ナガレモノ異聞録 ~噂の都市伝説召喚師、やがて異世界にはびこる語り草~   作:歌うたい

25 / 113
登場人物ファイル PAGE1

 

 

No.001

 

 

【細波 流 ─ サザナミ ナガレ】

 

 

身長173cm、年齢18歳の男子高校生。

 

外見は黒髪と、青みがかった黒目で身長は平均的だが体型は痩せ型。

 

髪は前も後ろも比較的に長めだが、一年前は後ろ髪がもっと長く、腰にすら及びそうな程の髪をポニーテールみたいにしていた。

理由は、某井戸の底から這って出てくる方や都市伝説に出てくる女の怪人に対するリスペクト。

 

顔は整っているものの、男らしいというより小綺麗な造形をしてる為、若干女顔にも見える。

 

 

階段から落ちて死亡したはずが、何故か数奇な運命を辿ってレジェンディア大陸へと転生する事となる。

 

 

自他共に認めるほどの都市伝説好きで、メリーさんと会うためにフランス人形をゴミ捨て場に置いて回ったり、頻繁こっくりさんを試したりとやりたい放題。

 

その暴走っぷりのあまり、学校でも変人扱いされているが、完全に自業自得であるし本人も全然気にしてないという迷惑っぷり。

 

しかし、都市伝説が絡まなければ割とまともであるので、その落差の激しさがより目立っている。

 

自他共に認めるほどの変わり者であり、お人好しな部分もあるが、それ以上に腹黒く、普段は意外にも慎重な思考スタイル。

楽観的であり割と熱血な所もある。

 

大河アキラ、要リョージ、如月チアキという友人を持ち、特に大河アキラとは親友といえるほどの仲である。

 

熱血な部分は、彼の親友である大河アキラと叔父による影響が大きいらしい。

恩にはちゃんと恩で返す事を信条としている所がある。

 

 

 

 

No.002

 

 

【セリア】

 

 

 

身長165cm 年齢は20歳。

 

辺境国ラスタリアの騎士。

 

プラチナブルーの長髪を三つ編みとお団子シニヨンみたくまとめており、前髪は左多めのアシメントリー。

スタイルも出るとこは出て引っ込むところは引っ込むといったモデル体型に加えてかなりの美人顔ではあるものの、どことなく冷悧な印象を受ける。

鎧を着込む為に着痩せして見えるが、バストのサイズはD。

 

基本的に冷静で落ち着いた性格をしており、羽目を外すナガレを嗜めたりする立ち位置に回る事が多い。

 

ナガレとの縁は、彼がアークデーモンに襲われる際にセリアが助けに入った事から、彼に恩義を感じられた事から始まる。

 

彼とは互いに命の危機を助け、助けられの間柄。

セリア自身も、ナガレに対しては割と心を許している節がある。

 

魔物に何かしらの憎悪を抱いている為か、魔物に対してはかなり好戦的。

身を粉にしてまで戦場に身を置き、自身を省みぬ荒っぽい戦闘の仕方から『死にたがりのセリア』と騎士団内で揶揄されている。

 

剣による近接、氷精魔法による中、遠距離と幅広いレンジに対応出来る戦闘スタイル。

オールマイティに立ち回れるが、剣を扱う技量は達人の域には及ばない程度。

 

 

実は可愛らしい小動物が好きで、ナガレが再現した鎌鼬のナインをいたく気に入っている。

 

 

 

No.003

 

 

【ナナルゥ・グリーンセプテンバー】

 

身長155cm 外見年齢16歳

 

『黄金風のナナルゥ』と自称するお嬢様エルフ。

 

エメラルドグリーンのセミロングを左右両サイドでグルグルと巻いてる、まさにお嬢様っぽい髪型と高級感のあるワインレッドの瞳を持つ。

甘い顔立ちをしているが、スタイルは大人顔負けなレベルで、バストサイズは驚異のGサイズを誇る。

 

自信家でお調子者で融通が利きにくい上、プライドが高いといった典型的なお嬢様気質。

しかしその裏は意外に脆く、強気の姿勢は自身の魔法に対するコンプレックスを隠す為の仮面でもある。

 

 

幼少期を境に魔法の威力の成長が止まり、エルフが扱う魔法の威力水準を大きく下回るほどの魔法しか発動出来ない。

その為に、芯の部分では自らを落ちこぼれと評するぐらいネガティブであったのだが、高ランクの魔物、ミノタウロスをナガレと共に倒せた事により自信を取り戻し始めた。

 

前述の経緯から、口にはしないもののナガレに多大な恩義と憧憬を感じている。

 

幼少期からずっと貴族の令嬢としての英才教育を叩き込まれており、その経験からセリアが元貴族であることを見抜いた。

また、淑女は淑女らしくあるべきという価値観をもっており、ナガレが再現したメリーさんのボロボロな服装や煤汚れを見て激怒したこともある。

 

 

 

No.004

 

 

【アムソン】

 

身長155cm 外見年齢55歳

 

グリーンセプテンバー家につかえる老執事。

艶のある銀髪をオールバックに整えた夕陽色の瞳を持つ。

その物腰や温厚な物言い、常に一歩引いた立場から発言する姿勢と時にはしっかりと諌める所などなど、ナガレにまさに執事の鑑と評されるほどのエルフ。

 

しかしエルフの中ではろくに魔法を使えない落ちこぼれであり、唯一使えるのは収納魔法と呼ばれるサポートマジックのみ。

 

だが、その収納出来るスペースと量は、一般の魔法使いとは比べものにならないほど広く大きいので、利便性が非常に優れている。

加えて、格闘による戦闘技術に秀でており、その実力は達人クラスとされているほどで、低級ランクの魔物ならば徒手空拳で容易く葬り去れる。

 

実質的にパーティー内で一番純粋な戦闘力が高い。

 

また、家事的なファクターにおいても万能であるので、彼が居るか居ないかで旅の快適さが段違い。

まさに万能執事と呼ぶに相応しいエルフである。

 

 

 

No.005

 

 

【テレイザ・フィンドル・ラスタリア】

 

身長148cm、年齢は15歳。

辺境国ラスタリアの王女。

軽やかなピンクブロンドと薄紫の瞳を持つ。

これぞお姫様といった外見であり、言葉遣いや物腰、雰囲気にナガレですらたじたじになっていたほど。

 

しかし彼女自身は意外とフランクで、異世界人であるナガレや、彼が語る都市伝説やワールドホリックには明確な興味を抱いている。

 

だが、年若い身ながら自身の置かれる立場を理解しており、現在、床に伏しているラスタリア国王の代わりにガートリアムの軍義にも立つほどの胆力も併せ持っている。

ラスタリア国王が床に伏している理由は、ラスタリアからの逃避の際に、避難に遅れた子供を庇い重症を負ってしまったから。

 

庇護欲を駆り立てる少女らしさはあるものの、ガートリアムでは名目上ナガレの監視役を務めたり、それを皮切りに交渉を持ち掛けるなど彼女自身はかなり強かであるのが伺える。

 

どうやらセリアとは昔馴染みの間柄であり、テレイザはセリアの事を大切な友達だと語っている。

 

 

 

No.006

 

 

【ラグルフ】

 

 

身長189cm 年齢は32歳

 

ラスタリア騎士団の隊長を務める、短い茶髪と無精髭が特徴的な大男。

幼い子供が見れば泣き出しそうなほどに人相が厳つく、言葉遣いや振る舞いは外見通り粗暴であり、およそ騎士とは程遠い。

 

しかし酒場の席で鬱陶しく絡むナガレに対してもそこまで邪険にしなかったり、気を許した相手には豪快に接したりと、意外と面倒見の良い親分気質である。

実力は間違いなく一級品で、彼が居なければ防衛戦はナガレ達の到着前に瓦解していた可能性もあった。

 

セリアを死にたがりと蔑む理由は、彼が部下の命を大切にする隊長であり、女の身ながら積極的に激戦地に参加する自滅的な姿勢が気に入らないから。

 

分かり易く言えば彼女を身を案じているのだが、素直にそうと言える性格でもない為、やけ酒に逃げる日もしばしばであるらしい。

 

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。