カルデア加入時→19歳
本編開始時→19歳
としていました。
よって
カルデア加入時→19歳
本編開始時→22歳(2年凍結されていたので本当なら24歳)
に直しました。
第一部が始まる3年前にマリスビリーが亡くなっているため、エドワードはマリスビリーが亡くなる少し前にカルデアに来た、ということになります。
「君は
カルデアに来てすぐ受けた検査の結果がどうやら色々特殊だったらしく、いきなりマリスビリー・アニムスフィア所長に呼び出され、そう言われた。
これが僕の『最初』だ。カルデアの、Aチームとしての。そしてクリプターとしての。
まさかその数ヶ月後に所長が死んで、その娘であるオルガマリーが新所長になるとは思わなかったが。いやオルガマリーが所長になるのは知ってたんだけど、まさか僕が来てすぐにこうなるとは。どうやら自分はかなり遅れてAチームとなったらしい。
そのAチームが一体いつから結成されているのかは知らないが、少なくとも僕が入った頃には他の七人は全員いた。
まったく、ホントこういうのやめてほしいぜ。一度形成されたグループに後から入る気まずさをあのおっさんは知らないのか。
まあ、今回はそんなことを考えていた頃の僕の話だ。具体的には、Aチームで一番最初に話しかけたヒナコ────ぐっちゃんと仲良くなったことで「他のクリプターともすぐ仲良くなれるんじゃね?」と調子に乗っていた頃の。
そんな時期の話。
「というわけで、今日から皆さんと同じAチームになったエドワード・エヴァンズです。よろしく」
「「「「「「「…………………………………」」」」」」」
…………うん。まあね、流石にアウェーすぎない?君たち。普通なんかリアクションするだろ。こいつら全員コミュ障なのか?違うだろ?原作ではあんなペラペラ喋ってたろ?
「あ、あー。ヒナコとはもうしたからいいんだけど、他の人は名前知らないからさ。自己紹介とか頼めます?」
「………………」
本当は知っているが、なんとか会話を試みようとそう切り出す。すると、何故かヒナコから睨まれた。え、なに?僕と知り合いだって皆に思われたくない?なにそれ酷い。
「おいおい、お前本当に知らないのか?オレはともかく、そこのキリシュタリアやデイビットも?お前さん、時計塔出身だろ?」
「まあ、そうっすけど。でも僕サボりまくってたんで」
やっと誰か反応してくれたと思ったら、その相手は原作で殺人鬼だと明言されている男────ベリル・ガットだった。まだ大して掘り下げられていないにも関わらず、既にヤバい奴感漂ってるキャラクターである。
いや、でも一番最初に反応してくれたし………。やだ、もしかして良い人なの?(チョロい)
「あら、随分と良いオトコだからビックリしちゃってた。私はスカンジナビア・ペペロンチーノよ、エドワードちゃん♡」
そして、次に反応したのは見るからにオネエであるこれまた怪しげな人物、ペペロンチーノ。こいつもこいつで底が知れないキャラだ。てか変な奴多すぎだろクリプター。カドックとオフェリア以外全員底が知れない感出てるぞ。
「まあ、色々気になるとこはあるけど。よろしくお願いします、ペペロンチーノさん」
「やだ、カタいのは抜きにして気楽にぺぺって呼んでくれると嬉しいわ。皆にも軽い口調で大丈夫よ」
彼(彼女?)がそう言って周りを見渡す。どうやら、雰囲気的に他の人たちも態度は気にしなさそうだ。
「……そう言ってくれるなら、まあ崩させてもらうよ。よろしく、ぺぺ」
「はぁい、よろしく♡」
と、まあ。その後はぺぺのサポートもあったおかげで、
「キリシュタリア・ヴォーダイムだ。マリスビリーから話は聞いている。君には期待しているよ、エドワード」
「……………………オフェリア・ファムルソローネよ」
「さっき少し話したが、ベリル・ガットっていうモンだ。よろしく頼むぜエドワード」
「……私は必要ないわね」
「カドック・ゼムルプスだ。…………悪いが、ここに来て数日のお前をAチームだなんて認められない。大した結果も示していないのに選ばれるなんて、さぞや才能に溢れる奴なんだろうがな」
「デイビット・ゼム・ヴォイドだ。これから共に行動することも多くなるだろう、よろしく頼む」
こんな感じで上手いこと打ち解けることができた。
…………うん。できたって言ってんだからできたんだよ。
ちょこちょこコミュ障拗らせてる奴いるけど。デイビットは意外にもフレンドリーだ。無愛想ではあるが。ヒナコはもうちょい空気読もうぜ。
なんというか、前世で画面越しに見たのとはまた違った印象を受けるな。やっぱり直に顔を合わせるのは大事だ、と感じる。それにしても彼────スカンジナビア・ペペロンチーノは全く印象が変わらないが。底が知れず、コミュ力はカンスト。Aチームの潤滑油というか、ムードメーカー的な立場らしい。
なので、僕が彼とよく話すようになったのも、まあ自然な結果なのだろう。
むしろ最初がヒナコなのがおかしい。普通はぺぺが一番とっつきやすいだろ。僕の交友関係の広げ方特殊すぎません?
────────ただ、直接見てわかったことがもう一つある。それは。
このオカマ、できる。
戦闘の訓練に明け暮れていた僕は、体術や武術なんかの技術には精通している。だいたいのことはできるつもりだ。
そんな僕から見て、彼は明らかに
もちろん負ける気はしないが、それでもいざって時に苦戦しそうだな。彼は同じAチーム。つまりは味方なのだが、まあ怪しいことには変わりない。仲良くなってもある程度は警戒しておこう。
ともかく、そんな感じで『Aチーム新メンバー歓迎会』は幕を閉じたのだった。…………誰だよこの名前考えたの。全く歓迎されてる感なかったぞ。
え、キリシュタリア?お前が考えたの?マジか、だとしたらセンスなさすぎだよ……………………。
そして、歓迎会から更に数日後────────。
「なあぺぺ、次はどこに行けばいいんだっけ?」
「それならあっちに────────」
「ぺぺ、これはどうすればいの?」
「これはこうするのよ、エドワードちゃん」
「ぺぺぇ!助けてくれ!報告書の書き方がわからん!!」
「あらあら、どうしたのよ。見せてみなさい」
え、ぺぺ良い人すぎるだろ。警戒?なにそれ。こんな良い人を疑うなんて、そんなのそいつは人間じゃねえ。多少、動きから殺しに慣れてる感出てるくらい些細な問題だわ。良い人だもん、うん。
…………いや、陥落するの早すぎとかチョロすぎとか言いたいことはわかる。ひじょーによくわかる。ただぺぺは良い人すぎるんだ。つまりしょうがないね!
「どうしたの?ムズカシイ顔しちゃって」
「いや。ぺぺが良い人すぎる、と思って」
「あらやだ、エドワードちゃんったらホントに人たらしねえ」
…………お前だけには言われたくない。
なんというかあれだ。もはやママだ。すごく世話焼いてくれるし。視線がオカンっぽいし。
────────にしても。
最近ちょこちょこ気になっていることがあるんだが…………これ突っ込んでもいいことなのだろうか。
「……なあ、別に嫌なら答えなくてもいいんだけど────」
うーむ、顔立ち的に可能性はなさそうなんだが…………。
『ぺぺってもしかして、日本人?』
僕は翻訳機能を一旦切り、日本語で問いかける。今まで英語で話してて思ったのだが、日本人っぽい訛りがあるような、ないような。いやどっちなんだよ。しかし、実際気づくかどうか微妙なくらいの、訛りと言えるかもわからないような微妙な違いなのだ。
ともかく、同郷(?)だからこそ感じる「あれ、こいつもしかして日本人じゃね?」感があったのだ。
すると、ぺぺは目を見開いてこちらを見てくる。この数日でわかったが、彼はリアクションが些かオーバーだ。
『あらやだ、何でそう思ったの?』
ぺぺから聞こえてきた言葉は日本語だった。訛りも何もない、流暢な。
『いや、なんとなく。てか本当にそうなの?そんな欧米人っぽい顔なのに?』
『そう見えるかしら?というかアナタこそ日本語上手ねえ』
『まあ、しばらく住んでたからな(前世で、だが)』
『やだ、これって運命!?ドキドキしちゃう!』
『たしかに、カルデアに日本人はヒナコしかいないしな』
『…………あの娘はねえ。どうなのかしら』
なんだか意味深に呟いているが、ともかくぺぺが日本人だと発覚したのだ。そこからは日本トークで少しだけ盛り上がった。ちなみに本名だが、そこは教えてくれなかった。今はスカンジナビア・ペペロンチーノが自身の名前であり、それが本名なのだと。
まあ、あまり深く突っ込むつもりもないし。本人がそう言うのならそうなのだろう。…………なんか凄い名前っぽい、なんとなく。主要キャラってのはそういうもんだ。
「それにしても、エドワードちゃん日本語も話せるのねえ。パーフェクトボーイなの?」
「つっても英語と日本語しか喋れないけどな」
てかパーフェクトボーイってなんだ。僕のどこらへんがパーフェクトなんだよ。
「ドコって…………顔と、身体?」
「いやまあ、例えそれらがパーフェクトだとしても中身が伴ってないぞ」
「そんなことないわよぉ。それにアナタの身体ってホント凄いわよ?自覚ないのかもしれないけど」
自覚は…………まあ、努力した分の筋肉やらは自信あるが。パーフェクトかって言われるとなあ。いや、でもダ・ヴィンチちゃんに初めて会ったとき凄い触られたし、やっば凄いのか?僕。
「そうよ?それに、お互い
「まあね。そう言うぺペこそ荒事は得意そうだけど?」
「私はそういうの嫌いなのよお。よっぽどのことじゃないとしたくないわ」
「だから戦闘訓練もあんま本気出してないの?」
「それに関してはエドワードちゃんに言われたくないわね」
バレてたか、と彼を見る。「ウフ♡」と満面の笑みを浮かべ、いまいち読めない顔をしているぺぺ。なんか良いなあ、こういう関係も。
「…………なあ」
「あら、なあに?」
「エドワードちゃん、っての。いまいち慣れないし別の呼び方にしてくれよ」
「そうねえ、なら何が良いかしら?」
「ま、僕もぺぺって呼んでるし。気楽にエドとでも呼んでくれ」
なんだか、不思議な気分だった。彼と僕は全くもって似ていない。見た目も性格も、好みだって。
ただ、思想というか。価値観というか。
「────────そうね、よろしく。エド」
微笑む彼を見て、そう思った。
おまけ
「なあ、一つ気になってることがあるんだが」
『あら、何?エド』
「アシュヴァッターマンってのは『アシュヴァッターマン』でフルネームなのか?それとも『アシュヴァッター』な男でアシュヴァッターマンなのか?」
『そんなこと考えたこともないわねえ。ただ、インドの英雄よ?『マン』が男って意味なのは違うんじゃないかしら?』
「いや、もしかしたら『正義の味方、アシュヴァッターマン!!』みたいな感じかもしれないじゃん」
『あぁ!?ンな訳ねえだろうが!!ぶっ飛ばすぞ!!!!』
「ぐわあああああ!耳が!!うるせえよ、いたのかアシュヴァッターマン!」
『マスターがいるんだから当然だろうが。つーか誰だてめぇ!!』
「なあ、いくらぺぺの代わりとはいえ怒りすぎじゃない?バーサーカーだよ完全」
『こう見えて意外と冷静なのよ?それでもアーチャーって感じはしないけどねぇ。武器飛ばせば何でもアーチャーなのかしら?』
『どうでもいいんだよンなことは!結局誰だ!?』
『全ては………些事……………』
「うわ、なんか見えた!もしかしてそっちの王様来てない!?」
『あら、賑やかねえ』
『……………………否』
その後、アシュヴァッターマンの鎧姿を見た僕はますます『アシュヴァッター』マン説を推すのであった。
…………あれ絶対仮面ライダーとか戦隊ヒーローの系列だろ。
新イベント…………。オール信長ってなんなんですかね?あと本当にぐだぐだファイナルなのでしょうか。