ヤンデレ系主人公!?「桜柳絵美里」さんの爆走恋愛論   作:C・S

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第二章
梅雨の季節は最高の季節ね!!!


遊園地から帰った翌日、いつも通りの梅雨のムシムシとした季節の授業が通常通り始まった。この季節はもう、トウヤ君と相合傘をしろって天の神様が言っているに違いないわ。トウヤ君がいる私にとって梅雨の季節は最高の季節ね。

 

私はそんなことを思いながら雨の中を空転しながら走る列車に乗っている。もちろんトウヤ君が隣に座っている状態で。私たちは入学式以降こうしてトウヤ君と登下校を共にしているほどの間柄だ。もうちょっとで私たちはいわゆる「恋人同士」といえるような仲になるのかしら。まあ、当のトウヤ君が恋愛感情というものがどういうものかをよくわかっていないピュアピュアな心を持っている純粋な男の子ということから私は少し待っている状況だわ。

 

早くトウヤ君の気持ちが決まってくれないかしら

 

なんて心の中で思っていないといったら間違いになる。でも確実に、絶対にトウヤ君は私のことを嫌いとは思っていないに違いないわ。いや、むしろ私のことが好きに決まってるじゃない。したがって私の心の中で、トウヤ君に嫌われたらどうしようとか、好きって思ってなかったらどうしようとかという自分に自信のない輩が言うようなことなんて全く思っていない。だってトウヤ君は私のことが大好きなんだから。

 

そんなことを思いながら私はトウヤ君の腕にもたれかかった。トウヤ君の顔が少し赤くなっているのを感じる。……かわいいわ。

 

トウヤ君のぬくもりとディーゼルエンジンの唸り声を30分程感じていると列車はすぐさま「大内西高等学校」の最寄り駅である大内駅に到着した。

 

「なあ絵美里さあ」

 

「どうしたの?」

 

「うーん……なんっていえばいいかなその」

 

「なんか遊園地から帰ってから様子が変だけどどうしたの?」

 

「あっ、やっぱり変わっている感じ。そうなのかぁ」

 

「まあトウヤ君がどう変わろうと私はトウヤ君のことを好きでいつづけるから大丈夫だわ」

 

「まあそのなんだ、僕はSLを楽しみにしているんだけど絵美里はどうだい?」

 

話題をそらしたかのように話すトウヤ君。なんだか今日は不思議な感じだな。

 

「もちろん楽しみだよ。それにしてもよくグリーン車なんてとれたね」

 

「駅の券売機をいじっていたらたまたま空席を見つけてさ」

 

「私のためにそこまでしてくれたのね。とっても嬉しいわ」

 

「それはとっても安心したよ」

 

トウヤ君が私のために何かをしてくれるなんて。とっても嬉しいわ。うん。これ以上のうれしいことなんて私にはそうそうないかもしれない。あるとしたらそうね。まあ、これは私の心の中にだけしまっておくことにするわ。

 

今週末のトウヤ君との旅行を楽しみにしながら高校までの坂道を上り教室に入るとまた彼女、四万十川春見がトウヤ君に話しかけて始まるのであった。

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