邪神は幻想の果てに何を見るか   作:トキハラ

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現状確認

混乱が収まるには10年かかった。

意外に早かったなと感じる辺り精神は神として存在してるのだと感じる

 

落ち着いてまず考えたのは、エロールや他の神々の事だ。

自分が復活したというのに、10年ものあいだ放置されているのはおかしい。

前回は、復活したら即エロールの用意した人間どもに袋叩きにあったものだが・・

それに、大地の荒れようも気になる。

まるで生命を感じない荒涼とした風景が続いている。

 

「来ないならば、こちらから挨拶してやろうではないか。」

 

半場やけくそ気味にガレサステップへと向かう、そこには神々の地へ続く祭壇がある。

本拠地の入口に行けば無視も出来まい。

 

 

 

「おいおい・・」

 

 

祭壇前に着いた私は目の前の光景に声を呟いてしまう。

ボロボロに朽ちた祭壇の前に、竜やら巨人やら人間やらの骸が広がっている。

風化しかけているが、傍らには身に付けていたであろう武具があり墓標のように続いている。

かつての荘厳な場が見る影もないわ。

 

 

ほんとにどうしたの?エロールよ

浦島太郎な状態だよ私は・・

 

 

祭壇の前に立ち力をこめると、天に向かい階段が現れる。

妨害はないが、ここにも骸が続いている。

骨を踏みしめながら私は神殿へと向かう事にした。

 

 

「階段長すぎぃ・・」

 

神様的には時間の感覚が長いからいいんだろうが一日登り続けたぞい。

ゲームだと表現されない部分だが、主人公のグレイとかよくエロールに文句言わなかったな。

 

頂上につくと半壊した神殿があった。

ここにある骸は少なく、よく見ると見覚えのある武具をが傍らにあるのが見えた。

レフトハンドソード

ウコムの鉾

エリスの弓

アイスソード

死の剣

その他諸々、ロマサガの強力武器が勢揃いである。

私との戦いに使われた装備もここにある。

 

 

と言うことはわざわざ掘り起こして持ってきたのだろうな。

精鋭の兵に持たせたのであろう装備の数々は、ここで行われた戦闘の激しさが解る。

神殿に目をやると、破壊の痕はこれらの武具でつけられたように見えるな。

 

「これってやっぱ神と人とで戦ったあとだよね」

 

私は半壊してない側から神殿の中に入っていく。

外から見たほど中は破棄されていないようだ。多少の破片があるがここには骸もない。

恐らく決戦の場は神殿の前で行われて内部では戦闘にならなかったのだろう。

しばらく進むと懐かしい力の波動を感じる。

その波動に導かれるまま進むと広い空間に出る。

中央には光降り注ぐ台座があり、そこに見慣れた宝石が10個ほど浮かんでいた。

 

「ディスティニーストーン・・」

 

かつてミルザにより封印された力・・

そして復活しても解き放つことのできなかった力が目の前に現れたのだった。

 

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