ポケットモンスター ALL TYPE   作:七竹真

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2話 vsオタチ~タマゴ、ゲットだぜ!~

 オータローをゲットしてから2時間後、ヨシノシティに到着しました。オータローが近道とトレーナー、スピアー、オニスズメらのいない場所を知っていたからだな。まぁ、気性が荒いだけで害ポケ扱いしちゃかわいそうだけど。グッジョブ、オータロー!

 

 長かった。ここは「花の香り漂う街・ヨシノシティ」。「案内爺さん」と呼ばれるインナイさんの家や、ポケモンセンター(以下ポケセン)、フレンドリィショップ(以下ショップ)などがある。ちなみに、インナイさんは昔は凄腕のエリートトレーナーだったらしい。あんな図々しいじじいがほんとにそうだったんだろうか?

 

 

 

 

 

 町の北にある湖や南にある海では、メノクラゲやコイキング、サニーゴにヒトデマンなどを見ることができる。特にヒトデマンはレアなポケモンで、進化後のスターミーは大変強力だ。

 

 

 

 

 

 

 俺がここに来た理由は、ショップでモンスターボールを買い足すためである。10個買うと1つプレミアムボールのおまけがつくのだ。ひとまず20個買うとするか。あっと、その前にポケセンで回復回復!

 

※この世界でのポケセンはアニポケと同じように治療や回復に時間がかかるし、捕獲率も大体同じである(エンカは特殊例)。

 

※ボールもかさばる。一度投げて捕獲に失敗しても、壊れない限り使える(水の中、岩山などだと、壊れやすい)。水中にはダイブ・ルアーが強く、岩には特に強いボールはない。高いほど、頑丈。マスターボールは壊れない。

 

 

 

 

 

 回復が終わった後、ポケセンを出て、ショップへ向かう。

 

「すみませ~ん!」

 

「本日は何をお探しですか?」

 

「モンスターボールを買いに来ました。20個お願いします。後、宅配物の受け取りをお願いします」

 

「わかりました。では、トレーナー許可証をこちらにご提示ください」

 

 そういわれたので、俺はポケギアを出す。ポケギアには、通帳機能や電話・メール機能、トレーナー許可証など様々なデータをアプリとして入れることができる。ポケモン図鑑?あれは開発中だったはずだけど。

 

「2625円になります」

 

 この世界には、トレーナー税というものがあってトレーナーの道具(モンスターボールやきずぐすりなど)には、5パーセントの税がつくのだ。

 

「ギアでお願いします」

 

 そのままポケギアを出す。そこに特殊な機械を当て、会計終了。

 

 モンスターボール20個とプレミアムボール2個、そして旅の基本となる帽子とグローブ、リュックサック(なんとモンスターボールの構造を模して作ったらしく、質量、重さに関係なく入れられる)とスニーカーを手に入れられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 えー、今福引所の前にいます。なんでも今、1000円買う毎に一回福引が引けるそうです。

 

景品

1等 ホウエン地方への船旅(往復)

2等 げんきのかけら

3等 ハイパーボール

4等 いいきずぐすり

5等 スーパーボール

6等 モンスターボール

7等 ティッシュ

 

 一等とそれ以外の差がやばい。え、1等が5万くらいなのに、2等が1500円、3等で1200円、4等で700円・・・。2等以降は馬鹿にしてんのかよ!と思いつつ、俺は1等しか当てられないなと思う。だって俺、福引で1等以外を引き当てたことは、1等がなくなった時だけだもん。

 

 

ガラガラ ガラガラ ッポン!

 

 

 金の玉。1等です。ちなみにもう一つは、銀の玉のげんきのかけらでした。うわー、これ売ったらたくさんのボールが手に入るよー(笑)!たまには、ティッシュとか当てて―(棒)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そのあとすぐに、ポケセンに戻る。さすがに今日は疲れたし。明日タマゴもらった後、もう一度ここに泊まってから帰ればいいか。ポケセンの宿泊施設は無料だし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 朝になりました。昨日手に入れた道具をリュックの中に詰めたり、着たりする。ちなみに今まで使っていたディバックもリュックの中だ。ワカバに帰ったらおいてこよっと。

 

 

 

 

 

 さぁ、今日も出発……え?淡々と進みすぎ?一人しかいないし、ヒノタローたちと喋りながら行くと、五月蠅いってことで野生ポケモン怒らせたくないし、仕方ないだろ?

 

「ちょっと、そこのトレーナーさん!」

 

 うわ、出たよトレーナー。でも、俺のことじゃない。目ぇ合ってないし。目を合わせなければバトルは開始しない。

 

「なんで無視するのよ!」

 

 ねぇ?俺なの?と思いつつ、うざったいので無視。今はウツギ博士の依頼を終わらせることが先決。

 

「待てい!」

 

 ついには掴みかかろうとしてきたので、転んだふりをして受け身を取ってかわす。

 

「気づいてんじゃん!」

 

 知らん。俺は知らん。

 

「出てきて、リーシャン!」

 

「シャリリリーン!」

 

 リーシャンか。実物は見たことがないからな。観察させていただこう。

 

「へ?リ、リーシャン?珍しいなぁ。ねぇ、観察させてもらってもいいかな?俺はウツギ博士の助手をやってるんだ」

 

 作戦1。一気にまくし立てて観察させてもらって逃げる。

 

「え?ウツギ博士の助手さんなの?すごいわ。でもそういうことなら、ポケモンを持ってるでしょう?ポケモンバト」

 

「あ!やばい!ウツギ博士に頼まれていた仕事があるんだった。忙しいから今度ね!それじゃあ!」

 

 作戦2 まくし立てて逃げる。

 

 え?悪いことじゃないかって?俺は一刻でも早く旅をスタートさせたいから、早く仕事を済ませたいだけなのになぜダメなんですか~?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで、30番道路のタマゴ爺さんの家に来ました。いや、長かった。早く帰って、ホウエン行って、向こうのポケモン数匹捕まえて、こっちに帰ってきたいもんだぜ。

 

「こんちわ!エンカです!ウツギ博士のおつかいに来ました!」

 

 そういって、門をたたくと、中から卵を二つ持った老人が現れた。

 

「おお!まっとたぞ!ほれ、こいつがトゲピーのタマゴじゃ。そして、わしの弟がやっている育て屋で見つかったタマゴもやろう」

 

 太っ腹!

 

「ありがとうございます!でもいいんですか?」

 

「いいんじゃよ。新人トレーナーを育てるためには安すぎる投資じゃよ」

 

「はあ」

 

「そいつは、何が生まれるかは自分で確かめい。強いポケモンが生まれるといいのぉ」

 

「そうですね。自分、運がいいほうなんで、つっよいポケモンが生まれてくれるって信じてます」

 

「そうか、そうか。では、割らないように気をつけて帰りたまえ」

 

「はい!ありがとうございました!」

 

 ってことでミッション終了。オータローのおかげでさっきのトレーナーに合わずにヨシノシティまで帰れたことだし、明日に備えて寝ますかね。じゃ、Good night!




エンカのポケモン

ヒノタロー
特性 もらいび
性格 無邪気
技 ひのこ・たいあたり・まるくなる・スピードスター・えんまく・でんこうせっか

オータロー
特性 にげあし
性格 真面目
技 たいあたり・まるくなる・みやぶる・でんこうせっか・アイアンテール

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