ヒーローアカデミアinグリス   作:ヨヨシ

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「これまでの一海はこの世界に転生し、その後三羽ガラス達ともまた会えて、そして俺達は今雄英高校の入試に来ているのであった」

「一海くんここは一体何?」

「あぁ、出久か、ここはタイトルコール部屋だ」

「タイトルコール部屋?何そんな部屋があるの?」

「後これが台本だ、このとうりに読めばいいから」

「あ、うん、わかった」

「さぁ、今回は何と言っても親父が通っていたあの雄英高校の入試!この俺猿渡一海と三羽ガラスは果たして合格するのか⁉︎せーの」

「「さてさてどうなる第四話‼︎」」















試験の日‼︎

 

 

 

 

さぁ、今日は何と言っても親父が通っていたあの雄英高校の入試だ、出久も来るって言ってたからな、にしても…

 

「お前ら大丈夫だろうなぁ?親父が教えてヒーロー基礎学についてどんなものか教えてくれたけどさぁ」

 

そう俺はコイツらが心配だ、実技は兎も角問題の筆記試験がどうか怖い、勝に関しては寝たりしないだろうなぁ⁉︎不安でしょうがない…

 

「大丈夫ですよカシラ!俺達はマイトの旦那に教えてもらったところはバッチリ頭に入ってますよ!」

 

「まぁ赤羽は心配だが、俺らは大丈夫だ」

 

「赤ちゃんミスとかしないか心配だね」

 

「おい!酷くないかお前ら⁉︎」

 

まぁたしかに大丈夫だろう…多分な、すると前の方に緑の髪の癖っ毛の

 

「よぅ、出久」

 

「あ!一海くん!やっぱり雄英に来たんだね」

 

「当たり前だろ、俺は仮面ライダーだからな」

 

「そうか、ん?後ろの3人は?」

 

出久は俺の後ろにいる三羽ガラス達を指した

 

「あぁ、コイツらは…」

 

すると赤羽が

 

「俺達は北都三羽ガラスだ!言っておくがそう簡単には正体は明かさないぜ!」

 

「ってお〜い、正体明かしてるし〜」

 

「へ?」

 

出久はポカン顔になってた、まさかここでやるかおい…

 

「あぁ悪いな、お前がカシラが言ってた、緑谷出久か、俺達はカシラの仲間だ、因みに俺は青羽だ、よろしくな」

 

「あ!そうなんだね、よろしくね青羽くん」

 

「僕は黄羽だよ、よろしくねミドちゃん」

 

「よろしくねってミドちゃん⁉︎」

 

「うん!緑谷だからミドちゃん」

 

「あー、なるほどね(まぁ悪い感じはしないか)」

 

どうやら馴染んでいるようで安心した、するとまた赤羽が

 

「よーし!決めたぞ!」

 

「うわぁ⁉︎どうしたの赤ちゃん?」

 

赤羽がなんか思いついたみたいだ……嫌な予感しかしない……

 

「お前は今日から緑羽だ!」

 

やはりいいやがった……もうコイツのアホさは底知れないな…………ほら見てみろよ………出久がもう開いた口が塞がらなくなってんじゃねぇか…………するとそこに

 

「おい‼︎デク!邪魔だどけ‼︎ぶっ殺すぞ‼︎」

 

目付きの悪いツンツンした髪をしたいかにも柄の悪い奴が来た……なるほどな…コイツが……

 

「か…かっちゃん…」

 

「後底のモブども、どかねぇとぶっ殺す。」

 

かっちゃん!いくらなんでも一海くん達にはやめてよ!すると一海くんは

 

「ならテメェは大声出して五月蝿えぞ、迷惑だ」

 

「‼︎…チッ!」

 

かっちゃんは舌打ちして入って行った…

 

「一海くん…ごめんね…」

 

「出久が謝る事じゃねぇよ、俺はあんなんで怒る奴じゃねぇよ」

 

「あ、ありがとう」

 

「カシラ!早く行きましょうよ!」

 

「急がないと遅れちゃうよー!」

 

三羽ガラスが俺達を呼んだ

 

「おっと、ヤベェな、じゃあお互い頑張ろうぜ」

 

「うん!頑張ろうね‼︎」

 

俺らは会場に向かった

 

 

ーポーズ‼︎ー

 

 

 

ーリスタート‼︎ー

 

 

筆記試験が終わった、親父にアドバイスして教えてもらったところも出ていたから難なくクリア、三羽ガラス達も大丈夫なようだな、安心した、さて、後は実技だ。会場に入ったら大勢の人で溢れていた、俺達は空いてる席に座った。俺達は実技試験の説明してくれる先生を待った。しばらくすると、ステージの方にプロヒーローである【プレゼント・マイク】がやって来た。

 

『今日は俺のライヴにようこそー‼エヴィバディセイヘイ‼』

 

「「「イェーイ‼︎」」」

 

プレゼント・マイクが大声で言うが、誰も何も反応しない。だが三羽ガラスはそれに乗った

 

『そこの3人乗りがいいな‼サンキューな‼︎受験生のリスナー‼実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ‼アーユーレディ!?YEAHHー‼』

 

「「「イェーイ‼︎‼︎」」」

 

再び大声で言うプレゼン・マイクだが、やはり三羽ガラスしか反応しない。 

 

『またまたノリノリな返事をサンキューリスナー‼︎さぁ‼︎入試要項通り‼リスナーにはこの後‼10分間の「模擬市街地演習」を行ってもらうぜ‼持ち込みは自由‼プレゼン後は各自、指定の演習会場へ向かってくれよな‼』

 

「一緒の試験会場でやるわけじゃないんだね」

 

「大方それぞれの能力を試すためだろうな」

 

「だけど僕達は一緒だったよ?」

 

黄羽がそう言った

 

「それは俺は分からねぇ、多分偶々じゃねぇか?」

 

『演習場には“仮想敵”(かそうヴィラン)を三種・多数配置してあり、それぞれの「攻略難易度」に応じてポイントを設けてある‼各々なりの“個性”で“仮想敵”を行動不能にし、ポイントを稼ぐのが君達リスナーの目的だ‼もちろん、他人への攻撃など、アンチヒーローな行為はご法度だぜ!?』

 

逆にんな事する奴いるのか?……いや、さっきの野郎はやりかねないな、それはそうと…俺は用紙の内容を見て疑問を持った。プレゼン・マイクは三種と言ったが、用紙には“四種”の仮想敵が書かれている。

後で質問しようと思った時、眼鏡をかけたガタイのでかい男子が手をあげた。

 

「質問よろしいでしょうか!?」

 

「プリントには“四種”の敵が記載されております‼誤栽であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態‼我々受験者は、規範となるヒーローのご指導を求めて、この場に座しているのです‼」

 

そして、つまずいていた緑の髪の少年を指差すと

 

「ついでにそこの緑色の縮毛の君とそこの3人‼︎先程からボソボソとそして先程の騒ぎ声が煩くて気が散る‼︎物見遊山のつもりなら即刻ここから去りたまえ‼︎」

 

俺は出久とコイツらの事を馬鹿にしているように聞こえたから少しイラついた…

 

「オメェさっき物見遊山って言ったが、緑のコイツは緊張をほぐすために自分に言い聞かせているだけだし、さっきのはプレゼント・マイクがその緊張をほぐすために行った事をこいつらは乗っただけだ、コイツらはヒーローになりたいからここに来てんだ、それを物見遊山扱いしてコイツらの努力を馬鹿にした事になるぜ、それがヒーローのする事か?あぁ?」

 

するとメガネの野郎は頭を抱え、

 

「はっ!そうだ!よく考えたらそうなる、俺は!なんて事を‼︎」

 

いかにも大真面目な奴だな、すぐ騙されそうで心配だな

 

『オーケーオーケー、落ち着こうなリスナー達!ナイスなお便りサンキューな‼四種目の敵は0P‼そいつは言わばお邪魔虫だ‼スーパーマリオブラザーズで言う所のドッスンみたいな奴だ!各会場に一体‼所狭しと大暴れしているギミックよ‼』

 

「なる程……有難う御座います‼失礼致しました‼」

 

眼鏡の男子は頭を下げて、席についた。んー…なんか引っかかるなぁ……俺だったらぱっと見はポイントのある敵と似ているようにして見極めるのを試すけどなぁ……よし…注意しておくか……

 

『俺からは以上だ‼最後にリスナーへ、我が校“校訓”をプレゼントしよう‼かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った‼「真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者」と‼』

 

『Plus Ultra‼』

 

『それでは皆、良い受難を‼』

 

プレゼント・マイクがそう言うと、受験生たちは各々の演習場へと向かった。

 

「頑張ろうな、受かれよ」

 

「うん!一海くんもね」

 

「あぁ、お前らもヘマするなよ」

 

「当たり前ですよカシラ!」

 

「僕達も頑張るよカシラ!」

 

「俺達も強くなったんですから大丈夫ですよ」

 

「フッ、そうだな、また試験後にな」

 

「「「はい、カシラ!」」」

 

俺達はそれぞれの試験会場に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は試験会場に着いた、因みに服装はいつも着ていたモッズコートだ、この方がやる気が入るからなぁ、

 

「うしっ、行くかぁ!」

 

俺が気合い入れると後ろから…

 

「おぉ!お前気合い入ってんな!俺切島鋭児郎よろしくな!」

 

「私芦戸三奈!よろしくね!」

 

「俺は常闇踏影、よろしく頼む」

 

「おぉ、俺は猿渡一海だよろしくな、」

 

コイツらとは仲良く出来そうだな、よし準備しとくか

 

《ツインブレェイカー!》《ボトルキーン!》

 

俺は三羽ガラス達と特訓して生身の時でもツインブレイカーを出せるようになれた、それを見て

 

「おぉ!カッケェな!お前の個性!」

 

「凄いねこれ!」

 

「武器を生成する個性か?」

 

まぁ見た事ねぇからなお前らは

 

「いや、まだまだ俺のその…個性はこんなもんじゃねぇよ、」

 

「え⁉︎まだあるのか!」

 

「見せて見せて!」

 

「俺も気になるな」

 

「またの楽しみだ、なぁにすぐに見れるさ」

 

俺達が話しているその時

 

『ハイ‼︎スターーートォォォ‼︎』

 

プレゼント・マイクの声が響き回った

 

「そう来るだろうと思ってたぜ‼︎」

 

俺はすぐに走って行った

 

『おいおいどうしたお前ら⁉︎実戦じゃカウントされねぇんだよ‼走れぇ走れ‼もう1人は行ってんぞ‼』

 

「え?マジかよ!」

 

「俺らも早く行かないと!」

 

プレゼント・マイクのその言葉に反応し、全員焦って走って行った前方に視線を向けるとビルの影から仮想敵であるロボットが出てきた。

 

『敵を捕捉‼ぶっ殺s「オラァ!」〒¥℃%§β∞〒#⁉︎』

 

俺はツインブレイカーのアタックモードで粉砕した。

 

『『『敵を捕捉‼ぶっ殺す‼』』』

 

「ぶっ壊れやがれェェェ‼︎」

 

『ウワァァァァ‼︎』

 

『フメツダァァァァァ‼︎』

 

『ザヨゴォォォォォォ‼︎』

 

おいなんかお前らおかしくねぇか?おっといけねぇ集中集中!

 

「シャァ!この調子で…ん?」

 

走っていると先程話した芦戸三奈が、仮想敵に囲まれていた。

 

「ヤベェな、だったら!」

 

《シングル!ツイン!ツインフィニッシュ‼︎》

 

俺はツインブレイカーにガトリングとタカを入れた

 

「これでどーだ‼︎」

 

俺はツインブレイカーからタカの形をした弾丸を仮想敵に当てまくった、さしずめホークガトリングのフルバレットを放った

 

ドガドガドガドガーン‼︎

 

「え?あれ?」

 

「大丈夫か⁉︎三奈?」

 

「え?…猿渡君⁉︎もしかして今のって全部猿渡君が⁉︎」

 

「まぁな」

 

俺は、三奈と話していた、すると

 

ードガーン‼︎ー

 

「え⁉︎今の何⁉︎」

 

「来やがったか」

 

突然、演習場全体が揺れた。三奈は辺りを見渡す。するとビルの間から巨大なロボットが現れた。

 

「ここで0ポイントか」

 

「あれが0ポイント⁉︎無理だよあんなの‼︎」

 

するとその時

 

「おーい‼︎お前ら‼︎」

 

「切島!常闇!」

 

「いくらなんでもあれは無理だ‼︎逃げるぞ‼︎」

 

「うんそうだね!あれは無理だよ!」

 

3人が避難しようとしたその時

 

「うぅ……痛い……」

「‼︎」

 

後ろの瓦礫から見た目がカエルに似た女子が、足を瓦礫に挟んで動けなくなっていた、俺はすぐさま向かって行った

 

「え⁉︎おい猿渡‼︎無茶だ‼︎お前も逃げろ‼︎」

 

俺の足は、逃げる受験生たちと真逆の、0ポイント仮想敵に向かって走って行った。

 

「確かに、コイツと戦って、勝てるかどうか分からねぇ、だがな!俺は助けを求める声を見逃さねぇ!俺は愛と平和、ラブ&ピースの為に戦うんだ!それが仮面ライダーだからなぁ‼︎」

 

《スクルァッシュ!ドラァイバァー!》

 

俺はスクラッシュドライバーを装着し、ロボットゼリーを取り出しドライバーに入れた。

 

《ロボットゼリー!》

 

そして機械の駆動音のような待機音が響きわたり、俺は仮想敵に向けて左手でゆっくり指をさし、右手をレバーに掛けて

 

「変身!」

 

ーガコォン‼︎プシューッ‼︎ー

 

《潰れる‼︎》

 

《流れる‼︎》

 

《溢れ出る‼︎》

 

《ロボット イン グリス‼︎ブルルルルルアァァァァァァッ‼︎》

 

俺は仮面ライダーグリスに変身した

 

「え!あれってテレビであった!」

 

「黄金の戦士《ゴールデンソルジャー》⁉︎」

 

黄金の戦士?なんだそりゃ?俺のことか?まぁ俺はすぐさま走り

 

「大丈夫か⁉︎」

 

「ケロ…なんで来たの?」

 

「お前を助ける為だ!オラァ!」

 

俺は拳で瓦礫を壊し、カエルの女子を抱えて走り、切島の所に行った

 

「切島!コイツを頼む!俺はあいつを倒す!」

 

「お、おぉ、ってお前あれを倒すのか⁉︎」 

 

「あぁ!心火を燃やしてぶっ潰す‼︎」

 

俺は走って行き、ツインブレイカーのビームモードで足の関節を狙った、すると仮想敵は体制を崩し、動きを停止した

 

「今だ!行くぞゴラァ‼︎」

 

《スクラップフィニッシュ‼︎シングル!ツイン!ツインフィニッシュ‼︎》

 

俺はドライバーとツインブレイカーの合体技を放つヴァリアブルゼリーに乗り飛びながらロボットを攻撃して行き、最後に螺旋を描きながらロボットの1番てっぺんの所に来て

 

「コイツを喰らいやがれぇぇぇぇ‼︎」

 

《グレイシャルナックル‼︎カチカチカチカチカチーン‼︎》

 

ツインブレイカーの必殺技とブリザードナックルの必殺技をロボットの頭から放って行った、そのまま下に落ちながらロボットの身体を貫いた

 

ードガーン!ー

 

ロボットはそのままスパークを放ちながら爆散した。俺は変身を解いた

 

「おっと、やはり三つ必殺を放ったら体にキツイか…」

 

『終了ーー‼︎』

 

プレゼント・マイクによる、実技終了の知らせが響き渡った。そのまま俺は校門で出久と三羽ガラス達が来るのを待った。

 

「よぉ、出久」

 

「あ…一海くん…僕落ちちゃったかも…」

 

「まだ結果はわかったわけじゃねぇだろ?果報は寝て待て、飯に行こうぜ」

 

「うん、そうだね」

 

するとそこに

 

「「「カシラァァ‼︎」」」

 

三羽ガラスが来た

 

「よぉ、お前ら、これから飯に行こうぜ」

 

「いいっすね!行きましょう!」

 

俺達は飯を食って、それぞれの家に帰った

 

end

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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