思いついた話を思いついたままに、というもの。行き当たりばったりって言葉は大好物です。
というわけで、シン、喜劇で踊ってくれ。
今回はおまけ付き。
その日、シン・アスカは思った。
『あれ、なんで俺はここにいるんだろう?』と。
「ひゃっは~~~~!! 逃げないモンスターはよく訓練されたモンスターだ!」
どうしてだろうと考える。何があって、どうなってこうなったのかを考える。まずは最初の原因を思い出そうと、シンは必至に記憶を探っていった。
「ひゃっは~~~、逃げるモンスターは獲物です、と。これでいいんですか?」
思い出せ、しっかりと思いだすんだ、シン・アスカ。彼は自分自身に必死に語りかけ、半ば暗示に近いようなことをしていたが、気にしてはいられない。
目の前で妙にテンションの高い師匠と、その巫女が数の暴力を個人の『破壊力』で蹂躙しているのだから。
「あ~~ああ!」
ポンっと手を打ってシンは大きく頷いた後、おもむろに両手にウロボロスを引き抜いて目の前を埋め尽くしているモンスターの群れに突撃していった。
「任務だったぁぁぁぁ!!」
この言葉でヴィルティラス所属のシンは、すべてを振り払うように動けたのでした。
思い返すと数日前、付近の紛争停止任務が終わった後、報告書を書いていたシンは、ふと周りの気配が変わったことに気づいて顔を上げた。
見なれたヴィルティラスの部屋の中、ハイネやスザク、刹那が固まっている。遠くではガイが唖然とした顔でコーヒーをこぼしており、あのゼンガー親分まで驚愕に目を見開いていた。
何がと全員の視線の先を見ると、とても見慣れた人物が、見慣れない女性を小脇に抱えて立っていた。
「お、シン、いたな」
「彼がそうなのかい? よろしく『凍焔の鬼神』。噂に名高い『神帝殺し』に会えて光栄だよ」
「は?」
ちょっと待って、どういうことだろうか。自分がいつ師匠を殺したのか、まさか知らないうちに一撃入れて、それが上手く入って殺せていたのか。そもそも、彼を殺せるのか。
死んだのに生きている理由は、シンは『いや、この人は他人を蘇生できるんだから自分くらい余裕だろう』で早々に解決した。
「え? 何がどうなってるんですか?」
「うっし、シン、ちょっと俺につきあえ。ダンジョン突破だ」
「お願いするよ、優秀な弟子君」
「は?」
二人はそんなことを言った後、早々に退出していった。意味が解らない、誰もが視線を彷徨わせる中で、通達が入る。
『シン・アスカ、速やかに執務室へ。あの馬鹿もいるから』
宰相からの通信に誰もが『今度は何やった、あの馬鹿皇帝』と思ったのでした。
執務室へ向かったシンを出迎えたのは先ほどの女性のみ。師匠はと探すことはなく、アイリスに一礼して直立不動になる。
「シン、ちょっと厄介な任務を与えるわ。異世界に行きなさい」
「はい?」
「詳しくはこちらの女性から」
アイリスが嘆息気味に告げるのは、とても珍しい。何故か疲れた顔をしているのは師匠がまた馬鹿をやったためか、それとも任務の内容が疲れるようなものなのか。
「やあ、さっきぶりだね、弟子君。ボクはヘスティア、一応女神だから」
「はぁ」
女神とはまた凄い人物が来たものだ。テラの知り合いに女神はいるのを知ってはいたが、まさか当人に会える日が来るなんて。
あ、イシュタルも女神だったか。と、シンは昔は傲慢で高飛車で、今は女子高生している女神を思い出していた。
「実は君たちに、僕たちの世界を救ってほしくてね」
「はい?」
彼女の話によると、彼女達の世界のダンジョンに転生者が続々と入ってしまったため、世界のバランスが崩れて崩壊に危機に陥っているらしい。
女神とか神様がいるなら、そんなこと簡単にどうにかできるだろうとシンは思ったのだが、どうやらそうもいかないらしい。
転生者を送り出してきた神様は、ヘスティア達の世界の上位世界の神様であり、ヘスティア達には手出しできない。一口に神と言っても世界のランクによっては手を出せなかったり、簡単に干渉したりできるとのことだ。
「それに、もう『そいつ』は転生者を送り出したり、こっちの世界に干渉できないからね」
「へぇ、そうなんですか。じゃ、もっと上の存在に封印されたとかですか?」
「違うよ」
何故かにっこりとヘスティア。その一方でアイリスは深くため息をついている。あ、これはやったな、とシンは思った。
「ひょっとして師匠?」
「正解! さすが弟子君だね! そうテラ君が早々に『狩った』から」
師匠、何やらかしてんですかとシンは内心で絶叫しながらも、ヘスティアには笑顔の仮面を貫いた。
「でも問題はその転生者たちなんだよね。大部分はダンジョンで命を落としたんだけど、一部の転生者がダンジョンの一番深い部分に入ってしまってね」
「あ、それで俺たちにその転生者をどうにかしてほしいってことですか?」
「いや彼らは『自分達が生み出したモンスターに殺された』から大丈夫」
なんて間抜けな奴らなんだ。シンはもう仮面をかぶっていられずに、呆れた顔を浮かべる。
「問題はそのモンスターなんだけどね、ダンジョンを乗っ取ってしまって、色々なモンスターを無差別に生み出していてね。困っているんだ」
「解りました。なら俺達が行くってことですね」
状況が読めたシンは速やかにアイリスに顔を向けて準備に入ろうとした。しかし、何故か彼女は即座に命令を出さずに少し迷った顔をしている。
「あの」
「シン、ごめんなさい。今回の一件、実はおまけがつくの」
「おまけですか?」
「ええ、そうよ」
おまけとは何だろうか、シンはそう問いかけようとして声を出せなかった。凄まじく嫌な予感がする、とても言葉では言い表せないような何かを感じて、全身が悪寒に震える。
「え? まさか?」
「貴方の想像通りでしょうね。ごめんなさい」
フッとアイリスが苦笑を浮かべたと同時に、執務室の扉が開け放たれた。
「行くぞシン!」
ハッとして振り返ると、そこにいたのは珍しく『興奮しています』的な笑顔の師匠。何があったのかと問いかける前に、首根っこを掴まれて景色が一変した。
「ごめんなさい、シン。今のテラのマイブームは『ダンジョン』なのよ」
「うん! テラ君はいい笑顔するね! あ、あっちでは僕の眷属扱いだから」
「え、えええええ?! ちょっと待ってくださいよ!」
「行ってきなさい」
疲れ切った笑顔で告げるアイリスに見送られ、こうしてシンはダンジョンに突入することになった。
そして時間は冒頭に戻る。
「次ぃ!」
「あ、ミノタウロスですね。あ、ドラゴンがいます。ドラゴンってどの種族に入るんでしょうか?」
「次はどいつだ! オラオラオラ!」
テラとルリがものすごい勢いでモンスターを片付けていく。もう雑草を抜くか小石を蹴とばすか程度の作業に見えるのは、シンの目がおかしくなったわけじゃないはずだ。
転生者たちが好き勝手やった結果、ダンジョンにいるはずのないモンスターまで生まれてくるようになったとヘスティアが言っていたが、この目の前の犬型のモンスターもそうなのだろうか。
やたらと影に入って倒しづらい。かと思えば、常に自分の背後の影から出てくるから予想しやすい。
「よっし! 魔法行こうぜ魔法!」
「いいですね、何処まで使えるか試してみましょう」
「ちょ?! 二人とも待ってくださいよ! 初日にダンジョンで超位魔法を使ってギルドに怒られたの忘れたんですか?!」
ノリと勢いでやらかそうとしている二人を止めるために、シンは思いっきり叫んで近づいていく。その際に間にいたモンスターを斬り捨てるのを忘れない。
「え、そうだっけ?」
「そんなことありましたか?」
嘘でじゃなく、真顔で問いかけてくる二人に、シンはため息を深々とついた。なんだかポンコツになっていないか、師匠達ってこんなに短絡的かつ暴走する人たちだっただろうか。
否だ、そんなことはない。師匠は馬鹿だが短慮ではない、もっと深い思考で行動し、結果をあさっての方向から持ってくる人だ。
その巫女のルリは、軍略家とか軍師とかって人たちを簡単に手玉に取る人だったはずだ。帝国軍の名立たる軍人や戦略家を、一蹴したという話もあるくらいに。
彼女に勝てるのはグータラ元帥って呼び名で親しまれる、ヤン元帥か。それとも相手にとって最悪を与えるとして『最悪の軍師』と呼ばれているルルーシュか、あるいは『空間の魔術師』と呼ばれる『骨川スネ夫』くらいだろうか。
どちらも思慮深かったはずなのに、今は『敵がいるからどんどん行こうぜ、あとはどうでもいいや』の短絡的な行動ばかり。
何がどうなってこんなことになったのか。
シンは頭痛がしてくる気がして頭を抑えた。もう投げ出したい、自分一人で突撃していきたいのだが、今は一人に出来ない人がいる。
テラやルリじゃない、シンの後ろにいる人物。
「あ、あの、何時もこうなんですか?!」
白い髪に赤い瞳。子ウサギってイメージがもっとも合う人物。このたびヘスティア・ファミリアに入団してしまった、可愛そうな新人さん。
「ああ、残念ながら、こうだ」
「ええ?! で、でも最初の挨拶の時テラさんってもっと『ついてくれば大丈夫だから』ってイメージでしたよ!」
「そうだな」
「ルリさんも『サポートしてあげますから好きに動きなさい』って言ってくれましたし!」
「そうだなぁ」
最初に会った時の印象を話す新人に、シンは深くため息を吐いた。
ベル・クラネル。この哀れな生贄に似た新人に、真実を話すべきかどうか。彼らの今の姿は決して間違いでも偽りでもない、と伝えるべきか。今はテンションが上がっておかしくなっているだけで、普通はその通りの人物だと教えるべきか。
どうしたものかとシンが悩んでいる間に、狂乱が加速したような二人は先に進む。
「今、何階そうだっけ?」
振り返りテラが問いかけると、サポーターの女の子は大きなリュックを背負い直しながら、明るい声で答えた。
「はい! 今は五十七階層です!」
「よっし、じゃあ新人さんもいることだし。六十階まで行ったら戻るか」
「そうですね、キリがいいところで戻りましょう」
気軽に告げるテラと、大きく頷いて納得するルリ。その間に挟まれたサポーターはにっこり笑顔だったのだが、背中で隠すようにした手でシンにサインを送ってくる。
『止めてください、もうリュックが一杯です』と。
この子もたくましくなったものだ。最初の時は泣いて喚いて、もう死んでしまうとか、『いっそのこと殺してください』とか言っていたのに。
商売根性を叩きこまれた彼女は、今では元のファミリアの仲間達を金貨の入った袋で叩いているらしい。
昔は泣かされていた人たちを、金貨の入った袋で『ほら、泣きなさい、このリリの前に跪いて泣いてみなさい』と言っているとのことだが、逞しくなったものだ。
「はぁ、しょうがないな」
シンはそう溜息をついて、二人を説得するべく動き出した。
『狂気と狂乱と恐怖と力』。
『馬鹿が冒険者の皮をかぶった一群』。
『死にたがりのアホども』。
『死神も道を譲る、泣く子も黙る暴力ファミリア』。
それが現在のヘスティア・ファミリアの評価。構成員の数で言えば他のファミリアより圧倒的に少ないが、その戦歴ではオラリオの何処よりも高い数字を叩き出している。
特に団長のテラと、団長補佐のルリがダンジョンに潜ると、ダンジョンのモンスターがすべて消えるといわれるほど、『情け容赦のない戦闘をする』と噂されている。
「ベル君!」
「エイナさん!」
だからこそ、シンは目の前でギルドの受付嬢に泣きついているベルを責められず、またそのベルを見て涙を流して感動している受付嬢に苦笑を送るしかできない。
「よく生きていたわね! もう戻らないと思っていたのに!」
「エイナさん! 僕は生きてます! 生きてましたよ!」
「うんうん! ベル君よく頑張ったわね! よく戻ったわ!」
「はい! もう六十階より下に行くって言われた時は、生きた心地がしなかったです!」
あ、不味い。シンはそう思って止めようとしたが、エイナの瞳が怪しく輝くのが見えて、『手遅れ』を悟る。
「へぇ~~六十階? 詳しく聞かせてほしいのだけれど?」
「はい!」
「いいのよ、ベル君、貴方は疲れているだろうから休んでいて。そうね、そこにいる『シン君』に教えてもらおうかしら?」
にっこり笑顔で美人さんが呼んでいるので、男だったら喜んで行くところなのだが、今のシンは全力で断りたい気分だった。
もう彼女の背後に般若や鬼が浮かんでいるように見えたから、ではなく嫌な予感がしたわけでもなく、単純に『疲れたから帰りたい』だけなのだが。
「解りました、先に『豊穣の女主人』で待っていますね、シンさん」
「あ、ああ、先に行っていてくれ。俺もすぐに『戻る』から」
「はい!」
元気に飛び出していくベルを笑顔で見送っていたエイナだったが、その姿が見えなくなると素早く鋭く睨んでくる。
「止めてって言ったわよね? 私はベル君は新人だから、無茶しないでって言ったはずだけど?」
「無茶はしてないですよ。十分に安全でした」
嘘は言っていない。テラも本気、ルリも本気で、自分がいる。その上にリリには護身用の『道具』を持たせていたから、ベルに万が一にでも危険が及ぶことはない。もしベルに危険が迫ることになったのならば、その時は世界が先に崩壊している。
テラ、シン、ルリの三人が『ガチ』だったのだから、そのくらいの規模の危険でなければベルが危ないことにはならない。
「・・・・・・・はぁ、貴方達がいたならそりゃダンジョンでも危険じゃないでしょうけど」
何とかエイナは納得してくれたようだ。まずは一安心とシンが思っていると、眼前に指が突きつけられた。
「でも! それでも私達は心配なのよ、解っているの?」
「解ってます。だから、絶対に戻りますよ」
笑顔を添えて決意を口にすると、エイナは『妙に赤い顔して』視線を反らす。
「解っているなら、いいわよ。でも、本当にお願いだからね」
「はい」
自信を持って答えるシンに、エイナは『ならば良し』と告げたのでした。
ベルがお店についたとき、そこはすでになんて言っていいか解らない状態になっていた。
「というわけで、今日は新人つれて六十階に行って来た!」
拳を突き上げて宣言するテラの横、ルリは小さなカップを口に運んでいる。『もうちょっと行けたはず』とか口が動いていたのは、ベルは見ないようにしていた。
「ホンマ、アホやな」
その正面に座っている女神様、ロキは呆れながらも手に持ったジョッキを掲げていた。
「アホってなんだよ、アホって。ロキが天界でやらかしたことに比べたら、小さなことだろうが」
「昔のことは昔のことや。あのドチビが『強力な助っ人』っていうから期待したんやけど、なんで自分達が来てるん?」
「ダンジョンに憧れて」
キラキラした瞳を向けるテラに、ロキは盛大にテーブルに突っ伏したのでした。
「ダンジョンに憧れて、『神帝』が動くんかい」
「いや~~最初はさ、ちょっと『サイレント騎士団』つれてこようとしたのに、アイリスに『世界を滅ぼすんじゃなくて救うんでしょうが』って言われてさ」
困った困ったと腕組みして頷くテラにさらに呆れた顔を向けるロキ。
「非常に残念です」
その隣でルリが深くため息をついていたりするが、ロキは盛大に無視した。
「ってわけで俺の奢りだ! ミア母さん、よろしく!」
舞台役者のような動作でテラは店の奥から出てきた女性に声をかける。
「金はあるんだろうね、と普通の客なら聞くんだけど、あんたにかぎってそれはないね」
「おうさ! ヘスティアの許可もらったから! 今回の遠征の収入全部乗せ!」
「・・・・・・・店ごと買えるじゃないか」
嘆息するミアにテラは親指を突き出す。もうすっごいいい笑顔だ、何処からあのテンションが来るのか、ベルにはいまいち理解できないが、最初に会ったときから何故か『とても安心させられる』。
「ついでにうちの新人の紹介だぜ! ベル・クラネル!」
「あ、はい、初めまして」
「いずれゼウスを超えてポセイドンを打倒し! ウラヌスを足蹴にする男ぉぉぉ!!」
「なんですかその過大評価は?!」
まさかの紹介文に、ベルは一気に蒼白になって叫んだ。しかし、時はすでに遅し、店内にいた誰もが『あいつが?』という目線を向けてくる。
ここには最悪なことに、宴会に呼ばれたロキ・ファミリアが集まっていた。
「トチビ、苦労してるんやな」
ちょっとロキがマジ泣きしそうな勢いだったが、他の面々は噂の『ヘスティラ・ファミリア』に入った猛者を観察している。
そして、誰もが笑顔で親指を立てた。
『ガンバ』と。
中には『オッタル』と呼ばれる冒険者の頂点もいたみたいだが、誰も気にしてはいない。ダンジョンで会ったら怖いが、宴会の席で会ったら気のいいおっさんでしかないから。
「ベル」
「ベートさん」
一人、立ち上がる狼。瞳に殺気に似た何かを浮かべ、怒気をまき散らしながら歩いてきた彼は、ベルの前で盛大に両手を上げた。
ベルも察して両手を上げる。
「よく生きてたなおまえぇぇぇぇぇ!!!」
「ベートさん! 僕はまだ生きてます! 生きてますよぉぉぉぉ!!」
がっしりと抱き合った二人は、そのまま号泣した。時々、ベートがすっごい形相でテラを睨んでいるが、すぐに隣の冷笑に追い返される。
ルリ怖い、ベートが小さく囁いた言葉をベルは聞かないことにした。
「相変わらず、強い」
アイズがそんなことを呟いて。
「まあ、テラは非常識だからね」
フィンが呆れながら、何処か楽しそうにグラスを掲げ。
「まあ、ええやろ。テラやからな」
ロキも苦笑交じりにジョッキを持ち上げる。
「よっしゃぁぁぁ! 飲んで食べて歌って語って! 俺達のオラリオを楽しもうぜ!」
「おうよ!」
そんな掛け声から始まった宴は、大盛り上がりとなった。
「あ、シンさん、何から食べますか?」
「じゃお勧めで」
そんな中、カウンターに座ったシンは、大騒ぎになっている店の中心を眺めながら、小さく笑ってしまった。
大人な師匠もいた、馬鹿な師匠もいた。でも、あんなに笑顔で大騒ぎする師匠は久しぶりだな、と。
「クルーゼさん、案外、師匠が師匠のままでいられるって、簡単にできるかもしれませんよ」
昔の約束を思い出し、シンは酒の入ったグラスを傾ける。
「献杯」
言葉を落とし、懐かしい想いと共に酒を一気に煽った。
同じ頃、某所。
「本当にごめんなさい」
プラチナクロームの髪の女性が小さく謝罪し。
「いいさ、楽しんでいるようだから」
黒髪の女性が引きつった笑みを浮かべ。
「私もできるだけフォローしてあげる」
普段の彼女からは想像もつかないほど、優しい言葉をかける美の女神がいて。
そんな三人の女性は同時にため息をついた。
「あの暴走特急馬鹿」
同時に同じ言葉を告げたという。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか、面白い。アニメは全部を見ているけど、小説には手を出せていない。
ダンジョンの設定とか、色々と大変だ。あ、そうか、転生者がごちゃごちゃにしたって設定で行けば行ける、行けそうだ。
でもシリーズとしてはかけないからこっちに投入。
以上です!
「お、俺の心労が」
ごめん、シン君。君は尊い犠牲になったんだよ。
「止めろ、本当に止めろよな」
ごめん。で、次は何処に飛ばされたい?
「止めろって!」
今なら戦う歌姫とか、できそうな気がする。
「絶対にやめろよな!」
あ、『シン(サルスベリ版)をシン(種デス)に憑依させてみた』とかどうでしょう?!
「おまえ俺の話を聞いてないだろ?!」
『おまけも今回はつけるよ』的にどうでしょう!?
「あんたって人はぁぁぁぁ?!」