「行こうぜ、ヒノタロー!」

「ヒノ!」

 この少年、ワカバタウンのエンカ。そして相棒のヒノタロー。彼らは、今から旅に出る。全てのポケモンをその眼に焼き付ける旅に。



「フッシー、君に決めた!」

「じゃあ俺は、ヒトカゲだ!」

 ここは、マサラタウン。フシギダネを選んだ少年・レッドとヒトカゲを選んだ少年・グリーンは、青と黄色の少女と共に数奇な運命に導かれていくのだった。



「行くよ、チルル!」

「ルット!」

 ここはカイナシティ。チルットのチルルを連れ、その少女・ルチアは、トップコーディネーターへの道を歩み始めた。彼女の叔父を超えるために。



「くそ、エンカのやろー俺を超しやがって!最強になるのは、俺なのに!」

 再度、ワカバタウン。この少年はエンカの幼馴染・イブシ。

「ワンニャ!」

 そう声をかけたポケモンは、ワニノコのクロコ。彼らは、最強を目指す1歩を踏みしめた。



「どうしたんだい、ムクホーク?」

「ホー---ー!」

 ここはトバリシティの育て屋。青年は、急に雄たけびを上げたムクホークに不審に思う。青年の名前はレイジ。ポケモンマスターになるべく、各地方を回っているトレーナーである。彼らが、強運の持ち主に吸い寄せられていく日もそう遠くはないはずだ。



「メガぴょん、どうしたの?」

「チコチコ」

 ツインテールに黄色い帽子を被った少女・クリス。彼女もまたワカバタウンから旅に出るのであった。幼馴染み二人を追いかける旅に。いずれは2人に並ぶために。



「ミルちゃん!ころがるや!」

「ミール!」

 ミルタンクの攻撃が、ピジョンに当たる。

「ピジョン!」

「ピジョッ!」

 効果抜群のダメージを負ったものの、まだ大丈夫なようだ。

 今、戦っている2人はコガネシティの新人トレーナー・アカネとキキョウジムのジムリーダーの息子であるとりつかい・ハヤト。いずれ、ジョウトの未来を背負う者たちである。



「おーい、ストライク~!」

 虫取り網を振り回し、自分の相棒の名を呼ぶ男の子。名をツクシといった。

「トライッ!」

「いたー!」

 彼もまた、ジョウトを背負う運命を持つものであった。

 あと数年後には、ピカチュウとともにあいつが、彼らが、彼女たちが旅立つ時代。これは、そんな世代のエンカとその仲間、後輩に先輩、全ての人々が織りなす不思議な不思議な世界の物語。
※あくまでタグは時代です。他の地方に行くのは先になります。
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