口調も人間であった頃の影響が出ております。
「ディスティニーストーン・・」
私の奪われた力が何のセキュリティとか無さそうな空間に浮いている。
前回の戦いではこいつ集めるのに、それはもう苦労の連続だった。
裏切り者の水龍とか、逃げ回るマッドサイエンティストとか、記憶喪失の妹が装備してマルディアス中をランナウェイするとか、心が折れたんで諦めて独力で復活したほどだ。
それが何の苦労もなく全て目の前にある
「あん?ちょいまて・・10個揃っているのはおかしいような」
よくよく見ると闇のブラックダイヤモンドが浮いているのがわかる。
この宝石は私の本体が封印されていたもので眷族が破壊したはずだ。
だが、この宝石からは強力な”闇の力”を感じる。
「シェラハ・・なのか?」
我が末妹、闇の女王シェラハ
しかし、宝石からは神の権能は感じ取れるが本体たる精神は感じられない
嫌な予感がしてほかの宝石も調べてみる。
邪のオブシダンからはデス
土のトパーズからはニーサ
風のオパールからはエリス・・
宝石それぞれに、敵だったものや兄弟の権能が収められている
そして、光のダイヤモンド
「エロール・・」
我が母サイヴァから生まれたにもかかわらず期待を裏切り滅ぼした。
三柱神の絆を踏みにじり私を孤独にした。
最後は自身で戦おうとはせず人間を使い私を貶めた。
だが、どんな策を使っても状況を覆すお前の力だけは認めていたよ。
それがなんてざまだ・・
光のダイヤモンドからはエロールの権能を感じる。
ここには、マルディアス主要の神々の力が封じられているということだろう。
神と人間どちらが勝利したのか知らんが、精神力の無い権能など何の意味もない
これではマルディアスの大地を維持できるわけがない。
あの荒涼とした大地の原因はこれか
新たな神々の父エロール。
母サイヴァがもたらした破壊により滅んだ世界を、新しい神々の創造をもって復興を行い
「善なる神」と評される者、奴の前には我が兄弟すら傘下へと加わり世界の安寧につとめた。
俺は知っていたぞ、人間好きなお前は吟遊詩人の姿に化けて酒場で歌っていたな。
まぁ、復活する前に手下を襲撃させてからはやってない様子だったが・・
結局、人間に肩入れしすぎたってことかな
私を倒すために準備した武具で逆に攻め込まれるとか笑えない冗談なんですけど
しかも人間に転生させたのお前だよな?
何がしたかったのか知らんが、復讐する前に消えるとかありえんだろう?
やるせなさで、五体投地になってしまう。
神は俺だけどさ。
そうしていると、権能を支える精神が見つかったからかディスティニーストーンから力が抜けだし私に注がれていく。
昔の私だったら、力が強化されて喜んでいただろう。
今は力をふるう相手もなくただ空しいだけだ・・
念のため強化された力で大地をスキャンしてみたが居るのはやはり私だけだった。
「鬱だ・・」
もう考えるのがしんどくなってきたわ・・
だって争ってた神いないわ、下手に人間になってた記憶のせいで中二病時代の自分に苦しむわ
でも、思いの持って行きどころがないのよ。
とりあえず手下のミニオンを作り出した私は神殿の掃除を命じて引き籠るのだった。
お付き合いありがとうございます。
東方要素を期待した人はごめんなさい。
まだ、先になりそうです・・
そして、サルーインのカリスマが悪い意味でブレイクしました。
ただ、ゲームでは他の三柱神である。
長兄デスや末妹シェラハなどはエロールに降ってから、イメージが代わり真面目になったりしています。
他の神は性格変わんないのですが、邪神といわれる彼らは人間に近く癇癪を持ちますがそれと同時に成長も感じられる気がします。
だからこそ、サルーインも性格変わることあるのじゃないかなーとの妄想です。
何かきっかけがあれば三柱神含めてマルディアスはいい世界になったのではないかと思っています。
この作品では人間の経験がゆるく性格に出てしまう感じです。