東方雛ちゃん小説活動記   作:ミカりん

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今日もなんか出来ないと思っていたら予想外に時間が取れてしまったので更新を。
ファクトリーやメイズタワーになったら落ちそうだけど出来る限りすぐ終わるゲームを題材にしたときは毎日でも更新できるように頑張りたいと思います。


1章:雛ちゃんケツKicker編
雛ちゃん、多額の借金!?


 とある国のとある場所。このビルの一室にて国連の総会が開かれました。

 

「…というわけだ。評議はここまでとする」

「では、今回の議題については全会一致で可決ということでよろしいのかな?」

「異議なし」

「同じくだ」

 

 どうやら、今回議題にあがっていたとある案が多数決により満場一致で賛成になったみたいですね。

 

「…それでは、本案は可決として本日中に該当機構を設立。並びに全世界へと設立する機構のことを発布していくものとする」

 

 そうして、各国の国連での総会が終結して解散となりました…

 

 

 その頃、日本のどこかにあるとされる雛ちゃんTown。

 いつもは雛ちゃんをいじっている愉快な仲間たちも最大のピンチが訪れていたのでした。

 

「雛ちゃん!?いったいどうしたんだこの借用書は!?」

 

 お兄さんが泣いている雛ちゃんの前で驚きを隠せずにいたみたいです。

 どうやら、雛ちゃんが渡したのは借金の借用書のようです。

 

「0がすげーいっぱいある!!何があったらこうなるんだ?」

 

 お兄さんはいまだに雛ちゃんがいつの間にか作っていた借金のことについて困惑しているみたいです。

 

「あれから本に色々書いてあったし親切だったから勧められるがままにたくさん買って、全部契約して、ローンもたくさん組んで…」

 

 雛ちゃんも泣きながらこうなってしまった経緯について説明をしているみたいです。

 どうやら前回の収録からたくさんのものを買ったり契約したりしていたみたいですね。

 

「損はさせませんからとか言われて前金も色々支払って…」

 

 どうやら、完全に悪徳会社に騙されていたみたいですね。

 

「アホ!!雛ちゃんのアホ!!ドジ厄神!!きんぴらごぼう!!」

 

 お兄さんも流石にこれには大怒り。途方にくれてしまいます。

 

「わけわかんない金額だよ!?何を買ったんだい?」

「リゾート地とか、会社とか、惑星とか…」

 

 そんなものたくさん買っていては借金が増えるのは当たり前の話。

 後悔先に立たず、とはこのことを言います。

 

「うーん…こんな金額の借金は見たこともないよ。返せる見込みも当てもまったく見当たらないし、自己破産しても多すぎる。雛ちゃんを売り飛ばすしかないのかな…」

「そんなぁ!!何とかならないわけ?」

 

 そういってお兄さんも頭を抱えてしまいました。

 雛ちゃんも流石にこれにはあせりを見せていました。

 そこに現れたのはテレビを見ていたにとりでした。

 

「大変だよ2人とも!!テレビを見てみなよ!!」

 

 にとりは大慌てでテレビのチャンネルをニュース番組に切り替えます。

 2人ともテレビの画面を食い入るように見始めました。

 

『…ここで最新のニュースをお伝えします。先ほど国連が新しい世界機構を設立したとの発表がありました。』

 

 どうやら、国連の発表があったみたいです。

 

『名称はWHBO。World Hina-chan Banter Organization。世界雛ちゃんをいじるとお金をくれる機構、とのことです。』

 

 おや?ちょっと不思議な機構みたいですね。

 みんな、テレビに夢中になって国連の発表を視聴しています。

 

『活動内容はそのまま、雛ちゃんをいじったものに対して即時資金を提供していくというものでありますが…雛ちゃんにあたる人物や物が何なのかについては不明瞭であり、資金提供の財源やその使い道、設立に踏み切った理由などのすべてが明かされておらず、政府はこれを国連のタチの悪すぎる悪戯であるとみて…』

 

 そこまで聞いたお兄さんは、なんといきなり雛ちゃんの尻を蹴飛ばしてしまいました。

 雛ちゃんは大声を出して尻を押さえています。

 

「す、すごい!!本当に雛ちゃんのケツを試しに蹴ってみたらいきなりお金が出てきたぞ!!」

 

 どうやら、謎の技術により雛ちゃんをいじるとその場で現金が飛び出してくる不思議なシステムが働いているみたいです。

 それを知ったにとりは厄神様をいじるための道具を開発してくると言って研究室まで駆けていってしまいました。

 

「雛ちゃん!!」

「な、何?」

「これは神様がくれたチャンスに違いない!!これでお金を何とか必死に貯めることで雛ちゃんが大量に作ってしまった借金を返済していくんだ!!」

 

 お兄さんは雛ちゃんの頑張りによる借金の返済を提案すると流石に雛ちゃんも動揺してしまいますがお兄さんは引き下がることはありませんでした。

 

「はぁ!?ちょっとこれどういう事態になってるわけ!?」

「とやかく言っている場合じゃない!!我々に残された手段はもうこれしかないんだ!!さぁ雛ちゃん、そこに立つんだ!!みんなで力を合わせて借金を完済していくぞ!!」

「ひぎぃ!?」

 

 そういってお兄さんはどんどん雛ちゃんを蹴飛ばしていきます。

 蹴られてリアクションを取っていくとそのたびにお金が増えていっています。

 

 そうしてしばらく蹴り続けていると、お金がそこそこたまってきました。

 雛ちゃんは尻をさすって痛がっていますが出てきたお金を拾ったお兄さんが数えると、額が5000円にまでなっていました。

 そこに、にとりから電話が入ってきたみたいです。

 

『もしもし、今大丈夫ですか?』

「どうしたんだ?何か進展はあったか!!」

「えっ、私はスルーされるわけ?」

 

 雛ちゃんがまた性懲りもなく騒いでいますがお兄さんはかまわずにとりと電話をしています。

 

『今の厄神様の役に立つスーパーアイテムを開発してたんですよ!!いいからとにかく研究室まで来てください』

 

 そういって通信が切られると、お兄さんはにとりの研究室まで急いでいきました。

 そこにはアイテムをたくさん揃えたにとりが立っていました。

 

「やぁ、よく来てくれたね。研究資金が足りてないからお金は貰いたいんだけど、厄神様をいじるための発明品をたくさん用意してきました。これでたくさん厄神様をいじって借金を返済していってください」

 

 そういってにとりがたくさんのものを用意してくれました。

 中にはいじる雛ちゃんのリアクションを強くさせるためのものもあるみたいですね。

 

「とりあえず5000円しかないからこの脚力増強靴っていうのと金タライを貰っていこう」

 

 そういってにとりから購入してきたお兄さん。

 雛ちゃんはその間水を飲んで休憩していました。芸人魂あふれる雛ちゃんにも休憩は必要なのです。

 

「雛ちゃん!!にとりがたくさん物を作ってくれたからいつもの収録のように頼んだぞ!!」

「いや、私の意志は!?」

 

 いきなりお兄さんに肩をたたかれたので勢いよく水が吹き出されてしまいました。

 水はスタッフが後ほどきれいに掃除していっています。

 

「雛ちゃん、そこに立ってくれるか?」

 

 お兄さんは隣の部屋まで雛ちゃんを連れて行き立つ場所を指定しました。

 雛ちゃんがそこに来た瞬間、タライがガーン!!と降ってきて頭に命中しました。

 痛みが違うせいか普通に蹴るよりもたくさんのお金が手に入ったみたいです。

 

「やっぱり、雛ちゃんのリアクションが大きいとお金も大きくなるみたいだ。」

 

 そうして今度は先ほど買った靴を履いてから雛ちゃんの尻を蹴ると、先ほどよりもやはり多くのお金が入ってきます。

 

「雛ちゃん、痛いだろうけどこれもみんなのためだ!!」

 

 そういってしばらくの間雛ちゃんの悲鳴だけが聞こえてきましたとさ…

 

 

 その夜。

 お兄さんは先ほどまでに合計で10万円を稼ぎ出しました。

 雛ちゃんはとりあえずご飯とお風呂です。収録ではないのでちゃんとゆったり温まれるお風呂に入ってくつろいでいます。

 その間にお兄さんはまたにとりの研究室まで足を運んできました。

 

「やぁ、いらっしゃい。」

「今度は何か出来たかな?」

 

 そういって2人は情報を共有しあい、今度は新発明だとクリームパイをいくつか購入しました。

 今回はサービスで自動的に作ってくれる装置がついてきています。

 

「ありがとうにとりちゃん。そろそろ最初の返済期日が近いから頑張っていこう。」

 

 そういって2人が一致団結したその1時間後、作られた大量のパイが雛ちゃんの顔にたくさん炸裂したのは言うまでもありません。

 もちろん、使われたパイはスタッフが美味しくいただいているので問題はありません。

 

 そして、翌朝を迎えたのです。

 

「雛ちゃん!!今日は最初の返済期日だ!!」

 

 お兄さんは雛ちゃんをたたき起こし、すぐに朝食を食べさせようとします。

 もちろん、朝ごはんは昨日のパイのあまりです。

 

「確か、ここから歩いて5分の場所にあるのよね?」

「あぁ、だから食べたらすぐに出発だ!!」

 

 そういって2人だけで食事を済ませて出かける準備を始めました。

 ちなみににとりは次の道具の開発のために研究室にお泊り。萃香はしばらく忙しくなるからと留守にしています。

 

「さぁ、行こう!!」

 

 おっと、準備が出来たみたいですね。

 そして本当に5分後に返済する銀行まで到着しました。

 そこには意外な人物が2人を待っていたのです。

 

「え、何しているの萃香?」

「そうか、萃香ちゃんが働いてたのはここだったのか!!」

 

 そう、銀行の金融係として働いていたのは萃香だったのです。

 

「ん?あぁ、大きな返済があるからと聞いていたら…いらっしゃい」

 

 萃香はいつもの調子で応対しています。

 

「いやぁ、金融業は信用が第一だからね。鬼は隠し事をしないしさせるような真似もしないからってここで働いていたんだよね」

 

 笑いながら語る萃香だが、やはり雛ちゃんの話なので結構温情的に対応してくれています。

 そこは同じ幻想郷出身だからというのもあるのでしょう。取立てがなかったのも萃香のおかげかもしれませんね。

 

「とりあえずさ、お金は出来たのかい?」

「えぇ、頑張って稼いできたわ!!」

「どれどれ…うん、確かに今日返済する予定だった20万円。ちゃんと受け取ったよ。」

 

 何とか返済の手続きが終わった雛ちゃん。しかし更なる試練が待っていたのです。

 

「ただ、だいぶ滞納しているみたいだね…次の返済は1000万円だ。取り立てたりはしないし、にとりから電話で話を聞いているからね。体を張ってるんだろ?頑張るんだよ」

 

 そういって話を終えた萃香は20万円の手続きのために奥へと下がっていきました。

 

「1000万円か…にとりちゃんを信じて俺たちは少しでも稼ぐぞ!!」

「きゃあ!!」

 

 相変わらずの調子で尻を蹴るお兄さん。

 雛ちゃんは無事に返済することが出来るのでしょうか?

 それはまた、次の機会にお話しすることにしましょう…




…雛ちゃんいじり時代よりかなり長くなりましたが今回はここまでです。
出来れば3回か4回で終わるといいなぁ…
ゲームそのものがプロットではありますが小説として表現しやすくするため表現が変わっている場所があります。
ご了承ください。
次回もケツキッカー編、続きます。
※誤字を少し修正しました
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