tsプロゲーマー配信者なぎちゃん   作:ヲタクフレンズ
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黒 歴 史 確 定
深夜テンションかつ、携帯での殴り書きなので拙い文章です。
ご了承を。


いちにちめ!

 突然だが、人は自分とは真反対の性別になった時、どういうリアクションを取るのだろうか?

 自分……いや、わたし(・・・)の場合は、こうだ。

 

「やった!やった!優勝した!今晩は少し高い霜降り肉で飲み明かしてやるぜー!!!」

 

 喜んだ。

 

 当たり前だよなあ!だってだって朝起きて声変だなあって鏡見たらあら不思議、其処には黄金色のおめめぱっちりの銀髪ロングヘアー160cmのCにいかないBぐらいのたわわのピッチピチな女の子やぞ!

 

 誰だって喜ぶに決まってる、少なくともわたしはそうだった。

 

「でへへ〜〜、今までホームレスも真っ青なクソザコごみ虫人生だったけど……こんな事もあるもんなんだなぁ〜!」

 

 あまりの嬉しさに鏡の中の美少女がぴょんぴょん跳ねた、あっこの美少女わたしだ!かわいいかわいいかわいい!

 

 そうだ、写メとろ!今じゃ写メって死語なのかな?まあいいや、細かい事はきにするなってな!パシャパシャパシャ。

 

 でへへ〜…………

 

 

 はあ、明日からどうしようかな、まあいっか……どうせ仕事なんてしてないし、親も姉も絶縁状態だし、もう一週間分の食事しか摂取できないけど……生きてたってな、ははは。

 

 みるみるうちにレイプ目になるわたし、かわいそう、この鏡の女の子かわいそう、わたしだけど。

 

 あれ、これって自分って可哀想だなって思ってるイタイ奴?やだなああんな陰キャを被ったパリピと同じにされたくないなあ。

 

 ははは。

 

 はは。

 

 

「はあ……女の子の服ってあったかな、えーと」

 

 自室のタンスの一番下をごそごそと漁ってみればあら不思議、なんとありました。

 

 これは警察案件、いやまあ昔ネットで知り合った女の子の置き土産なんだけどね、捨てきれなくて……いや、彼女だったとかそういうのじゃなくて、ていうか告白したら「気持ち悪りィんだよキモオタがァ!」って中指立てられましたけども、はい。

 

「うわっサイズ一緒だし……完全に一致、まあわたしの方がどう考えてもかわいいけど……でへへ」

 

 冷静になってきた頭を何かで紛らわそうと、パソコンをカチカチ、起動している間にダンボールに入っているカップ麺にお湯を入れる、すると一瞬で出来上がる。

 

 誇張なしで、一瞬である、規定量のお湯を入れた瞬間PON!っと出来上がる、昔は3分ぐらいかかったらしい。3分でも十分早いとわたしは思うけどなー、宇宙船が日本に落ちてきて以来、爆発的に科学文明が発達していった様で。

 

 今は遺伝子組み換えで自分の記憶を引き継いで新しい肉体に転生染みた事をしようとしてるらしいけど、そこまでして自分の人生を引き伸ばしたいのかな。

 

 思えば、今のわたしの現象はそれに近いけど……はぅ!もしかしてだけどこれが政府とかそういうのにバレたらわたし、モルモットにされちゃう?!

 

 やだやだ、小生やだ!もーこうなったら一生家から出ねーからな!ぜーたい出ないもんね!

 

 ……まあ、出ないのは今更か、高校生からだっけな、家出て、なんとか恩人と言ってもいい親友にアパートの一室を貰って……家賃とかもろもろ払ってくれて……

 

 罪悪感がわたしの胸を突き刺す、今の今までなんとか外に連れだそうとしたり、職を提供してくれたり、一緒に遊んでくれようとしたけど、全部頑なに断って……何様のつもりなのだろうか。

 

「舌敏感になったかな…いつもより美味しく感じますなあ」

 

はふはふ、ふー、ずるっ!おいし。

 

 さてさーて!今日はなんのゲームをしようかな〜〜

 

「んにゃ、にゃなんだーこのゲームは、どれどれ……MMORPG?これまたニッチな、VRじゃなくてか?」

 

 贔屓にしている記事に、ゲーム大手企業SSSが100年前では大流行、されど今では古代のように珍しいMMORPGのβテストを三日間やるらしい、興味を持ったわたしは早速公式サイトにクリック。

 ちなみに余談だが、私が使っているこのパソコンも、インターネットでは主流ではない、主流は頭にヘルメットを付けてネットの海を渡るギア型か、全身を専用のカプセルに入り、電子体になるタイプの奴だ。

 

 わたしはそれが結構怖い、頭に被ったヘルメットに付いている電線が、いきなり焼き切れたら?何かの拍子でカプセルから出られなくなったら?考えるだけでもいやだ。そういう理由で性能は同等レベルでしかも安いパソコンを使っているのだ!

 

 それに今みたいにVRじゃないゲームは、パソコンじゃないと操作し辛いしな、さてさてゲームデータをダウンロードしてる間にどうやって暇を潰そうk「ピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロゴーゥイ」

 

「……はあ」

 

 電話だ、ため息を一つ。

 

 わたしに電話をかける人なんて一人しかいない、きっと親友だろう、出たくない、というかいつも出ない、でもわたしが出るまでずっと掛けてくる、ずっとだ、夜が超え、朝になっても、そうして根負けして電話に応じるわたしにいつも第一声は「電話してごめん」で始まるんだろ?

 

 半年以上は掛かって来なかった癖に、今更なんだよ……ははッ、ついに出てってくれって言い放つのかもな。

 

 いっそそうであってくれ、怒ってくれよ。出て行けって、どっかでのたれ死んでくれって、そう思ってんだろ、思ってくれよ、ちくしょう。

 

 いいさ、今日は出てやる、いつもより10億倍気分が良いからね、わたし。

 

「……ん」

 

『おわあ!?いつもより1日早い!?……アレ?声かわ、じゃねえ、変だぜ?』

 

「ボイチェン………新しいやつの……」

 

『そりゃまた、さいこ…じゃねぇや、精密だなぁ……ん?でも俺様の口座から何も買ってないだろ?ってかそうだよ!二ヶ月前から一銭も使ってないけど食事とかどうしてんだよ、なんなら今日ーー』

 

「いかない」

 

『……そっか、まあまた今度行こうぜ!』

 

「………それだけ?」

 

『そうだった!いやぁ親友たる君に相応しい職業を見つけちまったぜ!俺様は』

 

 また、その話か。

 何度目だよ、やめてくれよ……もう嫌なんだ、嫌だ、いや。

 

もう誰にも(・・・・・)失望されたくない(・・・・・・・・)

 

「もう、いいよ」

 

『いやでもこれはマジだーー「もういいよ!」

 

「何度そうやって!だ……騙すんだよッ…今まで何一つ!上手く、いかなかっただろ!」

 

 感情のままに発してしまった言葉に、その瞬間自分の顔が真っ青になった。

 

「ち、ちがう、なんで責めて……ごめんなさっ……そんな、そんなつもりじゃない、悪いのはこっちだし、でも……」

 

『……なあ』

 

「ひぅ………」

 

 今まで聞いたことないぐらいに、真剣な声に声にならない声が出る。

 

 怒らせた、怒らせてしまった、理不尽に喚いて、親友がいないと今まで生きてこれなかったのに、そんな恩人を、怒らせた。

 

 親友にも、見捨てられる……?

 

『その声で罵ってくれないでしょうか!!!!』

 

 

 ん?

 

 

『て“っへ"っへ"……いやあ親友のボイチェン最高だぜ、何々?!日頃頑張ってる俺様に対してのご褒美か何か!?そうだとしたら俺様、今夜は寝れねェぜ!』

 

「そういう癖なの……?いや、ていうか、怒ってるんじゃ……」

 

『なんで?親友に?……いやいや、ありえないでしょ、天地がひっくり返ろうともありえないね!』

 

「で、でも……」

 

『何度も言うけどさ、俺様の今は親友が作ってくれたんだ、だからその恩を返してるだけなんだよ、親友は甘えてりゃ〜〜いーの』

 

「……え、ホモ?」

 

『ちがわ〜〜い!!!俺様には飛鳥ちゃんっていう心に決めたアイドルをなぁ!』

 

 ああ、なんでこいつはこんなに良い奴なんだろうな、気づいてんのかよ、その優しさが一番俺を残酷に苦しめてるってのを。

 体が美少女になったからなのかは分からねえけど、涙出ちまいそうだ。

 

『まーその、な、今回はマジだ、絶対親友に向いてる、いや天職だな!』

 

「……そんなのないよ」

 

『それがありえるかも、ミルク色の二次元ってな!……プロゲーマーだよ、プロゲーマー』

 

「……え、別にプロゲーマーじゃないよ、わたし」

 

『わたし?』

 

 あ"

 

 あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!一人称が思わず!ヤベェ!前の一人称もう忘れた!わたしの事なんて言ってたっけ!

 

『いや、そうか!巷で噂の性転換ロールプレイングって奴だな?!さっすが親友、俺様が今度頭を撫でてやろう』

 

「や、やめろ……てか、やっぱホモじゃんか?」

 

『飛鳥と結婚してっから!!!』

 

 いや、結婚はしてねえだろ、ついでにウブだろ。

 

『まーつまりは配信者、ストリーマーだっけ?ゲームして金稼ぐって奴よ、親友そういうの得意だろ?前に賞取ってたし』

 

「いや……数年前の話じゃん、それに自分の声とか、顔とか、晒すのは良くないと思う」

 

『んまー顔は確かに危ないかもしれねえけど、手元とかは大丈夫だろ?』

 

 ……良いのだろうか、自分の手を見てみると、きめ細やかな肌に溶け込んだちっちゃなおてて。

 

「……いや、でも……え、いやぁ……無理があるだろ……」

 

『お、もしかして乗り気か?へへっそうこなくちゃな』

 

「……ぇ、ちがうちがう……そうじゃなくて」

 

『てか、いっそそのキャラでやったほうが絶対人気出るって!ドストライクな声してるし!お前言動女でも通用するし!つうかかわいい!かわいいぜ親友!』

 

「かわ……でへへ……って、いや、べっ別に、あんたに言われたって嬉しくないんだからね!」

 

 ……は!?無自覚でツンデレが発病した!?つーかわたし今キュンってしたけど、おい完全に心が女になってんじゃねえか!ああでも一人称忘れたしぐぬぬぬぬ……

 

 褒められるの、きらいじゃないし……ん、これでも良いかも……いや、親友に惚れた訳じゃない、ちがう、そういうのじゃないもん。

 

「って、おーい、どうした?」

 

『……あ、ああ……今の可愛すぎだろ……』

 

「ん?」

 

『とにかくさ!始めて見てもいいんじゃないか?絶対人気になれるからさ』

 

「………むりだよ、ひとの目怖い」

 

『大丈夫だって、対面してる訳じゃないんだぜ』

 

「でっでも、暴言とか……は慣れてるけど、じ、自信ない……」

 

『他でもない親友の俺様が、今回は絶対に大丈夫だって勧めてる』

 

「う………ま、また、また迷惑になるよ?きっと、し…知ってるからな、わたしの見えない所で、頭下げてるの、見たし……」

 

『ははっ、バレてらあ……でも今回はそういう心配とはご無用だぜ?』

 

「あぇぅ………で、でも」

 

『見返したいんだろ?家族を』

 

―――――――――――――それは、否定出来なかった。

 

 それだけは、心の奥底にある願いだったからだ、何も出来なかったなりに、出来るように努力して、努力して、努力してもなお、出来なかった人生を。

 なら、何か一つでも、成し遂げたら。

 

『言ってたもんな、俺様に土下座して見返してやりたい、認められたいってさ、そんなお前だからアパート貸してんだぜ?……なあ、あの言葉は嘘なのか?』

 

 

「ちが、ちがう!嘘じゃない!嘘な訳が無い!何か一つでも出来るって証明したい、誰の手でもなく自分で!」

 

 

『なら、やろうぜ、凪沙(なぎさ)

 

「…で、も」

 

『だーもー!!俺様の心配はしなくて良いって言ったろ!俺様は超大手のエース中のエース!!労働時間と引き換えに毎月うんぜんまん以上の大金が入ってくんの!親友一人養うぐらい容易いんじゃアホー!』

 

「ひぇ………アホじゃないもん」

 

『もんとかかわいいムーブしやがって、本当はもうやる気満々だな?……とにかくな、無駄な気遣いは要らねえんだよ、それでも何か思うことあるなら、俺様の頼み聞いてくれよ』

 

 持つべきは友人、と誰かが言ったが。

 

 本当に、その通りだと思う。

 

「…………わかった、やってみる」

 

 小さく、聞き取れるかも怪しいぐらいにその言葉を紡いだ。不安なんて言葉じゃ言い表せないぐらいに恐怖はある、体が震えて、息が出来ているのかすらわからない。

 

『ん〜〜〜〜っしゃあ〜!!その言葉を待ってたぜ親友(とも)よ!』

 

 だが、自分のことのように嬉しく言ってくれる親友がいるなら、もう少し頑張ろうと思ってしまうわたしがいる。

 

 きっとこれは天啓なのかもしれないと、神を信じた事も無い癖にそんな事を思ってしまう、姿が変わってなかったら、また何かと理由を付けて断って、その内惨たらしく最後を迎えていたのかもしれない。

 

 ただ、自分が少女になった事と、親友が電話をしてくれた事が偶然に思えなくて、そして心のどこかで「今度こそ出来るかもしれない」と思ったから。

 

 なら。

 

 

「がんばるよ、わたし」

 

『頑張れよ、親友』

 

 

 この時が、わたしがtsプロゲーマー配信者になる前の、そしてきっかけだったのだろう。

 もし、何処か一つでもピースが抜けていたら、この未来はなかった、今のわたしは居なかった。

 

 何故だろうか、窓のカーテンから薄っすらと差し込む光が、何故か眩しく見えなかった。

 

 

 

 

 

『なあ、所で……その声で罵ってくれないのか?』

 

「え?や、やだよ……気持ち悪い』

 

『ンンンンンンンンンンンンーーーーーー!!!!!ありがとうございます!』

 

「うわあ……変態だ」

 

 

 

 

 配信者とは、主にインターネットで「配信者」と言えば投稿サイトに音声・動画をアップする人や、PeerCastなどのストリーミング配信ソフトで音声・動画を配信する人を指す。

 

 プロゲーマー(professional gamer)とは、ゲーム(コンピューターゲーム)をすることにより報酬を受ける人のこと(ゲーマー)

 

 まあ、今更うぃきで調べなくてもわかっていた事だが、いちおうね。

 

 さて、意気込んだのは良いものの、さてまずどうするか……といった感じだ、配信自体は出来る環境にある、良くVCとか使ってたし、数年前になるけど。

 プロゲーマーについては簡単にプロゲーマーになれるわけではない、のでこの場合は自称と付く。本職がプロゲーマーの人に怒られそうだが、プロゲーマーに知られる程知名度なんてものは無い。

 

 配信者ってだけでも良いが、それだと何かとインパクトにかける、確かに大分昔に何故か人口の50%が突然死し、今となっては女性は全人口の30%を下回る程で、女性配信者というだけでももう話題になれそうなのだが……。

 

「こわい……」

 

 期待されてる分余計にこわい、それに配信するんだから下手なプレイ出来ないし、まず何から手をつけ始めれば良いんだ?今入れたMMORPGからする?

 

 

 ……ありじゃね?

 

 

「いやいや、もうちょっとじっくり考えないと……最初は動画とか出してから配信始めてみようかな、うーんでもそんなに編集技術があるわけでもないし、てかそれって配信者っていうのかな、媒体は一番有名な配信ツールで良いとして……親友に聞いてみる?いや、忙しいし詳しくないだろうしやめとこ」

 

 この体になって随分頭の中の言葉が漏れ出ている気がする、感情が出やすくなったのと関係するのだろうか。

 

 んっ……てかなんかおまたがむずむずする。

 

 

 え、女の子のトイレの仕方なんて知らないよ?

 

 

「どどどどうしよう?!??!?????!」

 

 

 

 ふう………。

 

 ん?ハハッ、何も聞かないでくれ、便器に座ってスマショで検索してたら何故かあったのでその通りに済ませました。って誰に言ってんだか、心の中の男だったわたしか?

 

 

「うだうだ悩んでも仕方ないよな……」

 

 

 取り敢えず、配信用の新しいアカウントを作ってみる、何事も形から、今日やる事は確定、というかこのやる気が寝て起きてまだあるかと言われると、ヘタレなわたしにはそんな自信がないわけで、今日やるしかないのだ。

 

「名前は………本名を一つ削ってひらがなにして、なぎとか?なぎってだけじゃあなんかインパクト欠けるよな……ネオアームなぎとか?」

 

 ……無難になぎちゃんにしよ。ちゃん付の一つでもあれば見てくれる人も気兼ねなく呼んでくれるだろうし、妙によそよそしくさん付けとか、なんかやだし、でも呼び捨てされるのは……こわい。

 

 で、でも、わたしかわいいし、そんなこわい事してくる人来ないよね?やめてよ、本当にこわいんだから、大丈夫大丈夫大丈夫……

 

「無難に最初は1時間、雑談配信でもしようかな……トークスキルは、まあ、出来なくはないし……人と話せないだけだもん、でもなんか味気ないっていうか、それだけで1時間持つかな、途中からこういうゲームやるんですよーって感じで、FPSでもしようかな、でも初っ端FPSは大丈夫かな、あ!シューティングやれば良いんだ、この前買ったままやってないゲームあったし、それにしよう」

 

 ……プランは決まった。

 

 あとは、わたしのやる気次第、だよね………

 

 万が一があるしtsしたって事は隠しとこ。

 

 

 

 

 概要ランのコメントもOK、通信機器の状態も良好、配置ミスとかも無し、よし、準備はできた、後はタイマーが0になれば……

 

 

「ちゃお!世界初、自称プロゲーマーのなぎちゃんだよー!……って、もう10人もいるの?わわっ……な、なぎちゃんだヨー……」

 

 始まる、なんで2桁もいるかわからないが、今日は何故か人気配信者がごぞって配信してない、新人発掘でもしてるのかな。

 

『1コメ』『なんだこいつ』『ネカマか?』

 

「ふふん、ネカマかどうかはご想像に任せる〜ぞい?、それでねそれで、今日から配信者としてデビューしようかなって思って、配信しました!まだわからない事が沢山あるから、至らない点があったら、教えてくれると……嬉しいです」

 

「取り敢えずは雑談しようかなって、思ってます…あっあ、人が、増えて……嬉しい…」

 

『ハイテンションからどんどん下がってくやん』『照れてるのかわいい』『正気かよどうせまたおっさんだゾ』

 

「照れてない!……いや、最初の決め台詞は、こう言ったほうが良いよってとある記事に書いてあったから、やってみたら恥ずかしかった……」

 

 って、そうだ、舞い上がってる場合じゃない、ちゃんと今後やることを言わないと。

 

「あ……えっとね、これから何をするかー、なんだけど、自称とはいえプロゲーマーを名乗ってるから、ゲームを主体でやっていこうと思うんだ!ジャンルを問わず色々ね?食わず嫌いなんてしないよ、ホラーも……やります」

 

『ほーん』『てかマウス持ってる手めっちゃ女子してね?』『マウス使ってるって事はPC?』『懐かしいわぁ親父が持ってた』

 

「あ、そうだよ、実はこっちのほうが配信しやすいって知ってた?ギア型はまだ配信機能が付いてないし、完全没入型は付いてるらしいけど……見た感じ主観的過ぎて酔っちゃうでしょ?その点PCはカメラで固定して終わりだからね、後キャプチャーボードとか色々あるけど……私自身が3DVRとかやって同調しない限りは揺れたりしないし」

 

『うーんこれは賢い』『やけに知ってんな、やっぱおっさんか?』『美少女がそんな事知ってる訳ないだろ!』『俺は美少女だって信じてるから、てかRINEやってる?』

 

「RINEなんて陽の者が使うアプリ入れてません……っへへ、案外楽しいな……人と話すなんて久しぶりなんだけどな」

 

 画面を通じて話してるからか、すごい気が楽だ、あれだけ嫌々って拒否してたのに、これじゃあ馬鹿みたいだ、案外わたしでも本当に出来るかもしれない、親友様様。

 

『あっ(察し』『ヘラか?』『いきなり重いのやめろ』『やっぱRINE聞くのやめるわ』

 

「?まいっか、それでね、いきなりだけど後10分ぐらいしたらゲームしようと思います、この前買ったばっかでまだ手を付けていない最新のシューティングゲームなんだけどね」

 

『シューティングとかおっさん確定乙』『良い趣味してんじゃん、普通に声可愛いし推せるわ』『パンツ何履いてんの』『そりゃ白でしょ』『対人?』

 

 は?え、エスパー?つーか恥ずかし……恥ず、恥ずかしい。

 

「えっえ……し、しろじゃ、白じゃない、白じゃないです、ほんとに!……たっ対人もあるけど、今回はストーリーに少しだけ触れるつもりだよ」

 

『かわいい』『かわいい』『これは女の子確定乙』『これは白』『PC…シューティング…新作待ち……閃いた!』

 

「手のひらクルクルしてるじゃんか!って白じゃないよ、もう……そうだ、できればネタバレとかしないでほしいな、自分で知る方がゲームって楽しめると思うし」

 

『OK』『まあ俺知らないし何も言えんから安心して』『初見』『わかる』

 

「あ、初見さんいらっしゃい、出来れば最後まで見てくれると、嬉しいです……って、20人も今見てくれてるの?みんな暇人なのかな、わたしも人のこと言えないけど……」

 

「あ!放送時間30分なったね、それじゃあゲーム始めようかな」

 

『お』『ワクワクしてる俺がいる』『なんだか懐かしい、この初初しさ』『このゲームもしかして』

 

「あっあ……OP神かよ……すげえ…」

 

『うおおおおおおお!』『男口調になってんぞおっさん』『美少女かと思ったりおっさんかと思ったりしろ』

 

 今回のゲームは『OverCoreFaRrewrite-7』

 

 実際に未来にあったと言われているオーバーテクノロジーをゲームで再現した、企業と民間との戦いを描いたストーリーらしい。

 その中で主人公は中立、企業と民間どちらの依頼も請け負っていて、最終的に企業の、或いは民間の受けた依頼の内容で中の幾つかのルートに分かれるようになるようだ。

 

 

『闘争を求めるゲームだー?!』『ガチ中のガチで草』『シューティングでしかもロボゲーとか推すわおっさん』『うおおおおおおおおおお』『まじ?このゲームくそムズいぞ』

 

 反響も良いみたいだし、選んで良かったな、さて難易度選択はもちろん一番高い難易度で

 

『!?』『!?』『ええ…』『嘘だろ?』『マジか』

 

「えっえ、わたし今何か間違った事しちゃった!?」

 

『んまあ…やってみればわかるよ』『おいおい死んだわこの配信者』『幾ら何でもイキり過ぎでしょ』『結果が見えた』『人間がクリア出来る難易度じゃないよ』

 

「ああ、難しいだけか……なら大丈夫」

 

 

 チュートリアルが始まる、一通りの操作方法が始まりーーーーー次の瞬間「騙して悪いが……仕事なんでなあ!」のボイスが響き、4体のわたしの乗っている機体と同じような機体とエンカウントする。

 

 右から左から上からと来るレーザーをわたしの長年鍛えたコントーローラー捌きで避けつつ、離れながら実弾で反撃、弾速が遅く思った以上に表示されている敵のHPバーが削れないが、本命はこれじゃない、もっとも先に追いついた敵に手榴弾のコマンドを押して武器をランチャーに切り替えて放つ。

 

「ヒュー!ハハッみたかよ!あの鉄屑爆発四散しやがったぜ!」

 

『!?』『突然の豹変』『かわいいからカッコいいになる配信者』『口悪すぎだろ草』『つーか巧くね?裏でやって…いやだとしたら初回のOP流れないか』

 

「って追加武装って弾補充出来ないのか……基本のサブマシンガンとブレードで倒せるか?」

 

『これVRじゃないよな?』『まるでVRでやってるかのような口調』『よー口動かしながらゲームできるわ』『これが白パンの力か…』

 

「白じゃないって!コメ見えてっからな!……っぶね!今掠ったじゃねーか!この虫ケラが!くたばりやがれよ鉄屑人形!!」

 

『うわぁ……(唖然)』『かわいい子かと思ったら蓋を開けたらMAD提供配信者だった』『これ近いうち人気出るで、古参面出来るな』『ありがとうございます!』『懐かしゲームやってると思ったら口悪すぎて草』

 

「後一人……って、一人追加?まあいい、お前は後で倒す」

 

『かっこいい……』『かっこかわいい系配信者はここですか』『てか一度もダメージ食らってないの凄くない?』『凄くない、OC乗りには必須スキル』『にわか乙、こんなスイスイ避けられるまでに何十時間使うと思ってんだ』

 

「よしっこれで後一人!ってあたた……油断しました…うーん一発でこんなに食らうんですね、盾パージ出来ねえかな…んっ出来た出来た」

 

『んっ、だけ切り取って』『えッッッッ』『感覚でパージ出来るの凄え』『一回の被弾で1/3減って草』

 

「っちょこまかちょこまか逃げ撃ちしやがって!そんなに近付かれてェなら2段ブーストで近づいて切り刻んでやるよオラァ!!」

 

『ヒェッ』『ありがとうございます!』『姉御、100人が見てますぜ……(震え声)』『期待の新人かもしれない』『推します』

 

 っしゃあ!ふー……なんとか倒せたー!チュートリアル戦でこんなに楽しませてくれるなんて……うぇ?100人?

 

「100?えっえぅえ、だってさっき20……えあ、あ、ありがと………」

 

『ギャップ萌えするわこんなん』『おいおい鼻から血出て死ぬわ俺』『来世はここですか?』『現世ですね』

 

「ぅ〜〜〜〜〜……い、いい時間だし今日はここまで!やっぱ恥ずかしいよぉ…明日また……やるから、アーカイブは残します……見てくれてありがと、じゃあね!」

 

『お疲れー』『結局どっちなんだ?』『美少女に全票』『コントローラー持ってる時の手の感じでわかるだろ』『久々に配信者見たけどこれは推せそうだわ』『恥ずかしくて切り上げるのかわいい』『声張り上げても声かわいいまんまなのツボ』『マジのプロゲーマーかもな』『メモ:パンツは白』

 

 一部の人が残ってコメントしてるけど……ってパンツ白じゃないよ!しろ……だけど、てかそれしかねえし仕方ないだろぉ?!

 

 アマジョンで服買わないとなあ……男物を着たら、前に戻っちゃいそうでいやだ。

 

 てか…………………

 

 

 恥ずかしい!にゃあああああああ(ベットにダイブした)




なお、投稿者は台風にも構わず2日間のブラック勤務で色々とヤバかったからと供述しておりーーー。

強いて言うならそれが癖……だから……ですかね。
誰だって少しかわいそうな且つダメ人間のts女の子、好きだろ?
二次元に限った話だと、家庭関係最悪で、親友の家にお世話になって、ある日突然美少女に……っていうのが、好きなんです(歪んだ癖)

息抜きで書いたけど楽しかったです。裏設定だけ別の作品でも使えるかもって思いました(小並感)

さて、長々と書きましたが続きは多分書きませんよ、ほな日間1位乗ったら考えてやるよおっすおっす。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。




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