり、貧しい子でも通える星脈世代と非星脈世代が仲良くする学校を作ること。闘いが好きな一面もあるが、デスクワークはかなりできる。
スバルも彼はまだ何かを隠していると思っている。
使用煌式武装は《月光神剣ルナティック・ストライクヴルム》



リーネ・エクスラー

クインヴェール女学園序列5位。《言霊の魔女(サラスヴァティ)》という二つ名を持つ。文字を操る魔女で、シルヴィアのように万能の力に見えるが、一ヶ月をサイクルに一度書いた文字は二回目は書けない欠点がある。一ヶ月経つと、それはリセットされる。また、文字によって威力が変わり、扱いづらい能力である。師匠である志葉薫さんの仇を討つためにアスタリスクにやってきた。ペンの形をした煌式武装を使い、オールラウンダーに戦う。
好きな事は、読書だけらしい。


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