東方雛ちゃん小説活動記   作:ミカりん

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続けて2つ掲載しています。
よろしくお願いします。

9月10日、より原作のテイストに近くなるよう軽く修正しました。


序章:雛ちゃんいじり編
雛ちゃんの日常 その1


 とある日の現代にある雛ちゃんTown。

 今日も晴天、気持ちのいい風が空を流れています。

 

「雛ちゃん!!今日は小説での初仕事だ!!」

 

 雛ちゃんTownに住む管理人のお兄さんが1枚の資料を持って部屋へとやってきました。

 彼が話しかけているのはフリルのゴスロリファッションのドレスに身を包み、頭に大きなリボンをつけている緑の髪の少女…幻想郷からやってきた厄神、鍵山雛である。

 

「え、今日がそうなの!?」

 

 事前に雛ちゃんに知らせることなく決定した今回の企画に、本人も戸惑っているようです。

 そこに、カートを押してやってきた一人の少女がいました。

 

「厄神様、お祝いのケーキを持ってきましたよ。」

 

 緑の帽子をかぶり小柄な体型で胸には鍵がついたペンダントをした少女。

 そう、河童の河城にとりです。

 

「あら、美味しそうなケーキだわ!!」

 

 雛ちゃんもうれしそうにケーキに反応しています。

 しかし、もうカメラは回っているのです。

 お兄さんはケーキを取り…

 

「そぉい!!」

 

 ケーキを雛ちゃんの顔にたたきつけてしまいました。

 もちろん、後ほどこのケーキはスタッフが美味しくいただきます。

 

「ふべっ!!」

 

 雛ちゃんの顔はたちまちクリームまみれになってしまいました。

 雛ちゃんは怒って文句を言っていますが、そこに騒ぎを聞きつけて萃香がやってきました。

 

「お、なんだい?随分にぎやかになっているけど準備はすすんでいるのかい?」

 

 この様子を聞きつけたか部屋にはもう一人の少女が入ってきました。

 伊吹萃香。鬼と呼ばれる種族の一人であり頭には角がついている少女です。

 

「あ、萃香様。ちょうどいいところに。」

 

 にとりがそれに気づき反応をします。

 

「え、ケーキのくだりはスルーなの?」

 

 雛ちゃんはとりあえず顔についたクリームを近くにあったタオルで拭き始めました。

 

「小説デビューかぁ~、なんだか緊張しちゃうねぇ」

 

 萃香はのんびりとした様子でカメラに向いています。

 しかも、そこにカメラに映っていない雛ちゃんの頭にタライが降ってきたみたいです。

 

「うぉい!!タライまで降ってきたわよ!!」

 

 雛ちゃんが横で喚いていますがカメラは萃香を映している上にこのシーンはオンエアされないので関係はありませんでした。

 

「この部屋もだいぶ立て付けが悪くなっているからねぇ」

「いやどう考えても故意でしょ今のは!!」

 

 そこにあまりにも喚いているのでにとりが雛ちゃんをなだめるべく炭酸のコーラの缶を配りました。

 

「まぁまぁ、このコーラでも飲んで落ち着いてくださいよ」

「あら、珍しく気が利くわね」

 

 雛ちゃんがうれしそうに乾杯をして缶を開けた瞬間、なんとあからさまに缶を振っていたのかコーラが勢いよく吹き出てきて顔にかかってしまいました。

 もちろんこれも演出のひとつ。仕掛け人はもちろんにとりです。

 

「おい!!」

 

 そこに雛ちゃんがまた喚きだしましたが更なる真実が明かされました。

 

「あ、カメラ回ってなかったので今のはお蔵入りですね」

「まさかのやり損!?」

 

 にとりの冗談に対してまた騒ぎ始めた雛ちゃん。

 顔面も服もコーラまみれになりましたが、コーラも滴るいい女です。

 そこにお兄さんが収録終了の時間だと合図しました。

 

「え、もう終わるの?」

 

 雛ちゃんはそう尋ねました。

 

「今回の資料によりますと、雛ちゃんいじり3部作については尺が短めになるって書いていますね」

 

 にとりが冷静に書類を手に取り読み上げました。

 

「え、まだ私全然会話してないわよ!!」

 

 雛ちゃんも尺の問題に対してはかなりご立腹の様子。

 

「今日は、メインの4人の顔見せが目的のプロローグの扱いみたいだ。まだまだ続くからネタは小出しにしていくみたいだね」

 

 お兄さんがそれに付け足すように資料をまた解説していきました。

 

「しょうがないわね。でも、次は私も活躍するわよ!!」

 

 そういって雛ちゃんは満足げに締めようとします。

 

「あ、そうだ厄神様。これもうカメラ切れてるんで。」

 

 にとりが最後に大変な事実を告げていきました。

 

「はぁ!?」

 

 雛ちゃんもびっくりのようです。

 

「ついでにギャラも短いからなしみたいですね」

 

 更ににとりが追い討ちをかけてきます。

 

「私の活躍はなんだったのよ~…」

 

 雛ちゃんが落ち込んだところで、お兄さんが本当にカメラを止めました。

 その後についてはこれからみんなで外食にでもいくようです。

 

「雛ちゃん、明日も収録があるからがんばってね」

 

 お兄さんは最後に明日もあることを教えてくれました。

 

「…それなら話は別よ!!今日はたくさん食べて明日は今日より大活躍するんだから!!」

 

 雛ちゃんは次の収録に対して熱意を語り、本当に今日の収録は終わりを告げました。

 これからも雛ちゃんたちのにぎやかな日常は、まだまだ続きそうです。




今回使用したネタは
雛ちゃんいじり
炭酸ジュース

雛ちゃんいじりリターンズ
雛ちゃんTownという世界観
タライ

プラスしてケーキの「そぉい!!」は雛ちゃんいじりWonderful dinnerでのネタになります(ショートケーキがこちらでは1ホールになっていますが)

今回は顔見せ回。
次回も似たような感じで雛ちゃんいじりからネタを拾って文章化して行こうと思います。
雛ちゃんいじり編はこうして複数のネタを交えて1つの話にしていくことで進めていきますのでよろしくお願いします。
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